車検証とは?住所変更や名義変更、紛失時の手続きについても解説|豆知識|トピックス|大阪の軽自動車・未使用車 専門店 軽の森
豆知識 2024年4月19日

車検証とは?住所変更や名義変更、紛失時の手続きについても解説

私たちが普段何気なく目にしている車検証。
住所や名義が変わった時、車検証を紛失してしまった時などいずれも速やかな手続きが必要となります。

今回は車検証にまつわる手続きの手順や、2023年から開始された車検証の電子化についてご紹介していきます。

車検証とは?

車検証とは車の購入時に軽自動車検査協会(普通車は運輸支局)にて発行され、車の情報や使用者・所有者の情報が記されている、保安基準に適合していることを証明するための書類です。

車検証には期限があり、車検証期限が切れてしまう前に車検を受けて新しい車検証に更新してもらう必要があります。(車検のことならマッハ車検におまかせください!)

基本的には自分自身で軽自動車検査協会に出向くことはありあませんが、住所や名義など車検証の情報に変更があった場合には車検証の情報も書き換えなくてはいけません。

軽自動車車検証

軽自動車 車検証

普通車車検証

普通自動車 車検証

上記の画像のように軽自動車と普通車では管轄が異なるため車検証も異なりますが、書かれている内容はほとんど変わりません。

また車検証にはAタイプ・Bタイプとあり、Aタイプは普段私たちが目にしている車検証を指します。
Bタイプの車検証はディーラーやリース会社などが交付してもらうもので、所有者と使用車が異なることが特徴です。

車検証の住所変更について

引っ越し

引っ越しなどで住所が変わった際には車検証の住所変更も必要ですが、引っ越し直後はバタバタと忙しく車検証まで手が回らないとお考えの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

しかし住所変更は後回しにしてしまうと、思いもよらない事態を招いてしまうため早めの手続きが必要です。

住所変更の仕方や、手続きを行わなかった際のリスクを見てみましょう。

車検証の住所変更はどんな時に必要?

引っ越しなどを行い車検証の住所と異なる住所に移り住んだ時には必ず住所変更が必要です。

詳しくは後述しますが、車検証の住所変更の際には発行から3ヵ月以内の住民票が必要になるため、住民票の住所変更を行うのと同じタイミングで済ませてしまうと手間も省けるのでおすすめですよ。

住所変更をしないとどうなる?

住所変更をせずにそのままにしてしまうと、自動車税納税書は車検証に記されている前住所に郵送されるため、手元に納税書が届かない事態となってしまいます。

また住所変更は法律で定められているため、住所変更をしないでいると道路運送車両法109条2項に違反し50万円以下の罰金が科せられることも。

事故を起こしてしまった際、自賠責保険が適用されないといったケースもあるため注意が必要です。

車検証の住所変更の手続き方法

住所変更の手続きを行う際、普通車と軽自動車で窓口や必要書類も異なるため気をつけましょう。

窓口

車検証の発行元が異なるため、手続きの窓口も違ってきます。
どちらにしても「どこでもいい」というわけではなく、新しい住所を管轄する軽自動車検査協会・運輸支局に出向く必要があります。

軽自動車 普通車
軽自動車検査協会 運輸支局

必要書類

車検証やナンバープレートは特に事前準備は要りませんが、住民票や車庫証明などは予め市役所や警察署に取りに行く必要があります。

書類不備となって二度手間などなってしまわないためにも余裕をもって用意しておきましょう。
またこれまでは必ず必要とされていた印鑑が2021年より不要となっています。

  • 軽自動車 普通車
    ・車検証
    ・ナンバープレート(管轄区域外の場合)
    ・住民票
    ・軽自動車税申告書(※)
    ・自動車検査証記入申請書(※)
    ・車検証
    ・ナンバープレート(管轄区域外の場合)
    ・住民票
    ・車庫証明書
    ・手数料納付書(※)
    ・自動車税自動車取得税申告書(※)
    ・申請書(※)
  • ※当日に用紙をもらって記入することも可能です。
  • 上記の必要書類は車検証の名義本人が手続きを行う場合の必要書類です、代理人に行ってもらう場合には委任状が必要になるため注意しましょう。

費用

住所変更にかかる費用はナンバープレートの変更の有無や、都道府県によっても多少異なりますが軽自動車であれば手数料もかからず無料。
申請書は事前にインターネットからダウンロードしておけば費用はかかりませんが、当日軽自動車検査協会で発行してもらう場合には数十円~数百円程度の費用が必要になります。

管轄区域が変わりナンバープレートを変更する必要があると、プレート代1,500円程度(希望ナンバーや図柄入りプレートを希望する場合は4,000円~10,000円程)がかかってくるので気をつけましょう。

また一般的には軽自動車の車庫証明書は不要となっていますが、一部地域では軽自動車でも車庫証明に代わる保管場所届出書が必要になる場合があります。
その場合は手続きを済ませた後に管轄の警察署で届出を行いステッカーの交付を受けましょう。この時の手数料はおおよそ500円程度です。

普通車の場合は軽自動車と同様にナンバープレート変更の必要性があると費用がかかることに加え、車庫証明書の取得費用(2,000~3,000円程度)と変更手数料(350円)が必要になります。

車検証の名義変更について

譲渡

車を譲り受けた場合や相続などで、使用する(所有する)人物が変わった場合にも車検証の名義変更の手続きが必要となります。

手続きを行わずにいると、住所変更同様に自動車税が前の所有者に送られてしまうことの他に、自動車保険に加入することも出来ません。

名義変更の手順も普通車・軽自動車それぞれに解説していきます。

車検証の名義変更はどんな時に必要?

譲渡や売買、相続など様々なかたちで車検証に記載されている使用者・所有者から変更があった場合には速やかな変更手続きが必要となります。

忘れてしまいがちですが結婚を機に姓が変わった場合も同様に名義変更が必要です。
車検証の名義変更を行った後に続けて車検証の変更を行うとスムーズに手続きができるでしょう。

名義変更をしないとどうなる?

名義変更を行わずそのままにしていると、毎年郵送される自動車税納税書が前の所有者に送られてしまうため、手元に届かず滞納してしまう恐れがあります。

また車検証の名義と本人が異なる場合には自動車保険に加入することが出来ません。
自動車保険は他人に移し替えることは出来ないため、前のユーザーには解約してもらい新たに自分自身で加入する必要があります。

住所変更と同様に15日以内に変更手続きを行わなければ、違反となり50万円以下の罰金が科せられることになるので、先延ばしはNGです。

車検証の名義変更の手続き方法

自分自身で名義変更を行う場合の費用や必要書類をご紹介していきます。

窓口

窓口は普通車と軽自動車で異なります。
車検証の住所を管轄する運輸支局または軽自動車検査協会にて手続きを行いましょう。

軽自動車 普通車
軽自動車検査協会 運輸支局

必要書類

普通車・軽自動車それぞれに必要な書類は異なってくるので気をつけましょう。
軽自動車は比較的揃える書類の数も少なく簡略化されていますが、普通車の場合は譲渡証明書や印鑑証明が必要になってくるので事前準備をしっかりと行う必要がありますね。

軽自動車 普通車

・車検証
・ナンバープレート(管轄区域外の場合)
・住民票
・軽第1号様式申請書(※)

・車検証
・ナンバープレート(管轄区域外の場合)

・車庫証明(管轄区域外の場合)
・住民票
・譲渡証明書(譲渡の場合)
・印鑑証明(譲渡の場合)
・第1号様式申請書(※)
・自動車税申告書(※)

※は当日に軽自動車検査協会(運輸支局)にて交付してもらい記入する書類です。書き方なども教えてくれるので不安な方は当日の記入がいいでしょう。
事前にインターネットでダウンロードしておくことも出来るので、当日スムーズに手続きを済ませたい方にはおすすめですよ。

名義が変わると共に住所にも変更がある場合は住所変更の手続きも必要になるため、ナンバープレートや車庫証明など忘れないように注意しましょう。

費用

軽自動車の場合は申請にかかる費用は無料です。しかし住民票の用意や申請書を印刷することに数百円の手数料が必要になるため準備段階ではいくらかは必要になると覚えておきましょう。

また普通車の場合は移転登録料(印紙代)として500円かかります。

軽自動車・普通車共にこれはあくまでも名義変更しか行わなかった場合の費用です。
車の売買に限らず知人間での譲渡など、車検証の住所も変更される場合は車庫証明書の取得費用やナンバープレートの費用も上乗せで必要になり内容も異なってくるので注意しましょう。

車検証の名義変更と同じく、自賠責保険の名義変更も忘れないように同じタイミングで済ませておくことをおすすめします。

車検証の再発行について

紛失

車を運転する際には必ず携帯しておく必要があることから、車検証は車内の決めた場所に保管している方は多いのではないでしょうか。

車の身分証明書とも言える車検証。万が一紛失してしまった場合は速やかに再発行を行う必要があります。

再発行の手続きの方法や、紛失によるリスクを見ていきましょう。

車検証の再発行はどんな時に必要?

自動車保険の見直しや次回車検年月の確認などふとした時に車検証を抜き出してそのまま元の場所に戻さずにいると、普段あまり触ることのない書類だからこそ「ここにしまっておいたはずなのに…」なんていうこともあり得るでしょう。

車検証は車の書類の中でも最も重要な書類といっても過言ではありません。
車の運転を行う際には車検証の携帯が法律で定められているので、車検証を紛失している状態だとそもそも車を動かすことが出来なくなります。

紛失に気が付いたら直ぐに再発行をする必要がありますね。

紛失したまま再発行しないとどうなる?

紛失したまま再発行もせずに車を動かすと車検証不携帯となり道路運送車両法第66条第1項違反になります。
違反金として50万円以下の罰金が科せられることになるため、車検証を紛失している状態で車の運転は絶対にしてはいけません。

また車検証を紛失した状態だと、車検や自動車保険の加入など様々な手続きを行うことも出来ません。

大きなリスクが伴うので紛失したままの状態でいることは避けましょう。

車検証再発行の手続き方法

車検証を再発行する場合の手続きの方法についてご紹介します。

これまでの手続きと同様に軽自動車と普通車では異なる部分があるので、よく確認しておきましょう。

窓口

軽自動車は軽自動車検査協会、普通車は運輸支局が窓口となっています。
どちらにしても車検証に記載されている住所を管轄する検査協会(運輸支局)へ出向く必要があります。

どこでもいいわけではないので注意しましょう。

軽自動車 普通車
軽自動車検査協会 運輸支局

必要書類

軽自動車・普通車問わず紛失の場合は車検証は持って行くことが出来ませんが、破損などが理由の再発行の場合は手元にある車検証も提出します。

軽自動車 普通車
・自動車検査証再交付申請書 ・第3号様式申請書
・本人確認書類
・理由書

普通車の場合本人が確認出来る書類が必要になります。運転免許証や住民基本台帳カードなどの身分証明書を持って行きましょう。

軽自動車・普通車共に申請書は事前にインターネットでダウンロードして自宅で記入しておく方法と、当日検査協会(運輸支局)で用紙をもらって記入する方法があります。

書き方を詳しく教えてくれるので不安な方は当日に確認しながらの記入がおすすめですが、当日はスムーズに済ませたい方は事前に準備しておくといいでしょう。

費用

軽自動車・普通車共通して再発行手数料は1件につき300円です。
用意する必要書類に費用がかかるわけでもないので、そこまで高額にはなりません。

平日の日中に時間のとれる方はご自身で出向くことで費用を抑えることが出来ますね。

手続きに自分でいけない場合は?業者や代理人に依頼する方法

代行業者

慣れない方にとっては車検証の手続きもややこしく感じてしまいますよね。

また軽自動車検査協会・運輸支局の窓口は平日の夕方ごろまでしか開いておらず、土日はお休みとなっています。
そのため手続きをお考えでも時間の都合が付けにくい方も中にはいらっしゃるのではないでしょうか。

そういった方には自分自身で行うよりも費用がかかってしまいますが、業者などに代行を依頼するのもひとつの手段としておすすめです。

軽の森やマッハ車検では代行業務を行っておりますが、車の販売店・整備工場ならどこでもやってくれるとは限りません。
依頼する際には事前に車検証手続きの代行業務の有無を確認するようにしましょう。

費用も業者によって異なるため代行手数料もよく下調べしておく必要があります。内容にもよりますが大体の相場は10,000円~15,000円程度。
時間や手間はかかってしまいますが、自分自身で手続きを行う方法が1番費用を抑えることが出来ますね。

▷車検証代行をお考えなら軽の森車の森マッハ車検にお任せください!

車検証の電子化が2023年から開始!

2023年1月4日より自動車検査証を電子化し、必要最小限の記載事項を除き自動車検査証情報はICタグに記録します。

引用:国土交通省電子車検証特設サイト

2023年1月4日以降に車を購入して車検証を新規登録する場合や、車検を受けて車検証が更新されるタイミングでこれまでの紙の車検証ではなく電子車検証が発行されることになります。(軽自動車は2024年1月から)

車検証の発行のために運輸支局(検査協会)へ出向く必要がなくなり、オンラインでの手続きになるため利便性の向上に貢献します。

よくある質問

車検証についてのよくある質問をまとめました。
車検証のことでお悩みの方は是非参考にしてみてください。

車検証シールとは?車検証シールの代用は?

車検シール

車検シールとはフロントガラスに貼られている、数字の書かれた四角いステッカーのこと。
車検を通していることを証明する役割をもち、ステッカーはフロントガラスの見やすい位置に貼るように法律で定められています。

車検シール

車検シールを車内から確認すると車検の有効期限が書かれています。シールに記載された満了日を迎える前に車検を受けに行きましょう。

車検時にも自分でシールを剥がす必要はなく、お店の人が新しいシールに貼り替えてくれることが大半です。

また車検シールが作られるまでの期間に代用として貼られることのある保安基準適合標章は、車検シールと同様に車検に問題なく通っていることを証明する役割があります。

車検証は携帯する必要がある?コピーはNG?

車検証の紛失時の手続きについてご紹介した内容と同じく、国道を走行する際は車検証の携帯が義務付けられています。

車検証不携帯は交通違反となり50万円以下の罰金が科せられることになるため、車を運転する際には車検証が必要です。

また、車検証は原本である必要があるためコピーはNG。うっかりしていて車検証の不携帯とならないためにも、車検証はグローブボックスに保管しておくといいですよ。

車のご購入や車検、車検証の手続きでお困りの方は軽の森へご相談ください!

住所変更・名義変更・再発行と車検証の手続きについて見てきましたが、どれも共通することは軽自動車の窓口は軽自動車検査協会、普通車の窓口は運輸支局であること。

またどこの検査協会・運輸支局でもいいわけではなく、必ず車検証の住所を管轄している場所へ出向く必要があることが注意点です。

引っ越しや車の譲渡など、車検証に記載されている情報に変更があった場合には速やかな手続きを行うことが大切なポイントになります。
なるべく費用を抑えるにはセルフで行うことが最善策ですが、手続きに行く時間が取れない・自分で行くのは億劫という方は是非一度軽の森・マッハ車検にご相談ください。

代行業務から車の購入や車検まで、皆さまからのお問い合わせ・ご予約お待ちしております。

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出典

軽自動車検査協会

国土交通省

国土交通省電子車検証特設サイト

 

この記事を書いた人
営業
森田龍太朗
Ryutaro Morita
ヨシダオートサービスに入社して7年目。整備士を経て現在は営業や仕入れの業務をしています。 ブログ記事を通して自動車販売店独自の目線でお客様にお得でタメになる情報をお届けしていきます。 資格としては自動車整備学校にて二級自動車整備士を取得しております。