軽自動車の中古車に保証期間は必要?選び方のポイントや保証の種類などを解説|豆知識|トピックス|大阪の軽自動車・未使用車 専門店 軽の森
豆知識 2024年5月27日

軽自動車の中古車に保証期間は必要?選び方のポイントや保証の種類などを解説


車を購入する際に『保証』はどうするべきか考える機会が多くあると思います。
新車購入時、中古車購入時どちらの場合でも保証の話は出てくる為、車の購入には切っても切り離せない話ですよね。

そんな保証についてですが、ここでは『中古車』に焦点を当てて考えていきたいと思います。




軽自動車の中古車には保証期間はあったほうがよい?

中古車に保証期間は?
中古車を購入する際に保証はあるほうが良いのか、それとも保証はなくても大丈夫なのか悩まれる方もおられるのではないでしょうか。

もしもの時に備えてやっぱり保証は絶対必要…!
それとも、せっかく費用を抑えた中古車を探すのだから、保証もなしでとにかく安い中古車を…!!
と、様々な考えがあるかと思います。

中古車購入で保証について悩まれておられる方に、分かりやすく保証について解説します!

もしものときのために適切な保証が必要!

結論から申しますと、保証はあったほうが良い です。

新車の購入時もよりも中古車の場合はどうしても、購入する時点で既に消耗されている箇所があったり、走行距離が多ければ多いほど何かしら不具合のリスクが上がってしまいます。

前のオーナーが大切に車を扱い使用してきたのか、それとも乱雑に扱ってきたのか、車を見ただけで判断することが難しい部分もあります。
ですので購入してから万が一、不具合があった場合に備える必要があります。

せっかく気に入った中古車と巡り会えたのであれば、長く乗りたいですよね。

保証なしの中古車は故障のリスクが高い

もし保証なしの中古車を購入した場合を考えてみましょう。

中古車の納車が終わり、初めて乗って帰る道中でエンジントラブルに見舞われ車が動かなくなってしまった…
先週納車されたばかりなのに翌週末に乗ろうとしたら動かない…

このようなことが万が一起きてしまっても、保証のない車の場合は販売店で無償で修理してもらえることは恐らくありません。
それが ”保証なし” という事なのです。

販売店とトラブルになる可能性も

保証なしの中古車、全部が全部よくないということではありませんが、保証を付けて販売するということは、何かあった場合は販売店が無償修理など責任を持って対応しなくてはなりません。

リスクの高そうな車に保証を付けるということは販売店側も対応しなくてはいけないリスクが上がるという事です。
これを見越して保証なしで販売している悪徳なケースもゼロではありません。

逆に販売前にしっかりとメンテナンス等行い、販売する車に自信があるからこそ保証という形をとっていない販売店も中にはあったりします。
このような販売店の場合、少し不調があるとすぐに対応してくれたりと日頃から誠実な対応をしてもらえることで安心感があります。

どちらともに同じ ”保証なし中古車” ではありますが、車の状態や販売店の誠実さには雲泥の差があります。

コミュニケーションを取り、信頼関係を築けるような販売店や、自信を持って中古車を販売しているような販売店、そのような人やお店から中古車を購入したいですよね。

保証の有無だけでなく、どこの販売店から購入するかという事も非常に大切になります。
この見極めによって販売店とのトラブルも回避できるのではないでしょうか。



軽自動車の中古車の「保証」と保険の「補償」は違う

中古車の保証と補償
『保証』と『補償』どちらも同じ読みの ”ほしょう” で一見同じように捉えがちですがこの2つには明確な違いがあります。
どのような時にどちらの ”ほしょう”  が使えるのか確認しましょう。

保証
日常的な使用において故障した(故意的でない)場合に
中古車販売店やメーカーが修理等行うこと。
保証対象の故障で、保証期間内であれば無償での修理も。

例:エンジンなど機械トラブルを修理してもらう

 

補償
事故や災害などが起きたことで車に被害を受けた場合に
加入している保険会社が補償の対応をする。
損失を金銭で埋め合わせることを指す。

例:事故による車の修理費用を保険で賄う

どちらも車の修理には関わりますが内容が異なります。
使用する場面も異なりますので混同しないようにしましょう。




軽自動車の中古車の保証は3種類ある

中古車の保証
では中古車を購入する時に実際どのような保証を付ける事が可能なのでしょうか。

保証には主に3種類ありますが、中古車を購入する場所や中古車の年式によっても異なります。
中古車のご購入を検討されている方はぜひ保証も視野に入れて購入先を考えて見て下さい。

①中古車販売店の保証

これは中古車販売店が独自で行っている保証です。
それぞれの販売店によって保証の内容や保証期間、条件が異なりますので、保証に加入する際には内容をしっかりと確認する必要があります。
保証期間の設定は販売店により様々ではありますが、一般的に3ヶ月~半年で設定されていることが多く、期間の短い保証となります。

②メーカー・ディーラーの保証

メーカー保証

メーカー保証とは ”新車を対象にした” 保証です。各メーカー、新車登録から3年間(または走行距離30,000㎞まで)を保証期間とした『一般保証』を設けています。消耗品などを除くほとんどの部品を対象とし、ちょうど1回目車検までの期間と覚えておくと良いでしょう。

そして走行や安全における重要な機能に関わる部品を対象とし、新車登録から5年間(または10万㎞まで)を保証期間とする『特別保証』というものを各メーカーそれぞれ独自に設けています。

中古車の場合では年式が浅く、まだ新車登録から3年経っていない車であればメーカー保証の期間が残っていることがあります。
この場合には、メーカー保証の継承手続きを行い手数料を払う事で、メーカー保証を引き継ぐことが可能です。
※場合によっては引き継ぐ際に点検の必要があることもあります。

【一般保証と特別保証のイメージ図】
一般保証と特別保証

ディーラー保証

ディーラーが中古車を販売している場合に、そのディーラーで付けることができる保証をディーラー保証と言います。
一般的に1年間の保証期間を設けているところが多く、ディーラーにて各メーカーに特化した整備士によって修理してもらえる点なども踏まえて、新車のメーカー保証に匹敵するものと言えるでしょう。

③中古車検索サイトの保証

中古車を探す際に中古車検索サイトをご覧になる方も多いのではないでしょうか。
検索サイトを通して中古車を購入した際にそのサイトが保証を付けている場合もあります。
最長3年間を設定しているところが多く、最短半年から自分で保証期間を選択できるものもあります。

中古車販売店は全国規模の大手販売店もありますが、個人や家族で経営している小規模の販売店も数多くあります。
そのような販売店の中には独自の保証を設けていない場合もありますので、検索サイトの保証があると安心ですよね。

※検索サイトに掲載されている中古車すべてが対象とは限りません。
また、保証内容や条件が設定されている場合もありますので、購入前に確認を行うようにしましょう。



購入する軽自動車の中古車の年式によって必要な保証期間は変わる

中古車の年式
中古車と言っても様々な年式の車が販売されています。 ここでは年式に合わせたおすすめの保証期間をご紹介します。

初回登録から2年以内

 

 

おすすめの保証期間 3年

中古車の中でもまだまだ新しい方である2年以内の年式の中古車の場合、購入された方もこれから長く乗ろうと計画されている方も多いのではないでしょうか。
しかし前のオーナーによっては、短期間だけ所有し初回車検前手放すことを前提に適切なメンテナンスを行っていない場合も考えられます。

メーカー保証の期間も残ているのであれば継承手続きを行い、保証を組み合わせましょう。費用を抑えつつも充実した保証内容にできればより良いです。

初回登録から2年~4年

 

 

おすすめの保証期間 2~3年

2年以内の年式と同様に前のオーナーが車検前に手放した可能性、または年式が3年以上の場合は売却を前提に車検に通る最低限のメンテナンスしかしていない可能性もあります。
そのようなことも踏まえて次回、2回目の車検までの間を保証期間とするのが良いでしょう。

初回登録から4年~6年

 

 

おすすめの保証期間 1~2年

年式が4~6年の車は、新車と比較するとある程度の劣化は考えられます。そのため、不具合や故障が少しずつ出てくる可能性も考えられます。
1~2年程度の保証を付ける事で、中古車購入からしばらくの間、安心感を持って乗ることが出来ます。
また、長く乗り続ける予定なのであれば有償で保証を延長させることもおすすめです。

初回登録から6年以上

 

 

おすすめの保証期間 6ヶ月

年式が6年以上の車はやはり経年劣化が新車と比較するとみられます。また、メンテナンス不足で6年以上乗られていたとすれば、劣化が顕著に見られる場合もありますので、少なくとも乗り出しの半年間は保証を付けるようにしましょう。

車を乗り換えた人が、乗り換え前に乗っていた車を保有していた期間の平均は7.1年※1とされていることや、新車のメーカー特別保証の期間も5年であることを踏まえ、
6年以上の年式の中古車を購入するという事は故障のリスクがより高まると理解した上で購入しましょう。
保証対象外で高額出費になる修理が必要となる故障の場合や、度々の不具合が起こる場合は、新たに乗り換えるといった選択肢も1つです。
※1:参照 一般社団法人 日本自動車工業会



軽自動車の中古車はどこまでが保証範囲なの?

保証を付けたからといって車を構成するすべてのパーツが保証対象という訳でもありません。
加入している保証によって細かな保証範囲は異なりますが、一般的な中古車の保証範囲を見ていきましょう。

保証対象になるもの

エンジン   ミッション   ブレーキ

エンジン / ミッション / ブレーキ など

これらの走行や安全性に関わる主要部分は概ね保証の対象となるでしょう。
故障してしまっては車が動きさえしない、または重大事故にも繋がります。

上記の様な主要部分でさえ保証に入っていない保証の場合は注意が必要です。
走行や安全にかかわる部分が保証されていないということは、それだけリスクの可能性が高い車として販売店も認識している場合があります。

保証内容によっては対象になるもの

エアコン   カーナビ   パワーウィンドウ

エアコン / カーナビ / パワーウィンドウ など電装部品

これらの物は走行とは直接かかわらないにしても、使えないとなると非常に不便な物ではないでしょうか。
そして修理にも割と費用が掛かる事が多いパーツでもあります。

中古車購入後、すぐに故障してしまったが保証の対象外で高額出費…なんてことを防ぐためにも保証の内容を購入前にしっかりと確認しましょう。
これらも保証内容に含まれている保証もあります。

保証に含まれないことが多いもの

エンジンオイル   ワイパー   タイヤ

エンジンオイル / ワイパー(ゴム) / タイヤ など消耗品

これらの物は走行している内に自然と消耗されるパーツでもあります。
このような消耗品を始め、車の走行に関係のない装飾品やボディの塗装も保証に含まれないことが多いです。

そして例えば、自損事故によって車が故障した場合。
ぶつけてしまったことが原因でエンジンが不調になってしまったなどは保証の対象外です。
あくまでも普通に乗っていたにも関わらず、自然と故障や不調が現れてしまった場合が保証の対象です。



軽自動車の中古車の保証内容は中身をしっかり確認しよう

軽自動車 中古車 保証

費用の制限はあるか

費用無制限の保証もあれば、車両本体価格と同等の額までが保証対象の保証や、○○万円までと上限のあるものもあります。
保証で修理が出来ると思っていたら、上限額を超えていた…
交換部品の費用は掛からなかったけれど工賃は保証対象外で一部費用が掛かった…などのケースもあります。
上限の有無、工賃は保証の対象に含まれているのか確認しておきましょう。

保証期間の確認

保証の期間は購入した販売店やディーラーなどによったり、または保証のプランによって様々です。
数年の保証期間があるものもあれば、かなり短いものだと3ヶ月といった場合もあります。有償で保証期間を延長できることもあるので、必要に応じて保証の期間を長くしましょう。

走行の制限はあるか

中古車を購入してからの期間に対しての制限だけでなく、走行距離も合わせて制限となっている場合があります。
『保証期間1年または1万㎞まで』といった表記の場合は1年経過するより前に走行距離が1万㎞に達して超えた時点で保証は使えなくなります。
通勤などで日々走行する距離が長い方は、走行距離の制限がない保証もありますので、そのようなタイプの保証を選ぶ方が良いでしょう。

回数の制限はあるか

1回保証を使うとそれ以降使えないとなると不安が大きいですよね。
同じ故障原因でも複数回保証を使う事ができるのか、または回数制限がないものの、これまでに保証を使って修理した累積の金額に上限があったりするのか。
これらの制限の有無も合わせて確認しておきましょう。

車検や点検の縛りはあるか

保証期間内に車検や法定点検を行わなければならない場合、中古車を購入した販売店以外や系列店でない他社の整備工場などで車検を受けると、保証期間内であっても保証が無効になるケースもあります。
車検や点検も販売店で受けなければならないのか否かを確認しておきましょう。
特に遠方の中古車販売店で車を購入した場合は、点検に行くこと自体が負担になりやすいので注意が必要です。

また、メーカーやディーラーなどが案内している定期点検(6ヶ月点検・12ヶ月点検)を受けずに乗っている場合、保証期間に保証対象の修理が必要になったとしても、保証をしてもらえない可能性もあります。
定期点検を受けることが必須条件である場合も多いので、定期点検を怠ることのないようにしましょう。



軽自動車の中古車がもし故障してしまったときは?

中古車が故障や不具合


故障を証明するため
写真など残しておく


販売店に連絡


販売店や
指定された整備工場へ


修理

 
この時に注意すべきことは、

中古車を購入した販売店やディーラーへの連絡を怠らない
なぜなら、保証対象箇所の故障であるにも関わらず他の修理工場などで自費修理を行い、後日 販売店へ修理代を請求したとしても修理費用は返ってきません。あくまでも販売店やそのグループ会社などで有効な保証になります。
また、他の所で修理を受けたことで今回の修理が対象外になるだけでなく、保証自体が打ち切られてしまう場合もあります。

故障や不具合が起きたら速やかに連絡する
運転や操作によるものではなく自然と発生した不具合にも関わらず、長期間放置したことで、自然発生か否かの判断が付かなくなることも考えられます。



軽自動車の中古車の保証期間に関するお問い合わせは軽の森にご相談ください!

軽の森にご相談ください
ここまで、中古車の保証について見て参りましたがいかがでしたでしょうか。
最後にポイントを絞って大切なところを振り返っておきましょう。

Point
・中古車であっても保証はつけるべき

・最低でも6ヶ月間の保証がおすすめ

・年式によってはメーカー保証の継承手続きを

・保証内容や範囲は必ず中古車購入前に確認

・故障の際は速やかに販売店に連絡


保証といっても期間が異なれば、中古車を購入する販売店によっても様々でした。

せっかくのカーライフですから、新車・中古どちらであっても、より安心で快適にお過ごしいただければ幸いに思います。


保証期間について何か分からないことや聞いてみたい事などございましたら
ぜひ、お気軽に軽の森へお問い合わせください。

また、軽の森では走行距離が短く年式の浅い
届出済未使用車』を専門にお取り扱い致しております。
届出はされているものの、実際に使用はされていない新車により近い状態ですので
前のオーナーの扱い方やメンテナンスの頻度といったところを気にしなくて大丈夫です!

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この記事を書いた人
営業
森田龍太朗
Ryutaro Morita
ヨシダオートサービスに入社して7年目。整備士を経て現在は営業や仕入れの業務をしています。 ブログ記事を通して自動車販売店独自の目線でお客様にお得でタメになる情報をお届けしていきます。 資格としては自動車整備学校にて二級自動車整備士を取得しております。