低燃費をセールスポイントとしているアルトですが、実際に走った時の実燃費はどうなのか。
旧型と新型との比較や、ライバル車との比較で見えてくる新型アルトの燃費の特徴について詳しくご紹介します。
スズキの新型アルトの魅力
2022年の1月にモデルチェンジが行われて、新しく生まれ変わったアルト。優れた燃費性能とコンパクトで使い勝手の良いサイズ感が特徴です。
基本スペック(2WD) | |
寸法 ㎜ | 3395/1475/1525 |
室内寸法 ㎜ | 2015(1960)/1280/1260 |
車両重量 ㎏ | 680 |
最小回転半径 m | 4.4 |
燃料消費率(WLTCモード) | 25.2km/L~ |
低価格でも充実した安全性能
低価格をウリにしているアルトですが、安全性能には手を抜きません。スズキの予防安全技術「スズキ セーフティサポート」は全グレードに標準装備されています。
中でも最上級グレードはカラーのヘッドアップディスプレイや標識認識機能の搭載も可能になっていて、安全性能にも長けているところが魅力だと言えるでしょう。
コンパクトで使い勝手の良いサイズ感
アルトは軽自動車の中でもさらにコンパクト。普段ひとりで利用される方や運転の苦手な方にとっては軽自動車の規定ギリギリでつくられた軽自動車よりも、よりコンパクトにつくられていた方が扱いやすいというメリットがあります。
狭い路地や住宅街でも小回りが利き、対向車とのすれ違いもストレスなくこなせるのはアルトの魅力だと考えられますね。
足としてお車をお探しの方に最適な価格帯
セカンドカーとしてのイメージの強かった軽自動車も様々な機能が搭載されるようになり、今ではメインで使われるユーザーも増えています。
機能の充実に伴い、軽自動車の価格も昔では考えられないほど高くなり、100万円以内で購入出来る車はとても少なくなってしまいました。
そんな中で新型アルトはモデルチェンジ後も100万円以内と機能性はそこそこに、足として利用する目的にお車をお探しの方には最適な軽自動車と言えます。
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アルトの燃費性能は?
高い熱効率と幅広い速度域でスムーズな走りを実現したR60D型エンジンに、モーター機能付き発電機と専用リチウムバッテリーを組み合わせた「マイルドハイブリッドシステム」を搭載したモデルは、加速時にモーターでエンジンをアシスト。さらなる燃費の向上に貢献するハイブリッドシステムです。
また、マイルドハイブリッドシステム非搭載のモデルには、減速時に発生するエネルギーで発電・充電し、その電力を電装品に供給することでガソリンの消費を抑え軽快な走りにも貢献する「エネチャージ」を搭載しています。
アルトのカタログ燃費
アルトの、WLTCモードのカタログ燃費は下表のとおりです。
グレード | 駆動方式 | カタログ燃費 |
A L |
2WD | 25.2㎞/L |
4WD | 23.5㎞/L | |
HYBRID S HYBRID X |
2WD | 27.7㎞/L |
4WD | 25.7㎞/L |
カタログ燃費でアルトのマイルドハイブリッド2WD車は、ガソリン・ハイブリッド軽自動車クラス№1となります。(2023年4月現在 スズキ調べ)
アルトの実燃費
e燃費のデータから、アルトのWLTCモードの実燃費は下表のとおりです。
グレード | 駆動方式 | 実燃費 |
A L |
2WD | 21.93㎞/L |
4WD | 22.85㎞/L | |
HYBRID S HYBRID X |
2WD | 25.12㎞/L |
4WD | 24.17㎞/L |
参考:e燃費
カタログ燃費よりはやや燃費が落ちますが、それでも優秀な燃費性能です!
アルトとライバル車の燃費性能を比較
アルトの燃費性能はどのくらい良いのか?アルトのライバル車と言われている2車種と燃費性能を比べてみましょう。
ダイハツ「ミライース」
スペック | |
全長×全幅×全高 ㎜ | 3,395×1,475×1,500(1,510) |
室内寸法(長×幅×高)㎜ | 1,935(2,025)×1,345×1,240 |
定員 | 4名 |
車両重量 | 650~740㎏ |
メーカー希望小売価格 | ¥860,200~1,372,800 |
軽の森相場 | ¥698,000~ |
おすすめポイント
車両本体価格が安く、低燃費。ダイハツから販売されているミライースは、価格帯やターゲットなどもアルトと共通していることから比較されることの多い軽自動車です。
可愛い雰囲気のあるアルトとはまた違った、シャープで都会的なデザインが人気のミライースは幅広い世代から人気があります。
全体の大きさや車内の広さはほぼ互角で強いて言うなら、頭上にゆとりがあるのはアルト・2人隣同士に座った時の距離にゆとりがあるのがミライースといったところです。
では燃費はどうでしょうか。アルトとミライースのWLTCモードの燃費性能を見比べてみましょう。
アルト | |||
グレード | 駆動方式 | カタログ燃費 | 実燃費 |
A L |
2WD |
25.2㎞/L |
21.93㎞/L |
4WD | 23.5㎞/L | 22.85㎞/L | |
HYBRID S HYBRID X |
2WD | 27.7㎞/L | 25.12㎞/L |
4WD | 25.7㎞/L | 24.17㎞/L |
ミライース | |||
グレード | 駆動方式 | カタログ燃費 | 実燃費 |
全グレード | 2WD | 25.0㎞/L | 24.46㎞/L |
4WD | 23.2㎞/L | 22.45㎞/L |
参考:e燃費
比較してみると、カタログ燃費・実燃費ともにアルトのマイルドハイブリッドシステム搭載車の方が燃費が良いことがわかります。
燃費の面だけで車を選ぶなら、ミライースよりもアルトのハイブリッドシステム搭載グレードのほうがオススメですね!
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スズキ「アルトラパン」
スペック | |
全長×全幅×全高 ㎜ | 3,395×1,475×1,525 |
室内寸法(長×幅×高)㎜ | 2,020×1,295×1,240 |
定員 | 4名 |
車両重量 | 650~730㎏ |
メーカー希望小売価格 | ¥1,251,800~1,641,200 |
軽の森相場 | ¥998,000~ |
おすすめポイント
”可愛い♡”が詰め込まれた内外装アルトから派生し、アルトをベースに作られたアルトラパン。
ラパンはフランス語で「ウサギ」を意味し、エンブレムもウサギのマークになっており、内装も外装も徹底的に女性目線で作られた”可愛い♡”のが特徴の軽自動車です。
アルトとアルトラパンはベースが同じなため、ボディのサイズ、室内空間の大きさ、車両重量、安全機能などにほぼ差はありません。
違うところと言えば、アルトラパンには可愛らしい内装や装備が付いており、そのため価格もアルトに比べ約30万円ほど高くなるという点です。
燃費性能ですが、アルトラパンにはマイルドハイブリッドシステム搭載のモデルがないので、燃費の面で両車には差があります。
アルトとアルトラパンのWLTCモードの燃費性能を比べてみましょう。
アルト | |||
グレード | 駆動方式 | カタログ燃費 | 実燃費 |
A L |
2WD |
25.2㎞/L |
21.93㎞/L |
4WD | 23.5㎞/L | 22.85㎞/L | |
HYBRID S HYBRID X |
2WD | 27.7㎞/L | 25.12㎞/L |
4WD | 25.7㎞/L | 24.17㎞/L |
アルトラパン | |||
グレード | 駆動方式 | カタログ燃費 | 実燃費 |
全グレード | 2WD |
26.2㎞/L |
21.82㎞/L |
4WD | 24.6㎞/L | 20.86㎞/L |
参考:e燃費
カタログ燃費・実燃費ともにアルトラパンよりアルトのほうが燃費性能に優れています。
大きさ、車両重量に差がないことから、やはりマイルドハイブリッドシステムを搭載しているほうが燃費を高く維持できることが分かりますね。
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グレードや内装なども紹介
アルトの歴代モデルやグレードの燃費性能を比較
新型アルトは燃費性能に優れていますが、歴代のモデルも良かったのでしょうか?
またグレードによって燃費性能に差があるのか比較してみます。
旧型アルトとの違い
新型アルトと旧型アルトの燃費性能を比べてみましょう。
新型アルト | |||
グレード | 駆動方式 | カタログ燃費 | 実燃費 |
A L |
2WD |
25.2㎞/L |
21.93㎞/L |
4WD | 23.5㎞/L | 22.85㎞/L | |
HYBRID S HYBRID X |
2WD | 27.7㎞/L | 25.12㎞/L |
4WD | 25.7㎞/L | 24.17㎞/L |
旧型アルト | |||
グレード | 駆動方式 | カタログ燃費 | 実燃費 |
S L |
2WD |
25.8㎞/L |
23.68㎞/L |
4WD | 24.2㎞/L | 23.53㎞/L |
カタログ燃費では、新型アルトのマイルドハイブリッドシステム搭載グレードは、旧型アルトよりも燃費性能が向上しています。
実燃費においても、新型アルトのマイルドハイブリッドシステム搭載グレードのほうが燃費性能は上です。
旧型アルトはガソリン車のみでしたが、今回のモデルチェンジによりハイブリッドシステム搭載車が新たに追加された点は、アルトの燃費性能向上に大きく貢献していると言えますね。
ボディは旧型よりも新型の方が室内の幅や高さなど広くとられていて、車両重量は2WD車で710㎏から650㎏への大幅な軽量化にも成功。全体の寸法はそれほど変わらないまま、より車内のスペースは広く確保されているので居住性の向上にも貢献しています。
グレードの違い
新型アルトには4つのグレードがありますが、ハイブリットシステム搭載車とガソリン車のそれぞれ2種類ずつに分けることが出来ます。
ハイブリッド車 (HYBRIDX・HYBRIDS) |
ガソリン車 (L・A) |
|||
駆動方式 | 2WD | 4WD | 2WD | 4WD |
カタログ燃費 | 27.7㎞/L | 25.7㎞/L | 25.2㎞/L | 23.5㎞/L |
実燃費 | 25.12㎞/L | 24.17㎞/L | 21.93㎞/L | 22.85㎞/L |
ガソリン車でも十分低燃費なアルトでしたが、ハイブリットシステムを搭載することでさらに数字は伸びました。
カタログ燃費でHYBRID X・HYBRID Sの2WD車は、ガソリン・ハイブリッド軽自動車クラス№1となるので(2023年4月現在 スズキ調べ)、低燃費のお車をお探しの方には最適な1台だと言えるでしょう。
アルトはこんな人におすすめ
燃費が良いことはお車をお探しの全ての方にとって魅力になりますが、アルトのサイズ感なども踏まえるとアルトがおすすめな人とそうでない人がいます。
ではアルトはどういう方におすすめなのでしょうか?
アルトは軽自動車の中でもかなりコンパクトサイズ。後席は大人が乗るには少し窮屈なので、通勤や通学など主にひとりで使用することがメインだという方におすすめです。また通勤・通学などで毎日車に乗る場合、燃費性能に優れたアルトなら月のガソリン代の負担も少なくなり経済的です。
小回りが利き切り返しもラクに行えるアルトは、住宅街などの細い道を運転するのに適しており、普段の買い物などちょい乗りが目的だという方にもぴったりです。
アルトは必要な装備や機能はしっかり備わっていますが、100万円以内で購入することができるコスパの高い車種。機能の充実よりはなるべく価格重視で軽自動車を購入したい方にもおすすめの車種です。
アルトの購入は新車?それとも中古車?
車を購入しようとした際にまず考えるのは、新車にしようか?中古車にしようか?という点だと思います。
新車、中古車のどちらにもメリットとデメリットがあり、この選択はなかなか難しく悩まれる方も多いかと思います。
そこで双方のメリット・デメリットを整理し、自分にはどちらが適しているのか考えてみましょう。
新車のメリット
新車のメリットにはどのようなことがあるのでしょうか。
全て新品であるという満足感
新車のメリットと言えばこれです。何から何まで全て新品の車の、初めてのオーナーが自分であるという満足感です。
部品なども全て未使用のものなので、車のコンディションも気にせず安心して乗れるというのも大きなメリットですね。
好みのメーカーオプションを付けられる
自分好みのメーカーオプションを追加し、自分の理想の一台を手に入れることができるのも新車ならではのメリット。
サンルーフや本革シートなど、車を製造する過程でしか付けることができないメーカーオプションは、新車のみの特権です♢
新車のデメリット
ではデメリットにはどのようなことがあるのでしょうか。
納車まで日数がかかる
新車は注文をしてから製造にとりかかるため、納車までに日数がかかってしまうというところがデメリットです。
人気の車種やグレードになると、納車までに数カ月以上待たなければならないこともザラにあります。ホームページなどで自分の欲しい車種の納期がどのくらいなのかをあらかじめチェックしておくことをお勧めします。
中古車に比べ高額
価格面では仕方のないことですが、中古車の安さには敵いません。
すべて新品で最新の装備を備えた新車ですから中古車よりも高額になるのは当たり前ですが、やはり新車を購入する時にデメリットとなるのは価格面ですね。
中古車のメリット
中古車のメリットにはどのようなことがあるか見てみましょう。
新車よりも安価
年式や走行距離、車の状態などによって中古車の価格はさまざまですが、新車よりもリーズナブルに購入できるのが最大のメリットです。
車の購入時にはそれぞれのご家庭で予算がある思います。希望の車種がある場合、新車だと予算内に収まらなかったとしても、中古車だと予算に応じた価格の車を選ぶこともできます。
納車までの日数が早い
中古車は一から製造する新車と違い、在庫がもうすでにある車です。
そのため納車までの日数が早く、販売店によっては3日~1週間位で納車が可能なところもあります。
お仕事の都合や今乗っている車が故障した等で、すぐに車が必要な方にはメリットとなります。
選択肢が豊富
新車では現行の車種からしか選択することができませんが、中古車は在庫さえあれば今まで発売された全ての車種から選択することが可能です。
今はもう発売されていない限定車や特別仕様車など、希少なクルマも手に入れられる可能性もあります。
中古車のデメリット
中古車のデメリットとはどのようなことでしょうか。
在庫がなければ購入できない
中古車のデメリットとして一番に挙げられるのは、欲しい車種・グレードがあったとしても販売店に在庫が無ければ購入することができないという点です。
在庫が無くても中古車市場は常に動いているので後々希望の車が入ってくる可能性もありますが、ボディカラーやグレード、オプションなど細かに欲しい車種を限定してしまうとなかなか出会うことが難しくなります。
車のコンディションにバラつきがある
中古車は誰かが使用し、走行歴があるものがほとんどです。そのため同じ年式・走行距離の車であったとしても状態にバラつきがあります。
きちんとメンテナンスされ大切に乗られてきた中古車と、そうでなかった中古車では状態に大きな差があるのです。
新車ではこのような心配は皆無なので、中古車特有のデメリットと言えます。
お得に自動車が手に入る届出済未使用車とは?
新車よりもお得に車が手に入る、届出済未使用車をご存じでしょうか?
届出済未使用車は、陸運局に車両の届出が済んでいるが実際には一度も使用されたことのない車を示します。
使用されたことのない車なので外装・内装ともにピカピカで新車とほぼ変わりませんが、一度届出されたことにより中古車の扱いになるので価格が新車よりも安く、お得に手に入れることができるのです。
届出済未使用車のメリット
届出済未使用車の優れたところはどこにあるのでしょうか?ご紹介していきます。
新品同然だが低価格
届出済未使用車の魅力はなんといっても新品同然なのに低価格であるという点!
誰にも使用されたことがない車ですが、届出され中古車となってしまったため、新車時の価格より1割~2割程度安く購入できるのです。
車の価値は使用されていなくても日数が経つにつれどんどん下がっていくという事です。
納車が早い!
中古車同様、届出済未使用車は在庫がすでにある車です。ですから新車のように製造されるのを待つ必要はありません。
書類の手続きなどを済ませれば大体納車が可能なので、早いところでは数日ほどで納車できるところもあります。
届出済未使用車のデメリット
では届出済未使用車のデメリットについて見てみましょう。
メーカーオプションが付けられない
届出済未使用車はすでに出来上がってしまっている車です。製造の過程でしか付けることのできないメーカーオプションは非対応になります。
ですから付けたいメーカーオプションがある場合は、それが付いている届出済未使用車を探し出すしかありません。
在庫が無いと買えない
受注生産する新車と違い、届出済未使用車も中古車同様に在庫が無いと購入することができません。
届出済未使用車は人気が高く、入荷してもすぐ売り切れてしまうことがあります。欲しいと思った車種の届出済未使用車をタイミングよく手に入れることができるのは運しだいということです。
スズキのアルトをお探しの方は軽の森までご相談ください!
今回ご紹介してきた新型アルトは「軽の森」でお得に購入することが可能です!
南大阪を拠点に4店舗ある軽の森では、国内オールメーカーの軽自動車を総在庫800台と取り揃えております。
メーカー問わずに在庫のある軽の森だからこそ、今回ライバル車としてご紹介してきたミライースやアルトラパンとも実際に見比べることも出来ますよ。
また軽の森の営業スタッフもオールメーカーを取り扱っているからこそ、中立的な立場でお客様に最適な1台をご提案させていただきます。
ふらっと立ち寄っていただくことももちろん大歓迎ですが、店舗により展示車など在庫が異なる為、気になっている車種が既に決まっている場合には事前にお問い合わせをしていただけると幸いです。
みなさまのお問い合わせ・ご来店を心よりお待ちしております。
ダイハツ(ミライース)