N-BOXをリフトアップするには?方法・費用・注意点を解説!|豆知識|トピックス|大阪の軽自動車・未使用車 専門店 軽の森
豆知識 2025年9月26日

N-BOXをリフトアップするには?方法・費用・注意点を解説!

ホンダの軽自動車「N-BOX」は、国内トップクラスの販売台数を誇る人気モデルです。標準仕様でも快適さと使い勝手を兼ね備えていますが、近年はアウトドア志向やカスタム志向の高まりから「リフトアップ」を検討するオーナーが増えています。
リフトアップとは、車高を上げることでエクステリアに迫力を持たせ、走行性能や視界を改善するカスタマイズです。しかし、施工方法や費用、車検の可否といった注意点も存在します。

本記事では、N-BOXをリフトアップする効果、具体的な方法、メリット・デメリット、法規制や車検対応について詳しく解説します。これからN-BOXをカスタムしたい方にとって、判断材料となる内容を網羅しています。

N-BOXをリフトアップする効果とは?

N-BOXをリフトアップする効果とは?

画像引用:カーセンサー

N-BOXをリフトアップする効果は「見た目の迫力アップ」「オフロード走行適性の向上」「視界改善」の3点が代表的です。
特にアウトドア用途では走破性が高まり、実用性とデザイン性の両立が期待できます。

リフトアップとは?

リフトアップとは、自動車の車高を高くするカスタマイズを指します。方法にはサスペンションやスプリングの交換、タイヤサイズの変更、ボディリフトなどがあり、目的に応じて施工内容が異なります。
N-BOXの場合、純正状態では都市部や日常使いに適した設定ですが、車高を上げることで段差や未舗装路への対応力を強化できます。さらに外観に迫力が増し、カスタム感を強調できる点も人気の理由です。

ただし、リフトアップは見た目の変化だけでなく、走行性能や乗り心地、燃費にも影響を与えるため、施工前に特徴を理解しておくことが重要です。

エクステリアの変化

リフトアップによる最も顕著な効果は外観です。
N-BOXは元々背の高いデザインが特徴ですが、リフトアップを行うとさらにSUV的な雰囲気が強まり、アウトドアスタイルとの親和性が高まります。ホイールやタイヤをオフロード向けに交換すれば、ワイルドで力強い印象を演出可能です。

また、他車との差別化にも繋がり、カスタム性の高さが魅力となります。エアロやルーフキャリアと組み合わせれば、都市型ミニバンからアウトドア仕様へと変化し、用途に応じた楽しみ方が広がります。

オフロード走行への適応力向上

N-BOXをリフトアップすると、最低地上高が高くなるため、段差や未舗装路での走行時に車体が擦れるリスクが減少します。特にキャンプ場や山道などアウトドアシーンでは、車高の低さが不便となることが多いため、リフトアップは実用的な改善手段となります。さらに、タイヤサイズを大きくすればトラクション性能が増し、悪路での走破性が向上します。

ただし、N-BOXは元来オンロード向けに設計されているため、本格的なオフロード走行では限界があることを理解し、あくまで「走行しやすさを補う」程度の効果として考えることが現実的です。

視界が広くなる

リフトアップはドライバーの視点を高くするため、前方や側方の視界が広がります。特に都市部での渋滞時や駐車場での運転では、視認性の向上が安全性に寄与します。また、前方の見通しが良くなることで運転の疲労軽減にもつながります

ただし、視点が高くなる分、車両感覚の把握には慣れが必要です。特に縦列駐車や狭い道路での取り回しには注意しなければなりません。慣れるまでには時間がかかりますが、適切な運転姿勢を保つことで快適な運転環境を実現できます。

N-BOXのリフトアップ方法

N-BOXのリフトアップ方法

N-BOXのリフトアップには複数の方法があります。
代表的なのは「スプリング交換」「サスペンション交換」「ボディリフト」「タイヤとホイール交換」です。安全性や費用、車検対応を考慮しながら選択することが大切です。

スプリングの交換

リフトアップ用のスプリングに交換する方法は、最も手軽に実施できるカスタマイズです。純正のサスペンションはそのままに、スプリングを長めの製品に変更することで車高を上げられます。費用が比較的抑えられる点がメリットで、見た目の変化を楽しみたい方に向いています。

ただし、乗り心地や走行安定性に多少の変化が生じるため、信頼できるメーカー製品を選ぶことが重要です。また、過度なリフトアップは足回りへの負担が増えるため、適切な範囲での施工をおすすめします。

サスペンションの交換

スプリングとともにサスペンションを専用パーツへ交換する方法は、安定性を重視する方に適しています。サスペンションキットは車高調整機能が付いたタイプもあり、自分の希望する高さにセッティング可能です。価格はスプリング交換より高くなりますが、乗り心地や操縦性を保ちやすい点が魅力です。

また、メーカーによっては車検対応を考慮したキットも販売されているため、信頼性の高い製品を選ぶことで安心してリフトアップを楽しめます。

ボディを上げる

ボディリフトはサスペンションではなく、車体そのものを上げる手法です。車体とフレームの間に専用のブロックを挟み込むことで車高を上げるため、大幅なリフトアップが可能です。N-BOXはモノコックボディ構造のため、施工は専門ショップに依頼する必要があります。この方法はコストや工期がかかる一方で、迫力ある外観とオフロード走行性を実現できます。

ただし、構造変更申請が必要となる場合もあり、車検対応の可否を事前に確認しておくことが必須です。

ダイヤとホイールを交換する

大径タイヤやオフロード向けホイールを装着することでも、車高を上げる効果があります。N-BOXの純正サイズからインチアップすることで、外観に力強さが増し、最低地上高も向上します。特にアウトドアを楽しむ方には効果的な方法です。

ただし、タイヤサイズを変更しすぎるとハンドルの切れ角やスピードメーターの誤差が生じる可能性があります。車検対応サイズを確認したうえで、専門店に相談することをおすすめします。

安全なリフトアップ方法

安全にリフトアップするには、必ず信頼できるショップやメーカーの製品を利用することが大切です。安価な部品を使うと、足回りのバランスが崩れて走行安定性を損なうリスクがあります。また、施工後には必ずアライメント調整を行い、直進性やタイヤ摩耗を防ぎましょう。

さらに、車検対応かどうかを事前に確認することで、後々のトラブルを避けられます。安全性を犠牲にしたカスタムは長期的に見てコスト増につながるため、慎重な判断が必要です。

主な施工期間と費用の目安

リフトアップの施工期間は内容によって異なり、半日から数日を要します。費用もパーツや工法で差が大きく、5万円前後から20万円以上まで幅広いのが特徴です。

費用

リフトアップにかかる費用は方法によって変動します。スプリング交換であれば5万〜8万円程度サスペンション交換は10万〜20万円前後ボディリフトは20万円以上かかることもあります。タイヤやホイールを同時に交換する場合はさらに数万円追加が必要です。
メーカー純正品や車検対応品は価格が高めですが、安全性や信頼性を考慮すれば合理的な選択といえます。予算と目的に応じて適切なプランを選びましょう。

施工期間

施工期間は内容によって異なります。スプリング交換は半日〜1日で完了することが多く、日帰り対応も可能です。一方、サスペンション交換やボディリフトは部品調整やアライメント測定に時間を要し、2〜3日程度かかることもあります
さらに、車検対応確認や改造申請が必要な場合は手続きに追加日数が必要です。スケジュールに余裕を持ち、ショップと事前に調整しておくことが重要です。

リフトアップのメリット・デメリット

リフトアップのメリット・デメリット

リフトアップには見た目の迫力や走破性向上といったメリットがある一方で、燃費や走行安定性の低下といったデメリットも存在します。
N-BOXを長く快適に乗るためには、それぞれの特徴を正しく理解することが欠かせません。

メリット

N-BOXをリフトアップすることで、デザイン性や走行性能、視界の改善など複数のメリットが得られます。

見た目のカスタム性アップのメリット

リフトアップはカスタム性を大幅に高めます。標準のN-BOXはシンプルかつ都会的な印象ですが、リフトアップによってSUVのような力強さが生まれます。さらに、オフロード用のタイヤやアルミホイールを組み合わせると、より個性的でアウトドアシーンに映えるスタイルが実現します。
他車との差別化を図りたいユーザーにとって、見た目のインパクトは大きな魅力です。デザインの自由度が広がる点は、リフトアップ最大の利点の一つといえるでしょう。

走行安定性や快適性への影響

適切な方法でリフトアップすれば、段差や未舗装路での走破性が向上します。これにより、アウトドアやキャンプに出かける際の利便性が高まります。また、視界が良くなることで運転のしやすさも向上します。
ただし、過度なリフトアップは重心の高さが増すため、コーナリング時の安定性に影響することもあります。信頼できるメーカーのパーツを選び、プロによる調整を受けることで快適性と安全性を両立できます。

デメリット

リフトアップには燃費の悪化や操作性低下など、日常利用に影響を及ぼすデメリットもあります。

燃費悪化やメンテナンスコストの増加リスク

リフトアップにより車体が高くなると空気抵抗が増し、燃費が悪化する傾向があります。また、大径タイヤの使用は転がり抵抗を増加させ、結果としてガソリン消費量が増える原因となります。さらに、サスペンションや足回りへの負担が増すことで、消耗品の交換サイクルが早まることもあります
これらはメンテナンスコストの増加につながるため、経済性を重視する方にとってはデメリットとなる点を認識しておく必要があります。

取り回しが悪くなる

リフトアップにより重心が高くなることで、車両の取り回しに影響が出る場合があります。特にカーブや高速道路での安定感が減少し、ハンドル操作に敏感さが求められることがあります。さらに、大径タイヤを装着すると最小回転半径が大きくなり、狭い道路や駐車場での操作性が低下する可能性もあります
日常の利便性とアウトドアでの使いやすさを比較し、バランスを考慮したリフトアップを選ぶことが重要です。

使い勝手が悪くなる

車高を上げることで、乗降時にステップが高くなり、特に高齢者や子どもには不便になることがあります。また、荷物の積み下ろしがしづらくなる点もデメリットです。
さらに、立体駐車場や車高制限のある施設では利用できない場合があり、日常使いに影響を及ぼす可能性があります。便利さよりもデザインや走破性を優先したいのか、家族全員が快適に使える車にしたいのかを明確にして判断することが求められます。

やる前に知っておきたい注意点

リフトアップを検討する際には、必ず車検対応かどうかを確認することが重要です。基準を超える車高変更は構造変更申請が必要となり、未対応のままでは車検に通りません。また、パーツの品質や取り付け精度が低いと安全性を損ない、事故のリスクが高まります。
メーカー純正品や信頼性の高いアフターパーツを選び、専門ショップでの施工を推奨します。さらに、施工後はタイヤ摩耗や燃費の変化にも注意し、定期的な点検を行うことが安心につながります。

N-BOXのリフトアップと法規則について

N-BOXのリフトアップと法規制について

リフトアップは車検や道路運送車両法の基準に関わるカスタマイズです。基準を理解し、適切な手続きを行うことで合法的に楽しめます。違反した場合は罰則や車検不適合のリスクがあるため注意が必要です。

法的な車高制限の基準とは

日本の道路運送車両法では、自動車の最低地上高や灯火類の高さに関する基準が定められています。例えば、前照灯は地上から500mm以上、ウインカーは地上から350mm以上であることが必要です。リフトアップによってこれらの基準から外れると車検に通りません。
また、過度に車高を上げると重心の問題から安全性に支障が出るため、一定の制限が設けられています。したがって、施工前に必ず基準を確認し、法的に問題ない範囲でカスタマイズを行うことが求められます

車検に通すためのポイント

リフトアップ後に車検を通すためには、改造が法令基準に適合しているかを確認する必要があります。具体的には、灯火類の高さやタイヤのはみ出し具合、排気ガス規制への適合などがチェックされます。
さらに、改造内容によっては「構造変更申請」が必要です。例えば、ボディリフトで大きく車高を上げた場合は申請を怠ると車検に通りません。施工を依頼する際は、車検対応のパーツを選び、施工後の確認も行うことで安心して利用できます。

違反した場合の罰則やリスク

法規制を無視してリフトアップした場合、車検に通らないだけでなく、道路交通法違反として罰則を受ける可能性があります。最悪の場合、整備不良車両として使用停止処分を受けることもあります。
また、事故時に違法改造が判明すると、自動車保険が適用されないリスクもあります。これにより修理費用や賠償責任を自費で負担する事態となりかねません。安心してN-BOXを利用するためには、必ず合法的な範囲でリフトアップを行うことが必要です。

改造申請や認証を得るための流れ

大幅なリフトアップを行う場合は、運輸支局で「構造変更申請」が必要です。申請には改造内容を示す書類や図面、施工ショップからの証明書などが求められます。申請が認められれば車検証の記載事項が更新され、合法的に走行可能となります。特にボディリフトやサスペンション全体の交換など、構造に関わる改造は申請が必須です。
専門知識が必要なため、施工と同時に手続きを代行してくれるショップを利用するのが一般的です。

N-BOXに関するご相談は軽の森へ!

N-BOXをリフトアップすることで、デザイン性や走行性能を向上させ、アウトドアシーンでも使いやすくなります。しかし、同時に費用やメンテナンス、車検や法規制といった課題も存在します。初めて挑戦する方にとっては不安も多いでしょう。その際は、実績豊富な専門店「軽の森」にご相談いただくことをおすすめします。

軽の森ではN-BOXをはじめとした軽自動車のカスタムや整備に精通しており、メーカー純正品から信頼性の高いアフターパーツまで幅広く対応可能です。費用や施工内容、車検対応に関する詳細も丁寧に案内してくれるため、安心してリフトアップを実現できます。

 

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この記事を書いた人
営業
森田龍太朗
Ryutaro Morita
ヨシダオートサービスに入社して7年目。整備士を経て現在は営業や仕入れの業務をしています。 ブログ記事を通して自動車販売店独自の目線でお客様にお得でタメになる情報をお届けしていきます。 資格としては自動車整備学校にて二級自動車整備士を取得しております。