ハスラーには、2つのグレードにそれぞれ「ターボエンジン」と「N/Aエンジン」の設定があります。
この記事では、ハスラーのターボの魅力や、N/Aエンジンとの燃費、装備の違いなどを解説します。
ハスラーのターボエンジン搭載車の購入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
ハスラーとは
軽SUVを代表するモデルと言っても過言ではない、スズキのハスラー。
ワクワクするカラフルなデザインで、遊びの可能性を無限に広げています。
見た目だけでなく、インテリアにもこだわりがあります。
アウトドアにも普段使いにも扱いやすいスタイルは、年齢問わず老若男女から支持を集めています。
ハスラーのグレード一覧
ハスラーは2つのグレードと特別仕様車、合計3つのグレードにそれぞれ「ターボエンジン」「N/Aエンジン」の設定があります。
それぞれの特徴をご紹介します。
価格・グレード | ||
---|---|---|
HYBRID X ターボ | 2WD | 1,639,000円 |
4WD | 1,773,200円 | |
HYBRID X | 2WD | 1,538,900円 |
4WD | 1,673,100円 | |
HYBRID G ターボ | 2WD | 1,520,200円 |
4WD | 1,654,400円 | |
HYBRID G | 2WD | 1,387,100円 |
4WD | 1,521,300円 | |
J STYLEⅡ ターボ | 2WD | 1,699,500円 |
4WD | 1,833,700円 | |
J STYLEⅡ | 2WD | 1,621,400円 |
4WD | 1,755,600円 |
HYBRID X ターボ/HYBRID X
主な標準装備
✔LEDポジションランプ
✔LEDフロントフォグランプ
✔LEDサイドターンランプ付ドアミラー
✔IRカット機構付フロントガラス
✔パーソナル折りたたみ式格納テーブル
✔USB電源ソケット(インパネに2か所)
✔電格ドアミラー(リモート格納)
✔15インチアルミホイール
✔ルーフレール ※ターボのみ
✔スズキセーフティサポート
『HYBRID X』は、ハスラーの上級モデルとなります。
ランプにはLEDを、タイヤにはスチール製ではなくアルミ製が採用されています。
USB電源ソケットや後席左側にはパーソナルテーブル等、インテリアも充実したアイテムが揃います。
HYBRID G ターボ/HYBRID G
主な標準装備
✔ハロゲンヘッドランプ
✔LEDヘッドランプ ※ターボのみ
✔LEDポジションランプ ※ターボのみ
✔電格ドアミラー
✔15インチスチールホイール
✔スズキセーフティサポート
ベースグレードとなる『HYBRID G』。
ベースグレードというものの、スズキセーフティサポートは標準装備されているため、安全装備はグレードによる違いはありません。
快適装備にこだわるのであれば上級モデルがおすすめですが、コスパ重視の人には『HYBRID G』がおすすめ。
十分な機能が備わっていると言えるグレードです。
J STYLEⅡ ターボ/J STYLEⅡ
主な標準装備
✔ルーフレール
✔HUSTLERアルファベットエンブレム
✔J STYLEエンブレム
✔レザー調&ファブリックシート表皮
✔ナノイーX搭載フルオートエアコン
✔360°プレミアムUV&IRカットガラス
✔スズキセーフティサポート
HYBRID Xをベースに、更なるおしゃれに追及された特別仕様車『J STYLEⅡ 』。
エクステリアはもちろん、インテリアも上質感が増します。
専用のメッキフロントグリルやアルファベットエンブレムは、JスタイルⅡだと一目見るだけでわかる特別感があります。
ターボとは
ターボ(ターボチャージャー)とは、排気ガスのエネルギーを活用し、意図的にエンジンにより多くの空気を押し込む過給器のことを指します。
多くの空気をエンジンに送り込むことで、より大きな車の駆動力を確保しています。
ターボエンジンは、N/A(ノーマル/アスピレーションもしくはナチュラル/アスピレーション)=自然吸気エンジンでは実現できないパワーを、発揮できることが特徴です。
「ターボ付きの自動車」と聞くと、「パワフル」「加速力がある」という印象を持つ人が多いのではないでしょうか。
ターボのメリットはみなさんが思う通り、大きなパワーを生み出せるという点です。
排気量が大きければパワフルさは増しますが、自動車税がかさばります。
ターボ搭載車であれば軽自動車のような小さな排気量であっても、力強い走りを体感できることもメリットと言えるでしょう。
ハスラーのターボとN/Aの違い
ここからはターボ付エンジンと、N/Aエンジン(ターボが付いていないエンジン)の違いを調べてみました。
それぞれの特徴をご紹介します。
【比較①】走行性能
搭載しているエンジンで、走行性能の実力は違ってきます。
ハスラーには【ターボエンジン】と【N/Aエンジン】の設定があることはわかったところで、それぞれの性能を見てみましょう。
ターボ | N/A | |
---|---|---|
型式 | R06A型 | R06D型 |
排気量 | 0.658 L | 0.657 L |
最高出力 (kW/rpm) ネット |
47(64PS) /6,000 |
36(49PS) /6,500 |
最大トルク (N・m/rpm) ネット |
98(10.0㎏・m) /3,000 |
58(5.9㎏・m) /5,000 |
参考資料:主要諸元
ハスラーのターボとN/Aでは、型式が違うエンジンを搭載しています。
ターボに搭載している「R06A型」は、スズキを代表するの主力エンジンです。
旧型モデルのハスラーにも搭載されていたエンジンです。
一方の「R06D型」は、燃費の良さが長所である新開発されたエンジンです。
現在はハスラーだけでなく、ワゴンR等、多くのスズキの軽自動車に採用されています。
エンジンの型式が異なることで、若干の排気量にも違いがみられますね。
走行性能の違いを知るには「最高出力:エンジンが持つ最大の力」「最高トルク:1回転する力の強さ」に注目することも大切です。
ハスラーの最高出力を見てみると、ターボは6,000回転の時点で47キロワット(64馬力)、N/Aは6,500回転の時点で36キロワット(49馬力)の性能を持っています。
回転数が低い状態で47キロワット(64馬力)出るターボの方が、出力が大きいとわかります。
最高トルクでは、エンジンが3,000回転時に10.0㎏(98N)の力があるターボに対し、N/Aは5,000回転時に5.9㎏(58N)の力が最大となります。
エンジンの回転数が小さい状態で大きな力を発揮するエンジンは、ターボ搭載車だということが証明されましたね。
【比較②】燃費
ハスラーの燃費向上対策には、ハイブリッドシステムが全モデルに採用されています。
2WD・4WDそれぞれの燃費性能を比較しましょう。
モード:km/L |
ターボ |
N/A |
||
---|---|---|---|---|
2WD | 4WD | 2WD | 4WD | |
WLTC | 22.6 | 20.8 | 25.0 | 23.4 |
市街地 | 19.7 | 18.5 | 22.9 | 22.1 |
郊外 | 24.4 | 22.3 | 26.4 | 24.1 |
高速道路 | 23.0 | 21.0 | 25.1 | 23.5 |
JC08 | 26.6 | 24.4 | 30.4 | 27.8 |
参考資料:主要諸元
ターボエンジンにもハイブリッドシステムが導入されているとはいえ、N/Aエンジンの燃費性能には勝りません。
しかし、ターボ搭載車でWLTCモード:22.6km/Lを実現するハスラー。
軽自動車の中で、ダントツに優れた燃費性能の持ち主だということがわかりました。
【比較③】外観
ハスラーのターボエンジンとN/Aエンジンで、エクステリアデザインに違いはありません。(2WDと4WDでは違い有)
また、カラーバリエーションも全13パターン。
これは特別仕様車以外の全モデルに共通です。
特別仕様車「J STYLE Ⅱ」のボディカラーは全8パターンですが、こちらもターボとN/Aに違いはありません。
【比較④】装備
ターボ車のみに装備されているアイテムをご紹介します。
ターボ車の主な標準装備
✔パドルシフト
✔パワーモード
ターボ車には力強く思い通りの走りができるよう、快適装備が追加されています。
ハンドル部分に注目してください。
「-」「+」ボタンを活用し、ハンドルから手を離さずにスムーズにシフトチェンジが行える【パドルシフト】を採用。
7速マニュアルモードが設定されているので、どんな道でも自分の思いのままに走りを楽しむことができるでしょう。
シフトチェンジの際に難しい操作は不必要なので、運転にも集中できますね。
【パワーモード】スイッチもハンドル部分に装備されています。
大きな力が必要なとき、トルクアップさせることで加速力が増します。
パワーモードを使えば、坂道走行時や高速道路の合流地点など、唸るエンジン音を出すこともないでしょう。
ストレスなくパワフルな加速力を発揮します。
画像引用:ハスラー
自分に合ったハスラーを選ぶ際のポイント
ハスラーは特別仕様車を含めると、合計6このグレード構成であることがわかりました。
ここからは、自分に合うハスラーを選ぶためにポイントを2つご紹介します。
「別のグレードにしておけばよかった…」
「パワフルさが物足りないな…」
など、購入後に思ってしまっても後の祭りです。
購入後に後悔のないよう、ポイントを抑えておきましょう。
必要な装備がついているかグレードをチェック
ハスラーはグレードによって装備されるアイテムが異なります。
どのアイテムが欲しいのか、購入前にピックアップしておく必要があります。
エクステリア
LEDランプやアルミホイールにこだわる人には、上級モデルの「HYBRID X」、もしくは特別仕様車の「J STYLE Ⅱ」がおすすめです。
また、ルーフレールを装着したい場合、「HYBRID Xターボ」を選びましょう。
ルーフレールの設定は、このグレードのみです。
インテリア
上質さを求めるのであれば「HYBRID X」がおすすめです。
しかし、室内のデザイン(メッキ調や加飾)にこだわりがなければベースグレードの「HYBRID G」でも、物足りなさを感じる人は少ないように見受けられます。
座席シートの素材(ファブリックシート表皮)は全グレード共通なので、グレードによる違いはなさそうです。
ただ、細かな収納スペースをたくさんほしいと思っている人は「HYBRID X」を選びましょう。
インパネアッパーボックス(助手席)にはテーブル機能が付き、フロントシートの間にはコンソールトレーが装備されます。
また、後席左側には折りたたみ格納式パーソナルテーブルが装着されていることもポイントです。
安全装備
ハスラーの安全装備は、グレードによる違いはありません。
車間距離を保った状態で、加速・減速を自動でサポートする「アダプティブクルーズコントロール(ACC)」も標準装備です。
高速道路で役立ち、ドライバーの負担軽減にも貢献しています。
さらに、全車速追従機能付きなので、停止まで自動追従できることがポイント。
どのグレードを選んでも、手厚い安全技術「スズキセーフティサポート」が搭載されています。
走破性を求めるなら4WDがおすすめ
心地よいスムーズな加速や、パワフルな走りを求める場合は4WD車を選択しましょう。
滑りやすいぬかるみや雪道でも最適な駆動力が全てのタイヤに伝わるよう、4WDシステムが採用されています。
ぬかるみで空転を防ぐグリップコントロールや、雪道にも頼れるスノーモード。
急な下り坂でもブレーキを踏まずに、車速をコントロールしてくれるヒルディセントコントロール。
ハスラーの4WDシステムには、軽SUVとして高い走破性が備わっていることがわかります。
ハスラーターボの購入は新車? それとも中古車?
ハスラーは新車で購入するとエントリーモデルでも、車両価格は130万円を超えます。
決して安い価格ではないので、中古車を検討する人もいるでしょう。
そこで、ここからは新車で購入する場合と中古車で購入する場合、それぞれのメリット・デメリットをご紹介します。
購入後に後悔のないよう、デメリットとなる点も把握しておくことがポイントです。
新車のメリット
新品であるからこその満足感
自分のために一からつくられるという満足感を味わえるのは、新車の特権です。
自分が初めてのオーナーになれるので、愛着が湧きますね。
大切に乗り続けようという気持ちになるのでは。
メーカーオプションが付けれる
自分の思い通りのグレー・カラー・オプションが選べるのも、新車ならではです。
メーカーオプションとは、工場にて生産時に取り付けるオプションです。
例えば、内装色の変更やフォグランプの取り付け等。
生産の過程で取り付けるので、契約時に注文しなければいけません。
また、後から変更ができない可能性もあるので注意しましょう。
新車のデメリット
納車までに日数がかかる
新車は早くても、納車まで1か月以上はかかります。
車種やグレードによっても様々で、長ければ1年以上待つこともあります。
メーカーオプションを多くつける場合も、納期には余裕を持ってみておいたほうがよさそうです。
乗り換える車の車検時期が迫っている等、納期に期限がある場合は届出済未使用車を検討することもおすすめです。
価格面では中古車に敵わない
新車の最大のデメリットといえる「車両価格の高さ」。
新車だから高くて当然!と考えている人にはデメリットと感じることはなさそうです。
価格重視で車の購入を検討している人は、新車と届出済未使用車の見積りを比較することがおすすめです。
新車とどれだけの差額があるのか把握できますね。
賢く軽自動車を購入できる一つの手です。
中古車のメリット
価格は中古車最大のメリット
購入価格をできるだけ抑えたい人には、中古車を検討しましょう。
新車では手に入らないハイグレードモデルであっても、中古車であれば予算内に収まることもあります。
しかし、中古車の相場を調べてから購入することがおすすめです。
価格ばかりに気を取られて、あまりにも安すぎる車を購入することは危険です。
車の相場とかけ離れている価格設定の車には、注意が必要です。
安い車には「安い理由」が必ずあるということを頭に入れておきましょう。
納車までの日数が短い
中古車はお店の在庫の中から選ぶため、新車のように「工場からいつ出荷する?」「いつお店に車が届く?」などの待ち時間は必要ありません。
中古車は必要書類が揃い納車前の点検等が終わると、スムーズにいけば1か月以内には納車されます。
新車のように数か月~数年待つことは、中古車ではありません。
選択肢が豊富
生産終了したモデルやモデルチェンジ前の車など、新車では購入できない車を購入できることも、中古車のメリットとなります。
ほとんどの新車は契約後に製造されますが、中古車は一度市場に出た車であるため、圧倒的に中古車の品数の方が多くなります。
中古車であっても、希少価値の高い車と出会える可能性もあります。
中古車のデメリット
在庫が無ければ購入できない
中古車は新車のように一からつくられる車ではないため、お店に在庫がないと購入することができません。
また、お店に見入った時にはお店に在庫があっても、翌日には売却済みになっていることもあります。
中古車は1台限りです。
悩んでいる間に他の人に購入されないよう、キープしておくことができるのか、お店の人に確認しておきましょう。
車の状態にバラつきがある
1台1台のコンディションにばらつきがあるため、見た目が綺麗だからといって中身も綺麗かというと、そうではありません。
例えば、外観が綺麗な車の走行距離は50,000km。
複数の傷がある外観の走行距離は5,000kmと、いうこともあります。
中古車は見た目で判断しないよう、心がけましょう。
お得に自動車が手に入る届出済未使用車とは?
届出済未使用車とは、一度新車登録された誰も使用していない車です。
目標達成のために、自動車販売店は新車登録を自社名義で行います。
一度名義登録だけされて、誰も使用していない状態で市場に出回ることとなります。
また、新しいモデルが出たときにショールームに並んでいる展示車も、新車登録だけされて誰も使用していない状態となるので、届出済未使用車と同じ扱いになります。
新車では予算が合わない人や、中古車に抵抗がある人におすすめな届出済未使用車。
メリットとデメリットをご紹介します。
届出済未使用車のメリット
新品同様なのに低価格
届出済未使用車の最大のメリットとなる、価格の安さ。
中古車には敵いませんが、新品同様で新車よりも安く購入できることがポイントです。
使用感もなく、運が良ければ室内は新車特有の匂いを感じることもあるでしょう。
ワンオーナーにこだわらなければ、届出済未使用車を検討してみましょう。
早く納車できる!
軽の森で扱う届出済未使用車は、最短3日で納車が可能です。
新車とは比べものにならない、納期の早さが特徴です。
また、届出済未使用車は比較的新しい車が多いので、中古車のように大掛かりなメンテナンスや交換作業も不必要となります。
必要書類を揃え点検・準備が終わり次第、納車となります。
中古車でも納期は約1か月ほど必要となるため、納車を急いでいる人には届出済未使用車がおすすめ。
届出済未使用車は数か月~数年待つことはまず無いでしょう。
届出済未使用車のデメリット
メーカーオプションは不可
中古車と同じく、届出済未使用車は生産時に取り付ける部品を選ぶことはできません。
後付オプションやアクセサリー等、生産後に取り付けが可能な部品については
注文できます。
万が一、メーカーオプションにこだわりがあるのであれば、取り付けられている状態の車を見つけ出さないといけません。
複数のメーカーオプションを注文するのであれば、新車を選択することがおすすめです。
在庫が無いと購入できない
届出済未使用車は一から生産される新車とは異なり、既に新車登録されている出来上がった状態の車です。
ですので、カタログに載っている車を購入したいと思っても、お店に在庫がないと届出済未使用車は購入できません。
軽の森のように、ホームページから在庫の確認は可能です。
もちろん、お電話での在庫確認等のお問い合わせもお待ちしております!
お電話のお問い合わせ先
■なかもず店:0800-830-3329
■泉北店:0800-030-3332
■富田林店:0800-830-3335
■泉大津店:0800-830-3359
新古車との違いや買う時の注意点について
ハスラーのターボをお探しの方は軽の森までご相談ください!
ハスラーのターボに搭載されているパワーモードスイッチにより、トルクを大きくすることでパワフルな加速を実現しています。
力強さだけでなくマイルドハイブリッドを採用し、効率の良い走りができることが特徴です。
『ターボ=パワフルだが燃費は悪い』という印象を持っている人もいるかもしれませんが、ハスラーは違います。
ハスラーは力強いパフォーマンスと、低燃費の走りを両立していることがわかりました。
ハスラーのターボ以外にも、軽自動車の在庫確認やご相談がございましたら、お気軽にお申し付けください。