豆知識 2024年4月19日

軽自動車の中古車購入のメリット・デメリットは?新車との違いやお得な未使用車について解説

普通車よりも安く、燃費も良い軽自動車は人気の高いクルマです。そんな軽自動車は中古車市場でも好評の、売れ筋のクルマです。

この記事では、中古の軽自動車を買う時のメリット・デメリットをご紹介いたします。新車との相場価格の違いや、中古の軽自動車を安く購入するポイントなども併せてご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

軽自動車を中古車で買うメリット

メリット

では、軽自動車を中古車で購入するメリットについてご紹介します。

新車に比べて相場価格が安い

中古車で軽自動車を買う一番のメリットは、なんといっても価格の安さです。

新車だと手の出せない価格の車種・グレードでも、中古車なら購入できる可能性があります。

希少なモデルや期間限定で発売されたレアな中古車などは、新車よりも高値で販売されていることもありますが、基本的には中古車のほうが安価です。

納車が早い

新車は受注生産といって、注文が入ってから製造に取りかかるので、納車までに通常1~2カ月ほど日数がかかります。

ですが中古車はすでに出来上がっている車なので、購入し書類上の手続きが済めば基本的に納車が可能です。販売店にもよりますが、大体1~2週間くらいで納車されます。

現在乗っている車が故障し、早く新しい車が欲しい人や、仕事などの関係ですぐに車が必要な人などにはメリットと言えます。

自分の好みにカスタムされている場合がある

中古の軽自動車には、前のオーナーがオプションなどを追加しカスタムされているものも多く見受けられます。

自分が希望していた本革シートやサンルーフなどが付いている中古車を見つけたなら、テンションが上がりますよね!自分好みの一台に出会える可能性があるというのも中古車の魅力です。

選択肢が豊富

新車だと、現在発売されている現行のモデルからしか選ぶことができませんが、中古車は在庫さえあれば今まで発売されてきた全車種、全グレードから選択することが可能です。

希少なクラシックカーや、期間限定で発売されていたレアモデルなんかにも遭遇することができるかもしれません。

運転初心者には気がラク

ピカピカの新車を購入した場合、「ぶつけたらどうしよう。。」と心配になり気楽に運転することができなくなるかもしれません。

その点中古車はすでに傷がついていたりするので、もしぶつけたとしても「まぁいいか。」と精神的ゆとりを持てます。

免許取りたての運転初心者の方には特におすすめです。

軽自動車を中古車で買うデメリット

デメリット

次に、軽自動車を中古車で買うデメリットについてもご紹介します。

車によって当たりはずれがある

中古車は新車と違い、同じ車種・年式であろうと一台として同じコンディションの車はありません。

前オーナーがまめにメンテナンスを行い大切に乗ってきた車と、そうでない車とではコンディションがまるで違います。

また、過走行車や事故車、年式は古いのに走行距離が短くあまり動かされてこなかった車など、一見して問題ないような車でも、いざ状態を見てみると良くないものなども中古車市場には流通しています。

このようにさまざまな状態の中古車の中から、コンディションの良いものを選ばなくてはならないという点が中古車を購入する上で大変な作業となるでしょう。

価格のばらつきが見られる

新車だと、どこの販売店で買おうと価格は一緒ですが、中古車には定価がありません。

販売店によって価格が違いますし、時期によっても価格が変動します。同じ車種でもコンディションによって価格が違ったりもします。

ですからお得に中古車を購入したい場合、ネットなどで色々な販売店の情報を集め、自分の希望する車種はどこの店が一番安いか、いつぐらいの時期に最安値になるのか網を張っておく必要があります。

ただ、中古車販売店は大きな店から小さな店まで沢山ありますので、全部の販売店をチェックするにはかなりの労力を要します。

メーカー保証期間が短いまたはない車もある

新車には、初年度登録から3年以内または60,000㎞以内であれば不具合が見つかっても保証を受けることができる、メーカー保証が付いています。

ですが中古車の場合は、メーカー保証の残り期間が少なかったり、すでに切れてしまっている場合が多いです。

中古車は新車に比べ故障するリスクが高いため、できれば販売店独自の保証サービスを行っているところで購入するのが安心です。

確実な保証を付けたい方には、ディーラー系の中古車販売店で購入するのがおすすめです。充実したアフター保証と高い整備技術が特徴です。

リセールバリューが低い

中古車は、購入する時すでにワンオーナー以上の車両になります。

その後自分が乗るので、中古で購入した車を売るときは高額買取は期待できないことがほとんどです。

よっぽどの人気車か希少車であれば、それなりの買取額がつくかもしれませんが、状態によっては廃車にするしかない場合も多々あります。

選択肢が多すぎる

選択肢の多さはメリットでもあるのですが、デメリットにもなり得ます。

中古車は、今まで発売されてきた車種・グレードの種類の多さに加え、年式、走行距離、コンディション、カスタムなどが一台一台違い、選ぶのが難しく手間でもあります。

ネットで検索すると、全国の販売店で扱っている在庫から希望の中古車を選べるので、車種によっては膨大な数の選択肢がある場合もあります。ひとつひとつ内容を見ていくのも労力がいりますし、どれを選んだらいいのか分からなくなる!という方もいらっしゃるかと思います。

軽自動車の新車と中古車の相場価格の違い

中古の軽自動車は、「新車に比べて相場価格が安い」というメリットがありました。では具体的に新車の軽自動車と中古の軽自動車は、どのぐらい価格に違いがあるのでしょうか?

例として、『軽の森』で最も売れている軽自動車5台の新車価格と中古車相場を比べてみました。

N-BOXの新車価格と中古車相場

N-BOX
新車価格 1,468,500円~2,288,000円
中古車相場・現行モデル(2017年9月~) 平均価格139.9万円
中古車相場・初代モデル(2011年12月~2017年8月) 平均価格68.1万円

*中古車価格はカーセンサー参照(2023.9時点)

スペーシアの新車価格と中古車相場

スペーシア
新車価格 1,312,300円~1,656,600円
中古車相場・現行モデル(2017年12月~) 平均価格143.5万円
中古車相場・初代モデル(2013年3月~2017年11月) 平均価格65.1万円

*中古車価格はカーセンサー参照(2023.9時点)

タントの新車価格と中古車相場

タント
新車価格 1,353,000円~1,771,000円
中古車相場・現行モデル(2019年7月~) 平均価格157.5万円
中古車相場・3代目モデル(2013年10月~2019年6月) 平均価格84.7万円
中古車相場・2代目モデル(2007年12月~2013年9月) 平均価格30.4万円
中古車相場・初代モデル(2003年11月~2007年11月) 平均価格18万円

*中古車価格はカーセンサー参照(2023.9時点)

ワゴンRの新車価格と中古車相場

ワゴンR
新車価格 1,217,700円~1,509,200円
中古車相場・現行モデル(2017年2月~) 平均価格98.3万円
中古車相場・5代目モデル(2012年9月~2017年1月) 平均価格44万円
中古車相場・4代目モデル(2008年9月~2012年8月) 平均価格27.6万円
中古車相場・3代目モデル(2003年9月~2008年8月) 平均価格17.2万円
中古車相場・2代目モデル(1998年10月~2003年8月) 平均価格20.8万円
中古車相場・初代モデル(1993年9月~1998年9月) 平均価格23.6万円

*中古車価格はカーセンサー参照(2023.9時点)

ハスラーの新車価格と中古車相場

ハスラー
新車価格 1,365,100円~1,817,200円
中古車相場・現行モデル(2019年12月~) 平均価格152.1万円
中古車相場・初代モデル(2014年1月~2019年11月) 平均価格87万円

*中古車価格はカーセンサー参照(2023.9時点)

軽自動車を中古車で買うのに向いている人は?

指を指す人

中古の軽自動車を買うのに向いている人とはどんな人なのでしょうか?

前述した中古軽自動車のメリット・デメリットをふまえ、中古軽自動車が向いている人は下表のような方です。

中古軽自動車を購入するのに向いている人
  • できるだけ安く軽自動車を買いたい人
  • 新車にこだわらない人、前モデルが欲しい人
  • 納車を急いでいる人
  • すでにカスタムされている車が欲しい人
  • 運転に慣れていない・苦手な人

年式や走行距離などによりますが、新車よりも驚くほど安く手に入る車もある中古車。とにかく購入価格を抑えたい人や、現行モデルよりも幅広い選択肢のある前のモデルの中から選びたい人には中古軽自動車は魅力的です。

また、「すぐに車が必要だ」「運転に慣れていなく、新車をぶつけてしまうのがコワイ」などの事情がある方にも中古軽自動車は向いています。

 

片や、下表のような人には、中古の軽自動車は向いていないかもしれません。

中古軽自動車を購入するのに向いていない人
  • 最新のモデルがほしい人
  • 車を短いスパンで乗り換えていきたい人
  • 人が一度乗ったクルマに乗るのが嫌な人

今現在発売されている、最新モデルの軽自動車が欲しい人には中古軽自動車は向いていません。

また、短いスパンで車を次々と新車に乗り換えていきたいと考えるユーザーもいます。新車で車を買い、まだ価値が高いうちに売り、売ったお金を次の新車購入の代金に充てる…という乗り方をしたい人です。そういう方には当然ながら中古車は向いていません。

中古車は一度人が使用した車ですから、キズや汚れがついていたり、ニオイなどが車に残っている場合もあります。そういったことに敏感な人にも中古車は向いていないでしょう。

質の良い軽自動車を中古車で安く購入するポイント

ポイント

軽自動車の中古車を購入する場合、できるだけ質の良いものを手に入れたいですよね。

そこで、質の良い中古軽自動車を手に入れるためのポイントをいくつかご紹介します。

信頼できる中古車販売店を選ぶ

質の良い中古車を選ぶために、まずは『信頼できる販売店を選ぶ』ということが大事です。

では信頼できる販売店とはどういった販売店なのでしょうか?ポイントは4つあります。

①在庫の数・種類が豊富

在庫の数や種類が豊富な販売店は、中古車の販売実績も豊富です。多くの人に選ばれているという安心感があります。

また、中古車は一台一台状態が異なるので、年式やカラー、装備などにこだわりたい場合、選択肢が豊富であるという点は魅力的ですね。

➁整備状況や修復歴を表示している

中古車を選ぶとき、車の外見のキズやへこみなどは自分で確認できますが、車内部の状態は自分では確認することが難しいと思います。今までの車内部の整備の状況などをきちんと表示しており、電話やメールでの問い合わせにもきちんと答えてくれる販売店を選べば間違いありません。

特に、修復歴の有無は重要です。修復歴とは車の骨格部分のフレームが損傷し、その部分を修理・交換した履歴がある車の事をいいます。フレームは車にとって非常に重要な基幹部分で、走行安全性にも影響してくるので告知義務のある事項です。

ですから修復歴をきちんと表示し、情報公開の体制が整った販売店を選びましょう。

③諸費用について明瞭

中古車を購入するときには、車両価格の他に手続き代行費用や法定費用といった諸費用がかかります。

法定費用はどこの販売店で購入しても金額は同じですが、それ以外の諸費用に関しては販売店によって異なります。見積書に「何にいくらかかっているか」が明瞭に記載されている、あるいはスタッフからきちんと説明がある販売店は信頼できます。

なかには自分でできる手続きもあるので、内訳がわかっていれば「自分でするからその費用を除いてほしい」などの交渉も可能です。

④保証やアフターサービスが充実している

中古車は新車に比べ、購入後に故障してしまうなどのトラブルが多い傾向にあります。そのため販売店独自の保証制度やアフターサービスなどが充実しているお店を選ぶことがとても大切です。

 

上記のような優良な販売店で、自分の希望条件に合った中古車を探してもらうと満足できる質の良い中古軽自動車を購入できるでしょう。

年式や走行距離にこだわりすぎない

中古車を選ぶとき、できるだけ新しい年式で走行距離の短いものがいい!と考える方が多いかもしれませんが、そうとも限りません。

年式が古くても、メンテナンスを定期的に行い大切に乗られてきた状態の良い車も沢山あります。反対に年式が新しくても、事故を起こして車内部に損傷があり修復歴有の車もあったりします。

走行距離も短ければいいというわけではありません。年式に対して走行距離が短い車は、長い間動かしていなかったということなので、エンジン系統にトラブルを抱えていることが多かったりします。

中古車は一般的に走行距離が5万㎞を超えた時点で価格が下がります。ですからそれぐらいの走行距離のものを狙って購入するのもお得でおすすめです。

フルモデルチェンジの後が狙い目

質の良い中古車を購入するタイミングに、フルモデルチェンジ後があります。

フルモデルチェンジ後は、型落ちになったモデルが中古車市場に一斉に流れてきます。そうなると中古車価格も全体的に安くなりますし、コンディションの良い中古車も増えます。

自分の欲しい車種のフルモデルチェンジが近い場合は、フルモデルチェンジ後を狙って購入するのも手です。

現状販売の車は危険!

中古車の「現状販売」とは、整備や点検を行わずに仕入れた状態のまま再販売している車のことを指します。

保証などもついていないので、かなり安い価格で売られていることもあります。安さにつられて購入を決める人もいらっしゃるでしょうが、整備・点検もなく保証もない中古車を買うことは危険です。

購入直後に故障してしまっても、修理代は買主が負担することになり、状態によっては高額な修理代を支払う可能性もあります。安い価格で購入できたとしても修理代をプラスしたら全然安くなかった…なんてことにもなりかねないので、最低限の保証と整備・点検のしてあるものを購入するようにしましょう。

お得に自動車が手に入る届出済未使用車とは?

届出済未使用車とは?

「届出済未使用車」とは、新車から車両登録だけをされた状態の車で、実際には誰も使用したことのない車です。

誰も使用していないので、新車とほぼ同様に綺麗な車であるのが特徴で、価格も新車よりも安いことから人気の高いクルマです。

届出済未使用車のメリット

届出済未使用車には、「新品同様なのに低価格」「納車が早い」などのメリットがあります。

新品同様なのに低価格

車両登録されただけで誰も使用したことがない車なので、新車とほぼ変わらず外装も内装もピカピカです。

ですが一度登録されたことで中古車の扱いになってしまいます。自動車は時間の経過とともに価値がどんどん下がっていくので、新車と同様のクオリティであっても届出済未使用車は価格が20万~40万円程度新車よりも安くなるのです。

早く納車できる!

注文が入ってから製造にかかる受注生産の新車と異なり、届出済未使用車はすでに現車が存在します。

製造され完成するのを待つ必要がないので、新車よりも納車にかかる日にちは短く済みます。納車までの日数は販売店にもよりますが、『軽の森』では最短3日で納車が可能です!

届出済未使用車のデメリット

届出済未使用車には、「メーカーオプションがつけられない」「在庫が無いと購入できない」などのデメリットがあります。

メーカーオプションは不可

車の製造過程でしか装着することができないオプションのことを、メーカーオプションと呼びます。自動ブレーキシステムやサンルーフ、本革シートなどがこれに当たりますが、後付けすることが不可能なオプションです。もし自分が希望するメーカーオプションがあるならば、最初からそれが装着されている届出済未使用車を探し出すしかありません。

在庫が無いと購入できない

希望する車種、カラー、装備の届出済未使用車があったとしても、それに合致するものが販売店に在庫としてなければ購入することができません。

新車でしたら自分の希望のものを注文して造ってもらえば良いのですが、届出済未使用車はすでに出来上がっている車なのでそれができません。

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中古軽自動車に関するお問い合わせは軽の森へ!

中古の軽自動車には、新車よりも安い価格で購入できるなどのメリットがたくさんあります。反対に、車によって状態にバラつきがあるので当たりはずれがあるなどのデメリットもあります。

中古の軽自動車を購入しようと思う際には、今回ご紹介しましたメリットとデメリットを熟考し、後から後悔しないようにすることをオススメします。

 

軽の森は、南大阪を拠点とし「届出済未使用車」を専門に扱っている販売店です。

良質な軽自動車を総在庫800台ご用意致しております!また、保険や車検、板金修理などのアフターサービスも万全に整えております。

中古軽自動車のご購入をお考えの方は、ぜひ軽の森へお気軽にお問い合わせください。知識豊富なスタッフがお客様のお車探しを全力でサポートさせていただきます!

皆様のお問い合わせ・ご来店を心よりお待ち致しております。

 

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総在庫800台
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南大阪を中心に軽の森4店舗展開!
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この記事を書いた人
営業
森田龍太朗
Ryutaro Morita
ヨシダオートサービスに入社して7年目。整備士を経て現在は営業や仕入れの業務をしています。 ブログ記事を通して自動車販売店独自の目線でお客様にお得でタメになる情報をお届けしていきます。 資格としては自動車整備学校にて二級自動車整備士を取得しております。