かわいらしい見た目と実用性を兼ね備えた軽自動車として人気の「ムーヴキャンバス」。しかし、購入を検討している方の中には「燃費が悪いのでは?」と不安に感じている人も多いのではないでしょうか。
本記事では、ムーヴキャンバスのカタログ燃費と実際の燃費を徹底比較するとともに、燃費以外の魅力や、競合車との違い、お得に購入する方法まで詳しく解説します。これから新車の購入を検討している方は必見です。
ムーヴキャンバスの燃費は?カタログと実燃費を比較

ムーヴキャンバスの燃費は、カタログ値と実際の走行条件で異なることがあります。
本章では、カタログに記載されている燃費数値と、ユーザーが実際に感じている実燃費を比較していきます。
カタログ燃費
ムーヴキャンバスのカタログ燃費は、WLTCモードによる測定で、駆動方式やグレードにより次のように異なります。
グレード | ストライプスX | セオリーX |
Gターボ |
駆動方式 | 2WD | 4WD | 2WD |
排気量(cc) |
658cc | 658cc | 658cc |
トランスミッション方式 | CVT | CVT | CVT |
カタログ燃費(km/L) | 約22.9 km/L | 約21.1 km/L | 約20.9 km/L |
上記の通り、2WDと4WDでは燃費にやや差が見られます。特に4WDモデルは車両重量や駆動の構造上、燃費が低下する傾向があります。
実燃費
カタログ燃費は理想的な条件下での数値であり、実際の運転環境では燃費が異なります。
ムーヴキャンバスの実燃費は平均して以下のようになっています。
ユーザーの口コミやレビューを集計すると、全体的な平均実燃費は約17.5 km/L前後。運転スタイルや渋滞状況、エアコンの使用頻度により燃費は左右されるため、自分のライフスタイルに近い条件での実燃費を確認することが重要です。
ターボエンジン搭載のGターボが登場
2022年のモデルチェンジで登場した「Gターボ」グレードは、ターボエンジン(658cc)を搭載しており、より力強い走りが可能です。CVTとの組み合わせによりスムーズな加速が実現されており、燃費性能も十分に確保されています。
グレード | 排気量(cc) | 駆動方式 | 燃費(km/L) |
Gターボ 2WD | 658cc | 2WD | 約20.9 km/L |
Gターボ 4WD | 658cc | 4WD | 約19.6 km/L |
ターボ仕様とはいえ、燃費性能のバランスは良好で、加速の力強さと日常使いでの経済性を両立している点が評価されています。
燃費以外のムーヴキャンバスの魅力

ムーヴキャンバスは、燃費性能だけでなく、デザイン性や快適性、安全機能など、総合的に高い魅力を備えた軽自動車です。ここでは、その特徴を項目ごとに解説します。
2つのデザインから選べる
ムーヴキャンバスは「ストライプス」と「セオリー」という2種類の外観デザインから選べます。ポップでレトロなデザインのストライプスと、シックで落ち着いたセオリー。好みに合わせて選べる点が女性や若年層に支持されています。
ムーヴキャンバス ストライプス:全8色
「ストライプス」は、ツートンカラーが特徴の遊び心あるデザインです。ボディとルーフの色が異なり、可愛らしさと個性を演出しています。選べるカラーは以下の通りです。
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シャイニングホワイトパール×スムースグレーマイカメタリック |
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シャイニングホワイトパール×サンドベージュメタリック |
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シャイニングホワイトパール×レイクブルーメタリック |
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シャイニングホワイトパール×アプリコットピンクメタリック |
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シャイニングホワイトパール×シトラスイエロークリスタルシャイン |
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シャイニングホワイトパール×ファインミントメタリック |
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シャイニングホワイトパール×レーザーブルークリスタルシャイン |
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シャイニングホワイトパール×ファイアークォーツレッドメタリック |
画像引用:ムーヴキャンバス
街中でもひときわ目を引くデザインで、自分らしさを表現できます。
ムーヴキャンバス セオリー:全7色
「セオリー」はモノトーンを中心としたシンプルで洗練されたデザインが特徴。落ち着いた色合いで、性別を問わず幅広い年代に適した仕様です。選べるカラーは以下のとおりです。
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レーザーブルークリスタルシャイン |
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サンドベージュメタリック |
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ファイアークォーツレッドメタリック |
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レイクブルーメタリック |
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スムースグレーマイカメタリック |
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シャイニングホワイトパール |
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ブラックマイカメタリック |
画像引用:ムーヴキャンバス
高級感があり、普段使いからビジネスシーンまで対応できる仕上がりとなっています。
軽自動車でも広々とした室内空間
ムーヴキャンバスはコンパクトなボディでありながら、室内空間は広く快適に設計されています。特に前後席間のスペースが広く、足元にゆとりがあります。
項目 | 数値 |
室内長 | 約2,115mm |
室内幅 | 約1,345mm |
室内高 | 約1,275mm |
シートアレンジも多彩で、荷室の拡張やフラット化が可能。ベビーカーやアウトドア用品などの大きな荷物も積載しやすく、ファミリー層にも人気です。
両側パワースライドドアを採用
ムーヴキャンバスは両側に電動スライドドアを標準装備しています。スライドドアは狭い駐車場でも開閉がしやすく、子どもの乗せ降ろしや買い物時にも便利です。
さらに、タッチ&ゴーロック機能により、ドアを閉めた後に自動で施錠されるため、防犯面でも安心です。スマートアシスト機能と組み合わせることで、より快適で安全な乗降を実現しています。
小物収納が多く整理しやすい
日常の利便性を高めるために、ムーヴキャンバスには多くの収納スペースが配置されています。主な収納例は以下の通りです。
これらの収納により、車内が散らかりにくく、いつでも整った空間を保てます。整理整頓しやすい設計は、主婦や小さな子どもがいる家庭にも適しています。
17種類の予防安全機能が搭載
ムーヴキャンバスには、最新の予防安全機能「スマートアシスト」が搭載されており、17種類の支援機能により事故のリスクを軽減します。
下記はその一例です。
機能名 | 内容 |
衝突回避支援ブレーキ機能 | 歩行者・車両を検知し自動ブレーキ |
車線逸脱警報機能 | 車線のはみ出しを警告 |
誤発進抑制制御機能 | 前方・後方誤発進の抑制 |
ブレーキ制御付き誤発進抑制 | 壁などへの急発進を抑える |
初めての運転でも安心して使用できる装備が充実しています。
DNGA採用で安定感のある乗り心地
ムーヴキャンバスにはダイハツが開発した「DNGA(Daihatsu New Global Architecture)」が採用されており、走行安定性と快適性が向上しています。
特にコーナリング時の安定性や、凹凸のある道での衝撃吸収性が改善され、長時間の運転でも疲れにくい設計です。また、CVTとの協調制御により加減速もスムーズで、ストレスの少ないドライブが可能です。
ムーヴキャンバスとライバル車の燃費を徹底比較!
軽ハイトワゴン市場には、ムーヴキャンバス以外にも多くの人気モデルがあります。ここでは、代表的なライバル車5車種の燃費と特徴を比較しながら、ムーヴキャンバスの立ち位置を明確にします。
【スズキ】ワゴンRスマイル

ワゴンRスマイルは、スズキの人気軽ハイトワゴンで、スタイリッシュなデザインと優れた燃費性能が魅力です。
グレード | 駆動方式 | 排気量(cc) | トランスミッション | 燃費(km/L) |
HYBRID S | 2WD | 657cc | CVT | 約25.1 |
HYBRID S | 4WD | 657cc | CVT | 約23.6 |
ハイブリッド方式により燃費は非常に良好で、街乗りにも適しています。ムーヴキャンバスよりもやや高い数値ですが、デザインや装備で比較するとそれぞれに個性があります。
【スズキ】ハスラー

ハスラーはSUVテイストの軽自動車で、アウトドアユーザーに人気です。燃費も軽自動車の中では優れています。
グレード | 駆動方式 | 排気量(cc) | トランスミッション | 燃費(km/L) |
HYBRID G | 2WD | 658cc | CVT | 約25.0 |
HYBRID G | 4WD | 658cc | CVT | 約23.4 |
走破性を重視しつつ、CVTとハイブリッドを組み合わせることで燃費を向上させています。デザイン志向やタフさを求める方に適しています。
【ホンダ】N-BOX

N-BOXは軽自動車販売台数No.1を誇るホンダの代表モデルです。室内空間の広さが魅力ですが、燃費も平均以上です。
グレード | 駆動方式 | 排気量(cc) | トランスミッション | 燃費(km/L) |
ベースグレード | 2WD | 658cc | CVT | 約21.6 |
ベースグレード | 4WD | 658cc | CVT | 約19.4 |
ムーヴキャンバスと近い燃費性能で、室内の使い勝手やホンダ独自の安全装備「Honda SENSING」が魅力です。
ターボとノーマルエンジン、ライバル車との違いを徹底比較
【日産】ルークス

ルークスは、日産の技術が詰まった軽スーパーハイトワゴンで、安全機能と走行性能のバランスが取れています。
グレード | 駆動方式 | 排気量(cc) | トランスミッション | 燃費(km/L) |
S | 2WD | 659cc | CVT | 約20.9 |
S | 4WD | 659cc | CVT | 約19.0 |
自動運転支援技術「プロパイロット」が搭載されており、燃費と安全性を両立したモデルです。
【ダイハツ】タント

同じくダイハツから販売されているタントは、ムーヴキャンバスと兄弟車のような存在です。広さと乗降性に優れており、ファミリー層に人気です。
グレード | 駆動方式 | 排気量(cc) | トランスミッション | 燃費(km/L) |
L | 2WD | 658cc | CVT | 約22.7 |
L | 4WD | 658cc | CVT | 約21.4 |
燃費性能はムーヴキャンバスとほぼ同等ですが、車体の設計が異なるため、選択の基準は使い方やデザインに左右されます。
グレード別一覧や他軽自動車との違いもご紹介
ムーブキャンバスがおすすめな人の特徴

ここでは、ムーヴキャンバスが特におすすめなライフスタイルや価値観を持つ方の特徴をまとめます。
かわいらしいデザインの車に乗りたい人
ムーヴキャンバスは、ツートンカラーやレトロモダンなデザインが魅力です。他の軽自動車と比べても、個性的でありながらも主張しすぎない絶妙なバランスが人気の秘密。特に若年層や女性から高い支持を受けています。
室内の広さと使い勝手を重視する人
軽自動車とは思えない広さと、多彩なシートアレンジ、収納力がムーヴキャンバスの特徴。日常の買い物からレジャー、子育てまで幅広く対応できるため、実用性重視の方にぴったりです。
運転に自信がない初心者ドライバー
運転支援機能が充実しているムーヴキャンバスは、初心者にとって安心の一台です。スマートアシストや視界の良い設計により、狭い道や駐車もスムーズに行えます。免許取りたての方にもおすすめです。
日常的に車を使用したい人
通勤・通学・買い物など、毎日車を使う人にとって、燃費・使い勝手・安全性の3拍子が揃ったムーヴキャンバスは理想的な選択肢です。快適な室内と利便性の高い機能が、日常のストレスを軽減します。
ムーヴキャンバスをお得に購入する方法は?

「新車だから高い…」と諦める前に、購入時期や車両状態を工夫すれば価格を大幅に抑えられます。ここではモデルチェンジ直後を狙う、決算期を活用する、そして低走行の未使用車を選ぶ――という三つのアプローチを紹介します。
モデルチェンジ後に購入する
・ | 値下げのタイミング |
次期モデル発表後は旧モデルの在庫車を早期に処分したい販売店が多く、車両本体価格が下がりやすい。 | |
・ | 装備と燃費のバランス |
旧モデルでもWLTC モード値はほぼ変わらず、CVT制御も熟成済み。実質的な燃費差が小さいためコストパフォーマンスは高い。 | |
・ | 狙い目グレード |
Gターボや4WD車は台数が少なく、商談時に大幅値引きを引き出せる可能性がある。 |
決算期に購入する
・ | 決算月(3月・9月)は販売目標が集中 |
登録台数を稼ぎたい営業担当者はインセンティブを使って値引き額を拡大。 | |
・ | 付属品サービスを上手に活用 |
ナビ・ドラレコ・メンテパックをセットにする代わりに支払総額を抑えてもらうなど、総コストで交渉するのがコツ。 | |
・ | 下取り強化キャンペーン |
同時期は下取り車評価も上がりやすく、実質負担額を減らせる。 |
未使用車を選ぶ
・ | 走行距離100km未満&登録済み |
未使用車は「登録だけ済ませた新車同等車」。在庫コスト削減のため、本体価格は新車より10〜20%安い。 | |
・ | 保証と整備は新車同等 |
メーカー保証が丸ごと残り、法定点検も実施済み。購入後すぐ乗れる。 | |
・ | デメリットは色・オプションが限定的 |
在庫にないボディカラーや駆動方式(2WD/4WD)は選べないケースがある点を理解しておこう。 |
メリット・デメリットや購入時の注意点を解説
ムーヴキャンバスの燃費に関するご相談は軽の森へ!
ムーヴキャンバスは排気量658 ccながらWLTC モードで最大22.9 km/Lを達成し、ターボでも約20 km/L前後と優秀です。
加えて両側スライドドアや豊富な安全機能など日常ユースを支える装備も充実。「かわいいけれど実用的な一台が欲しい」「維持費を抑えつつ快適に乗りたい」という方には最適でしょう。
購入方法に迷ったら、軽自動車専門店 軽の森 がサポートします。グレード選びからお得な購入方式、アフターサービスまで専門スタッフが丁寧にアドバイス。お気軽にご相談ください。
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