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豆知識 2022.05.06

これから電気自動車は安くなる?軽や中古は?電気自動車のメリットデメリットも解説します

今回の特集記事は今話題の電気自動車を大調査!

「2030年半ばにはガソリン車やディーゼル車の、新車販売を無くす方針を国が掲げている?!!」といったニュースが入ったのも記憶に新しいところ。
まだまだガソリン車の普及は無くならない中、今後電気自動車が私たちの暮らしに根付いていくのかどうか、自動車販売のプロ視点で解説します。

この記事のPOINT★

  • 電気自動車には4つの種類がある
  • EV補助金が増額
  • 三菱から軽EVが誕生する

 

電気自動車とは?
~4つのタイプと代表的な車種~

電気自動車とは?

電気自動車とは、電気を燃料に電動機モーターで走行する車です。
最近ブームとなっているように感じますが、実は電気自動車はガソリン車よりも歴史は古く、国内では1900年代に既に日産より電気自動車が販売されています。

現代の電気自動車は、ガソリン車と比較すると燃費が良いだけでなく、環境への配慮やエネルギーに優れた自動車の普及を促進するため、補助金が交付されることから注目が集まっています。

国内では日産がリーフをはじめ軽の電気自動車をまもなく発売することや、トヨタからは2022年5月よりbZ4Xの申込受付を開始するなど、電気自動車のラインアップが増えていることは確かです。
電気自動車は高額という印象を受けますが、日産・三菱の軽電気自動車では総額200万円程度と言われています。
普通車では安くても300万円後半からとなるので、軽の電気自動車への期待は高まります。

また、電気自動車には4つのタイプがあり、エネルギー源を100%電気としているEV車だけでなく、ガソリンを燃料の一部にして電気と併用して走行しているHV車も電気自動車の仲間となります。
EV車やHV車のほかに、PHV車やFCV車も電気自動車扱いとなります。

電気自動車とハイブリッド車の違い

電気自動車とハイブリッド車の違い

電気自動車とハイブリッド車の大きな違いは、ガソリンの使用です。
エネルギーを100%電気で賄っている電気自動車に対し、ハイブリッド車はガソリンと電気を燃料としています。

ガソリンを使用していますが、電気を使用していないガソリン車と比較すると、燃費消費率は雲泥の差が生じます。

代表的な電気自動車

代表的な電気自動車

ここからは、4つの電気自動車のタイプと、代表車種をご紹介します。
それぞれの特徴を見ていきましょう。

▼EV車の代表的な車種
 リーフ・Honda e・Model 3

EV車とは「Electric Vehicle」の略で100%電気の力を使用して走行する「電気自動車」の事です。
ガソリンの代わりに自宅や充電スタンドからバッテリーへ充電を行います。

日産/リーフ

リーフ

▼画像引用
https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/leaf/exterior_interior/exterior.html

ホンダ/Honda e

ホンダe

▼画像引用
https://www.honda.co.jp/honda-e/webcatalog/styling/design/

テスラ/Model 3

テスラ

▼画像引用
https://www.tesla.com/ja_jp/model3/design#overview

▼HV車の代表的な車種
 プリウス・ワゴンR

HV車とは「Hybrid Vehicle」の略で、エンジンとモーターの2つの動力を効率的に使い分け走行する「ハイブリッド車」の事です。
日本で最も普及されているエコカーとして、馴染みがありますよね。
現在販売されている自動車にも数多くハイブリッド車がございます。
軽自動車は通常のハイブリッドよりも出力が低い「マイルドハイブリッド」が搭載されているのがほとんどです。

トヨタ/プリウス

プリウス

▼画像引用
https://toyota.jp/prius/

スズキ/ワゴンR

ワゴンR

▼画像引用
https://www.suzuki.co.jp/car/wagonr/detail/

▼PHV車の代表的な車種
 プリウス・アウトランダー

PHV車とは「Plug-in Hybrid Vehicle」の略で外部の電源から充電が出来るハイブリッド車「プラグインハイブリッド車」の事です。
ハイブリッド車は走行中に充電がされますが、プラグインハイブリッド車は走行中だけでなく停車中も充電する事が出来ます。
また、蓄電池の容量もハイブリッド車よりも多い為、航続距離が長くどの速度域でも電気走行が可能になります。
電気自動車とハイブリッド車のいいとこ取りをしているのが大きなポイントです。
メーカーによっては呼称を「PHEV」としているケースもあります。

トヨタ/プリウスPHV

プリウスPHEV

▼画像引用
https://toyota.jp/priusphv/

ミツビシ/アウトランダーPHEV

アウトランダーPHEV

▼画像引用
https://www.mitsubishi-motors.co.jp/lineup/outlander_phev/exterior/

▼FCV車の代表的な車種
 MIRAI

FCV車とは「Fuel Cell Vehicle」の略で、「燃料電池自動車」の事を指します。
水素と酸素の化学反応によって発生した電力をモーターに送り動かす仕組みとなっています。
エンジンを一切使用しない為、二酸化炭素の排出が無く「究極のエコカー」とも呼ばれています。

トヨタ/MIRAI

MIRAI

▼画像引用
https://toyota.jp/mirai/

補助金で購入負担軽減も!
【2022年最新】
電気自動車の価格

電気自動車の価格

電気自動車は安くなる?
購入の補助金について

車両価格が高い電気自動車ですが、未来のことを考えると、環境への配慮や災害時での適応力の高い車を活用しなくてはいけません。

そこで、経済産業省は電気自動車の購入時にCEV(クリーンエネルギー自動車)補助金を設けています。

2050年カーボンニュートラルの実現に向けて、環境性能に優れ、災害時にも非常用電源として活用可能な車両について、需要創出及び車両価格の低減を促すと同時に、車両の普及と表裏一体にある充電・水素充てんインフラの整備を全国各地で進めることを目的としています。

補助金価格表

更に、令和3年度の補正予算が拡大され、補助金の上限は増額しています。
令和3年11月26日以降に新車登録された電気自動車が対象となり、申請の受付は令和4年3月31日より開始されました。

購入の補助金について

車両価格が高くても、国やお住まいの自治体(都道府県別や市町村)によって補助金が交付されます。
国では経済産業省より補助金の交付条件や金額は統一されていますが、各自治体では個々に定められています。
ですので、例えば〇県△市にお住まいの人は、〇県での補助金と△市から貰える補助金と国以外にも2つの補助金を受け取ることができるということです。

また、自動車によって補助金の額は異なるので、購入前にはどの程度の補助金を受けることができるのか、把握しておく必要があります。

▼出典/引用
経済産業省ウェブサイト
一般社団法人 次世代自動車振興センター

2022年の電気自動車の価格

では、電気自動車の価格はいくらなのか?
同等モデルの車種と比較し価格がどのくらい違うのかも見ていきたいと思います。

日産/リーフの価格

同じハッチバックモデルのエンジン車であるトヨタ・カローラスポーツと比較してみました。

リーフはエントリーモデルのグレードSで¥3,326,400(税込)
カローラスポーツはエントリーモデルのG Xで¥2,169,000(税込)

同じボディタイプでも電気自動車なだけで約115万もの差があります。

トヨタ/プリウスPHVの価格

同じ名前のハイブリッド車であるトヨタ・プリウスと比較してみました。

プリウスPHVはエントリーモデルのグレードSで¥3,383,000(税込)
プリウスはエントリーモデルのEで¥2,597,000(税込)

同じ車種でもプラグインになるだけで80万近く価格が高くなります。
理由としては、PHV(PHEV)はエンジンとモーターを両方メインユニットとして搭載する為です。

トヨタ/MIRAIの価格

燃料電池自動車は他とは一線を画した車両となりますので、ここでは価格のご紹介だけさせて頂きます。

MIRAIはエントリーモデルでも¥7,100,000(税込)、最高グレードになると¥8,600,000(税込)と他の電気自動車と比べても圧倒的に飛びぬけた金額となっています。
但し、燃料電池自動車を購入する際 国または地方自治体からの補助金を受けられる為、上記金額よりも安く購入する事が出来ます。

電気自動車の中古価格
~中古で買う注意点~

電気自動車の中古価格

電気自動車の中古車となれば、もちろん新車価格より安く手に入りますが、消耗している部品も多く存在します。
そこで、ここからは電気自動車の中古価格帯と購入するうえでの注意するポイントや、その際の補助金はどうなるのか、詳しく見ていきましょう。

電気自動車の中古価格

今回は電気自動車を代表する(今は販売されていない車種も含む)4車種に絞って、相場をご紹介します。

  初代 現行
リーフ ▼2010年生産
~200万円
▼2017年生産
~350万円
Honda e ▼2020年生産
400万円前後
Model 3 ▼2019年生産
400~700万円
i・ミーブ ▼2010年生産
~100万円
▼2018年~2021年生産
180万円前後


10年以上前のモデルになると比較的安く購入できますが、それでもリーフは200万円近くの相場となっています。

電気自動車の中古を購入する時の
注意点&ポイント

新車より安い価格設定の中古車には、それなりの理由があります。
以下3点を重視し、中古車を見定めましょう。

1.バッテリーの状態
2.V2Hに対応しているか
3.走行距離


バッテリーの状態

電気自動車の心臓とも言われるバッテリーは、購入前に必ずコンディションをチェックしましょう。

見た目は綺麗でもエンジン部分の確認は必須です。
また、バッテリーはご自身ですぐに確認する方法がありません。
購入前のバッテリーの状態の確認は、自動車販売店に直接問い合わせましょう。

V2Hに対応しているか

V2Hとは、災害時など家庭用に車の電力を活用するシステムです。
家庭で車を充電し、非常時には車から家庭へ送電することが可能です。

電気自動車にはV2Hに対応していない車種もあるため、確認しておきましょう。

走行距離

電気自動車は5万kmを目安に選択することがお勧めです。

ガソリン車の中古車を購入する時にも言えることですが、走行距離が多すぎる車を選ぶことは控えましょう。
車は消耗品が集まって構成されているので、走行距離が増えると様々な部品は消耗され、不具合が生じる可能性が高くなります。

電気自動車を中古車で購入すると
補助金はどうなる?

先にご紹介した経済産業省が提示しているクリーンエネルギー補助金は、電気自動車を新車で購入した時にしか対応していないため、中古車を購入しても補助金を受けることができません。

しかし、電気自動車にはクリーンエネルギー補助金のほかに、税金の優遇処置が設けられており、中古車の購入時にはエコカー減税・自動車グリーン税制を受けることができます。
重量税や自動車税の減税等、国土交通省のホームページなどで確認することが可能です。

▼参考
国土交通省

電気自動車のメリット

メリット

ガソリン車と比較してどのような点が優れているのか、電気自動車の3つのメリットをご紹介します。

1.環境にやさしい
2.走行コスト削減
3.静粛性が高い

環境にやさしい

燃料を電気としている自動車は、『排気ガス』が排出されません。

現在、日本だけでなく世界中の自動車の排気ガスは、大気汚染で自然環境を脅かし、地球温暖化への影響も懸念されています。

環境汚染物質を出さない電気自動車は、自動車社会を継続していく上で重要な役割を担っていると言えます。

走行コスト削減

電気自動車の燃料費はどのくらいかかるのか。
1年間に1万km走行する電気自動車とガソリン車を比較してみると、年間で約2倍近くもの燃料費の差が生じます。

もちろん走行コストだけでなく税金等、電気自動車には免除または減税の優遇処置を受けることができます。

静粛性が高い

電気自動車は車内の静粛性が高いだけでなく、走行音(エンジン音)も静かさを保ちます。

電気自動車の接近に気づかない歩行者も多く、危険も伴うため、歩行者に車両の接近を知らせる『車両接近通報装置』が義務付けられるほどです。

電気自動車のデメリット

デメリット

続いて、電気自動車のデメリットをご紹介します。
ガソリン車と比較して劣っている点は3つ。

1.充電場所に困る
2.充電時間が必要
3.車両価格が高額

充電場所に困る

電気自動車の1番の不安要素である出先での「充電場所」。

ガソリンスタンドでガソリンを給油する車とは異なり、充電スペースがないと燃料を確保することができません。
最近ではショッピングモールの駐車場に充電スペースが設けられ、買い物中に充電できるなど、利便性の向上に取り組んでいますが、それでもまだまだガソリン車のように燃料を確保する施設は少ないように感じられます。

充電時間が必要

ガソリン車であれば、5分あればガソリンは満タンに給油できますが、電気自動車となるとそうはいきません。

急速充電が可能な車種もありますが、それでも15分程度必要と言われています。
外出先で燃料がなくならなように、出発前には充電満タン状態にしておかないと、拭えない不安があります。

車両価格が高額

補助金があるとはいえ、電気自動車はガソリン車より車両価格は高くなります。

電気自動車の普及を目指す日本ですが、まだまだ手軽に電気自動車を購入できる社会にはなってないように感じます。

電気自動車はどこで充電?
いくらかかる?

電気自動車はどこで充電?

電気自動車は、自宅で充電できることが魅力の一つですが、自宅に充電器が無い場合は充電スポットで充電を行います。
充電スポットはセルフ式が一般的で、普通充電口と急速充電口2つの充電口を備えているスポットが多くあります。
ガソリン車の給油口のような充電口に、充電コネクタをガチャッというまで差し込みます。
ロックがかかると充電が始まります。
ガソリン車と、補充方法はさほど変わりません。

ガソリンスタンドのように、一般道を走っているとすぐに見つかるほど充電スポットは多くないように感じられます。
しかし、近年充電スポットは全国的に急増傾向にあり、全国18,270か所、ガソリンスタンドの約6割に匹敵します。

充電スポットが確認できる下記サイトをチェックしましょう♩
株式会社e-Mobility
GoGoEV
EVsmart
チャデモ協議会

▼出典
一般社団法人 次世代自動車振興センター

電気自動車の充電時間

ガソリン車と違い、燃料補充の際には電気自動車は時間が必要です。
先にご紹介したように、電気自動車には普通(通常)充電と急速充電、2つの充電方法があります。

普通(通常)充電

普通充電では車種によりますが、10時間ほどかかる場合もあります。

普通充電には3kwや6kwの充電器があります。
kw数が大きければ大きいほど充電時間は短縮されます。

急速充電

急速充電では、1時間もあれば、ほぼ充電することができます。
およそ5分の充電で約40km走行することが可能となっています。

電気自動車の充電料金

普通(通常)充電と急速充電とでは、料金が異なります。

充電スポットで急速充電を行うには月額制となっており、約1,000円から10,000円以上する場合もあります。
この月額費用の金額にプラス電気代が必要となることを、理解しておきましょう。

充電スポットにもよりますが、普通充電の場合およそ1.5円~3.0円/分となります。
急速充電の場合は、およそ8.0円~15円/分程度となっています。


では、普通充電を行った場合、ガソリン車との燃料費の比較をしてみましょう。

160円/L×40L=6,400円
※40Lのタンク容量を持つガソリン車

27円/kWh×40kWh=1,080円
※1kWhあたりの電気料金単価を27円/kWh、1回あたりの充電に40kWh必要

電気自動車の充電回数は、ガソリン車の約3倍と言われており、そうなると、満タン充電に3,240円必要ということになります。

ガソリン車との比較

このように、電気自動車の充電を3回行ったとしても、ガソリン車よりも費用は抑えることができます。

さらに原油価格の高騰など、電気自動車であれば燃料費を気にしなくて良いことも重要ポイントとなります。

電気自動車の3つの課題

電気自動車の日本での普及の課題とは、「充電設備の整備状況」「車両価格の高さ」「航続距離の問題」の3つです。

ご紹介してきたように、「電気自動車」と呼ばれる車には様々なタイプがございますが、日本での普及はまだまだ浸透していません。

次世代自動車振興センターによると、2019年に販売された新車乗用車約430万台の内 電気自動車・プラグインハイブリッド自動車・燃料電池自動車の割合は3種合わせても全体の1%に満たない結果となっています。

2010年に日産リーフが販売されてから10年以上経過している中、なぜ日本では電気自動車の普及が進まないのでしょうか?

充電設備の整備状況

電気自動車は文字通り電気を使用して、燃料電池自動車は水素を使用して走行します。したがって、街中にあるガソリンスタンドではなく、電気もしくは水素を供給出来る設備が必要となります。
全国にあるガソリンスタンドが約30,000箇所なのに対し、充電スポットの数は約20,000箇所、水素ステーションの数は約150箇所となっております。

充電スポットの数は増えてきていますが、都市圏を中心に展開されている為まだまだ整備されているとは言えない状況です。
設置に対する低コスト化が設備環境を整える上のポイントとなるでしょう。

また、自宅で充電する事も出来るのですが、こちらも充電設備の整備がなされていません。
経済産業省が2017年にまとめた資料によると、新築戸建てでは60%、新築マンションでは99%充電設備が非設置である事が分かります。

家庭のコンセントを工事し充電設備を設置する手もございますが、元から設備が整っている・整っていないのでは電気自動車の普及にも大きく影響してくるのではないでしょうか?

▼参考
GoGoEV
次世代自動車振興センター
経済産業省

車両価格の高さ

先述でもお伝え致しましたが、電気自動車は車両金額が高額になってしまうのも普及を阻むポイントの1つと言えます。
高額になる理由としては、電気自動車専用の電池(バッテリー)の価格が高い事が挙げられます。

日本では、このバッテリーの開発技術が乏しく生産に影響を及ぼし価格の高騰に繋がっている要因となっています。現に海外自動車メーカーのテスラでは、リチウムイオンバッテリーを大量生産する工場の建設を進めた事で80~150万円の値下げに成功しています。
製造コストを下げる事で庶民の手にも届きやすい金額となり、普及が進んでいくのではないでしょうか?

航続距離の問題

電気自動車が発売されてから長く課題点となっているのが航続距離です。

電気自動車が発売された当時は、1回の充電でわずか100マイル(約160km)程しか走行が出来ませんでした。
バッテリーの大容量化によって、現在リーフであれば62kwhバッテリーで458kmまで航続距離を伸ばす事が出来ましたが、他の車と同様 走行速度や気温等の条件によって大きく異なってくる為実際の航続距離はもう少し短くなります。
となると、通常のガソリン車と比べるとまだまだ航続距離は少なく感じます。

また、航続距離を伸ばす為にバッテリーを大型化させた事により充電に時間がかかってしまうという新たな問題も発生しています。
ガソリン車であればガソリンを給油すれば即走行が出来ますが、62kwhのバッテリーを積んだリーフであれば急速充電器でフル充電するには1時間程度かかります。
家庭用コンセントでは約12時間と半日近くを要します。

ガソリン車までと言わずとも、スピーディーな充電が出来る設備の整備も必要になるでしょう。

▼参考
次世代自動車振興センター

軽の電気自動車は今後
普及していくのか?

先に電気自動車が浸透しない課題点を、3点紹介させて頂きました。

中でもやはり車両価格の見直しが急務になるかと思われます。
手が届く価格でなければ、いくら長い距離を走れて充電設備が整備されたところで購入に至る土俵にも上がりません。

そこで待望されるのが「軽の電気自動車」です。
既にマイルドハイブリッドを搭載した軽自動車はありますが、本格的な電気自動車は現在販売されていません。
果たして軽自動車の電動化は実現出来るのか?
という疑問ですが・・・
答えは「YES」であると考えられます。

実は、日産リーフが発売された2010年よりも1年早く軽の電気自動車が発売されていたのです。
それは三菱から販売された「i-MiEV」です。

元々販売されていた「i」を母体にガソリンエンジンに代えてリチウムイオン電池パックを搭載した、世界初の量産電気自動車なのです。
2018年からは車体サイズが変更となり登録車(普通車)扱いとなり、残念ながら2021年3月を持って生産終了してしまいましたが、紛れもなく軽自動車の規格で作られた電気自動車となります。

また、日産・三菱が軽自動車サイズの新型EV車を2022年にも市場に投入するというニュースが流れてきています。

K-EV concept X Style

『K-EV concept X Style』は、ekクロスのようなデザインが特徴的。
アクティブなSUVスタイルを継承しながらも、新世代の軽EVとなっています。

電気自動車ならではの滑らかな走りだけでなく、取り回しの良さや安全システムの機能も手厚く装備されています。

課題はまだまだありますが、低価格帯が期待される軽自動車の電動化が始まれば、世界でも進み始めている電気自動車の普及が日本でも徐々に進んでいくことでしょう。

まとめ

軽の森では今回ご紹介した「マイルドハイブリッド」を搭載した軽自動車を多数取り揃えております!
燃費の良さが格段に上がるハイブリッド車、是非ご検討頂ければと思います!
軽の森の在庫はこちらからご覧いただけます↓↓

最後までご覧頂き ありがとうございました。

この記事を書いた人
営業
森田龍太郎
Ryutaro Morita
ヨシダオートサービスに入社して7年目。整備士を経て現在は営業や仕入れの業務をしています。 ブログ記事を通して自動車販売店独自の目線でお客様にお得でタメになる情報をお届けしていきます。 資格としては自動車整備学校にて二級自動車整備士を取得しております。