車種紹介 2024年4月19日

ダイハツ タントの外装と内装を徹底解説!特徴や他軽自動車との違いもご紹介

2003年に初代が発売され約21年。
スライドドアタイプのハイトワゴンで、幅広い年代から大変人気のあるタント。
今回ご紹介する軽自動車は、2019年7月にフルモデルチェンジした4代目となる『ダイハツ/tanto』をご紹介します。

この記事ではタントの特徴や、タントに装備された先進技術に迫ります。

タントの特徴とは?

タントの特徴とは?

2003年にダイハツから発売が開始されたタントは、発売当初から子育て世代をターゲットにして造られたクルマです。

パパさんでもママさんでも、乗りやすい中性的なデザインが特徴です。
他のクルマにはあまり見ないようなカラーラインナップも、駐車場など多くの車が並んでいる中でも、子どもが自分のクルマを見つけやすいと好評ですよ。

タントの最大の特徴はセンターピーラーレスで大きく開く【ミラクルオープンドア】や、大切な家族を乗せるクルマだからこそこだわりたい【衝突回避支援ブレーキ機能】の搭載が全グレードに標準装備されていることがあげられます。

タントの軽の森価格

タントの外装

タントにはカジュアルなデザインの標準モデルと、メッキパーツを多く使用したカッコいいデザインのカスタムモデルの2パターンがあります。

親しみやすい標準モデル

親しみやすい標準モデル

前モデルよりカラーバリエーションも増え、全9種類の中からお選びいただけます。
赤・黄・緑といったポップなカラーが揃います。

タント比較

写真:左/現行モデル 右/旧型モデル

前モデルはライトが大きく、少し丸いデザインでしたが、今回は裾部分に少し重みを出し、四角いシルエットになりました。
フロントグリルがブラックになり大きくなったことで、前モデルとのデザインは大きく異なりました。

上質で洗練されたカスタム

上質で洗練されたカスタム

タントとはボディカラーのラインナップも異なり、落ち着いたカラーが豊富に揃っています。
前モデルと比較すると、少し落ち着いたように感じますね。

現行タントカスタムと旧型タントカスタム

写真:左/現行モデル 右/旧型モデル

メッキが少なくなり、ライトが大きくなりました。
標準モデルとは反対で、裾部分の重みが取れスタイリッシュになりました。

ボディカラー一覧

現行モデルのタントのボディカラーはモノトーンが9種類、ツートーンが3種類の計12種類ものバリエーションとなっています。

アイスグリーンやサンドベージュメタリックなどは、タントカスタムにはないタントならではの人気色となっております。

〈モノトーン〉
アイスグリーン<G62> アイスグリーン<G62>
サンドベージュメタリック〈T34〉 サンドベージュメタリック〈T34〉
シャイニングホワイトパール〈W25〉
  • シャイニングホワイトパール〈W25〉

ホワイト〈W09〉
  • ホワイト〈W09〉

ブラックマイカメタリック〈X07〉
  • ブラックマイカメタリック〈X07〉

ブライトシルバーメタリック〈S28〉
  • ブライトシルバーメタリック〈S28〉

レーザーブルークリスタルシャイン〈B82〉
  • レーザーブルークリスタルシャイン〈B82〉

ファイアークォーツレッドメタリック〈R67〉
  • ファイアークォーツレッドメタリック〈R67〉

プラムブラウンクリスタルマイカ〈R59〉
  • プラムブラウンクリスタルマイカ〈R59〉

〈ツートーン〉
ホワイト〈W09〉× アイスグリーン〈G62〉【XM8】
  • ホワイト〈W09〉× アイスグリーン〈G62〉【XM8】

ホワイト〈W09〉× サンドベージュメタリック〈T34〉【XM7】
  • ホワイト〈W09〉× サンドベージュメタリック〈T34〉【XM7】

画像引用:ダイハツ

タントの内装の特徴

タントの内装の大きな特徴は以下の5つです。

  1. 最大540㎜の運転席ロングスライド
  2. 便利なタッチ&ゴーロック機能
  3. ストレスフリーなウェルカムオープンドア機能
  4. 乗降性抜群のセンターピラーレス
  5. 安心して運転が出来る視界の高さ
タントの軽の森価格

運転席ロングスライド

運転席ロングスライド

運転席を大きく(最大540mm)スライドでき、後席と運転席をスムーズに移動できます。
これは世界初の試みであり、室内のアクセスがしやすく設計されています。

雨の日でも降車することなく、後席に座る子供のお世話がラクに行えます
助手席も380mmもロングスライドができるので、様々な使い方を楽しめますよ。

タッチ&ゴーロック機能

タッチ&ゴーロック機能

電子カードキーを携帯していれば、パワースライドドアが閉まりきる前に、フロントドアハンドルのリクエストスイッチに触れるだけで、ドアが閉まった後の自動ロックを予約。
ドアロックを待つ煩わしさがなくなります。

(※ご紹介した機能は、グレードにより非対応の場合がございます。詳細は店舗スタッフにお尋ねください。)

ウェルカムオープンドア機能

ウェルカムオープンドア機能

タントの特徴のひとつでもあるミラクルオープンドア。
前席と後席の間にある柱(Bピラー)を無くし、ドア内部に内蔵することにより、大きな間口を獲得しています。

乗降性は向上され、小さなお子様からお年寄りまで「乗りやすい/降りやすい」スタイルをつくり上げました。

乗降性抜群のセンターピラーレス

乗降性抜群のセンターピラーレス

助手席のドアと後席スライドドアを開くと最大で1,490㎜も開くタントならではの大開口幅。

また、ディーラーオプションの「ミラクルオートステップ」を装備するとさらに乗降性に優れ小さなお子さまやご年配の方もスムーズに乗り降りが可能になります。
助手席ドアやスライドドアの開閉に応じて自動で展開・格納してくれるので手間いらずなところも魅力的ですね。

安心して運転が出来る視界の広さ

安心して運転が出来る視界の広さ

タントはボンネットが短いことや、フロントピラーが細く造られていることなど死角が少なく運転がし易いことも大きな特徴でしょう。

タント後方

赤で囲っている部分の窓ガラスが大きく、後方の確認がしやすい工夫は施されています。バック時や車線変更時なども安心ですね。

タントのグレード別内装の違い

標準モデルとカスタムモデルの内装は、機能面ではそこまで大きく異なる部分はありませんが
デザイン性が異なる為、受ける印象もそれぞれ違ってきます。

インパネまわり

インパネまわり

写真:タントカスタム

インパネまわりの違いはセンタークラスターの塗装や、エアコンレジスターノブがメッキかどうか。といった点です。

タント内装

写真:タント

助手席前のインパネトレイの色味も異なるのが分かりますね。
タントカスタムの方がより質感の高さを感じられます。

シート表皮

タントカスタム後席

写真:タントカスタム

違いは一目瞭然ですね。
タントはグレーのファブリックシートで、タントカスタムはファブリック×ソフトレザー調シートを採用しています。

タント後席

写真:タント

前後共にドア内側のキルティング模様のアクセントはそれぞれインパネトレイと共通しており、ホワイトとブラックで色味が異なります。

タントの後部座席

タントは後部座席の居住性が特に優れているのも大きなポイントです。

  1. グッと広がる大開口ドアで乗り降り楽々
  2. 便利な格納式シートバックテーブル
  3. 日射しの強い日でも安心

グッと広がる大開口ドアで乗り降り楽々

グッと広がる大開口ドアで乗り降り楽々

助手席側の開口幅は1.490㎜とセンターピーラーをなくしたタントだからこそ出来る技。

これだけ広ければお子さんを抱っこしたままでも、雨の日カサをさした状態でも乗り降りがラクに行えます。

スライドドアなので狭い駐車場でも隣の車を気にせずにドアの開閉が出来るでしょう。お子さんがひとりでドアを開け閉めする時にも安心ですね。

便利な格納式シートバックテーブル

便利な格納式シートバックテーブル

普段はスマートに収納できる【格納式シートバックテーブル】も使用時には面積も大きく軽食をとることも、タブレットを立てかけてのんびり休憩することも可能です。

お子さんの車内での飲食は、食べこぼしや飲みこぼしが付き物ですが格納式シートバックテーブルにドリンクスタンドがある事や
シート表皮が撥水加工シートなのでサッと拭き取ることができ、パパさんママさんの負担も軽減されるでしょう。

日射しの強い日でも安心

格納式サンシェード

紫外線カットガラスは前席だけでなく、後列も含む【360°スーパーUV&IRカットガラス】を採用。

日焼けの原因となる紫外線をはじめ、IR(赤外線)による車内の温度上昇を抑える効果もあるので、エアコンの効率が上がることにも繋がります。

また、必要な時だけ引き出して使える【格納式リヤドアサンシェード】も全グレードに標準装備されています。
お子さんが車内で眠ってしまった時も、サッと引き延ばしておけば日光がお昼寝の邪魔をしてしまうこともありません。

タントの座席まわりの収納

軽自動車の限られたスペースでも広々と使える収納スペースの数々は、より快適性を高めてくれますね。
タントの座席周りの収納をまとめました。

インパネアッパーボックス

インパネアッパーボックス

運転席からも手が届きやすく、蓋があるので落下の心配も要りません。

USBソケット

X・Xターボに標準装備の運転席USBソケットはこのインパネアッパーボックス内に備え付けられているので、スマホなど充電しながら保管しておくことが可能ですよ。

大型インパネトレイ

大型インパネトレイ

助手席正面に位置する大型のインパネトレイはボックスティッシュやマスクケースなど、かさばる荷物も置いておけます。

グローブボックス

グローブボックス

助手席足元のグローブボックス。車検証や部品の取り扱い説明書など車内で保管しておきたい荷物を収納されている方が多いですね。

カップホルダー

カップホルダー

運転席側、助手席側どちらにも、ボトルタイプでもパックタイプでもしまえるホルダーが備えつけられています。

ドアポケット&ボトルホルダー

ドアポケット&ボトルホルダー

前席のドアには、お出かけ情報誌などをしまっておくのに便利なドアポケットがついています。

プルハンドル

ドアポケット&ボトルホルダーの上に位置するプルハンドルはさっと取り出すことが出来るので手荷物を入れておくのもお勧めです。

後席クォータートレイ&ボトルホルダー

後席クォータートレイ&ボトルホルダー

後列にもある程度の深さのあるトレイが備え付けられていて、中にボトルホルダーが内蔵されている為
後部座席でも荷物をスッキリと片付けて快適に過ごせます。

シートバックポケット

シートバックポケット

運転席シートの裏側にあるポケットは後列シートに座る人にとってもちょうどいい位置にあり、小物をなくさずに保管しておけますね。

タントの荷室とシートアレンジ

タントの荷室

タントの荷室は高さ1,061㎜幅1,007㎜と大きく開くので、大きな荷物も積み込みやすく、身体への負担が少なく済むのもタントが支持される理由のひとつでしょう。

リヤシート左右分割ロングスライド

リヤシート左右分割ロングスライド

荷物の積み込み時、いちいち前にまわり込まなくても後ろからレバーを引くだけでシートをスライドさせることができます。

手間が省けるうえに強い力は必要ないので、女性でもラクにシートのスライドが可能です。

リヤシート左右分割リクライニング

リヤシート左右分割リクライニング

後列シートは左右分割式でリクライニング機能がついているので、乗車人数や積み込む荷物に応じてシートアレンジが行えるのも、タントの高い利便性の要因のひとつ。
後列シートを倒すと自転車を積み込むことが出来る程の広さを確保することができます。

上下二段調節可能のデッキボードが備わり、上下のスペースを有効活用できるほか、荷室スペースはフラットになります。
近年増加傾向にある車中泊も、シートアレンジの多彩なタントなら楽しむことが出来ますね。

タントの安全性

タントの安全性

スマートアシストを全モデルに搭載(スマートアシスト非装備車を除く)。
軽自動車で初めてタントに搭載されている安全システムを2つ、ご紹介しましょう。

駐車支援システム

駐車支援システム

メーカーオプションとなりますが、駐車時にカメラで駐車枠を検知し、ハンドル操作を支援します。

自動でハンドルが動き出すので、あとは音声に従ってアクセル・ブレーキやシフトの操作を行うだけ。
縦列駐車など、止めにくい駐車スペースでも安心です。

アダプティブドライビングビーム

アダプティブドライビングビーム

こちらはハイグレードのみに標準装備となる、アダプティブドライビングビーム。

対向車や先行車を検知するとロービームに自動で切り替わるライトが、オートハイビーム。
アダプティブドライビングビームは対向車・先行車を検知してもハイビームのまま視野を広く確保した状態で部分的に遮光します。

他軽自動車の外装・内装比較

タントとよく比較されるのはホンダのN-BOXや、スズキのスペーシアなどスライドドアを備えた車種。

ホンダ N-BOX

ホンダ N-BOX NBOXの軽の森価格

2023年の軽自動車販売台数1位のN-BOXも、万人受けするカジュアルなデザインと安全性能の高さが特徴です。

NBOXのインパネまわり

タントに比べると室内も広く造られているので、乗車定員いっぱいでも窮屈さを感じさせないところもN-BOXの人気の理由でしょう。

NBOX前席シート

新車価格はタントよりも高額になっており、両側非電動式ドアの場合でも144万円。両側電動式ドアになると167万円以上とコンパクトカーにも並ぶ価格帯になってきます。

スズキ スペーシア

スズキ スペーシア スペースの軽の森価格

タントと同様に軽自動車でありながらもファミリー世代をメインターゲットに造られたスズキ スペーシア。
大きなヘッドライトなど、デザイン面でもカッコよさよりは可愛らしさが目立つ印象で、女性からの人気が高いクルマです。

スペーシアのインパネまわり

全車にハイブリッド機能を搭載していることが特徴で、新車価格もタントと大きな差はありません

スペーシアの前席シート

室内のサイズ感はタントよりもコンパクトな設計で、より小回りが利くのもポイントですよ。

タントを買うなら軽の森!

タントは軽自動車でありながら広い室内を実現し、ファミリーカーとして購入される人も多くいらっしゃいます。
車内でのアクセスは良好であり、使いやすい荷室が備わるタントですが、もちろん安全システムも先進技術も組み込まれています。

この記事をご紹介しました「軽の森」には、タントはもちろん数多くの軽自動車の取り扱いがございます。
軽自動車をお探しの方、気になる点やご相談がございましたらお気軽に軽の森迄お問い合わせください!

 

軽の森

総在庫800台
タイプ別!

南大阪を中心に軽の森4店舗展開!
各店へのお問合せはこちらから

 

―――出典―――

ダイハツ/タント

この記事を書いた人
営業
森田龍太朗
Ryutaro Morita
ヨシダオートサービスに入社して7年目。整備士を経て現在は営業や仕入れの業務をしています。 ブログ記事を通して自動車販売店独自の目線でお客様にお得でタメになる情報をお届けしていきます。 資格としては自動車整備学校にて二級自動車整備士を取得しております。
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