オフロード好きに人気のスズキ「ジムニー」と「ジムニーシエラ」。この2台は見た目こそよく似ていますが、実際にはさまざまな違いがあります。
今回は、ジムニーとジムニーシエラの特徴の違いを、燃費や価格などさまざまな角度から徹底比較します。
現在も納車までに1年近くかかるケースが多い車種ですが、最新の納期状況についてもぜひチェックしてください。
【11項目】 ジムニーとジムニーシエラの違いを徹底比較
ジムニー(左)・ジムニーシエラ(右)
写真からもわかるように、よく似たスタイルをしています。
共通している点は両車とも2WD設定はなく、全タイプの駆動方式がパートタイム4WDということ。
本格派SUVには必須アイテムのラダーフレームも採用されいます。
では両車の違いはどこにあるのか?詳しく解説していきたいと思います。
1.排気量の違い
ジムニーとジムニーシエラの大きな違いは、このエンジン排気量にあります。
ジムニー | ジムニーシエラ | |
エンジン排気量 | 0.658L | 1.460L |
上の表からも一目瞭然、ジムニーは排気量660㏄以下の軽自動車です。
対してジムニーシエラは排気量1500CCの普通乗用車。よく似た見た目の両車ですが、軽自動車と普通車という全く違うクルマなのです。
2.コンセプトの違い
ジムニーとジムニーシエラでは、開発のコンセプトが違います。
- ジムニー・・・国内向け
- ジムニーシエラ・・・海外に向けて発進
1970年に登場した「ジムニー」
画像引用:ジムニー
ジムニーは維持費の安い軽自動車でありながらワイルドな4WD車として、販売当初からスズキの人気車種です。
国内規格にあてはまる軽自動車枠であることからも分かるとおり、ジムニーは国内向けの車です。
1970年に誕生したジムニーは、当時よりラダーフレームを採用し4WDモデルは現在と変わりありません。
初代モデルは1981年まで、2代目は1998年まで、3代目は2018年まで販売されていました。
2018年から発売している4代目となるモデルが現行モデルとなり、目標月間販売台数3,000台に対して5倍以上となる15,000台もの受注台数になるほど人気を集めています。
圧倒的な存在感を放つ「ジムニー シエラ」
画像引用:ジムニーシエラ
1993年に自動車メーカーが競うように海外進出を行っていた折に、スズキがインドからの合弁会社の提案を受け入れ現地向けに開発されたのがジムニーシエラです。
現在では国内でもジムニーシエラの生産が行われ人気を博していますが、ジムニーシエラはもともと海外向けにつくられた車なのです。
ジムニーと似たサイズ感ではありますが、エンジンはジムニーより大きく軽自動車の規格には収まりません。
その分走破力もジムニーシエラの方が強く、たくましい走りを実現しています。
3.グレード展開の違い
ジムニーには3つのグレードがあります。
グレードにより備わっている装備が違うので、どんなアイテムが装備されるのか確認は必須です。
「XG」
エントリーグレードの「XG」は今どきの快適装備がほぼなく、エアコンはマニュアルエアコンでキーシステムはリモコンキーの操作が必要な電波式キーレスエントリー。
リアシートにはヘッドレストがない。
走りに関しては他の2グレードと差はないので、快適装備にはこだわりがなくできるだけ価格を抑えてジムニーを購入したい人におすすめ。
「XL」
「XL」は快適装備が充実したグレード。
オートエアコンにキーレスプッシュスタートシステム、運転席・助手席シートヒーター、リアシートヘッドレスト、左右独立リアシートリクライニング機構など、快適装備にこだわりたい人にはこのグレードがおすすめ。
「XC」
最上級グレードの「XC」はボディカラーに2トーンルーフが選べ、他のグレードがスチールホイールなのに対しアルミホイールが標準装備されている。
LEDヘッドランプやヘッドランプウォッシャーも装備されており、悪路走行時や悪天候時に前方視界を確保。
クルーズコントロールが標準装備されているのもこの最上級グレードのみ。
見た目にも快適性にもこだわる人には「XC」が◎。
4.【新車・中古車】車両本体価格の違い
新車価格
5MT | 4AT | |
ジムニー | ||
XC | 1,903,000円 | 2,002,000円 |
XL | 1,780,900円 | 1,879,900円 |
XG | 1,654,400円 | 1,753,400円 |
ジムニーシエラ | ||
JC | 2,084,500円 | 2,183,500円 |
JL | 1,962,400円 | 2,061,400円 |
※2024年7月時点
両車ともに4速オートマの方が10万円程度高額になっていますね。
また、1番高いグレード「XC」と「JC」を比べてみると、JCのジムニーシエラの方が約20万円ほど高くなっています。
車両価格が190万円前後の普通乗用車と聞くと、シエラに限らず一般的な車両金額と思います。
しかし、それと比べてジムニーは軽自動車なのに最低価格でも155万円スタート。
高グレードになると190万円と軽自動車にしては高すぎる気が・・・。
しかし、このような金額の設定になっていてもジムニーは、生産が追い付かないほどの人気があるのです。
中古車相場
次に、ジムニーとジムニーシエラの中古車での相場・平均金額を見ていきましょう。
モデルチェンジ前と後で区別してみます。
通常であれば、年数が経つにつれ中古車になると車両金額は下がる傾向にありますが、ジムニーとジムニーシエラは特殊なため、今回はメーカー希望小売価格(新車価格)とも照らし合わせていきたいと思います。
モデルチェンジ前 | モデルチェンジ後 |
ジムニー | |
中古車相場 | |
20万円~250万円 | 161万円~391万円 |
中古車平均金額 | |
約83万円 | 約230万円 |
新車価格 | |
100万円~170万円 | 155万円~190万円 |
ジムニーシエラ | |
中古車相場 | |
50万円~210万円 | 181万円~408万円 |
中古車平均金額 | |
約119万円 | 約275万円 |
新車価格 | |
159万円~186万円 | 186万円~198万円 |
上の表を見て「え?」と思われた方も多いのではないでしょうか。
そうです、ジムニーやジムニーシエラは新車で購入するよりも中古車で購入する方が高額な場合があるということです。
どういう現象が起きると、このような状況になるのでしょう?
中古車での台数が増加すると、一般的には中古車相場は低くなります。
しかし、発売当初よりもジムニーやジムニーシエラの流通台数が増えたとはいえ、中古車平均価格は両車200万円を軽く超えています。
車の状態にもよりますが、モデルチェンジ後のスタイルは2018年から数年しか経っていないので走行距離も浅いタイプが多く、届出済未使用車や登録済未使用車として出回っていることが多いことから高値で取引されている傾向にあります。
また、メーカー希望小売価格では車両本体だけの金額設定になっています。
中古車相場や平均金額のもととなる車両はメーカーオプションが装着されていたり、カスタムやリフトアップされているタイプなど様々です。
ノーマルで使用したい場合には新車での購入をおすすめしますが、この記事でもご紹介した通り納期は約1年・・・。
カスタムする前提で購入するには、もちろん中古車での検討も◎!
中古車というと使用感あるイメージがると思いますが・・・。
モデルチェンジが2018年に行われているので、両車ともに比較的新しい登録月になります。
ですので、新車と同じような未使用車と出会う確率も高くなります♪
納期を待って新車を購入するのか、新車のような期間を待たずに中古車で購入するのか・・・。
金額も大切ですが、ジムニーとジムニーシエラに関しては中古車となると納期も大きく変わってきます。
未使用車専門店軽の森・車の森価格
軽の森価格 | |
ジムニー XC | 2,298,000円~ |
車の森価格 | |
ジムニーシエラ | 2,598,000円~ |
新車価格と比べていただくと、価格が高くなっていることが分かると思います。
「じゃあ新車で買ったほうが安いじゃない。。」と思われるでしょうが、こちらは届出/登録済未使用車ですので現車がすでにお店にあり、新車のように納期を1年も待たずすぐ手に入れることができます。そして未使用車ですので一般的な中古車と違い、外装・内装とも新車と何ら変わりないキレイさです♪
新車よりは価格が高くなりますが、納期を待たずに新車同様のジムニー・ジムニーシエラを手に入れることができる届出/登録済未使用車はおすすめです。
5.燃費の違い
車を選ぶ上で燃費性能は大事なポイントになりますよね。
ジムニーとジムニーシエラでは、どちらが燃費が良いのか気になる方も多いと思います。ここでは両車をカタログ燃費と実燃費で比較してみました。
4AT | ||
ジムニー | ジムニーシエラ | |
カタログ燃費(WLTCモード) | 14.3㎞/L | 14.3㎞/L |
実燃費 | 13.47㎞/L | 11.36㎞/L |
5MT | ||
ジムニー | ジムニーシエラ | |
カタログ燃費(WLTCモード) | 16.6㎞/L | 15.4㎞/L |
実燃費 | 14.37㎞/L | 13.53㎞/L |
トランスミッションを4ATで比較してみるとジムニーとジムニーシエラのカタログ燃費は同じ数値です。ですが実燃費はジムニーのほうが良いことが分かります。
5MTではカタログ燃費、実燃費ともにジムニーのほうがジムニーシエラよりも優れています。よって燃費性能で選ぶならジムニーがオススメということになります。
6.維持費の違い
車を購入し維持していくのにも当然費用がかかります。
ここではジムニーとジムニーシエラで、維持費にどのくらいの違いがあるのかご紹介します。
ジムニー | ジムニーシエラ | |
自動車税 | 10,800円 | 30,500円 |
ガソリン代 | 96,571円 | 112,667円 |
車検代(1年あたり) | 26,365円 | 45,655円 |
任意保険 | 約60,000円 | 約50,000円 |
年間維持費 | 約193,736円 | 約238,822円 |
内訳は以上のようになります。
両車を比べると年間で約45,000円の維持費の差があり、ジムニーのほうが維持費は安く済みます。
それぞれを詳しく解説していきます。
自動車税
ジムニーには軽自動車税の年間10,800円がかかります。
対してジムニーシエラは排気量が1,460㏄ですので、「総排気量1,000㏄超1,500㏄以下」の区分になるので年間30,500円(2019年10月以降購入)となります。
ガソリン代
ガソリン代はオーナーの乗り方によって変動するものですが、ここでは通勤や通学で平日毎日往復30キロの運転をするとして、年間走行距離8,000キロの場合で計算してみました。
レギュラーガソリンの単価は169.0円/L(2022年8月現在)です。
ガソリン代の計算方法
・年間走行距離÷実燃費=年間ガソリン消費量
・年間ガソリン消費量×ガソリン単価=年間ガソリン代
ジムニー |
ジムニーの4AT車の実燃費14㎞/Lで計算すると、年間ガソリン代96,571円になります。
一カ月のガソリン代は8,048円です。
ジムニーシエラ |
ジムニーシエラの4AT車の実燃費12㎞/Lで計算すると、年間ガソリン代112,667円になります。
一カ月のガソリン代は9,389円です。
出典▶経済産業省 資源エネルギー庁「石油製品価格調査」
車検代
車検とは公道を走る車を所有する人に義務付けられた継続検査です。新車で購入した場合は3年後に、それ以降は2年ごとに受ける必要があります。
車検費用の内訳は大きく3つに分けられます。
- 法定費用
- 車検基本料金(代行料金)
- 整備費(部品交換)
法定費用
法定費用とは「重量税・自賠責保険・印紙代」をまとめた、国に必ず払わなければならない費用になります。
ジムニー |
重量税6,600円+自賠責保険19,730円+印紙代1,400円
=27,730円
ジムニーシエラ |
重量税24,600円+自賠責保険20,010円+印紙代1,700円
=46,310円
※印紙代は国の指定工場で車検を行った場合、どちらも1,100円になります。
出典▶国土交通省
車検基本料金
車検基本料金とは車検を依頼するお店に払う費用です。
お店によって費用は異なり、法定費用のように一定ではありません。一般的にディーラーでの基本車検料金は高く、車検専門店やガソリンスタンドは割安の価格設定です。
軽自動車では大体2~3万円、ジムニーシエラのような排気量1,500㏄までの乗用車では大体4~5万円ほどかかります。
整備費
整備費とは、車検時に故障や部品交換が必要だった場合の修理代や部品代のことを指します。
車検時に何も異常がなければこの整備費はかかりません。
今回はこの整備費はかからなかったものとして計算しています。
任意保険
任意保険は任意で加入する保険で、強制的に加入させられる自賠責保険に加えて加入する自動車保険です。
自賠責保険は事故をおこした時の相手の身体の補償にのみ充てられ、自分や同乗者、車の補償は受けられません。ですが任意保険ではその補償をしてくれるので、任意保険にも加入すべきとされています。
任意保険には等級制度があり、通常6等級から開始し無事故であれば等級が1年に1つずつ上がります。等級が上がるごとに保険料は安くなります。
ここでは以下の条件で、15等級の保険料を算出しました。
任意保険の算出条件
・年齢30歳以上
・免許:ブルー
・走行距離7,000~10,000キロ
・運転者制限ナシ
・対人対物補償無制限
・運転者限定ナシ
・車両保険アリ
ジムニーの任意保険 |
年間約6万円。
車両保険ナシを選んだ場合、年間保険料は約3万5千円になります。
ジムニーの任意保険 |
年間約5万円。
車両保険ナシを選んだ場合、年間保険料は約3万円になります。
参考:イーデザイン損保
7.内装・インテリアの違い
インパネ
ジムニー(左)・ジムニーシエラ(右)
インパネ周りやハンドルは、ジムニーとジムニーシエラは同じデザインになっています。
リアシート
ジムニー(左)・ジムニーシエラ(右)
見た目からはわかりにくいですが、ジムニーのシートにはファブリックシート表皮が、シエラのシートには撥水加工対応のファブリックシート表皮が採用されています。
トランスミッションが4速オートマ・5速ミッションから選べることも同様です♪
荷室
ジムニー(左)・ジムニーシエラ(右)
後方から見ても、両車に大きな違いはありません。
1:荷室開口幅(上)1,030mm
2:荷室開口高850mm
3:荷室開口幅(下)1,015mm
4:荷室開口地上高
ジムニー/760mm・ジムニーシエラ/765mm
荷室の地上高が5mm違う他は、ジムニーとジムニーシエラ両車同じ荷室サイズです。
5:荷室高850mm
6:荷室幅1,300mm
7:荷室床面長980mm
8:荷室床面長240mm
荷室寸法も両車全く同じです。
8.見た目・サイズの違い
ジムニー(左)・ジムニーシエラ(右)
ジムニー(左)・ジムニーシエラ(右)
ジムニー(左)・ジムニーシエラ(右)
寸法(ボディサイズ・室内サイズ)
単位/mm | ジムニー | ジムニーシエラ |
全長 | 3,395 | 3,550 |
全幅 | 1,475 | 1,645 |
全高 | 1,725 | 1,730 |
ホイールベース | 2,250 | 2,250 |
室内長 | 1,770-1,795 | 1,795 |
室内高 | 1,300 | 1,300 |
室内幅 | 1,200 | 1,200 |
トレッド(前/後) | 1,265/1,275 | 1,395/1,405 |
最低地上高 | 205 | 210 |
外観では軽自動車規格のジムニーに比べると、シエラのボディは大きく感じられます。
ホイールベース(全輪後輪のタイヤの距離)や最低地上高(地上からボディまでの距離)も、シエラが勝っています。
しかし、室内寸法はほとんど変わらず、ほぼ同じサイズ感だと言えるでしょう。
▼資料引用
主要諸元:ジムニー
主要諸元:ジムニーシエラ
オーバーフェンダー
ジムニーシエラ(左)・ジムニー(右)
ジムニーとシエラを一目で見分けるには、タイヤ周りのボディーを見てみてください。
シエラには大きなフェンダーが標準で装備されています。
後付けでもジムニーにオーバーフェンダーを取り付ける事は可能ですが・・・その際には車幅に気を付けましょう。
軽自動車規格の車幅1.48mを超えてしまうと、車検に通らず普通車扱いになってしまいます(><)
サイドアンダーガーニッシュ
ジムニー(上)・ジムニーシエラ(下)
ジムニーシエラには、サイドアンダーガーニッシュが標準装備されています。
ボリュームあるボディに見えるほか、乗降時の汚れや跳ね傷の防止にもなります★
タイヤサイズ
ジムニーシエラ(左)・ジムニー(右)
ラジアルタイヤ | |
ジムニーシエラ | ジムニー |
195/80R15 | 175/80R16 |
ジムニーシエラはグレードJCでは15インチアルミホイール、その他グレードは15インチスチールホイール。
対してジムニーはグレードXCで16インチアルミホイール、その他グレードは16インチスチールホイール。
ボディの小さなジムニーの方が、リム径(タイヤの内径)が大きいことがわかります。
しかしタイヤ幅を見てみると、175mmのジムニーに対してジムニーシエラは195mm。
重量ある車両の方がタイヤは大きくなるので、当然の結果ですね(;’∀’)
▼資料引用
主要諸元:ジムニー
主要諸元:ジムニーシエラ
9.乗り心地の違い
ジムニーとジムニーシエラの実際の乗り心地はどうなのでしょうか?
ジムニー・ジムニーシエラはなんとなく「オフロードが得意」のイメージがありますが、オンロード(舗装路)でもたやすく走る実力を持っており、普段の生活でよく利用する道でも軽快に走ってくれます。
両車には乗り心地に若干の違いがあるのでそれぞれ見ていきましょう。
ジムニー
画像引用▶スズキ ジムニー
ステアリングは通常の軽自動車よりもドッシリとした重めの操作感です。
最低地上高205㎜なので、勢いよくカーブに入ると傾きますがフラフラすることはなく安定感ある走りとなります。
前席シートは前後タイヤの中央に位置し、運転席の揺れを抑え悪路での操作性を確保。車体とラダーフレームをつなぐボディマウントゴムがフレームから車体に伝わる振動を低減しているので乗り心地が良いです。
対してリアシートはリアタイヤ上に位置するため、ちょっとした段差などでタイヤからの突き上げ感が伝わりやすく、シート越しに振動を感じます。また足元のスペースが狭いため、背の高い男性などは窮屈に感じるかもしれません。
ジムニーシエラ
画像引用▶スズキ ジムニーシエラ
普通車であるジムニーシエラは、ジムニーよりワイドトレッドになっている分安定性が高く、横風を受けた時のふらつきが抑えられるなど安定感のある走りとなっています。
ジムニーと同じくボディーマウントゴムのおかげで、路面からの振動が大幅に抑えられているので乗員の快適性が向上しています。
ジムニーシエラは足回りのセッティングが硬めの設定で、トランスミッションのギア比も高めなのでジムニーよりも高速走行向きです。車内の静粛性もシエラのほうが高いので快適に過ごすことができます。
リアシートの足元の狭さはジムニーと同じで、4名乗車時の後席の快適性は高いとは言えません。
10.安全性の違い
安全装備についてはジムニーとジムニーシエラでは、ほぼ変わりません。
スズキの予防安全技術「スズキセーフティサポート」もジムニー・ジムニーシエラとも全グレードで標準装備されています。
- デュアルセンサーブレーキサポート
- 誤発進抑制機能
- 車線逸脱警報機能
- ふらつき警報機能
- 標識認識機能
- 先行車発進お知らせ機能
- ハイビームアシスト
※両車、「誤発進抑制機能」は4AT車のみ装備
画像引用▶スズキ ジムニー
暗い道での運転時に重要となるヘッドランプは、ジムニー・ジムニーシエラとも最上級グレードの「XC」「JC」にのみLEDヘッドランプを装備しています。
11.スペックの違い
ジムニーとジムニーシエラのスペックの違いを見てみましょう。
トランスミッション別に燃費消費率、重量などを比べてみます。
4速オートマ | ||
ジムニーシエラ | ジムニー | |
燃費消費率 | ||
WLTCモード | 14.3km/L | 14.3km/L |
市街地モード | 12.5km/L | 12.4km/L |
郊外モード | 15.0km/L | 14.9km/L |
高速道路モード | 14.8km/L | 14.8km/L |
JC08モード | 15.6km/L | 16.4km/L |
重量・性能 | ||
車両重量 | 1,090kg | 1,040kg |
最小回転半径 | 4.9M | 4.8M |
乗車定員 | 4名 | 4名 |
変速比 | ||
1速 | 2.875 | 2.875 |
2速 | 1.568 | 1.568 |
3速 | 1.000 | 1.000 |
4速 | 0.696 | 0.696 |
後退 | 2.300 | 2.300 |
5速ミッション | ||
ジムニーシエラ | ジムニー | |
燃費消費率 | ||
WLTCモード | 15.0km/L | 16.2km/L |
市街地モード | 13.0km/L | 14.4km/L |
郊外モード | 15.7km/L | 17.3km/L |
高速道路モード | 15.6km/L | 16.4km/L |
重量・性能 | ||
車両重量 | 1,070kg | 1,030kg |
最小回転半径 | 4.9M | 4.8M |
乗車定員 | 4名 | 4名 |
変速比 | ||
1速 | 4.425 | 5.809 |
2速 | 2.304 | 3.433 |
3速 | 1.674 | 2.171 |
4速 | 1.190 | 1.354 |
5速 | 1.000 | 1.000 |
後退 | 5.151 | 5.861 |
燃費性能では4速オートマは両車にさほどの違いはありません。
しかし、5速ミッションになると軽自動車のジムニーの方が燃費性能は優れていることがわかります。
燃費性能と同じくオートマでは違いがない変速比ですが、5速ミッションではどうでしょうか。
始動時の1速ではジムニーの方がエンジンの回転数は大きく、タイヤの回転数は低いと言えます。
つまり、ジムニーシエラはジムニーに比べて加速力が高いということになります。
普通車と軽自動車パワーの違いが出てきてしまいますね(><)
続いて、エンジンを比べてみましょう。
ジムニーシエラ | ジムニー | |
種類 | 水冷4サイクル 直列4気筒 |
水冷4サイクル 直列3気筒 インタークーターボ |
弁機構 | DOHC16 バルブ吸気VVT |
DOHC12 バルブVVT |
総排気量 | 1.460L | 0.658L |
圧縮比 | 10.0 | 9.1 |
最高出力 (kW/rpm)ネット |
75(102PS)/6,000 | 47(64PS)/6,000 |
最大トルク (N-m/rpm)ネット |
130(13.3kg-m)/4,000 | 96(9.8kg-m)/3,500 |
燃料容量 | 40L | 40L |
使用燃料 | 無鉛レギュラー | 無鉛レギュラー |
排気量も違うことから、搭載されているエンジンの種類も異なります。
ジムニーのエネルギーロスの少ない直列3気筒に対して、ジムニーシエラはコンパクトさとスムーズさが特徴の直列4気筒を採用。
直列4気筒ではマツダ3やシビックのようなスポーツカーに使用されることが多く、対して直列3気筒は多くの軽自動車に使用されています。
出力やトルクの性能もシエラが勝っていることがわかりますね。
▼資料引用
主要諸元:ジムニー
主要諸元:ジムニーシエラ
【2024年時点】ジムニーとジムニーシエラの納期は1年待ち?
納車までに時間がかかると言われているジムニー・ジムニーシエラですが、実際にはどの程度時間がかかってしまうのでしょうか。
これからの購入を検討されている方や、納車待ちの方はぜひ参考にしてみてください♪
ジムニーの納車状況
約20年ぶりにフルモデルチェンジをしたジムニーは、2018年発売当時、予想以上の注文があり約2年以上の納期がありました。
当時と比べると発売より5年以上経過し、少しは待ち時間が減ったものの、今だに1年ほど待つ必要があります。
さらに、2トーンタイプなど新車購入時にしか対応していない”メーカーオプション”を付ける場合には、1年半待ちというのも多くあるようです。
また、正規のディーラーよりも、サブディーラー(軽の森のような様々なメーカーを取り扱っている店舗)を利用する方が納期が早まる場合もあります。
新車のジムニーは店舗によって振り当てられる台数があり、注文方法によって納期が異なってくるようです。
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在庫があれば、新車のような内装・外装で最短3日でご納車が可能です!
新車にこだわるのであれば、同じディーラーによっても数か月の納期の差が出てくることもあるようなので、数店舗の納期を比べてみるのもジムニーを早く納車できる一つの手です。
ジムニーシエラの納車状況
なんとジムニーシエラもジムニーと同様、新車での購入時には「約1年」と案内されるようです。
モデルチェンジ後には爆発的な人気車種となりジムニー同様、発売当初は2年以上の納期が必要でした。
しかしモデルチェンジから5年以上経ち、落ち着いてきたので納期が早まることもあり、約1年、早ければ8~9か月で納車が可能な場合もあるようです。
ジムニーシエラはディーラーによって納期のバラつきはあまり見受けられません。
新車にこだわりを持たなければ、新車のような外装・内装が特徴の”登録済未使用車”を選択するのも納期を早める一つの手です。
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在庫があれば、最短1週間で納車が可能です!
ジムニーとジムニーシエラの納車が長い理由
なぜ発売から4年も経つのに、需要と供給のバランスが整わないのでしょうか。
納期が長い理由を見ていきましょう。
生産が追い付かない
発売当初の予想よりもはるかに上回る注文が入ったことにより、2年待ちという納期が発生してしまいます。
しかし、スズキは納期の短縮に取り組んでいます。
2021年1月にはインドで生産を始めるなど、生産量を増やしより短い期間で納車されるよう貢献しています。
が・・・現状では1年というハードルは高く感じます。
工場が一時停止
納期を短縮するため工場を増やしていたのですが、新型コロナウイルスの蔓延により国内のジムニー生産工場を一時的にストップさせました。
これは納期に直結するため、予定されていた納期よりも2~3か月遅れるといった事例が出ています。
半導体の不足
生産が追い付かない理由の一つに半導体の影響があります。
これは、ジムニーやジムニーシエラに限ったことではなく、すべての自動車に関わってくる問題です。
半導体は自動車を製造するうえで必須物質。
半分だけ電気を通す物質の半導体は、エンジンだけでなく電気で制御する装置のほとんどに使用されています。
つまり半導体が無いと、今では搭載されて当たり前になっている衝突軽減ブレーキなど、安全装置も動かすことができなくなるのです。
新型コロナウイルスの蔓延により経済の悪化を予測した半導体メーカーが、減産したりと需要が少なくなっても対応できるよう抑制します。
ところが、テレワークなど自宅での活動がメインになるとパソコンやエアコンなどのデジタル電化製品は重要が高まります。
もちろん、私たちが普段必要としているスマホや冷蔵庫、テレビにも半導体が使われています。
こうして半導体メーカーの予想とは逆の需要が高まり、今回ご紹介しているジムニーやシエラにも影響しているのです。
どちらがおすすめ?ジムニーとジムニーシエラの魅力
ここからは、ジムニーとジムニーシエラ、それぞれの魅力についてご紹介しましょう。
ジムニーの魅力
ジムニーは熱狂的な愛好家も多いことから、そのような人たちを『ジムニスト』と呼ぶようになりました。
SNSでは”ジムニー乗りと繋がりたい”とハッシュタグがあるほど。
芸能人からもテリー伊藤さんや織田裕二さんなど、ジムニーを愛する人は後を絶ちません。
そんなジムニストが絶賛する、ジムニーの魅力について迫ります。
▼ジムニーの魅力 -走破性 |
走破性
悪路走行に向けた性能を持っているジムニーは、舗装路や積雪路、ぬかるみなどの走行時にも走りぬく性能を持っています。
初代から継承されているパートタイム4WDにより、片輪だけでも必要な駆動力を保つことができます。
また『3リンクリジッドアクスル式サスペンション』を採用し、凹凸のある路面で接地性を高めています。
つまり、凸凹道でも優れたサスペンションで力強い出力を発揮し、走り抜けるパワーを持っているということです。
ジムニーは、悪路での走行が多い人や、単純オフロードを楽しみたい人におすすめです。
耐久性
今ではほとんどの車のフレームにモノコック構造を取り入れている中、ジムニーは「ラダーフレーム構造」を採用しています。
これは、耐久性が高いランドクルーザーやジープなどに採用されている、本格派SUVと同じフレームです。
軽自動車なのに・・・と思ってしまいますよね。
軽自動車で唯一ラダーフレームを使用しているのはジムニーです(;゚Д゚)
耐久性がより明確になるのは、走行距離の長さ。
定期的にメンテナンスさえ済ませておけば、車の”もち”も大きく変わります。
一般的な軽自動車では走行距離が10万キロを超えてくると、メンテナンスをしていても様々な箇所に不具合が出てきてしまいがちです。
ところが、多くのジムニーのオーナーは10万キロを超えても好調な走りを体感できると言います。
中には20万キロを超えて乗り続けているオーナーもいるようです。
ジムニー専用エンジン
車体・エンジンともにコンパクトなのに、力強いパワーが発揮できるのはジムニーの強みと言えるでしょう。
坂道での走行時にも、大きな駆動力を発揮します。
搭載されているエンジンは、直列3気筒ターボ。
シエラと比べると1気筒少ないですが、無駄なエネルギーを使うことなくより大きなトルクを出しています。
また、ジムニーは軽SUVとしてハスラーと比べられることが多いようです。
出力は同様ですが、最大トルクの回転数はジムニーの方が大きいため、余力を持ってパワーを生み出すことがわかりますね。
先進安全システム搭載
オフロード仕様の車というと、走破性に特化していても安全面は大丈夫なのか?と思われる方もいるようです。
ジムニーにはスズキの先進の安全システム『スズキセーフティサポート』が搭載されており、そのシステムは一般的な軽自動車と同様です。
衝突軽減ブレーキや誤発進抑制機能など、大通りや人通りが多い市街地でも安心して運転することができます。
単眼カメラとレーザーレーダーで快適なドライブへと、導いてくれるでしょう♪
また、万が一の事故にも備え、ボディには衝突吸収構造の採用や、室内には6つのSRSエアバックが標準装備されています。
骨組みだけがしっかりしているオフロード車というイメージは、覆されました(;’∀’)
ラゲージスペース
軽自動車ながらも、ラゲッジスペースの容量は352L。
2列目はフルフラットになり、様々なシーンで役立ちます。
ジムニーシエラとは荷室開口部の地上高が5mm違うだけで、荷室内の高さ・幅は同じです。
また、前席を後席に倒せばフルフラットになり、後席から足を伸ばせて休息をとることも可能♪
ラゲッジボックス と ツールボックスが、ラゲッジルームのアンダースペースに搭載されています。
普段使わない小物や、汚れた靴などの収納場所には最適です。
フラットになる開閉式の蓋が備わっているところも高ポイントですね★
クロカンSUVにしてはお手頃
今ではSUVタイプの車は各自動車メーカーから多くのラインアップがあり、中でもクロカンと言われる本格派SUVになると車両金額は決して安い価格とは言えません。
オフロード走行を目的とした車は、頑丈なつくりでないといけないからです。
そんな車が軽自動車にあると知ったら、クロカンユーザーは放っておけませんよね(><)
メーカー希望小売価格を参考に見てみると、車両本体価格は1,654,400円スタート。
一般的な軽自動車と比べると高額な傾向ですが、よく比べられるハスラーを見てみましょう。
“HYBRID G”の4WDで1,652,200円スタート。
ほぼ差はありませんね。
ハスラーは自分好みにカスタムできるデザインのモノコック構造の軽SUVですが、本格派SUVとは言えません。
ですので、走破性に特化した走りのジムニーは決して高すぎる金額とは言えないのです。
むしろクロカンとしては、お求めやすい金額設定ではないでしょうか。
ジムニーシエラの魅力
ジムニーとの違いは上でも説明しましたが、ジムニーシエラはエンジンの大きさ(排気量)が勝っています。
そこには、軽自動車のジムニーでは感じることのできない魅力が詰まっています。
その魅力について見ていきましょう。
▼ジムニーシエラの魅力 -走破性&操縦安定性 |
走破性&操縦安定性
ジムニーシエラはジムニーと同じく走破性にも優れていることが特徴ですが、走破性だけでなく悪路での安定性にも特化しています。
オーバーフェンダーを装着することにより、ワイドになったボディのトレッド(前輪・後輪の左右の車輪間の幅)はフロント1,395mm/リア1,405mm。
ジムニーと比べるとトレッドは広く、より安定性が高いことがわかります。
『ステアリングダンパー』と呼ばれる、横に揺れる衝撃を緩和する構造を取り入れています。
縦揺れだけでなく横揺れにも緩和する対応ができるのは、不安要素が軽減されます。
「ジムニーと比べて揺れは小さい」というオーナーの声もあります。
ジムニーシエラにもオフロード仕様に欠かせない『ラダーフレーム』を採用していることから、走行性能・耐久性には大いに期待できます。
走行安定性の高さを重視する人は、ジムにシエラがおすすめです。
スタイル
“2018年度グッドデザイン賞”にて、「グッドデザイン・ベスト100」に選出されたジムニーシエラのデザインコンセプトは『プロの道具』。
多くの製品がひしめく世界の自動車市場において競合製品のない独自の地位を得ている。
また、そのモデルチェンジの過程において、道具として求められる機能を追求することで進化してきており、理想的なリ・デザインの取り組みを実践していることが高く評価できる。
特に今回のモデルチェンジでは、従来の良さを残しつつ、洗練されたデザインとなっている。
と、審査員からの評価もあるように、唯一無二の車であると言えます。
ジムニーとの違いでもご紹介しました、迫力あるオーバーフェンダーは一際存在感を発揮します。
単純なデザインなのに、オーラがある。
今の時代に無いスタイルは、若者だけでなく幅広い層から人気があるようです。
余裕あるエンジン
見た目はジムニーとよく似ていても、搭載されているエンジンはジムニーの約1.6倍。
備えているパワーが全く違いますね(゚д゚)!
エンジンは直列4気筒を採用し、コンパクトで軽量なのに燃費性能にも優れたエンジンを搭載しています。
オフロード走行を目的として作られていますが、ジムニーシエラはオンロード(舗装路)でも力強いパフォーマンスを実現しています。
夏にはマリンスポーツやキャンプへ冬にはウィンタースポーツへと、厳しい環境下での走行でも頼もしい走りを体感できます。
ただ、エンジンが大きい分走り出しの重量感は少し感じるようです。
「ジムニーシエラは音や振動は気にならない」というオーナーの声があるように、エンジンに余力があるのと無いのでは乗り心地も大きく変わっていきますね。
パートタイム4WD
現在では少数派となっているパートタイム4WDシステムは、フルタイム4WDに比べ燃費性能が良いことやオンロード走行時には2輪駆動ができると言ったメリットがあります。
ドライバーの意思で4WD・2WDに切り替えが可能なことから、中には走行の違いを楽しむオーナーもいらっしゃるようです。
ジムニーシエラはジムニーと共に長い歴史の間、初代よりパートタイム4WDの採用を続けています。
その理由として、シンプルな構造により信頼性の確保に努めているようです。
ジムニーやジムニーシエラを調べていくと「高い信頼性」というワードをよく見かけます。
ラダーフレームのように伝統あるフレームの採用など、初代から受け継がれたスタイルは継承されていると言えますね♪
先進安全システム搭載
ジムニーシエラにも『スズキセーフティサポート』が標準装備されています。
デュアルセンサーブレーキサポートは3つの段階で警告してくれます。
1.ブザーと表示で警報
2.ブザーと表示で警報+ブレーキ踏力
3.ブザーと表示で警報+ブレーキ踏力+衝突軽減ブレーキ
このように段階的にアシストし、衝突被害の軽減に貢献しています。
また、ジムニーシエラのスタイルでは、運転姿勢が快適に保つことができるよう配慮されたシートを採用したり視界性能を向上させるなど、安心して乗る技術が組み込まれています。
過酷な道を走行することを想定されているので、人以外にも障害物にも反応する単眼カメラとレーザーレーダは、ジムニーシエラの強い味方です★
AT車でもオススメ
本格派オフローダーはマニュアル車を購入する傾向にあります。
走行性能の本領発揮や故障のリスク軽減といったメリットはありますが、なにより扱いにくさがデメリット(+_+)
自動車の免許を取得する際に『AT車限定』というオートマ車しか運転できない人もいるように、マニュアルとなると複雑な操作やテクニックが必要となります。
本格オフロードをジムニーで臨むにはマニュアル車をお勧めしますが、パワートレインに余力があるジムニーシエラならAT車でも十分に走行できる性能を秘めています。
ジムニーとジムニーシエラはMTとATどちらを選ぶべき?
ジムニーとジムニーシエラのトランスミッションには、MTとATがあります。
「ジムニーといえばマニュアル車でしょ!」という人が多いかもしれません。確かにジムニーはマニュアル車を自分で操作してオフロードを走り抜ける…というイメージがあります。
ですが現在は運転が容易なAT車を選ぶ人も増えています。AT車だとオフロードでの走破性はどうなのかと疑問に思う方もいるかもしれませんが、ジムニーには本格的な4WDシステムが採用されているのでAT車でも十分にオフロードを走行できます。
それぞれの特徴を抑えておきましょう。
MT車の特徴
MT(ミッション)車とは、クラッチを踏んでシフトチェンジレバーを手動でギアチェンジしながら運転するタイプの車です。
MT車のメリット
- シフト操作を行う際にクラッチ操作を行って速度に合わせたギアを選択するため、車を操縦・操作している実感を得ることができる
- アクセルを戻した時のレスポンスに優れているので、エンジンブレーキが利きやすい
- 構造が単純なので故障のリスクが少ない
- AT車に比べて車体本体価格が安い傾向にある
- アクセルやブレーキにクラッチ操作が必要なため、踏み間違いによる急発進の危険性が少ない
MT車のデメリット
- 片手でシフト操作・左足でクラッチ操作…と運転操作が難しく、面倒くさい
- 発進時の半クラッチ状態からスムーズな発進を行わないとエンジンが止まってしまうこともある
MT車が向いている人
- 車を自分の意のままに操作しているというスポーツ性を求める人
AT車の特徴
MT車では手動で行うギアチェンジですが、AT(オートマ)車はアクセルペダルを踏んでいればギアを自動で変えてくれます。簡単な操作で運転できる誰でも乗りやすいタイプの車です。
AT車のメリット
- シフトを「D」に入れておけば発進加速から通常走行まで自動で変速してくれるのでラク
- クラッチ操作がないため、発進時にエンストする心配がない
- シフトを「D」に入れてブレーキペダルを緩めるとゆっくり進み出すクリープ現象があるので、渋滞時の走行をブレーキペダルだけで行える
- 現在国内で販売されている多くの車種にAT車の設定があり、選択肢の幅が広い
AT車のデメリット
- 基本的にAT社は車が自動で変速するため、車を操作・操縦して運転を楽しむ感覚がMT車に比べて少ない
- クラッチ操作がなくアクセル・ブレーキペダルを踏み込むだけで車が進むので、アクセルとブレーキを踏み間違えた時に急発進させてしまう恐れがある
- MT車に比べてエンジンブレーキが利きにくいので下り坂では注意が必要
AT車が向いている人
- 簡単な操作で運転をしたい人
新車よりお得!ジムニー&ジムニーシエラの届出済/登録済未使用車
新車ではおよそ1年待ちのジムニー&ジムニーシエラ。
せっかく購入したのに手元に届くのが1年も先。。となると、なんだかやるせない気持ちになりますよね(>_<)
そこで購入後すぐに手に入り、新車と変わらないキレイさの『届出/登録済未使用車』をご紹介します♪
届出/登録済未使用車とは
『届出済未使用車』と『登録済未使用車』を簡単にご説明します。
『届出済未使用車』とは、届け出しているけれど、使用していない未使用の軽自動車のことを指します。
登録月は比較的新しく、走行距離も数km~数十km程度の外装・内装共に新車と大きな違いがないことが特徴です。
『登録済未使用車』とは、届出済未使用車と同じく登録はされているけれど使用されていない、未使用の普通乗用車のことを指します。
両方に共通する点は、中古車扱いになりワンオーナーではないということ。
購入するとなると、2オーナー以降になります。
そして1番の特徴でもある納期の早さ!
軽の森では最短3日、車の森では最短1週間で納車が可能です。
軽の森や車の森では、店舗にある在庫を販売しているため、売却済みになることもあります。
ジムニーやジムニーシエラの購入を考えられている方は、ぜひご検討ください♪
メリット・デメリットや購入時の注意点を解説
【軽の森・車の森】の届出済/登録済未使用車をご紹介
■ジムニー
■グレード:XC
■軽の森の相場:2,198,000円
■ジムニーシエラ
■グレード:JC
■車の森の相場:2,598,000円
ジムニー、ジムニーシエラともに2021年10月に一部仕様を変更して、発売されています。
予防安全システム「スズキセーフティサポート」非装着車に対し、ヘッドライトが自動で点灯するオートライトシステムや、AT車にアイドリングストップシステムの導入を行いました。
更に2022年7月に、5MT車にもアイドリングストップシステムを追加しました。
進化し続けるジムニーとジムニーシエラ。
快適な装備で素敵なカーライフを送りましょう♪♪
お得にジムニーやジムニーシエラを手に入れるには?
次に、ジムニーやジムニーシエラをお得に手に入れる方法をご紹介しましょう。
車を少しでも安く購入したい時に「気にすると良い点」ですので、ぜひ実践してみてください!
お得に手に入れるには。。。
購入時期を考える
車をお得に購入したいのなら購入時期を考える必要があります。
自動車業界ではお得に車を購入できる時期があるので、その時期に合わせて車を買うと通常よりも安く済むことがあります。
決算期
自動車販売店には3月と9月に決算期があります。決算期には営業マンが売上目標を達成するため、大幅な値引き交渉に応じてくれる場合が多いのです。1台でも多く売上を上げたいため、普段はあまり値引きに応じてくれない人気車などもこの時期には値引いてくれる可能性が大です!
モデルチェンジ前後
モデルチェンジが決まっている車種でしたら、その前後はお得に購入できる時期です。
モデルチェンジ前のモデルは旧型になるので、販売店も早く売り切ってしまおうと値引きに応じてくれやすくなります。またモデルチェンジ後も、旧モデルは価格を下げ早く売り切ろうとするのでお得に購入できます。
初売りキャンペーン
自動車販売店では年始に初売りキャンペーンを行っており、特別オプションなどのプレゼントがもらえたりする可能性があります。価格が下がらなくても実質値引きと同等のものを手に入れるチャンスがあります。
【軽の森】ではカーナビやETC、頭金5万円サポートなどのご成約特典をご用意し、お得に車をご購入できる初売りキャンペーンを実施いたしております(^^♪
低金利ローンの選択
車は大きな買い物になるので、月々のローン払いで購入したいという方も多いと思います。その場合ローンの金利は少しでも安いほうが返済総額は安く済みますので、お得に購入できると言えます。
ディーラーでローンを組む場合、金利は4~8%と高めです。一方銀行や信用金庫などのマイカーローンは金利1.5~5%と低めなのでおすすめですが、審査が厳しいという側面もあります。
【車の森 新車館】では、新車に限り超低金利ローン1.9%を取り扱っております!
新車をご検討中の方はぜひ【車の森 新車館】にご相談ください(^^)
ジムニー&ジムニーシエラの購入は「軽の森」がおすすめ!
見た目はよく似ていても異なるエンジンを持ち、走破性が勝るのはジムニー。
安定性が高く長距離の走行に向いているのは、ジムニーシエラだということがわかりましたね★
ただ、両車ともに約1年という長い納期を必要とし、中古車なのに車両価格は高額・・・。
気長に待つことができるのであれば新車を、1日でも早く納車したい場合には中古車や未使用車での購入を検討してみましょう♪
今回は届出済未使用車専門店『軽の森』がご案内いたしました!
軽の森では、ご紹介しましたジムニーのお取り扱いはもちろん、「トールワゴン」「SUV」「スーパーハイトワゴン」など幅広いラインアップの軽自動車をご用意いたしております。
在庫が無い場合は新車でのご注文も承ります!
また、ジムニーシエラや普通乗用車をお求めの際には車の森をご利用ください♪♪
在庫確認だけでなく、お目当てのお車のメリット・デメリットについても知識あるスタッフがご説明させていただきます。
ホームページからのお問い合わせもございますので、お気軽にご相談ください♪
皆様のご来場・お問合せをお待ちしております。
最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。
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