メンテナンス 2024年6月24日

ワイパー交換は自分でできる?手順や注意点、かかる費用を解説

この記事のポイント

◆ワイパー交換の目安は使用歴と症状で判断
◆ワイパー交換はゴムとブレードの2種類

車のワイパー交換は、プロに依頼する方法以外に自分で交換することもできます。
しかし、ワイパーの種類や選び方、手順などが分からないという方も多いのではないでしょうか。

そこで、この記事ではワイパーの交換方法やタイミング、かかる費用などをくわしくご紹介します。

ワイパー交換の目安とは?自分で?

ワイパー交換の目安とは?自分で?
車のワイパーは、視界を確保するために必要となる重要なパーツです。
フロントワイパーの装着は保安基準で定められており、基準を満たしていないと車検を受けることができません。
「ワイパー交換」というと、ゴムを交換するイメージを持つ人も多いかと思います。
ワイパーを交換するときには、ゴムだけを交換する方法と本体(ブレード)ごと交換する方法の2パターンがあります。
それぞれの目安交換時期は以下の通りです。
◆ワイパーゴム交換:約6か月~1年
◆ワイパーブレード交換:約1年~2年
一般的にはワイパーゴムは半年から、ブレードは1年後に交換することが推奨されています。
しかし、使用頻度や使用環境などによってワイパーの状態は大きく異なります。
交換時期の目安となる半年や1年を経過していなくても、ワイパー交換しなければならない状況にもなりうる、ということは理解しておきましょう。
また、ワイパーゴムは自分で交換することができます。
どのワイパーゴムも対応しているわけではなく、車種によって適合するワイパーゴムは決まっています。
メーカーの公式サイトや車の取扱説明書等に、公表されいるので必ず確認しましょう。
ワイパーブレード(本体)ごと交換する時も、同様です。
「このワイパーブレードにはこのワイパーゴム」と取り付けるゴムも決まっているため、カー用品店などで購入する時には注意が必要です。
もちろん、ワイパー交換はディーラーやカー用品店などに依頼することも可能です。
交換作業が手間だと感じる人や、不安要素がある人は、プロに依頼することを検討しましょう。

ワイパー交換のタイミング

ワイパー交換のタイミング
ワイパー交換のタイミングは、ワイパーの状態によって判断できます。
ワイパーの状態は目に見えてわかるため、どの点に注目したら良いのか解説します。

ワイパー本体が錆びている

ワイパーの本体となるワイパーブレードに「サビ」が付いてくると、交換のサインです。
ワイパーブレードとは、ワイパーのアーム(支えている部分)とゴムの間に位置する金属パーツです。
ガラスの汚れや水分をふき取るとるための役割があるため、ワイパーブレードにサビが付いていると拭き残してしまう状態に陥ります。
拭き取りがあまくなると、「スジ」が残る場合もあります。
ワイパーブレードの劣化は、視界を十分に確保できない状況へと繋がります。

ワイパーゴムが劣化している

ワイパーゴムが劣化すると、拭き取りにムラが出たり拭き残しがあったりと、ワイパーを作動しても雨天時には「見えにくさ」を感じることがあります。
また、ワイパーゴムの劣化が進むと、拭き残しの他にワイパー作動時に異音が発生するケースもあります。
ワイパーゴムが裂けている、又はひび割れや変形などによって通常の拭き取りができないことがあります。
ワイパーゴムの劣化は、現物を見て確認することができます。
「拭き残しがある」と感じた場合は、ワイパーゴムを確認しましょう。
また、ワイパーゴムに異常が見られないときは触ってみることがポイントです。
ゴムが硬化しているときは、交換サインだと考えましょう。
ワイパーゴムの交換は約半年程度と言われていますが、使用頻度や使用環境・保管環境によっても劣化が進むケースがあります。

ワイパー交換の手順と注意点

ここからは自分でワイパーを交換する場合の手順を動画にてご紹介します。

  1. エンジンを必ず停止させる
  2. ワイパーアームからブレードを取り外す※注意ポイント1※
  3. ワイパーゴムの長さ、太さを確認し、交換部品を選ぶ
  4. ゴムを交換する※注意ポイント2※
  5. アームにブレードを取り付ける
注意ポイント
  1. アームの先に布を挟んで寝かせることでフロントガラスの傷を防ぐ
  2. ゴムが溝にキッチリとはまっているか確認
  3. 作業完了後はウォッシャー液を作動させ、拭き取り確認

ワイパーゴムのみを交換する場合も、必ずエンジンは停止した状態で作業を行いましょう。

ワイパーの種類

ワイパーの種類
ワイパーには種類があります。
車によって取り付けるワイパーは決まっていますが、使用環境によって向いているワイパーを選ばなければなりません。
ここからは、ワイパーの種類やワイパーゴム・ワイパーブレードの選び方をご紹介します。

ワイパーには「雨用ワイパー」「雪用(冬用)ワイパー」がある

ワイパーには、標準ワイパー(雨用)と雪用ワイパーがあります。
雪が降る地域で車を使っている人はご存知かもしれませんが、雪が積もらない地域に住む人は知らない人も多いのではないでしょうか。
ワイパーにも「サマータイヤ」「スタッドレスタイヤ」のように、使用環境によって最適なワイパーが異なります。

雨用ワイパーと雪用ワイパーの大きな違いは「ワイパーブレード」にあります。
ワイパーブレードは鉄製でつくられており、雨用ワイパーは何もおおわれていない状態です。
一方の雪用ワイパーは全体がゴムで覆われています。
雪が降る地域では気温も低く、ワイパーが凍ってしまう可能性があります。
ワイパーブレードをゴムで覆うことによって、凍結を防ぐ効果があります。

ワイパーゴムの種類と選び方

ワイパーゴムには3つの種類があります。
見た目は同じように見えることもありますが、効果が違ったり価格帯が違ったりと、使用環境に適したワイパーゴムを付けることがポイントです。
それぞれのメリットやデメリットも合わせてご紹介します。

スタンダード

メリット ・低価格
・汎用性が高い
デメリット ・ガラスの撥水コートの持続力を下げることも

何も加工されていない、一般的なゴムを用いています。
雨用として使用されれることが多く、3つのワイパーゴムの中で一番安価な価格帯です。

グラファイト

メリット ・柔軟性でありよく滑る
・ビビリ音を防ぐ
デメリット ・クリーナーやアルコール類に弱い

グラファイトのワイパーゴムとは、炭素加工が施されたものです。
「高品質ゴム」とも言われています。
耐熱性が高く、気温差にも強いことが特徴です。
表面の摩擦を少なく抑える効果があります。
ディーラーでは、このグラファイトタイプのワイパーを採用していることが多いです。
スタンダードタイプよりも値段は高く、1,000円程度で販売されています。

撥水

メリット ・長期間、撥水効果が持続
・撥水効果が弱くなっても使い続けることはできる
デメリット ・フロントガラス全体に撥水効果をもたらすことはできない

撥水加工されていないフロントガラスでも、撥水タイプのワイパーを使うことで撥水コーティングの効果があります。
しかし、すぐに効果が表れるわけではありません。
ワイパーを使っているうちにフロントガラスに張り付いていた水滴が、水を弾いて水玉となります。
ご紹介した3つのタイプの中で、一番価格帯が高いワイパーです。

本体(ワイパーブレード)の種類と選び方

ワイパーブレードには、3つの種類があります。
デザインや特徴がそれぞれ異なります。
メリットやデメリットも含めてご紹介します。

トーナメント

トーナメント
メリット ・低価格
・均等に力を加えることができる
デメリット ・鉄製部分が劣化しやすい

多くの国産車に用いられているワイパーが、トーナメントタイプのワイパーブレードです。
フレームの強度が高く、ガラス面に対し均等な力で水滴を拭き取ることが特徴です。
3つのワイパーブレードの中で、最もコスパが良いタイプです。

フラット

メリット ・フレームが柔らかい
・ガラスに密着しやすい
デメリット ・ゴム交換時には、セットでワイパーブレードも交換しなくてはいけない

欧州車に主に採用されている、フラットタイプのワイパーブレード。
近年では国産車に採用されていることも多くなりました。
フレームが柔軟なため、静粛性が高く見た目もスッキリした印象を持ちます。

デザイン

メリット ・払拭の性能が高い
・空気抵抗を考慮したつくり
デメリット ・交換費用が高めの設定

高速走行時にもブレが少ないことが特徴です。
見た目もフラットタイプと同様スッキリとし、掃除がしやすいことも利点と言えるでしょう。
払拭性能は高く評価され、費用も3つのワイパーブレードの中で最も高額な価格帯となります。

ワイパーの選び方

ワイパーの選び方
ワイパーを交換する際、ワイパーの種類の多さに驚く人もいらっしゃいます。
ワイパーには、効果やデザインの異なる様々なタイプが販売されており、迷ってしまうこともあるはずです。
ここからは、自分の車に取り付けるワイパーを選ぶ際のポイントを3つご紹介します。

ワイパーの適合確認する

「このワイパーに決めた!」と選んでも、装着する車に適合していないワイパーは取り付けることができません。

ワイパーを選ぶときは、まず初めに装着する車に適合しているモデルを把握することから始めましょう。
ネットで事前に調べることはもちろんできますが、カー用品店等に並んでいるワイパーのカタログで確認することができます。
専用の検索システムを導入している用品店もあるので、車検証があればどのタイプに適合しているのか、スムーズに調べることができるでしょう。

ここで注意したい点は、中古の自動車を購入した人がワイパーゴムを交換する場合。
中古車であると、純正品のワイパーブレードが装着しているとは限りません。
カタログや検索システムで抽出されたタイプは、すべて純正のワイパーブレードに対するワイパーゴムです。
そうなると、本来適合しているタイプのゴムを選んでも、過去に社外品のワイパーブレードに付け替えられていると、ワイパーゴムを取り付けることができない可能性があります。
どのワイパーブレードが現状付いているかの判断は素人では難しいため、お店に行って購入する場合はスタッフに問い合わせましょう。

ワイパーの性能やデザインで選ぶ

ワイパーブレードやワイパーゴムには、先述したように様々なタイプがあります。
デザインで決めることも良いですが、車の使用環境や状態に応じた効果をもたらすワイパーを選ぶことも大切です。

以下のような例が挙げられます。

  • 冬用ワイパー=毎年雪が降り積もる豪雪地帯
  • 撥水タイプのワイパーゴム=フロントガラスにコーティングを施していない車
  • デザインワイパー=高速道路の走行が多い車

このように、見た目だけでなく用途に適しているタイプを選ぶということを心がけておきましょう。

ワイパーの価格で選ぶ

ワイパーゴムであってもワイパーブレードであっても、純正品を選べば満足度は高くなりますが、それと同時に価格も高まります。
価格を重視するのであれば、規格に応じた社外品を選ぶことがおすすめです。

また、ワイパーブレードの劣化がみられる場合は、ゴム一体型のワイパーブレードに付け替えることも良いかもしれません。
標準のワイパーゴムよりも拭き取り性能が高いため、雨天時にもハッキリとした視界が確保されます。

ワイパー交換の費用と比較

ワイパー交換の費用と比較
ここからは、自分でワイパー交換を行うときの費用と、依頼してワイパー交換してもらう時の費用をご紹介します。

ワイパー交換の相場と費用

自分でワイパー交換をするときに必要となる費用は、「ワイパー代」のみとなります。
一般的なワイパーの価格を一覧にしました。
2本セットでの価格です。

ワイパーゴム 1,000円~3,000円程度
ワイパーブレード 2,000円~5,000円程度
ゴム一体型
ワイパーブレード
6,000円前後

自分で交換作業を行う場合は「工賃」の費用が発生しないため、カー用品店等で販売しているパーツの費用だけですみます。

ワイパー交換は、手順さえ間違わなければ専門の知識を持っていない人でも交換作業が行えます。
自分でワイパー交換に挑戦しようと思っている人は、取扱説明書をよく理解し、手順通りに作業を進めていきましょう。

ワイパー交換の工賃

私たちがワイパー交換を依頼する場合、依頼する先は大きく分けて3つ。
「カー用品店」「ガソリンスタンド」「ディーラー」となります。
それぞれの工賃を比較してみました。
カー用品店 300円~1,000円程度
ガソリンスタンド 1,000円前後
ディーラー 1,500円前後

ワイパー交換を行う場所によって工賃は前後します。
カー用品店であれば、数百円の工賃でワイパーを交換してもらうことができます。
また、ディーラーでの作業になると他の店舗よりも少し工賃は高くなります。
わざわざワイパー交換のためだけに行くのではなく、車のメンテナンスついでにワイパーの劣化が見られ、交換してもらうという人もいらっしゃいます。

ワイパー交換の工賃は数百円から行ってくれるお店もあり、2,000円あればお釣りが返ってくるイメージを持っておくと良いでしょう。

ワイパーをできるだけ長持ちさせるには?

ワイパーをできるだけ長持ちさせるには?
ワイパーゴムの交換時期の目安は、長くて約1年とされています。
ワイパーブレードは長くて約2年。
しかし、使い方や保管方法を誤ると劣化が進み、交換時期が早まる可能性があります。
ワイパーを長持ちさせるために、抑えておくポイントは3つ。
1.汚れをワイパーで拭き取らない
2.外気温によってワイパーを立てる
3.マメにワイパーの掃除をする

1.汚れをワイパーで拭き取らない

フロントガラスに汚れが付いていると、ワイパーを作動しウォッシャー液を使うことで汚れが落ちます。
しかし、これはワイパーゴムに負荷がかかっている状態になります。
ワイパーゴムにダメージを受けてしまうと交換時期が早まってしまうため、フロントガラスの汚れを取るときは水洗い等できるだけワイパーを使うことは避けましょう。

2.外気温によってワイパーを立てる

外の気温によってワイパーゴムの劣化が進むことがあります。

例えば、豪雪地帯で駐車する場合。
走行時と変わらない方法で駐車しているとワイパーは凍ってしまい、フロントガラスに張り付いた状態になります。
この状態のままワイパーを作動させてしまうと、ゴムに亀裂が入ることはもちろん、ワイパー本体にも余計な力が加わり、故障の原因や消耗を早めてしまう恐れがあります。

雪が積もる地域または、外気温が氷点下になる地域に駐車する場合は、必ずワイパーを立てることを忘れてはいけません。

3.マメにワイパーの掃除をする

なぜ、定期的にワイパーの掃除をしなくてはいけないのか。

その理由は、ワイパーの役割にあります。
ワイパーは雨天時に視界を確保するため、フロントガラスに装備しているアイテムです。
雨風を受け、汚れや水滴をふき取る役割があります。
拭き取るワイパーに汚れがあっては、フロントガラスの汚れが取れるはずがありません。
さらに、汚れた状態のワイパーを作動してしまうと、摩擦が大きくなり、ゴムの消耗が早まります。

定期的にワイパーの掃除をすることで、ワイパーが長持ちするだけでなく、良好な視界の確保にも繋がります。

ワイパー交換は軽の森へお任せください!

ワイパーにも種類があり、それぞれ特徴や効果は異なります。
費用も異なり、他のパーツと同じように純正であれば費用は高くなります。
どの効果を求めているのか、また、一般的に使われているワイパーよりもスマートなタイプが良いのかなど、選ぶ際にどの点を重視するかを決めることも大切です。

ただ、ワイパーを自分で交換する時には、まず初めに適合タイプであるかどうかの確認を怠ってはいけません。
数多くのタイプの中から選び抜いたワイパーであっても、適合タイプと異なれば、また探し直さなければなりません。
自分の車に適合するワイパーを条件に、ワイパーを探すことがポイントです。

車を乗り換えてからワイパーを交換していない人は、実際にご自身の車のワイパーを見て確認してみましょう。
ワイパーに関してご不明点や費用の問い合わせなど、お気軽に『軽の森』へご相談ください!

 

軽の森

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この記事を書いた人
営業
森田龍太朗
Ryutaro Morita
ヨシダオートサービスに入社して7年目。整備士を経て現在は営業や仕入れの業務をしています。 ブログ記事を通して自動車販売店独自の目線でお客様にお得でタメになる情報をお届けしていきます。 資格としては自動車整備学校にて二級自動車整備士を取得しております。