軽自動車などコンパクトなクルマ造りを得意とするダイハツから販売されている、ダイハツ「ムーヴ」。
軽の森でも長年販売台数の多いロングセラーの人気車種です。
今回は愛車として迎える車に、ムーヴをご検討されている方に向けて、グレードごとに細かくご紹介していきます。
この記事のPOINT★
- ムーヴの歴代モデル/特徴
- グレードを一覧でご紹介
- 競合モデルと燃費比較
- ムーヴのお得な購入方法
ダイハツ ムーヴってどんな車?
初代モデルの発売が1995年8月で生産終了となった最後のモデルは6代目と、長きにわたりダイハツ車を代表するロングセラー車です。
ひと昔前に比べると軽自動車の需要は大きく高まり、各メーカーが様々な自動車が発売していますが
そんな中でも長く愛されているのは装備や機能性、価格の面でもバランスが良く総合力が高いことが大きな理由としてあげられます。
「ムーヴ」名前の由来
ムーヴ(MOVE)は英語で「感動させる」「動かす」などの意味があります。乗る人に感動を与え、クルマの価値を動かせる車でありたい。という気持ちが込められていると言われています。
とても素敵な願いが込められていて、軽自動車の新しい時代を切り開いてきた車種のひとつでもあるムーヴに相応しい名前がつけられていますよね。
歴代モデル
現在でも「ダイハツのムーヴ」「スズキのワゴンR」の2台は比較対象になるライバル的存在ですが、歴代モデルを振り返ってみるとその関係はムーヴが誕生した時から続いている事が分かります。
【初代】1995年/平成7年08月~1998年/平成10年12月
画像引用:ダイハツ
1995年の発売されたムーヴは背の高さが特徴的な軽トールワゴンとして生まれました。
横開きのバックドアが特徴的な初代ムーヴは、当時革命を起こしたスズキ ワゴンRに対抗すべく造られたとも言われています。
ワゴンRは後部座席のドアが助手席側のみとなっていましたが、ムーヴは両側にドアを装備することで差別化を行っていきました。
【2代目】1998年/平成10年10月~2002年/平成14年10月
画像引用:ダイハツ
軽自動車の規格が改正されボディの拡大や、新国内衝突安全基準に対応した衝突安全ボディ「TAF」を採用してクラストップレベルの衝突安全性を確保。
ラゲージ容量を拡大したことや、150mmのスライドとリクライニングが可能になること等、多彩なシートアレンジにより使い勝手の良い車として人気となりました。
【3代目】2002年/平成14年10月~2006年/平成18年10月
画像引用:ダイハツ
全高が下げられ、「トールワゴン」のコンセプトから一新。
ガラリとデザインも変化し大きくなったヘッドライトが印象的ですよね。
機能面でも全車にデュアルエアバッグ・プリテンショナー&フォースリミッター付シートベルト・衝突感知安全システムを標準で装備する等、安全性能の向上や燃費燃費性能の向上と大きく進化した代であると言えるでしょう。
【4代目】2006年/平成18年10月~2010年/平成22年12月
画像引用:ダイハツ
3度目のフルモデルチェンジではプラットフォームからエンジンまで大きく一新されました。
この4代目はライバルであるスズキ ワゴンRを上回る大ヒットとなりました。全体的な印象は前代のモデルからイメージは大きく変わり、丸みを帯びた曲線が親しみやすさを感じさせます。
オートライトやキーフリーシステムなどの先進技術を盛り込んだ1台で、運転のしやすさなど車の乗り心地も良くなったことがヒットの理由ではないでしょうか。
【5代目】2010年/平成22年12月~2014年/平成26年12月
画像引用:ダイハツ
スポーティな印象を受ける5代目となるムーヴは、世間の環境意識の高まりを受けたボディの軽量化や燃費性能の向上が変化のポイントとしてあげられます。
基本性能や利便性など、あらゆる面でバランスのとれた「軽自動車の次世代スタンダード」を目指して開発されました。
今までのモデルには用意されていたATやMTも廃止され、全車にインパネセンターシフトCVTを採用したことが特徴です。
【6代目】2014年/平成26年12月~2023年6月
画像引用:ダイハツ
2014年に販売が開始された新型のムーヴは全体的なデザインも大きく変化し、フロントグリルが特徴的な上品な雰囲気に仕上がっていますね。
足回りの改良や新開発の骨格構造など、基本性能を大幅に向上させたことや
軽自動車初の採用となる先進技術を搭載することによって他社との差別化を一層追求してきました。
他にもこれまで受け継がれてきた横開きのバックドアを廃止し、跳ね上げ式になったことや安全性能の向上があげられます。
ダイハツ ムーヴの基本スペック
6代目ムーヴの基本スペックは以下の通りです。
Xターボ“SA Ⅲ” | X“SA Ⅲ” | L“SA Ⅲ” | L | ||
型式 | 2WD | 3BA-LA150S | 5BA-LA150S | ||
4WD | 3BA-LA160S | 5BA-LA160S | |||
全長/全幅/全高 ㎜ | 3,395/1,475/1,630 | ||||
室内寸法 ㎜ | 2,080/1,320/1,280 | ||||
車両重量 | 2WD | 830kg | 820kg | ||
4WD | 890kg | 880kg | |||
燃費性能 (WLTCモード) |
2WD | 19.5km/L | 20.7km/L | ||
4WD | 18.8km/L | 20.0km/L | |||
最小回転半径 | 4.4m | ||||
総排気量 | 658㏄ | ||||
使用燃料 | 無鉛レギュラーガソリン |
ダイハツ ムーヴの基本性能
ムーヴは基本性能の高さが特徴で、基礎が作り込まれているからこその居心地の良さがあります。
スーパークリーンエアフィルター(XターボSAⅢ/XSAⅢに標準装備)
画像引用:ダイハツ
ホコリなどを塞き止めて車内に流れ込まないようしてくれるエアフィルター。ムーヴのフィルターは花粉やPM2.5にも対応しているので、キレイな空気で過ごすことが可能です。
使い勝手の良い収納ポケット
限られた空間でも快適に過ごせる秘訣は、痒い所に手が届くような収納スペースが至る所に用意されていること。
ちょっとした手荷物もスッキリと片付けることが出来る為、より広々とストレスフリーにくつろぐことが出来ます。
ラゲッジスペースには「大容量深底ラゲージアンダーボックス」があることで寝かせて積み込むことの出来ない高さのある観葉植物などもラクに運ぶことが可能です。
使い方も簡単で、ボードを開けたままフックで固定するだけなので力の弱い女性でも時間をかけずに開閉が出来るのは嬉しいポイントですよね。
TAF(衝突安全ボディ)
画像引用:ダイハツ
ダイハツの技術が詰め込まれた最適な骨格構造により、車体の軽量化と同時に衝撃吸収性能の向上にも成功したボディ。
世界的な衝突安全基準を余裕でクリアし、より厳しい試験法を取り入れた衝突実験においても十分な生存空間を確保することに成功しました。
車体の重量や厚みなどの点から普通車に比べ軽自動車は事故を起こしてしまった時のダメージが大きいと思われがちですが、実際には「軽自動車だから危険」と言ったことはなく、どのタイプの車に乗っていても安全運転の意識は変えず持つことが重要ですね。
SRSエアバッグ
画像引用:ダイハツ
全車に標準装備となっているデュアルSRSエアバッグは、車体前方に強い衝撃を受けた時に作動し
瞬時に膨張・収縮することで乗員の頭部・胸部への大きな障害を軽減する効果があります。
エアバッグに助けられるようなことは無いようにしたいですが、万が一に備えて衝突時の安全性能についてもこだわっておきたいですね。
ダイハツ ムーヴのカラーラインナップ
選択できるカラーラインナップが豊富に揃っていることもムーブの特徴です。
定番色から、個性的なお色まであるので好みの色を見つけることが出来ますよ。
グレードによって選択できるカラーが異なるのはよくあるパターンですが、ムーヴに関してはそのような事はなくどのグレードからでも好きなお色を選ぶことが可能です。
ホワイト | |
シャイニングホワイトパール ★ | |
ブライトシルバーメタリック | |
ブラック | |
スカイブルーメタリック | |
レーザーブルークリスタルシャイン ★ | |
ダークエメラルドマイカ | |
プラムブラウンクリスタルマイカ ★ | |
ファイヤークォーツレッドメタリック | |
ライトローズマイカメタリック |
★はメーカーオプション(税込22.000円)となっております。
※販売当時の情報で現在は生産終了しています。
ダイハツ ムーヴ グレードごとの性能の違い
ムーヴには、ノーマルタイプと高級感を増したエクステリアデザインのカスタムの2種類があります。
ノーマルタイプのグレードには「L」「L SAⅢ」「X SAⅢ」「XターボSAⅢ」の4種類、カスタムには「X リミテッド SAⅢ」「RS ハイパー SAⅢ」の2種類があり、合計で6種類のグレードが設定されています。
さらにノーマルタイプには「X リミテッドⅡ SAⅢ」、カスタムには「X VS SAⅢ」「RS ハイパーリミテッド SAⅢ」の、計3種類の特別仕様車の設定もあります。
一見するとそこまで変わりは大きくないようにも見えますが、装備内容など少しずつ異なる部分がございますので、グレードの選択にお悩みの場合には是非細かい部分まで確認しておくと良いでしょう。
ではノーマルタイプのムーヴをグレードごとに見ていきましょう。
L
エントリーグレードとなる「L」はなるべく価格を抑えてムーヴに乗りたい方におすすめのグレードです。
一番お手頃なグレードではありますが決してチープさは感じさせず、欲しい機能はしっかりと備わっている事が特徴です。
外装
△14インチフルホイールキャップ
「L」「L SAⅢ」共通のホイールキャップです。
内装
△ファブリックシート(ベージュ)
落ち着いたベージュカラーが印象的な車内空間です。シートのクッションにもしっかりとした厚みがあり、身体にかかる圧力を分散してくれるので座り心地も抜群です。
△ウレタンステアリングホイール
LとL SAⅢはウレタンのハンドル一択となり、メッキオーナメントは全車標準装備となっています。
装備
△電動格納式ドアミラー
ボタンひとつで開閉が可能。
△マニュアルエアコン(ダイヤル式)
エアコン操作の違いも「LとL SAⅢ」「X SAⅢとXターボSAⅢ」で異なるポイントです。
価格
駆動方式 | メーカー希望小売価格 |
2WD | 1,135,200円 |
4WD | 1,261,700円 |
※販売当時の情報で現在は生産終了しています。
L SA Ⅲ
衝突回避支援システムが標準装備となり、安全性能がグッと上がったグレードになります。他の装備やデザイン性はLと変わらずに、差額は66,000円となっているのでスマアシⅢ代と言って良いでしょう。
安全性能を重視してお車をお探しの方にもおすすめのグレードです!
外装
△UVカットガラス
LとL SAⅢ共通に全ガラスにUVカットが施されているので女性やお子さまも安心です。
内装
△フロントセンターアームレスト
全車に標準装備されているボックス付きのアームレスト。
△インパネ
全車共通でダークグレー×ホワイト×グレージュとなっております。
装備
△衝突回避支援システム(スマートアシストⅢ)
L SAⅢよりスマアシⅢが標準装備されます。
△キーレスエントリーシステム
LとL SAⅢはキーレスエントリーになります。
価格
駆動方式 | メーカー希望小売価格 |
2WD | 1,201,200円 |
4WD | 1,327,700円 |
※販売当時の情報で現在は生産終了しています。
X SA Ⅲ/特別仕様車 X リミテッドⅡ SAⅢ
L・L SAⅢと違い、デザイン面だけでなく機能性の向上も見られ利便性が高くなったX SAⅢ。
インテリアカラーをブラックにする「ブラックインテリアパック」を選択できるのもX SAⅢからになります。
特別仕様車 XリミテッドⅡ SAⅢでは「ブラックインテリアパック」が標準装備、「純正ナビ装着用アップグレードパック」が特別装備されています。
内外装共にデザインにもこだわりのある方におすすめのグレードです。
外装
△14インチアルミホイール
これまでのLとはまた違ったデザインです。
内装
△メッキエアコンレジスターノブ
つまみ部分がメッキ塗装されています。
△メッキインナードアハンドル※
(※)22,000円のメーカーオプション「ブラックインテリアパック」が選択可能になります。特別仕様車XリミテッドⅡ SAⅢでは標準装備。
装備
△オートエアコン(プッシュ式)
X SAⅢとXターボSAⅢ、XリミテッドⅡ SAⅢはエアコン操作がプッシュ式になります。
△プッシュボタンスタート
キーフリーシステムもX SAⅢとXターボSAⅢ、XリミテッドⅡ SAⅢが共通です。
エンジンをかける時はスマートキーを携帯した状態で、ブレーキを踏みながらボタンを押すだけなのでとってもスマートですよね。
価格
駆動方式 | メーカー希望小売価格 | |
X SA Ⅲ | 2WD | 1,298,000円 |
4WD | 1,424,500円 | |
XリミテッドⅡ SAⅢ | 2WD | 1,276,000円 |
4WD | 1,402,500円 |
※販売当時の情報で現在は生産終了しています。
Xターボ SA Ⅲ
ムーヴの中でも一番上のグレードで、ターボエンジンを搭載している事が一番の特徴です。
ブラックインテリアパックをX SAⅢで選択する時の価格の半額で搭載することが可能です。
走行性能も重視したい方におすすめのグレードですね。
外装
△LEDヘッドランプ
標準はハロゲンヘッドランプですが、X SAⅢ・XターボSAⅢはメーカーオプション(55,000円)でLEDヘッドランプに変更可能です。特別仕様車XリミテッドⅡ SAⅢには標準装備されています。
内装
△SRSサイドエアバッグ&SRSカーテンシールドエアバッグ
XターボSAⅢのみ選択可能なメーカーオプション(66,000円)です。
△本革巻ステアリングホイール
本革巻はXターボSAⅢ、特別仕様車XリミテッドⅡ SAⅢに標準装備となっています。
装備
△オート格納式ドアミラー
キーフリー連動となっているので閉じ忘れがありません。
△助手席シートアンダートレイ
足元に直置きしたくない荷物を置いたりするのに便利です。
価格
駆動方式 | メーカー希望小売価格 |
2WD | 1,375,000円 |
4WD | 1,501,500円 |
※販売当時の情報で現在は生産終了しています。
ダイハツ ムーヴの派生グレード
ダイハツ ムーヴにはたくさんの派生グレードが存在します。
ムーヴカスタムもその一つですが、ボディデザインが全然違うモデルもあり、現在は販売終了となっているものもあります。
ここでは販売終了となった歴代のモデルから現在販売されているモデルまで、ムーブの派生モデルをご紹介します。
ムーヴキャンバス
現在も販売されているムーヴキャンバスは、丸みを帯びた可愛いボディとカラフルなカラーが特徴の、女性ユーザーを意識して開発されたクルマです。
ムーヴ派生グレードのなかで唯一両側スライドドアを装備し、使い勝手の良さでも人気のあるモデルです。
現行で2代目となるムーヴキャンバスには、可愛くてオシャレな2トーンカラーの「ストライプス」と、シックで大人っぽい「モノトーン」の2タイプが設定されています。グレードは両タイプとも「X」「G」「Gターボ」の3種類で、全グレードで2WDと4WDが選択できます。
おすすめグレードは、「パワースライドドア ウェルカムオープン機能」や「電動パーキングブレーキ」などの快適装備が搭載されており、メッキサイドガーニッシュやLEDフォグランプ装備で上質感がアップする「G」グレードです。
駆動方式 | メーカー希望小売価格 |
2WD | 1,463,000円~ |
4WD | 1,589,500円~ |
ムーヴカスタム
ムーヴカスタムは、ムーヴの初代モデルから設定されているグレードで、迫力のあるフロントマスクと上質感のあるエクステリアデザインがカッコいい雰囲気のモデルです。
内装にいたってもクールなブラックで統一されており、グレードによってはメッキ加飾もあしらわれており高級感も感じます。
内外装ともにムーヴよりもカッコ良さを追求した仕様になっているのが特徴ですね。
ムーヴラテ
画像引用▶ダイハツ U-CATCH
3代目ムーヴの派生モデルとして2004年~2009年まで販売されていたムーヴラテは、「まる」を基調としたおおらかでほのぼのとしたスタイルが特徴のクルマです。
外観の丸っこさだけでなく、内装にも楕円形インパネクラスターや大きな丸型一眼メーターなど「まる」を意識的に配置し、可愛らしくどこかホッとするデザインとなっています。
プラズマクラスター付オートエアコンや全面UVカットガラス、照明付き大型バニティミラー等、女性モニターの意見を取り入れた快適装備も充実しています。
ムーヴコンテ
画像引用▶ダイハツ U-CATCH
4代目ムーヴの派生モデルとして2008年に誕生し2017年まで販売していたムーブコンテ。
「スクエア+(プラス)」をデザインコンセプトに、造形や加飾を一切省きシンプルなスクエアスタイルを実現したモデルです。
内装にはフランス人デザイナーが手がけたヨーロッパの高級家具のようなソファを採用し、お洒落でプレミアム感あふれる室内空間となっています。
ムーヴコンテカスタム
画像引用▶ダイハツ U-CATCH
ムーヴコンテと同時期に販売されていたムーブコンテカスタムは、かわいいデザインのムーブコンテに対し、クールで押し出し感のあるフロントフェイスを有しカッコよくスポーティーなスタイリングとなっています。
インテリアはブラック基調で統一され、各箇所にメッキパーツやシルバーのアクセントカラードライン等が施され、高級感を演出しています。
2013年のマイナーチェンジ時に低燃費技術「e・S(イース)テクノロジー」を採用し、当時は全車がエコカー減税の免税対象となりました。
ダイハツ ムーヴの魅力とは
ムーヴの魅力は大きく分けて5つに分けることが出来ます。
・軽自動車の中でもトップクラスの走行性能 ・お財布にも優しい低燃費 ・コスパが良くて優れた安全性能 ・ちょうどいい広さの室内空間 ・上質デザインで幅広い年代にマッチ |
軽トップクラスの走行性能
軽自動車の中では有数のターボエンジンを搭載したグレードがあることが大きな特徴でもあるムーヴですが、「軽自動車の走りは物足りない」そう言ったイメージを払拭してくれるかのような満足できる走行性能の高さを持っています。
ツインカムDVVT3気筒12バルブインタークーラーターボ付きエンジンは最高出力が47kW[64PS]/6,400rpm、最大トルクは92N・m[9.4㎏・m]/3,200rpmという数値になっております。
スムーズな加速が可能で高速道路などの速度を上げたいシーンでも唸ることなく乗用車にも引けを取りません。
振動が少ないのも特徴で、後列シートに座っていても快適に過ごせるのでよりドライブを楽しむことが出来るでしょう。
自然吸気エンジンのグレードでも、視認性が良さや操縦安定性は変わらないので運転がしやすいお車としてオススメな1台であると言えますね。
お財布にも優しい低燃費
ムーヴは走行性能にこだわって造られた軽自動車でありながら、燃費性能にも優れている為ガソリン代が高騰し続けている現代において大きな魅力となってくるポイントではないでしょうか。
新開発された軽量化高剛性ボディ「Dモノコック」の採用や、エンジン冷却水とCVTフルードを相互に熱交換させて温度の最適化を行い、エンジンの燃焼効率を高めることで燃費を向上させる機能「CVTサーモコントローラー」など様々な技術が搭載されており燃費性能向上に貢献されているのです。
エコドライブアシスト照明&マルチインフォメーションディスプレイには、現在のエコドライブ度や平均燃費の情報の他に
アイドリングストップ作動中の経過時間や積算時間も表示されているので、自然とエコな運転を意識出来る仕組みになっているのも好ポイントですよね。
コスパが良くて優れた安全性能
安全性能をはじめ、搭載される機能が増えるとどうしても価格はどんどんと跳ね上がっていきます。
現にひと昔前に比べると軽自動車の価格はグンと高くなり、普通車のエントリーグレードにも引けを取らない軽自動車が販売店でもずらりと並んでいます。
政府が事故防止対策の一環として普及啓発を行っている「サポカー」は、
主に「衝突被害軽減ブレーキ」「ペダル踏み間違い時加速抑制装置」などの機能があげられますが、これに適合している「スマートアシストⅢ」をムーヴはXターボSAⅢ・X SAⅢ・L SAⅢに標準装備されています。
エントリーグレードのLには搭載されていませんが、LとL SAⅢの差額はおよそ6万円ほどとなっておりこれだけの機能を備えたスマアシⅢが約6万円で搭載できると考えると、大満足のコストパフォーマンスの高さであると言えますよね。
ちょうどいい広さの室内空間
ムーヴは最小回転半径が4.4mと小回りの良さも魅力的です。「小回りが利くコンパクトなクルマ」は「狭い」「窮屈」といったマイナスイメージもセットで定着してしまう傾向にありますよね。
広さをセールスポイントにしているダイハツ車「タント」や「ウェイク」に比べると、頭上のゆとりなど広々という面では劣ってしまうかもしれませんが、
買い物や通学・通勤など普段使いするには何の不自由もなく、そもそもそこまでの広さは求めていない。と言ったユーザーもいるわけです。
軽自動車の規定サイズかつかつの広さを求めた車よりも、扱いやすさとそれなりの広さを兼ね備えたお車をお探しの方には最適な1台であると言えるでしょう。
上質デザインで幅広い年代にマッチ
フロントマスクは大型のヘッドライトやグリルが特徴的で、全体的にも角ばったというよりは曲線が目立つ優し気な印象を受けるデザインとなっております。
豊富なボディカラーや、グレードによりインテリアもベージュかブラックから選ぶことも出来るので
シンプルなお車が好きな方から、個性的なお車に乗りたい方まで幅広くニーズに応えることが出来るのもムーヴの魅力ではないでしょうか。
実際にムーヴは非常にユーザーの年齢層の幅が広く、「若い子が乗る車」や「おじいちゃん・おばあちゃんの車」と言った偏ったイメージがありません。
個人で所有するのはもちろん、家族でシェアしてもみんなが乗りやすい車と言えるでしょう。
ダイハツ ムーヴと競合モデルの燃費を比較
お車の購入の際に、他社メーカーのお車と悩まれる方は大勢いらっしゃいますがムーヴをご検討中の際によく名前が挙がるのがホンダのN-WGNとスズキのワゴンRです。
よく似ているからこそ、比較した時の答えは曖昧で結局どちらが良いのか分からなくなってしまうことも少なくありません。
比較する時のポイントは、ざっくりとした見方をするのではなく、ひとつひとつ比べる点を定めてから行うのがとても重要となってきます。
今回はお車選びの上で条件としてあげられることの多い「燃費性能」について比較していきます。
VS ホンダ:N-WGN
どちらもエントリーグレードのカタログ燃費で比較しています。
ホンダ・N-WGN | ダイハツ・ムーヴ | |
WLTCモード | 23.2km/L | 20.7km/L |
市街地オード | 20.1km/L | 17.0km/L |
郊外モード | 25.1km/L | 22.5km/L |
高速道路モード | 23.6km/L | 21.6km/L |
エンジンにこだわっているN-WGN、燃費性能で見ると結果はほぼ互角ですがカタログ燃費ではN-WGNの方が低燃費であることが分かりますね。
VS スズキ:ワゴンR
どちらもエントリーグレードのカタログ燃費で比較しています。
スズキ・ワゴンR | ダイハツ・ムーヴ | |
WLTCモード | 24.4km/L | 20.7km/L |
市街地モード | 20.2km/L | 17.0km/L |
郊外モード | 26.2km/L | 22.5km/L |
高速道路モード | 25.5km/L | 21.6km/L |
マイルドハイブリッドの標準装備が特徴のワゴンRですが、ムーヴはガソリン車のみの販売となっている為、ワゴンRも唯一のガソリン車のグレード「FX」で比較を行っております。
こちらもカタログ燃費では相手側であるワゴンRに軍配が上がる結果となっておりますね。
ムーヴの実燃費
現代では当たり前のように「WLTCモード」という名称で3つの走行シーンを想定し測定された国際的な基準となっていますが
それまではJC08モードという平均速度や最高速度から実際の走行に近い数値を算出した、今となっては曖昧な数値が記載されていました。
JC08モードの燃費と実燃費とではおよそ20~30%の違いがあると言われていましたが、WLTCモードになりその数値の差は10~20%にまで下がったと言われています。
車種や実際のドライバーの運転の仕方など燃費に与える影響は様々ですが、ムーヴは特にカタログ燃費と実燃費に差がそこまで大きくないと言ったユーザーも多いのもムーヴの燃費性能が評価される要因であると考えられますね。
ダイハツ新型ムーヴの発売は2024年末頃?
新型ムーヴの発売はもともと2023年に決定していましたが、ダイハツの認証申請に関わる不正行為が発覚し、新型ムーヴの発売は延期されていました。
新型の開発自体は基本的に完了しているので、あとは国土交通省がダイハツ車の法規適合性を確認する作業を進めたのち、新型ムーヴの認証を申請して発売にこぎつけるだけです。公式から詳しい日程の発表はまだありませんが、2024年末頃には発売されるだろうと言われています。
新型ムーヴは後席がスライドドアになるのが特徴で、ムーヴキャンバスとサイズ的にも似た仕様となるようです。外観はかわいいイメージのムーヴキャンバスと相反し、直線基調のシャープなデザインになると噂されています。
【ダイハツ ムーヴ】新車&中古車お得な購入方法/探し方
お車の購入となると新車であっても、中古車であっても大きなお金が動く事に変わりはありません。
安い買い物ではないので、少しでもお得に購入したいですよね。
お得に車を買う為の重要ポイント ・販売店選びは慎重に ・値段交渉が成功しやすい時期を狙う ・現在所有している車を高く買い取ってもらう ・譲れない条件を明確にして新車or中古車を選ぶ |
販売店選びは慎重に
「同じ車ならどこのお店で買っても同じ。」は大間違いです!
同じ車種で同じ車体価格であれば一見何も変わらないように感じますが、自動車の購入には車体本体価格の他にも保険料や税金。それらの手続きを行う上での手数料など、様々な費用が上乗せされていきます。
税金などはどこで購入しても同じ金額ですが、手数料などは大きく異なってくるでしょう。
気に入った車両を見つけたからとむやみに飛びついてしまうと、後からお金の事でトラブルになってしまいかねません。
いくら目当ての車があってもスタッフの対応や説明を聞く上で「なんだかなぁ…。」と不安な気持ちを抱くようなら、そのお店はパスすることをオススメします。気持ち良くお車の購入をして頂く為にも、販売店選びは慎重に行いましょう!
金利の違いで総支払額が異なる
販売店選びが重要な理由に金利の違いもあげられます。
お車の購入時には大半の方がローンを利用してのご購入となりますが、この時金利がとても重要なポイントになり、金利の違いが総支払い額に大きな違いをもたらします。
販売店も時期によって低金利のキャンペーンを行っていたりと様々です。
時間が許すのであれば、複数のお店をまわってみるのもいいかもしれませんね。
値段交渉が成功しやすい時期を狙う
新車・中古車共通して1年の中でも値段交渉の成功率がグッと上がる時期があります。現在所有しているお車とのタイミングが合うようなら、思い切った値段交渉を持ちかけてみるのもオススメですよ。
決算月の3月/9月
決算月はどこの販売店も普段よりも熱量が高く、1台でも多く販売したいと意気込んでいるところが大半です。
その為普段なら見ないような金額で在庫が並んでいる事もあるでしょう。他のタイミングでは買えないような金額で購入できるチャンスは決算のタイミングが狙い時です!
ボーナス月の7月/12月
ボーナスで入ったまとまったお金を車購入の頭金にされる方も多く、自動車が良く売れる時期でもある7月12月はボーナス商戦として販売店側も販売ノルマが高く設定されている傾向があります。
その為購入意欲を見せると値下げを行ってくれる可能性が高くなり、お得に購入できるかもしれません!
現在所有している車を高く買い取ってもらう
「新しく購入するお車を安く購入する。」のではありませんが、「総支払い額を下げる。」ことに直結する方法です。
お乗り換えの場合には現在所有しているお車を手放すことになりますが、業者に買い取ってもらう時に少しでも高く買い取ってもらえると頭金をより多く入れられる事になります。
高値で買い取ってもらうには、複数の業者から合い見積もりをとり自分も知識を付けておくと相手の言いなりにならずに納得した状態で下取りに出すことが出来るのでオススメですよ。
譲れない条件を明確にして新車or中古車を選ぶ
新車が良いのか、中古車が良いのかは譲れない条件やお車によっても異なってきます。
中には「新車じゃないとイヤ。」という方ももちろんいらっしゃるかと思いますが、中古車は安さ以外にも魅力があります。
新車の魅力 ・メーカーオプションの搭載が可能 ・新車ならではのきれいさ |
メーカーオプションの搭載が可能
新車は契約後製造される受注生産で、製造時に搭載されるオプションのことを「メーカーオプション」といいます。
製造の過程の中でつけるものなので、車が出来上がった後から付け加えることが出来ないとされているのが特徴です。
これに該当するのは主にシートの材質や、予防安全運転支援システムの搭載。
今回ご紹介しているムーヴで言うと、「ブラックインテリアパック」や「SRSサイドエアバッグ」などがメーカーオプションとしてあげられます。
中古車からお車をお探しの場合、メーカーオプション有りの条件で探すことは時間や手間がかかる為
最初から自分の望み通りのお車が手に入るのは、新車の大きな魅力と言えるでしょう。
新車ならではのきれいさ
新車にしかない特別感が味わえるのも新車最大の魅力ではないでしょうか。
待ちに待った車に乗り込み、新車の匂いに包まれるとより一層愛着がわく事間違いありません!
中古車となると書類上も2オーナー目以降となりますが、ワンオーナー目として登録出来るのも新車だからこその特権と言えますね。
中古車の魅力 ・断然価格が安い! ・納車までの日数が短い ・選択肢が大きく広がる |
断然価格が安い!
中古車は同じ車種であっても、年式や走行距離などお車の状態によって大きく値段が変動している事が特徴です。
何でもいいからとにかく安い車が欲しい!という場合には、数十万円でお車を見つけ出すことも出来るでしょう。
メンテナンスの頻度や保管場所など、前ユーザーがどのような使い方をしていたか。まで調べることは難しいですが
購入後、劣化による故障で修理費用がかかり安く購入したはずの車が高くついてしまった。なんていう事を防ぐ為にも、しっかりと現車確認を行い気になる点は販売スタッフの方に確認しておくことがとても重要になります。
納車までの日数が短い
新車は受注生産であるが故に、契約後お車を実際に手にするまである程度の日数を要することが新車のデメリットとしてよくあげられます。
人気の高い車種だと半年以上待たなければいけないこともしばしばですが、中古車の場合ですと現車が在庫としてある為新車よりも早い納期で車の乗ることが出来ます。
気長に待てる場合にはさほど影響のない部分ではありますが、前のお車の不具合によるお乗り換えやライフスタイルの変化により車が必要になった場合などには納車までの時間が短いことも中古車の魅力になりますよね。
選択肢が大きく広がる
新車の場合、同じ車種でも現行型のモデルしか購入することが出来ませんが
中古車であれば旧型のモデルを見つけ出すことも、生産終了してしまった車種を購入することも可能です。
新車だと手が届かない上級グレードも中古車で探すと予算内で購入することも難しくありませんよ。
具体的に欲しい車が決まっている場合には、お目当ての1台を探し出す必要がありますが
希望条件がざっくりしている方は中古車の中から自分の好みの1台を楽しみながら見つけることが出来るでしょう!
ダイハツ ムーヴを買うなら軽の森!
いかがでしたでしょうか。
ムーヴについて深堀してご紹介してきましたが、魅力がお伝えできていれば嬉しいです。
ムーヴは、「普段の足」として最適なお車です。使い勝手がよく、トータルバランスに優れていることが最大の特徴と言えるでしょう。
小回りが良く、視認性にも優れていて運転がしやすいので、免許を取り立ての初心者の方や運転が得意でない方にもおすすめのお車ですよ。
もしお車の使用用途が通学や通勤、近所の買い物をメインに考えているのであればムーヴも是非ご検討ください♪
軽の森では今回ご紹介してきたムーヴはもちろん、その他国内オールメーカーの軽自動車をお取り扱いしております。
その為、気になるお車を並べて検討することも可能です♪!
まだ購入希望の車種が決まっていなくても大丈夫です!その旨をお伝え頂ければ知識豊富なスタッフが丁寧にお車選びのサポートをさせていただきます☆
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ホンダ:N-WGN
スズキ:ワゴンR