豆知識 2024年5月10日

中古軽自動車の希望ナンバーとは?取得する方法を解説!

こんにちは。本日は中古軽自動車の希望ナンバーについてです。
車を購入するときにナンバープレートは希望の番号が良いと思われる方も多いのではないでしょうか?
思い入れのある数字だったり、好きな数字をナンバープレートにすることで、車に対してより愛着も沸きますし、ナンバープレートの番号を覚えやすくなるメリットもありますよね!
ここでは中古車の場合の手続き方法など詳しくチェックしていきますので、ぜひご一読ください。



希望ナンバーとは

希望ナンバー

希望ナンバーとは、車のナンバープレートの4桁の番号部分のみを好きな番号で取得することです。
1桁~4桁の数字、好きな配列で希望することが可能です。
その他の地域名やひらがな、分類番号(地域名の横の小さな数字部分)は選ぶことが出来ません。

新車購入時は勿論のこと、中古車を購入した場合でも希望することは可能です。

希望ナンバーの種類

希望ナンバーには種類が2つあります。
一般希望番号』と『抽選対象希望番号』です。
一般希望番号とは抽選対象希望番号に設定されていなその他すべての番号の事を指します。
では抽選対象希望番号とはどのような物なのか詳しく見ていきましょう。

抽選対象希望番号について

抽選対象希望番号とは、ゾロ目や語呂合わせ、縁起の良い数字など、希望の多い人気のある番号が多く含まれています。
抽選対象希望番号に含まれているものは、各番号ごとに抽選が行われ、当選者のみがその番号でナンバープレートを取得することが出来ます。
抽選は月曜日から日曜日21:00までに申し込みがあった分を、翌 月曜日AM0:00にコンピューターで抽選を行います。

では、どのような番号が抽選対象希望番号に含まれているのかを一覧で見ていきましょう。

全国どこの事務所・支所においても抽選対象希望になる番号
1 7 8 88 333 555 777
888 1111 3333 5555 7777 8888  
上記の番号に加え特定の事務所・支所において抽選対象希望になる番号
地域名表示 番号 地域名表示 番号

札幌

2525 和泉 3.5.111.1000.1001.8008
水戸 2525 滋賀 3.5.11.2525.8008
宇都宮 2525 京都 3.5.11.77.111.1000
2525.8008
大宮 2525 奈良 3.5.2525
所沢 2525 神戸 2525.8008
熊谷 1122.2525 姫路 2525.8008
冨士山 3776 広島 1001
岐阜 3.5.2525.8008 岡山 2.3.5.11.33.123
1001.1122.2525.8008

引用:軽自動車検査協会

これら上記に含まれる番号を希望される方は抽選が行われるという事をあらかじめ認識しておきましょう。

また、自分が希望している抽選対象希望番号は同じ地域に何人届け出されているのかを確認することが出来ます。
(直近である次の抽選にエントリーしている人数の確認が出来ます)

希望番号申込サービス 抽選申込件数照会
出典:一般社団法人 全国自動車標板協議会

予めどれくらいの倍率なのか確認できれば、最短で希望のナンバーが取得出来そうなのか、それとも倍率が高くて抽選から外れる可能性があるのかを知ることが出来ます。

登録までに要する期間が掛かってでも抽選に再チャレンジするのか、それとも抽選に落ちてしまったら一般希望番号から好きな番号を改めて選ぶのか… なども考えておくと良いでしょう。

希望ナンバーの交付期間

”ナンバーを希望せず” に軽自動車検査協会に申請した場合、通常は当日にナンバープレートが交付されます。
これは既に用意されているプレートが振り当てられて交付されるからです。

しかし希望ナンバーの場合は、申請後にナンバープレートが作成される注文生産のため日数を要します。
おおよそ通常で4日間ほどの日数が掛かります。

ナンバー希望なし 当日
一般希望番号 4営業日ほど
抽選対象希望番号 抽選→当選 + 4営業日ほど



中古の軽自動車の希望ナンバーを取得する方法

中古車の希望ナンバー

主な手続きの流れ  ー 中古の軽自動車 ー

それぞれ管轄の軽自動車検査協会によって手順が異なる場合があります。
一例として参考にして見て下さい。

一般希望番号の手順 (窓口)

  1. 希望番号予約センター窓口へ、車検証のコピーと記入した申込書(事前にダウンロードor 備え付け)を窓口へ提出。
  2. 交付手数料を入金し予約完了後、希望番号予約済証が発行される。

    ーーーここから別日の作業ーーー
    通常 希望番号予約済証が発行されてから4営業日以降であれば
    ナンバープレートが出来ている
  3. 希望番号予約済証の有効期限である1ヶ月間内に軽自動車検査協会にて必要書類を提出し手続きを行う。


一般希望番号の手順(オンライン) 

  1. 手元に車検証を用意。 希望番号申込サービスへアクセスし申し込み。
  2. 申し込み完了メールを受信。記載の期日までに 交付手数料を銀行振り込み等で入金。
  3. 入金確認メールの受信。そのメールに『受付番号』と交付可能年月日が記載されているので、交付可能日から1ヶ月間の有効期限に軽自動車検査協会にて必要書類を提出し手続きを行う。

 

抽選対象希望番号の場合

希望番号予約センターの窓口へ行く場合も、オンラインから希望番号申込をする場合も、どちらの手順であっても1と2の手順の間に、抽選(毎週月曜日)が入ります。
そこで当選した方のみに『受付番号』が発行され、その際に交付手数料を支払います。
交付手数料は当選後の支払いになるので、落選の場合は料金は一切かかりません。
希望の番号を取得できるまで何度も抽選にチャレンジが可能です。

その後の手続き手順は一般希望番号の手続き手順と同じ手順を辿ります。

CHECK
  • ・ナンバープレートを変更する車に乗って行き、
     現地で自分でドライバーを使用してプレートを外す

    ・新しいプレート交付後に再び自分で取り付ける

    ※軽自動車の場合は必ず乗って行かなくても良い(プレートのみ持参可)



オンラインでの希望番号が取得可能に!

希望番号申込サービス 予約センター一覧
出典:一般社団法人 全国自動車標板協議会


上記URLよりご自身の対象地域の予約センターへアクセスし、希望番号の申込が行えます。
希望番号予約センター窓口へ足を運び、4日ほど後に軽自動車検査協会に足を運ぶといった手間が半分軽減されるので、可能な方はオンラインでの希望番号申込がおすすめです!
また、平日はお仕事などで忙しい方も、オンラインなら窓口の開いていない、土・日・祝 そして24時間 申し込みが可能です!(※入金の確認は平日のみ)

申請場所


希望番号申込サービス 予約センター一覧


軽自動車検査協会 全国の事務所・支所一覧

車の使用の本拠である地域の管轄する施設を上記URLよりご確認ください。


必要な持ち物

○自動車検査証の原本(コピー不可)

○ナンバープレート(変更前のナンバープレートを返却する)

○希望番号予約済証

○自動車検査証記入申請書(軽第3号様式 申請書ダウンロード

○認めの印鑑

○手数料納付書(当日現地で入手)

○軽自動車税申告書(軽自動車検査協会に隣接する税関係の窓口で取得可能)

○ドライバー等 プレートを外す為のもの

※委任状(所有者本人が行けない場合に限って必要)



交付手数料とナンバープレートの価格

希望番号交付手数料 / 軽自動車 中板 
ペイント式 字光式

1組(前後)

4,270円 1組(前後) 6,700円
1枚 2,135円 1枚 3,350円
ナンバープレートの価格 / 軽自動車 中板 
ペイント式 字光式

1組(前後)

1,500円

1組(前後)

5,010円

1枚

750円

1枚 2,505円

※大阪府下(大阪・なにわ・和泉・堺)における価格設定
引用:一般社団法人 大阪府自家用自動車連合協会

ナンバープレートには一般的によく見る『ペイント式』と、文字の部分が光る『字光式』の2種類が用意されています。
普通車では白いプレートに対して緑の文字が浮かび上がることもあり、見かける機会も比較的ありますが、軽自動車の場合黄色いプレートに黒色の文字という事や、そもそも普通車よりも字光式の導入が遅れて2002年からだった事もあり、字光式を見かける機会は非常に稀とも言えます。


中古の軽自動車購入後は名義変更も同時に実施しよう!

中古車の名義変更

中古車を購入後に自分で名義変更を行う場合にはナンバープレートの変更も同時に進めることがおすすめです!
軽自動車検査協会へ平日に何度も足を運ぶのも大変ですし…。

また、自分で名義変更を行うメリットとしては、販売店へ支払う名義変更における手数料が発生しないので余計な出費を抑えることが出来ます。
平日の営業時間内に軽自動車検査協会へ行くことが出来る方は検討してみて下さい。

主な手続きの流れ

名義変更と希望ナンバーへの変更

※事前に希望ナンバーの申請をオンラインで済ませ受付番号を取得しておく。

  1. 必要書類を揃えて記載しておく。
  2. 新しい所有者の管轄地域の軽自動車検査協会に隣接されている 希望番号予約センター へ行き、受付番号を希望番号申込書に記載し提出する。『希望番号予約済証』と引き換える。

    ーーー軽自動車検査協会へ移動ーーー
  3. ナンバープレートの返却 ※1
  4. 軽自動車税申告書の提出
  5. 申請書(軽第1号様式 申請書ダウンロード)に記載後、必要書類と一緒に窓口へ提出。
  6. 新しく名義が変更された車検証が交付される。
  7. 新しいナンバープレートの交付(ナンバープレート代の支払い)
  8. ナンバープレートを車に取り付ける

    ※1:ナンバープレートを返却する前に書類の不備はないか、新しいナンバープレートの交付を確実に当日行えるのか今一度確認してから返却しましょう。
    万が一、不備があり新しいナンバープレートが交付されなかった場合、返却したプレートは返ってこない場合もあります。プレートの無い車は公道を運転することが出来ないため、乗って帰る事も出来なくなります。

    (対応や手続き順は各管轄の協会により異なる場合があります)


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手続きの流れや必要書類、掛る費用を解説

必要な持ち物

○自動車検査証の原本(コピー不可)

○新所有者の住所を証明するもの(住所変更もする場合)
  マイナンバー記載なしの住民票など

○自動車検査証記入申請書(軽第1号様式 申請書ダウンロード

○軽自動車税申告書

○旧所有者・新所有者の印鑑
(必要書類に旧所有者の印鑑が押されていれば印鑑の所持は無くても良い)

○ナンバープレート

○希望番号予約済証

○ドライバー等 プレートを外す為のもの


中古の軽自動車の購入でナンバー変更が必要になるケースも

中古車ナンバー変更

ここまでは希望する番号にナンバープレートを変えたい!という場合について触れてきましたが、ここからは ”変えなければならない” 場合について見ていきましょう。

管轄する軽自動車検査協会が変わる場合

中古車で購入した際に着いているナンバープレートの管轄地域と、自分の住んでいる地域が異なった場合は必ずナンバープレートの変更を行わなくてはなりません。
これは中古車購入に限った話ではありません。
所有者の転居、車を譲渡する相手が異なる管轄地域に住んでいる場合などにも当てはまります。

同じ都道府県内であっても、管轄の地域が異なれば変更の必要があります。
例えば大阪府内の場合

大阪 ナンバー 管轄 大阪 ナンバー
茨木市/高槻市/吹田市/寝屋川市
四条畷市/摂津市/守口市/豊中市

門真市/東大阪市/枚方市/大東市
交野市/池田市/八尾市/箕面市
三島郡/豊能郡
なにわ ナンバー
大阪市全域
和泉 ナンバー
岸和田市/泉大津市/貝塚市
泉佐野市/富田林市/河内長野市
松原市/和泉市/柏原市/羽曳野市
高石市/藤井寺市/泉南市/阪南市
大阪狭山市/南河内郡
泉北郡/泉南郡
堺 ナンバー
堺市


このように4つの管轄に分かれます。
大阪府内であっても市を跨ぐことでナンバープレートを変更しなくてはいけない地域もあります。

ナンバープレートがない中古車を購入する場合

一時抹消登録している車や、車検が切れていてナンバーもない車、
車検は残っていたが前のオーナーが軽自動車検査協会へナンバーと車検証を返却している場合 など
そのような理由でナンバープレートが無い中古車を購入した場合は『中古新規登録』という手続きを行い、新しくナンバープレートを取得しなくてはなりません。
勿論、その際にナンバープレートの番号を希望ナンバーで取得することも可能です!

では、なぜ公道を走らすことも出来なくなる ”一時抹消” にわざわざしているのか…? と言う疑問が生まれますが
その理由は自動車税を始めとする税の支払い義務がなくなること、自賠責保険(期限が残っていれば)の還付金が受け取れることです。
仕入れた中古車が長期に渡って売れなかった場合、その間も所有者は税金を支払わなければなりません。
それを回避するために一時抹消登録を行っている場合があります。
この一時抹消登録は、名前の通り一時的に登録を抹消しているだけであって、再び登録を行えば乗る事が可能な状態です。

CHECK
  • 一時抹消登録
    ・一時的に登録を抹消しているだけであって、再び登録を行えば乗る事が可能な状態。

    永久抹消登録
    ・車を解体するときに行う手続きで、車の解体が必要。

    ※2つをまとめて『廃車手続き』最大の違いは再登録が可能かどうか

ナンバープレートが破損している場合

本来、ナンバープレートプレートが破損している状態で車を走らせることは法律で禁止されています。
車をぶつけてしまって少しプレートが曲がってしまったけれど文字は読めるし~まあいいか、なんて軽く思っていると自覚のないまま法律違反をしていることになります。

販売されている中古車のナンバープレートが破損している。というケースは非常に稀かもしれませんが…
この場合はナンバープレートの変更、というよりも『再交付』が必要になります。
再交付も軽自動車検査協会へ行き、必要書類の提出と破損したナンバープレートを含めた前後2枚揃えての返却が必要となります。



中古の軽自動車の希望ナンバーの手続きは代行できる?

希望ナンバー 代行
希望ナンバーを取得する方法や、必要な書類などをここまで見てきましたが
やはり平日の営業時間内に軽自動車検査協会へ行くことは難しい…という方や
手続きを自分でするのはやっぱり不安で…と言った方は中古車を購入する際、販売店に手続きを代行してもらう事も可能です。

代行のメリット

○軽自動車検査協会へ自分で行かなくて良い
○必要なものなど調べる手間が省ける
○書類の不備など心配しなくて良い

日常的に希望ナンバーの手続きを行っている販売店や業者の方でしたら、必要書類の把握も、申込書へ記入するべきことも詳しいと思われますので分からないことは確認したり、足らない書類があれば教えて頂けたりと助かりますよね。

なにより平日の営業時間内に軽自動車検査協会へ行くことが難しい方にとって、代わりに行ってもらえることは何よりのメリットだと思います。

代行のデメリット

○代行手数料として費用が掛かる
○抽選対象希望番号で落選の場合、再申し込みの度に手数料が掛る場合もある
○自分で行うより日数が掛ることがある
※販売店や代行を行う店により条件は異なります。

希望ナンバーの手続きに限ったことではありませんが、手続きを代行してもらう場合は費用と時間がかかります。

もし販売店が軽自動車検査協会へ決まった曜日に複数件の登録をまとめてしに行くのであれば、その曜日までに必要書類を販売店に渡しておく必要がありますし、
そのタイミングに書類が間に合わなければ、さらに翌週まで登録の持ち越しなんてこともあり得ます。



中古の軽自動車の希望ナンバーに関する手続きは軽の森までご相談ください!

軽の森
中古の軽自動車の希望ナンバー変更について ここまで見てきました。

中古車だと希望ナンバーにできないと勘違いされている方もおられたかもしれませんが
実は中古車でも希望ナンバーに変更が出来る事がお分かり頂けたかと思います!

そして、希望ナンバーへの変更は車購入時でなくとも
必要な持ち物を揃えて管轄地域の軽自動車検査協会へ行くことで誰でも変更することができます。
車購入時に希望ナンバーにしていなかったけれど、やっぱり好きな数字にしたい!と思われた方も、ぜひ希望ナンバーへの変更にチャレンジしてみて下さい。

もしその際にご不明な点や気になる事がございましたらお気軽に軽の森にご相談くださいませ!

 

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最後までお読みいただき誠にありがとうございました。

この記事を書いた人
営業
森田龍太朗
Ryutaro Morita
ヨシダオートサービスに入社して7年目。整備士を経て現在は営業や仕入れの業務をしています。 ブログ記事を通して自動車販売店独自の目線でお客様にお得でタメになる情報をお届けしていきます。 資格としては自動車整備学校にて二級自動車整備士を取得しております。