豆知識 2024年4月19日

車の買い替え時期はいつがおすすめ?お得な買い替えのタイミングをプロが解説

お気に入りの車やまだ乗れる車の買い替え時期に悩んでいませんか?
車の買い替え時期のおすすめは車検前や決算前の3月・9月のほか、愛車を高く売ることができる12月~3月頃です。

この記事では、車の買い替え検討のタイミングや、お得に買い替えられる時期をプロ目線で解説します!

車の買い替えを検討すべきタイミング

車の買い替えを検討すべきタイミング

自動車には、多くの消耗品が使用されています。
長い期間乗り続けていると、買い替え時期はいつかやってきます。
これからご紹介する、車の買い替えを検討すべきタイミングは全部で7つあります。

車検の前

自家用車は新車で購入後、初回車検は3年後、そこからは2年に1回ペースで車検を受けていないと、公道を走ってはいけないというルールがあります。

車検費用は、税金や保険料の他に検査料や交換・整備費用が必要となります。
車検の回数を重ねるごとに交換パーツは多くなり、長く乗り続けている車であれば、純正部品がない可能性も出てきます。

また、車検が切れる前と切れた後では、査定価格が変わってきます。
一般的には、車検前に売却することで、リセールバリューが高くなる傾向があります。
車検を受ける予定がなく車を手放すのであれば、必ず車検が残った状態で売却することがおすすめです。

走行距離が増えてきたとき

走行距離は売却する時に金額が上下する一つのポイントです。

「乗り潰す」覚悟で今の車を乗られているのであればいいのですが…。
軽自動車では8kmから、普通車では10万kmから買取価格が低下すると言われています。

乗り換えようかどうしようかと迷われている方は、8万kmや10万kmに達する前に買い替えの手続きがおすすめです。

自動車税が上がるとき

買い替え時期は「13年がボーダーライン」とも言われている理由は、税金にあります。
新車登録より13年経過すると、納めなければいけない税金が高くなってしまいます。
軽自動車と普通車にかかる費用の違いを見てみましょう。

軽自動車税

種別/初度登録 13年経過 H27.3.31迄 H27.4.1以降
自家用乗用 12,900円 7,200円 10,800円
営業用乗用 8,200円 5,500円 6,900円
自家用貨物 6,000円 4,000円 5,000円
営業用貨物 4,500円 3,000円 3,800円

一般的に普段使いに購入されているのは『自家用乗用』です。
今乗っている車が13年経過が近づいている方は、自家用乗用で言うと年間5,700円UPすることになります。

▼資料引用
堺市 軽自動車税

自動車税(種別割)

年税額:自家用乗用車
総排気量/初度登録 13年経過 R1.9月以前 R1.10月以降
1L以下 33,900円 29,500円 25,000円
1L超1.5L以下 39,600円 34,500円 30,500円
1.5L超2L以下 45,400円 39,500円 36,000円
2L超2.5L以下 51,700円 45,000円 43,500円
2.5L超3L以下 58,600円 51,000円 50,000円
3L超3.5L以下 66,700円 58,000円 57,000円
3.5L超4L以下 76,400円 66,500円 65,500円
4L超4.5L以下 87,900円 76,500円 75,500円
4.5L超6L以下 101,200円 88,000円 87,000円
6L超 127,600円 111,000円 110,000円

環境負荷が大きくなる自動車と判断されているので、普通車も初度登録月が古ければ古いほど、自動車税が高くなります。
ガソリン車は軽自動車と同様、初度登録より13年経過すると、ディーゼル車に至っては新車登録より11年経過すると適用されます。

維持費を考えると、税金が上がるタイミングで買い替えを検討してみましょう。

▼資料引用
令和4年度 自動車税(種別割)税額表

修理費用が高くなるとき

年式の古い車は、メーカーの交換部品が生産終了となって無くなり、修理が困難&高額になるというリスクがあります。

メンテナンスは安全に車に乗るために欠かせません。
交換部品がすぐに手に入る新しい年式の車に買い替えれば、修理費用がかさむのを防げます。

メーカー保証が切れるとき

設定された期間や条件により、無料で修理を受けることができるメーカー保証。

一般的な保証では期間は3年や走行距離の設定がありますが、エアバックなど走行するにあたり重要な部品を保証する期間は最大5年設けているメーカーも多くあります。
5年経過してからの高額な部品交換となれば、買い替えのタイミングと言っていいでしょう。

新車登録より5年経過するタイミングで、メーカー保証の内容・期間を確認してみましょう。

ライフスタイルが変わるとき

新しい家族が増えたり子供が巣立ったりと、ライフスタイルは日々変化します。
移動手段の一つとしてクルマは必要不可欠な方も多くいるはず。

ライフスタイルに合っていない車を乗っていると、不便を感じてしまう場合もあります。
例えば軽自動車を独身時代から乗っていて、結婚し子供を授かると車内の広さや装備に物足りなさを感じてしまうことも。
逆に、子供が巣立った時には小さな車が良いと感じることもあります。
「もっと広い車/小さな車が良い!」
「スライドドアが欲しい!」
など、思うこともあるでしょう。

ライフスタイルの変化は、今乗っている車の買い替え時と言えるでしょう。

平均的な買い替え時期がきたら

車検を前に車の買い替えを考える方は一般的に多くいます。
これは2回目、3回目の車検を受ける時期に、車のローンが完済していることも関係しているようです。

また走行距離が8万キロ近くなってくるとエンジンの調子も悪くなりがちで、買い替えたほうがいいのではないかと考える人が増えます。

今乗っている車を少しでも高く売却したいと考えている方は、新型モデルが発売され自身の車が旧型モデルとなり価値が下がる前に買い替えするという意見も多くあげられています。

車には維持費がつきものですが、その維持費を少しでも安く抑えるため税金が高くなる前の新車登録から13年以内に買い替える人が多く、ライフスタイルに合わせて車を買い替える人も平均的に多いようです。

車の調子が悪くなる前に、買い替えを検討することをおすすめします。

車のお得な買い替え時期は?

車のお得な買い替え時期は?

自動車にはお得に購入できる時期があります。
つまり、買い替えの時期によっては愛車が高く売れる場合や、新しい車を安く購入できる場合があるということです。

愛車を高く売れるタイミング

1年の中で中古車の需要が最も高まる時期は『12月~3月頃』と言われています。

タイミングよく今乗っている車を売却しないと、損をしてしまう可能性もあります。
もっと高額で売れたのに…。
と、売却後に思ってしまっては後の祭りです。

そのようにならならいためにも、今乗っている車の価値を把握しておくことも重要です。
ディーラーや買取専門店など、2社以上での査定をおすすめします。
買取に力を入れているお店を選ぶこともポイントです!

買取は軽の森にお任せください!

お客様の長く乗られた愛車を1円でも高く買取いたします!

新車や中古車を安く買えるタイミング

お得に自動車を購入するためにも、自動車が安くなる時期を把握しておきましょう。

初売りセール(1月)

自動車販売店では1月に初売りセールがあり、この時期にしかない特典が多くある傾向があります。
多くの自動車販売店は福袋を用意したり、通常時には無いサービスを提供しているケースが多いようです。

軽の森では実際に初売りの際『カーナビ・ETC・バックモニター』や『福袋』を成約特典に、またガラポン抽選会などお正月のこの時期にしかできないサービスをご案内いたしました。
さらに、限定数で特別価格の車両をご用意いたしました。

このように、初売りセールの時期にしかない特典を活用することも、お得に車を買い替える方法の一つです。

決算期(3月・9月)

決算期でもある3月は1番の狙い目です。

ディーラーや多くの自動車販売店は、3月に本決算期を迎えます。
設定された目標台数を販売することは必須。
そうなると通常時には値引きが少ない車種に対しても、大幅な値引き増額に期待を持てます。

さらに、1月から3月にかけて中古車の需要も高まることから、買い替えのタイミングとしてはピッタリな時期と言えます。
中古車や届出済未使用でお探しの場合には、特にお勧めです。
限りある在庫の中からしか選ぶことのできない中古車や届出済未使用ですが、需要が高まるということは種類が豊富。
通常時に比べてラインアップが増えるということになります。

お得に乗り換えできるチャンスを逃さないようにしましょう。

ボーナス期のセール(7月・12月)

一般的なボーナス期は、新車が売れやすい時期です。
ディーラーや自動車販売店は車の価格が安くなる傾向があるためです。

自動車の購入時には、まとまった大きな金額が必要となります。
値引き合戦がなりやすい時期でもあるので、安く購入できるタイミングとなります。

モデルチェンジ前

車のモデルチェンジが発表されると、新型モデルに注目が集まり、モデルチェンジ前の旧モデルは売れ行きが落ちていきます。
このためディーラーは旧モデルの売れ残りを防ぐべく、車の価格を大幅に値引きし在庫を減らそうと考えるのです。

新型モデルに興味がなく、お得に車を手に入れたい方にはモデルチェンジ前の買い替えがおすすめです。

車は何年乗り続けられる?乗り潰す場合の寿命について

車は何年乗り続けられる?乗り潰す場合の寿命について

自動車の寿命は約10年と聞いたことがあるかもしれませんが、実際は走行距離やメンテナンスによって、もっと長く乗り続けれることができます。

令和3年3月末時点の乗用車の平均寿命は約14年。
これは、6年連続の増加となり過去最高の使用年数となっています。
また、軽自動車の平均寿命は約16年。
こちらも過去最高の使用年数です。

しかし、どの車も15年前後乗り続けれるかというと、そうではありません。
長く乗り続けるためには、定期的なメンテナンスは必須です。
また、自動車は多くの消耗品を使用するため、長く乗れば乗るほど交換部品も多くなり、メンテナンス費もかさばります。
エンジンの交換となれば最低でも10万円、高ければ100万円近い費用が必要となります。
さらに、走行距離が10万kmを超えると、燃費も悪くなり走行性能にも影響が出てきます。

乗りつぶす場合は、適切なメンテナンスを行いながら、約15年・走行距離は15万kmを目安にしましょう。
メンテナンス等の維持費がかさばり、燃費の向上も見られなくなったときには、買い替えることがおすすめです。
この場合は、新しい車に買い替えた方が維持費を抑えることができるでしょう。

▽参考資料

自動車検査登録情報教会/平均使用年数
軽自動車平均使用年数推移表/軽自動車検査協会

車を買い替える際の注意点

車を買い替える際の注意点

車を買い替える時に確認しておきたい3つの注意点があります。

新しく購入する車の納期を確認する

今乗っている車の車検時期と、次に乗る車の納期を把握しておく必要があります。
新しい車の納期待ちの為に、今のっている車の車検を受けるなんて、もったいないことは誰もしたくはありませんよね。
愛車の車検が切れてしまうと車検を受けないと乗り続けることはできなくなり、新しい車が来るまで車の無い生活になってしまいます。

このようにならないためにも、今乗っている車の車検時期が来るまでに新しい車を乗り始めることができるように心がけましょう。

ローンの残債を確認する

所有者がローン会社名義の場合にはご自身で売却の手続きができませんが、使用者・所有者ともにご自身の場合は注意が必要です。

「もう支払いは終わっているであろう」という思い込みは厳禁!
完済していない状態で売却し、乗り換え後の車もローン契約してしまうと2重でローン契約を結ぶことになります。

そうなれば支払いも2台分。
車の支払いで生活に支障が出ては、話になりません。

このようなことが起こらないよう、ローンが完済しているかどうかの確認は乗り換え前には必ず確認しましょう!

自動車税は支払い済みかを確認する

忘れがちなのが、自動車税の支払い。
毎年5月頃に納付書が手元に届き「後で払お~」と、忘れてしまうこともよくある話です。

仮に未納の状態でディーラーや専門店に買取をしてもらったとしても、督促状が届くのはご自身です。
自動車税は、4月1日時点の名義の方に納税義務が発生するので「もうこの車は手放したから関係ない!」とはなりません。

支払いに滞りが無いか確認してから、車を手放す手続きに移りましょう。

車の買い替えの流れ

車の買い替えの流れ

新しく購入する車の資金にもなるため、まずは愛車の査定価格を把握します。
納得する価格が提示されない場合は、2社以上で査定してもらいましょう。

愛車の買取価格が決定したら、次に購入する車を選びます。
予想以上に買取価格が高ければオプション等、付け加えることができますね。

購入する車が決定すると契約へと進みますが、この時に気にかけたいポイントは納期です。
新車であれば車種によっては半年から1年待たなければならないこともあるので、愛車の車検の兼ね合い等、スムーズに乗り換えができるよう把握しておきましょう。
また、納期が早い車であっても、準備や手続きなどに1~2ヶ月かかることもあります。
契約や書類集め等、早めの行動を心がけましょう。

車の買い替え前の準備

車の買い替え前の準備

いざ買い替える状況になって「あ!忘れてた!」「あの書類どこ行った?!」とならないよう、事前に準備しておくことを4点ご紹介します。

愛車の相場を確認する

少しでも高く買い取ってもらうためには、愛車の相場を把握しておくことがポイントです。

買取店に出向く前に、ネットで相場を調べることも良いでしょう。
次の車を購入する資金を増やすためにも、2店舗以上の買取店で査定してもらうこともおすすめです。

車の売買に必要な書類を準備する

車を手放す場合、普通車と軽自動車では必要書類が異なります。
揃わないと手続きができないので、売却することはできません。

普通車の場合

1.自動車検査証(車検証)
2.所有者の印鑑証明:有効期限3か月
3.印鑑証明と同じ印の委任状
4.印鑑証明と同じ印の譲渡証明書
5.リサイクル券
6.自賠責保険の証明書

リサイクル券以外は、全て原本が必要です。
また、車検証に印字されている所有者の氏名・住所が印鑑証明と同じでないといけません。
引っ越しであれば前住所が記載した住民票や、婚姻等により名前が変わった場合は戸籍謄本等「つながり」がわかる書類が必要となります。


軽自動車の場合

1.自動車検査証(車検証)
2.申請依頼書
3.リサイクル券
4.自賠責保険の証明書

普通車とは違い、役所に取りに行く書類はありません。
また、軽自動車については2021年から押印の手続きが廃止されています。

任意保険の切り替え準備

手放す車から新たに購入する車へ、任意保険の切り替えを行わなくてはなりません。

間違いなくスムーズに手続きが行えるので、購入したお店での手続きが推奨されます。
しかし、最近はネット保険等、自分で任意保険に加入される人も多く見受けられます。
いつから新しい車に切り替えるのか、条件や内容に間違いが無いか、乗り換える前に確認しておきましょう。

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自動車保険の専門家が、安心安全なカーライフのお手伝いをさせていただきます。

自賠責保険の確認

今乗っている車の自賠責保険の証明書を確認しましょう。
車検証等と一緒に保管している人が多いですね。

手放す車の車検満了日まで日数が残っている場合は、売却時に自賠責保険の証明書が必要となります。
万が一、自賠責保険の証明書を紛失した場合、加入先の保険会社と自賠責保険の名義人がわかっていれば再発行は可能ですが、不明の場合は再発行ができません。
その場合、新たに車検満了日までの自賠責を作る必要があるので、その分の保険料を支払わなくてはなりません。

よくある質問

よくある質問

Q1.ローンが残っていても車を買い替えることはできる?

A1.できます。

残債が残っている状態であっても、新しい車へ買い替えることは可能です。
しかし、残債があるので審査に影響する場合もあることを頭に入れておきましょう。

買い替え前に、車検証の所有者欄を確認してください。
銀行等でローンを組むと、所有者は車に乗る本人名義になるため、残債があったとしても売却することができます。
新しい車のローン審査が通らない場合には、繰り上げ返済が必要となることもあります。

また、所有者がディーラーや信販会社の名義になっていると、自己都合で売却することはできません。
ローンを完済してからでないと手放すことはできないので、注意が必要です。
繰り上げ返済が難しい場合には、新車購入と合わせてローンの組み換えができることもあるので、新しい車の購入前には今乗っている車の残債を把握しておきましょう。

Q2.自賠責の有効期限はどうなる?

A2.月割にした金額が買取査定に反映されます。

自賠責保険が残った状態で愛車を売却すると、多くの自動車買取店は残りの保険料を査定金額に上乗せして買取価格を提示します。

保険料の計算方法は、日割り計算はできないので月割りとなります。

Q3.車を購入する際に自動車税を抑えるコツは?

A3.軽自動車は4月2日以降の早い時期に購入しましょう。

軽自動車税の支払い義務者は、4月1日現在の名義人となります。
よって、4月2日以降に購入すると、4月2日から翌年の3月31日までの期間は軽自動車税を納める義務はありません。

しかし、普通車の場合は自動車税が月割計算されます。
例えば、新しく購入した車の名義登録日が12月1日であれば、12月・1月・2月・3月分の計4か月分が、購入時に必要な自動車税となります。

車の買い替えを検討している場合は軽の森にご相談ください!

車を買い替えるメリットと言えば、やはり新しいモデルの車に乗れるということです。
車の安全性能は日々進歩しているので、買い替えにより安全性能の高い車を選ぶことで、乗員の安全性が保障されることにも繋がります。
さらに、燃費の良いエコカーに買い替えることで燃料費が安くなり、年間の維持費を抑えることができます。

しかし、車を乗り換えるにはタイミングが合うか合わないかで、必要な費用が異なります。
乗り換える時期を間違えないよう、またお得に乗り換えできるチャンスを逃さないよう心がけましょう。

 

 

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この記事を書いた人
営業
森田龍太朗
Ryutaro Morita
ヨシダオートサービスに入社して7年目。整備士を経て現在は営業や仕入れの業務をしています。 ブログ記事を通して自動車販売店独自の目線でお客様にお得でタメになる情報をお届けしていきます。 資格としては自動車整備学校にて二級自動車整備士を取得しております。
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