スズキが誇る人気の軽クロスオーバー「ハスラー」。
ユニークなデザインと高い走行性能を備え、アウトドアから日常使いまで幅広く対応する万能な1台として、多くのユーザーから支持を集めています。
この記事では、ハスラーのサイズに焦点を当て、車両の外寸から室内空間、ラゲッジ容量まで徹底解説。さらに、グレードごとの価格帯や他車種との比較も行い、購入検討中の方が安心して選べるよう、わかりやすく情報をお届けします。
スズキ ハスラーってどんな車?

スズキ ハスラーは、SUVテイストのデザインと実用性を兼ね備えた軽自動車です。
スズキ ハスラーの基本情報・特徴
スズキ ハスラーは、高いアイポイントによる見晴らしの良さと、悪路にも対応できる走破性が特徴で、アウトドア志向のユーザーにも根強い人気があります。2020年にフルモデルチェンジを果たし、先進安全技術の充実や内装の質感向上も実現。
遊び心と実用性を両立させた、まさに“遊べる軽”です。
コンセプト
ハスラーのコンセプトは、「アクティブに遊び尽くせる軽自動車」。
軽SUVとしての個性を活かしながらも、日常の使いやすさや燃費性能も両立する、バランスの取れた車両設計が特徴です。軽自動車という枠にとらわれず、街乗りからレジャー、キャンプや車中泊といったライフスタイルの幅広いシーンにマッチ。
特に、ポップなカラーリングやスクエアなデザインは若年層からの支持も高く、ユニークなスタイルと実用性の融合を体現しています。
安全装備
スズキ ハスラーには、スズキの先進安全技術「スズキ セーフティ サポート」が全車に標準装備されています。
これには、デュアルカメラブレーキサポート(衝突被害軽減ブレーキ)、誤発進抑制機能、車線逸脱警報、ふらつき警報機能、先行車発進お知らせ機能などが含まれ、軽自動車としてはトップクラスの予防安全性能を備えています。
さらに、360度モニターやアダプティブクルーズコントロール(上級グレード)も搭載可能で、安全面でも安心して選べる仕様となっています。
走行性能
ハスラーは、2WDと4WDの両駆動方式をラインナップしており、雪道や未舗装路でも安心して走れるのが魅力です。
パワートレインには、自然吸気エンジンとターボエンジンを用意。どちらもマイルドハイブリッドを採用し、加速時のアシストや減速エネルギーの回収により、燃費向上とスムーズな走行フィーリングを実現しています。サスペンションも快適性と安定性を両立させるセッティングで、市街地から高速道路まで幅広いシーンに対応可能です。
燃費
WLTCモード燃費で、ハスラーの2WD自然吸気モデルは25.0km/L前後、ターボモデルでも22.6km/Lと優れた数値を誇ります。
これはマイルドハイブリッドによる回生ブレーキやアイドリングストップ機能が大きく貢献しており、日常的な燃費負担を抑える上で非常にメリットがあります。軽自動車の中でも環境性能と経済性の両立が評価されるポイントです。
デザイン・ボディカラー
ハスラーのデザインは、スクエアで愛嬌のあるフォルムに、大型の丸目ヘッドライトや縦型テールランプなど、レトロモダンな要素を取り入れた個性的なスタイルが特徴です。
ボディーカラーは2トーンルーフを含めた全11色(時期によって異なる)を展開し、自分の好みに合わせてカスタマイズが可能。特にポップな色使いが多く、街中でも目を引く存在です。内装もアウトドア感を感じさせるカラーリングや素材が採用されており、遊び心にあふれた空間が広がっています。
ハスラーのグレード一覧
現行のスズキ ハスラーには以下のグレードが用意されています。
グレードによって安全装備や内装、外装の装飾、ホイールなどに違いがあり、ユーザーのニーズに応じて選択が可能です。
また、ターボモデルでは力強い加速と余裕のある走りが魅力です。価格帯は約151万円〜202万円程度となっており、予算に応じた選び方ができます。
スズキ ハスラーのサイズ
スズキ ハスラーのサイズは、モデルチェンジにより外寸・内寸ともに最適化が図られました。旧型と比べると、使い勝手や快適性が向上しています。
ここでは現行型と旧型のサイズ比較を中心に、実際の使いやすさを解説していきます。
旧型車とサイズ比較

ハスラーは2014年の初代登場以降、2020年にフルモデルチェンジを実施。以下は旧型(初代)と現行型のサイズ比較表です。
項目 | 旧型(初代) | 現行型(2代目) |
全長 | 3,395mm | 3,395mm |
全幅 | 1,475mm | 1,475mm |
全高 | 1,665mm | 1,680mm |
室内長 | 約2,165mm | 約2,215mm |
室内幅 | 約1,295mm | 約1,330mm |
室内高 | 約1,250mm | 約1,270mm |
外寸の変化は最小限ながら、室内空間や天井高が広がり、居住性が向上しているのが特徴です。
サイズ(全長・全幅・全高)
スズキ ハスラーのボディサイズは以下の通り、軽自動車規格内に収まりつつも、クロスオーバーSUVらしい高さを確保しています。
項目 |
サイズ |
全長 | 3,395mm |
全幅 | 1,475mm |
全高 | 1,680mm(4WDは1,690mm) |
この全高の高さは、タフト(1,630mm)やワゴンR(1,650mm)と比べても高く、頭上空間に余裕をもたらします。
また、最低地上高は180mmと高く設定されており、ちょっとした段差や悪路も安心して走行可能です。取り回しも良く、都市部での運転や駐車にも配慮された設計です。
サイズ(室内長・室内幅・室内高)
内装のゆとりを左右する「室内寸法」も、ハスラーは軽自動車の中でも広めです。
項目 |
サイズ |
室内長 | 2,215mm |
室内幅 | 1,330mm |
室内高 | 1,270mm |
これらの寸法は、長身の乗員でもゆったりと過ごせる空間を提供します。特に室内高は高さ1,270mmと広く、後席でも圧迫感がありません。
荷物やキャンプ用品を積む際も、上下方向の余裕が積載性に貢献します。さらに、水平基調のデザインで広さを感じさせる設計が随所に採用されています。
車両重量
現行型ハスラーの車両重量はおおよそ810kg〜880kg。軽量ながら高剛性ボディを採用しており、安全性と燃費性能の両立が図られています。
ハスラーのラゲッジスペースの容量

ハスラーの荷室は、日常の買い物からアウトドアまで幅広く対応する設計です。リアシートを立てた状態での容量は約260L(VDA方式)。この数値は、クーラーボックスやベビーカーも収納できる広さです。さらに荷室には以下の特徴があります。
後席を片側だけ倒すことで長尺物も積めるなど、フレキシブルな積載対応も魅力です。荷室床面が低めに設定されているため、重い荷物の積み下ろしもスムーズに行えます。
ハスラーのシートを倒した時の積載量

リアシートをすべて倒せば、荷室空間はさらに拡張され、最大で約530L以上の大容量となります。以下のような大きな荷物も収納可能です。
また、助手席まで倒せば、サーフボードや脚立といった長尺物も積載できます。シートは左右分割可倒式(50:50)を採用しており、乗車人数と荷物のバランスに応じて調整しやすい構造になっています。フルフラットに近い床面も快適な使い勝手に貢献しています。
スズキ ハスラーとほかの軽自動車のサイズを比較
ハスラーを選ぶ際に他の軽自動車とサイズ感を比較するのは重要なポイントです。
ここでは主要な競合車種と、外寸や室内空間、ラゲッジ容量などを表を交えて比較し、それぞれの特徴を明らかにします。
【ダイハツ】タフト

タフトはハスラーのライバルとされる軽SUVで、スクエアなボディとガラスルーフが特徴。以下のサイズ比較をご覧ください。
項目 | ハスラー | タフト |
全長 | 3,395mm | 3,395mm |
全幅 | 1,475mm | 1,475mm |
全高 | 1,680mm | 1,630mm |
室内高 | 1,270mm | 1,270mm |
タフトの全高はハスラーより50mm低いため、乗り降りしやすさではタフトが有利です。
一方で、最低地上高は190mmと高く、オフロード性能に優れています。ラゲッジスペースは狭めで、後席を倒すと段差が出る点に注意が必要です。
ハスラーとの違いも紹介
【スズキ】ワゴンR

ワゴンRは、スズキの代表的なハイトワゴンタイプの軽自動車です。以下はハスラーとのサイズ比較です。
項目 | ハスラー | ワゴンR |
全長 | 3,395mm | 3,395mm |
全幅 | 1,475mm | 1,475mm |
全高 | 1,680mm | 1,650mm |
室内長 | 2,215mm | 2,450mm |
室内幅 | 1,330mm | 1,355mm |
室内長と室内幅はワゴンRの方がやや広く、後席のゆとりや荷物の積載性に優れています。ハスラーはSUV的デザインのため高さがあり、見晴らしの良さやアウトドア感を重視する方にはおすすめです。
使い勝手や燃費性能でも互角で、デザインや用途によって選ぶべき車両です。
【日産】サクラ

画像引用:日産サクラ
サクラは日産の軽EV(電気自動車)で、次世代の軽自動車として注目を集めています。
項目 | ハスラー | サクラ |
全長 | 3,395mm | 3,395mm |
全幅 | 1,475mm | 1,475mm |
全高 | 1,680mm | 1,655mm |
室内長 | 2,215mm | 2,050mm |
電動車特有の低重心設計により安定した走行性能を実現しつつも、室内長はやや短めです。ラゲッジ容量は約107Lと少なく、ハスラーのような多目的用途には不向きな面もあります。
ただし、静粛性や走行の滑らかさ、維持費の安さではEVが圧倒的優位です。
おすすめ車種一覧を紹介
【三菱】ekワゴン

ekワゴンはベーシックな軽ハイトワゴンで、使いやすさに定評があります。
項目 | ハスラー | ekワゴン |
全長 | 3,395mm | 3,395mm |
全幅 | 1,475mm | 1,475mm |
全高 | 1,680mm | 1,640mm |
室内高 | 1,270mm | 1,270mm |
ekワゴンは全体的にコンパクトで、運転しやすさとコストパフォーマンスが魅力です。ハスラーのようなアクティブ感は少ないですが、日常の足として使いたい方に適しています。安全装備はe-Assistを搭載しており、基本性能も安心です。
グレードごとに徹底解説!
【スズキ】ジムニー

ジムニーは本格派オフローダーとして知られる軽自動車で、ハスラーとは異なる魅力を持ちます。
項目 | ハスラー | ekワゴン |
全長 | 3,395mm | 3,395mm |
全幅 | 1,475mm | 1,475mm |
全高 | 1,680mm | 1,725mm |
室内長 | 2,215mm | 1,795mm |
ジムニーはラダーフレーム構造やパートタイム4WDを備えた本格オフロード仕様の車両です。サイズ的には似ていますが、室内空間はハスラーの方が広く、普段使いでは快適性が上です。
一方で、悪路走破性ではジムニーが圧倒的。用途に応じて明確な選び分けが可能です。
納期が遅い理由や納期を早めるコツなどを解説
スズキ ハスラーの相場

スズキ ハスラーは価格の幅が広く、グレードや装備によって大きく異なります。
ここでは、新車・中古車・未使用車それぞれの相場を詳しく紹介し、購入の参考になるよう整理します。
新車価格
ハスラーの新車価格は以下の通りです。(2025年6月時点)
グレード | 価格帯(税込) |
HYBRID G | 約151〜170万円 |
HYBRID G ターボ | 約159〜177万円 |
HYBRID X | 約167〜185万円 |
HYBRID X ターボ | 約175〜193万円 |
タフワイルド | 約176〜194万円 |
タフワイルド ターボ | 約183〜202万円 |
価格は駆動方式(2WD/4WD)や装備オプションで変動します。また、どのグレードにも2トーンカラー仕様車があり、通常のモノトーンカラーよりも価格が上がります。
中古車の相場
中古市場では、初代モデル〜現行型まで幅広く流通しています。
年式 | 平均価格帯 |
2014〜2017年式 | 約60〜90万円 |
2018〜2019年式(最終型) | 約90〜110万円 |
2020年以降(現行型) | 約110〜160万円 |
走行距離やグレード、カスタムの有無によって価格は前後します。走行距離が少ない車両や、ターボ・4WDモデルは高値で取引される傾向です。比較的安く手に入る初代モデルも、状態が良ければ十分選択肢となります。
未使用車の相場
未使用車(登録済未使用車)は新車同様の品質ながら、価格が割安なのが特徴です。
状態 | 価格帯 |
登録済未使用車(HYBRID G) | 約139〜144万円 |
登録済未使用車(HYBRID X) | 約149〜159万円 |
納車までの期間が短く、登録済であるため手続きもスムーズです。装備はほぼフル装備の状態が多く、コストパフォーマンスは高め。販売店によっては保証期間が新車と同等である場合もあります。
未使用車とは?未使用車を購入するメリット
未使用車とは、販売店が一度登録しただけで走行距離がほとんどない車両を指します。自動車登録上は「中古車」扱いですが、実質的には新車に近い状態です。
未使用車を購入するメリットは以下の通りです。
ディーラー系中古車店や地域密着の販売店(例:軽の森)では、人気グレードを中心に良質な未使用車が多く取り扱われています。車両価格と品質を両立させたい方にとって、非常に魅力的な選択肢といえるでしょう。
ハスラーのサイズに関するご相談は軽の森へ!
ここまでスズキ ハスラーのサイズや使い勝手、価格帯について徹底解説してきました。ハスラーは、軽自動車の中でも広い室内と多彩なシートアレンジ、SUVらしい使い勝手が魅力の1台です。「実際に荷物がどれくらい積めるのか」「家族で使える広さなのか」「予算に合うグレードは?」など、購入時には不安や疑問も多いものです。
そんな時は、軽自動車専門店の軽の森にご相談ください。専門スタッフが車両選びからお見積り、試乗、ローン相談までトータルでサポートします。未使用車や在庫車も豊富に取り揃えており、お客様のニーズに合わせた1台をご案内します。
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