N-BOXは、ホンダが誇る大人気の軽自動車として、多くのユーザーから支持されています。特にその広い室内空間と使い勝手の良さは、家族連れから高齢者まで幅広い層に人気です。しかし、「N-BOXは何人乗り?」「乗車定員や室内の広さは?」といった基本的な情報が気になる方も多いのではないでしょうか。
本記事では、N-BOXの乗車定員やシートの広さ、人気の理由を徹底解説。購入を検討している方や、軽自動車選びに迷っている方にとって、知っておくべき情報をわかりやすくまとめました。
N-BOXは何人乗り?

N-BOXの基本的な乗車定員は「4人乗り」となっています。軽自動車の規格上、5人乗りは難しいものの、車内空間の広さは普通車並み。助手席や後部座席のスペースも余裕があり、快適に過ごせる設計が魅力です。
N-BOXの乗車定員数
結論から言えば、N-BOXの乗車定員は「4人乗り」です。これは軽自動車の法規によるもので、全長・全幅などの車体サイズの制限から、定員は4名に制限されています。
前席に運転席と助手席、後席に2名が座れる設計です。ただし、一般的な軽自動車に比べてN-BOXは天井が高く、シートのサイズや足元空間も広いため、大人4人が乗っても窮屈さを感じにくい構造になっています。小さな車体ながら快適性を確保した設計が、ユーザーに支持されている理由の一つです。
条件付きでの5人乗りは可能
軽自動車の乗車定員は原則4人と定められています。N-BOXは車内空間が広く、後列に3人目が乗れそうに感じることもあるかもしれませんが、定員以上での乗車は道路交通法違反となり罰金や原点の対象になってしまいます。
しかし、大人2人と12歳未満の子ども3人の場合に限り、5人での乗車が可能です。これは、12歳未満の子どもは3人で大人2人分のカウントとされることが背景にあります。
5人で乗車するとシートベルトの数が足りなくなってしまいます。子どもがまだ小さく法律で許される範囲内であっても、安全性を考慮して出来る限り控えるようにしましょう。
室内空間のサイズ
N-BOXの魅力の一つは、広い室内空間です。特に軽自動車としては最大クラスの室内長・室内高を誇り、居住性の高さが特徴です。後席に座っても足元に余裕があり、大柄な男性でも窮屈に感じることは少ないでしょう。ファミリーでのお出かけや長時間のドライブでも快適に過ごせる設計になっています。以下では、具体的な室内サイズについて詳しく解説します。
室内長
N-BOXの室内長は2,240mmと、軽自動車の中でもトップクラスの長さを誇ります。この長さにより、前席と後席の間にしっかりと余裕があり、後席でもリラックスした姿勢で座ることができます。足を組んでもゆとりがあり、長距離ドライブでも快適です。
室内高
室内高は1,400mmと、軽自動車の中では非常に高い数値です。成人男性でも車内での圧迫感が少なく、乗り降り時にも頭をぶつける心配が少ない点が魅力です。子どもが立って着替えることもできるほどの空間が確保されています。
後席空間
後席はスライド式で、前後に大きく調節可能。足元スペースを広くしたり、荷室容量を増やしたりと、シーンに応じた使い方ができます。また、フラットな床設計と広い開口部により、乗り降りもスムーズです。小さな子どもや高齢者にも配慮された設計といえるでしょう。
N-BOXとは?

N-BOXはホンダが製造・販売する軽自動車で、快適性・安全性・走行性能を兼ね備えたモデルです。販売台数No.1を誇り、日常使いから家族利用まで幅広く対応。複数のグレード展開により、自分に合ったタイプを選べるのも大きな特徴です。
N-BOXの特徴
N-BOXは「軽自動車の常識を変えた」と言われるほど、広さと利便性に優れた車種です。室内空間の広さ、パワフルな走行性能、充実した安全機能、カスタム性の高さが特徴で、年齢や性別を問わず幅広いユーザーから支持を受けています。
広い室内空間
N-BOXの最大の魅力は、やはり「広さ」です。全高1,790mmという高さを活かした室内は、まるでミニバンのような開放感。後席にも大人がゆったり座れるスペースが確保されており、家族での利用にぴったりです。
天井の高さが1,400mmあるため、小さなお子様が立ったまま着替えることもでき、車内での使い勝手も抜群。スライドドアも搭載されており、狭い駐車場でも楽に乗り降りができるのもポイントです。
パワフルで燃費が良い
N-BOXはパワフルなエンジンを搭載しており、発進時や坂道での走行もスムーズです。また、アイドリングストップ機能やCVT(無段変速機)などの最新技術により、燃費性能も高く、WLTCモードで約21〜27km/L(グレードによる)を実現。日常使いからロングドライブまで、経済的に楽しめる車となっています。
軽自動車だからといってパワー不足を感じさせない点も、多くのユーザーが選ぶ理由のひとつです。
豊富なカスタム
N-BOXにはベースモデルだけでなく、「N-BOXカスタム」や「N-BOXコーディネートスタイル」など、複数のカスタムモデルが用意されています。エクステリアでは、LEDヘッドライトやメッキパーツ、専用グリルなどが装備され、スタイリッシュな印象に。インテリアでは、シート素材やカラーリングにこだわった上質な仕上がりが特徴です。
個性を大切にしたいユーザーや、デザイン性を重視する方にとって、カスタム性の高さは大きな魅力となります。
充実した安全装備
N-BOXには、ホンダ独自の先進安全技術「Honda SENSING(ホンダセンシング)」が標準装備されています。衝突軽減ブレーキ、誤発進抑制機能、車線逸脱警報、歩行者事故軽減ステアリングなど、多数の安全機能が搭載されており、事故を未然に防ぐための支援が充実。
また、軽自動車でありながらも高剛性ボディを採用しており、万が一の際の安全性にも配慮されています。運転が不安な方や初心者にもおすすめの一台です。
軽自動車を感じさせない走り
N-BOXは軽自動車でありながら、その走行性能は普通車に近いと評価されています。エンジンはNA(自然吸気)タイプとターボタイプの2種類があり、特にターボモデルでは高速道路でも余裕のある走りが可能です。
また、遮音性や振動対策も強化されており、静粛性の高い快適なドライブを実現。軽自動車にありがちな「物足りなさ」や「騒音」などのマイナスイメージを払拭したモデルです。
グレードの種類
N-BOXには、ユーザーのニーズに応じた複数のグレードが用意されています。標準仕様の「ベースモデル」に加え、装備が充実した「N-BOX JOY」、高級感と個性が光る「N-BOX CUSTOM」など、用途や好みに応じて選べます。
N-BOX
ベースモデルは価格を抑えつつ、必要最低限の装備を備えており、シンプルで実用的な仕様が特徴。スライドドアやHonda SENSINGなどの基本的な安全装備は標準で装備されているため、安全性に妥協はありません。
燃費性能も優れており、コストパフォーマンスに優れたモデルとして人気です。初めての軽自動車や、セカンドカーとしての利用を検討している方におすすめのタイプといえるでしょう。
N-BOX JOY
N-BOX JOYは、N-BOXの中でも快適装備やインテリアの質感にこだわったグレードです。助手席スーパースライドシートをはじめ、運転席シートヒーター、充実した収納スペースなど、日常の使いやすさを追求した機能が多数搭載。
さらに、エクステリアにも洗練されたアクセントが加えられており、見た目にもこだわりたい方におすすめです。快適性と実用性をバランス良く兼ね備えたモデルとして、多くのユーザーに選ばれています。
N-BOX CUSTOM
N-BOX CUSTOMは、スタイリッシュなデザインと高級感のある内外装が魅力の上位グレードです。フルLEDヘッドライト、専用フロントグリル、アルミホイールなどが装備され、存在感のある外観に仕上がっています。
インテリアも上質な素材を採用しており、乗る人すべてに特別感を提供。さらに、パワースライドドアやオートエアコンなど快適装備も充実。見た目と機能性の両方を求める方に最適な一台です。
N-BOXの荷室

N-BOXの荷室は、軽自動車とは思えないほどの広さと機能性を誇ります。日常の買い物はもちろん、ベビーカーやスーツケースなど大きな荷物も無理なく積載可能。シートアレンジによって荷室の使い方を自在に変えられる点も高く評価されています。
荷室の広さやサイズ
N-BOXの荷室高は約1,140mm、開口部の幅も約1,000mm以上あり、大型の荷物もストレスなく積み込み可能です。日常使いだけでなく、キャンプや旅行などのシーンにも対応できる積載力を備えています。
シートアレンジ
N-BOXはリアシートをワンタッチで前方に倒すことができ、フラットな荷室を作れます。後部座席を全て畳めば、自転車も積めるほどの大空間に。用途に応じてフレキシブルに対応可能です。
荷物の収納性
荷室には床下収納やサイドポケットなども備えており、小物や工具などもスッキリ収納できます。また、荷室の開口が地上から低いため、重い荷物も楽に積み降ろしができます。高齢者にも優しい設計です。
N-BOXとほかの車種を比較
N-BOXとよく比較されるのが、スズキの「スペーシア」、ダイハツの「タント」、同じホンダの「N-ONE」です。どれも軽自動車であるため、乗車人数に変わりはありませんが、それぞれに特長があるため、どのモデルが自分のライフスタイルに合っているかを比較して選ぶことが重要です。
【スズキ】スペーシア

スペーシアは、N-BOXと同じスーパーハイト系軽自動車で、低燃費と快適装備が魅力です。マイルドハイブリッドを搭載しており、N-BOXよりも若干燃費性能が優れる傾向にあります。
シートアレンジも豊富で、後席スライドや格納も簡単。一方で、室内空間の広さや上質感ではN-BOXが優勢といえます。価格帯も似ており、見た目や走行性能で選ぶ人が多い傾向にあります。
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【ダイハツ】タント

タントは「ミラクルオープンドア」という、Bピラーがない助手席側ドアが特徴です。これにより、スムーズな乗降性が実現されており、子育て世帯に特に人気があります。
どちらも小さなお子さんのいるご家庭に人気が高く、販売店でも比較されることの多い車種です。現行モデルで比較すると、感じ方は人それぞれですが、「カジュアルなデザインに感じるのはタント」といった声が多いです。
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【ホンダ】N-ONE

N-ONEは同じホンダの軽自動車でありながら、コンセプトが大きく異なります。レトロなデザインとスポーティな走行性能が特徴で、若年層やドライビングを楽しみたいユーザーに支持されています。
一方で、N-BOXは実用性やファミリー向け装備を重視した設計のため、同じホンダでも用途が明確に分かれています。広さや使い勝手で選ぶならN-BOX、デザインや走りを楽しみたいならN-ONEがおすすめです。
N-BOXがおすすめな人

N-BOXは、ファミリー層や高齢者、初心者ドライバーまで幅広く対応できる万能な軽自動車です。とくに「広さ」「安全性」「乗降性」にこだわりたい方には最適。以下では、具体的にどんな方に向いているのかを詳しく解説します。
使い勝手の良い車を求めている人
日常的に買い物や子どもの送り迎えなど、頻繁に車を使う方にはN-BOXがおすすめです。スライドドアや低床設計により乗り降りがしやすく、荷室も広いため買い物袋や荷物の積み下ろしも楽々。
車内の移動もしやすく、シートアレンジで用途に応じた空間づくりが可能。小回りも効くため、狭い道や駐車場でもストレスが少ない設計となっています。
スムーズな乗り降りができる車が欲しい人
N-BOXは大開口のスライドドアと低いフロア高が特徴で、乗り降りが非常にスムーズです。ドアが横にスライドするため、隣の車との距離が近くても問題ありません。
また、後席のフロアもフラットでつまずきにくく、子どもや高齢者にとっても安心です。車椅子利用者にも優しい設計が施されています。
小さい子どもがいるファミリー
チャイルドシートの取り付けが簡単で、室内高があるため車内での着替えやおむつ替えも快適に行えます。また、子どもを抱っこしたまま乗り降りできる点や、後席のスライドによるスペース調整など、子育て世代に嬉しい機能が満載です。ファミリーカーとして高く評価されている理由の一つといえるでしょう。
スムーズに乗り降り可能
スライドドアと低床フロアによって、足を高く上げなくても自然に乗り降りできます。狭い駐車場でもドアの開閉がしやすく、急な雨でもサッと子どもを車内に入れられる点が高評価です。
子どもを抱っこしたまま乗車可能
N-BOXは開口部が広いため、子どもを抱っこしたままでもスムーズに乗車できます。両手がふさがっていても片手でドアを開けやすく、安全性と利便性が両立された設計です。
後部座席を調整可能
後部座席はスライド・リクライニングが可能で、子どもが座りやすいポジションに調整できます。また、足元空間を広くとることでチャイルドシートの脱着も簡単です。
子どもが立ったまま着替えられるスペース
室内高が高いため、子どもが車内で立ったまま着替えたり、おむつ替えをすることも可能です。特に屋外での着替えが必要なシーンでは大変重宝します。
収納スペースでスッキリできる
車内にはティッシュボックスやおもちゃなどを収納できるポケットが豊富にあり、散らかりがちな車内をスッキリ保てます。子育て世代の「片付けの悩み」にも対応した設計です。
N-BOXに関するご相談は軽の森へ!
ここまで紹介してきた通り、N-BOXは定員4人ながらも快適性・安全性・機能性を兼ね備えた軽自動車です。「何人乗りか」「広さはどうか」などの基本的な疑問に加えて、自分に合ったタイプ選びや使い方まで幅広く対応できるのが魅力です。
もしN-BOXについてさらに詳しく知りたい、グレード選びに迷っている、試乗してみたいなどのご希望がある方は、ぜひ「軽の森」までご相談ください。専門スタッフが丁寧に対応し、最適な1台を見つけるお手伝いをいたします。
皆さまからのお問い合わせ・ご予約を心よりお待ちしております。
出典
ホンダ(N-BOX)