日産の「クリッパーリオ」というクルマをご存じでしょうか?
「クリッパーバン」でしたら聞いたことや見たことがある方も多いと思います。
「クリッパーバン」は軽商用車バンとして、高い積載性と小回り性、使い勝手の良さなどから高く評価されているクルマです。
ですが装備面では必要最低限という印象が強く、主にお仕事に使われることが多いのが「クリッパーバン」。
それに対し「クリッパーリオ」は装備面が充実しており、居住性を高めたモデルなので毎日の暮らしからレジャーまで、幅広いシーンで活躍してくれるクルマです☆
今回はそんな「クリッパーリオ」についてご紹介していきたいと思います。
この記事のPOINT★
- クリッパーリオの性能
- 車中泊スタイルの紹介
- 商用車モデルと比較
日産クリッパーリオとは
クリッパーリオは、日産自動車から「クリッパーバン」の乗用モデルとして販売されているセミキャブオーバー型ワンボックスカーです。『軽キャブワゴン』という呼ばれ方もします。
初代は三菱自動車のタウンボックスのOEMモデル「クリッパーリオ」として2007年に登場しました。後年改良を進めていきましたが2011年にOEM元である三菱自動車がベース車であるタウンボックスの製造を中止したことにより、クリッパーリオも在庫のみとなりました。
2013年に車名を「NV100クリッパーリオ」と改名し、スズキのエブリイワゴンをベースとしてOEM供給を受け、2代目「日産 NV100クリッパーリオ」が登場しました。ですがスズキがエブリイワゴンそのものをフルモデルチェンジしたことで継続して製造ができないことが判明し、1年3カ月という短い期間で販売を終了しました。
そして現行にあたる3代目「日産 NV100クリッパーリオ」は、OEM元のスズキが2015年にリニューアルしたエブリイワゴンで、同車ともどもフルモデルチェンジを果たしました。
その後2024年3月に一部仕様変更を実施し、車名を元の「クリッパーリオ」へと再度変更しました。
車名の由来
クリッパーは「駿馬、俊足を誇る馬」の意味を持ち、リオはスペンイン語で「川」という意味です。
『リオのカーニバル』というと前向きで楽しい印象があること、シンプルで覚えやすいことから名付けられました。
OEM車とは
OEMとは、Original Equipment Manufacturerの略で、委託を受けた他社ブランドの製品を製造することをいいます。
例えば自動車メーカーA社が開発・製造した車を、自動車メーカーB社が仕入れて、自社ブランドの車として販売するというものです。
よく街中で、全く同じ車なのにエンブレムだけ違っている車を見かけることってありますよね?
まさにあれがそうで、仕入れてきた車に自社のエンブレムをつけて販売しているのです。
OEM車が存在する理由としては、販売する側には開発コストをかけずに販売車種のラインナップを増やせるというメリットがあり、供給する側には生産台数が増えることによって生産性の向上やコスト削減などのメリットがあるからです。
OEM車は軽自動車に多いのですが、それはトヨタ、スバル、マツダが軽自動車を自社では生産しておらず、OEM供給を受けることで軽自動車のラインナップを確保しているからなのです。
クリッパーリオの兄弟車
クリッパーリオは、スズキ・エブリィワゴンがOEM供給している車ですが、他にもエブリイワゴンがOEM供給している兄弟車がいます。
元となるエブリイワゴンとともに見てみましょう。
スズキ/エブリイワゴン
▼グレード・価格
2WD・CVT | 4WD・CVT | ||
PZターボスペシャル | 標準ルーフ | 1,911,800円 | 2,065,800円 |
ハイルーフ | 1,929,400円 | 2,083,400円 | |
PZターボ | 標準ルーフ | 1,838,100円 | 1,992,100円 |
ハイルーフ | 1,855,700円 | 2,009,700円 |
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三菱/タウンボックス
画像引用▶三菱 タウンボックス
▼グレード・価格
2WD・CVT | 4WD・CVT | ||
Gスペシャル | ハイルーフ | 1,995,400円 | 2,149,400円 |
G | ハイルーフ | 1,921,700円 |
2,075,700円 |
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マツダ/スクラムワゴン
▼グレード・価格
2WD・CVT | 4WD・CVT | ||
PZ-S | ハイルーフ | 1,941,500円 | 2,095,500円 |
PZ | ハイルーフ | 1,867,800円 | 2,021,800円 |
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スズキ・エブリィワゴン、三菱・タウンボックス、マツダ・スクラムワゴンに、NVクリッパーリオを加えた4台が兄弟車となります。
写真を見て頂くと分かるようにエンブレムが異なる以外、見た目は全く同じ車です。
ですが新車価格やグレードなど、クルマによって若干異なる部分があります。
クリッパーリオの特長
クラストップの荷室空間
画像引用▶クリッパーリオ 機能・快適性
室内長2,240㎜×室内幅1,355㎜×室内高1,420㎜と、軽キャブワゴンクラストップの室内の広さを誇ります。
大人4人がゆったり座ってもさらに荷物がたっぷり積み込めます。みんなで乗ってレジャーや旅行にも行けるファミリーカーとしての用途にも適した広さです♪
シートアレンジも多彩でリヤシートを格納すれば、自転車なども積み込めるほどの広さが出現!大きな荷物を運ぶのにも適しているので様々な使い方ができます。
運転席と助手席は独立していながらベンチシートになっており、足元に広いスペースがあるので左右からのウォークスルーも楽々できます!
リヤシートは前後に180㎜スライドでき、前後の乗員間距離も1,080㎜と足元のスペースに余裕があり、リクライニング機能とあわせて快適に過ごせます。
全車にオートスライドドア
画像引用▶クリッパーリオ 機能・快適性
便利なオートスライドドア(挟み込み防止機構付き)が全車に標準装備されています。(Eは後席左側のみ)
「インテリジェントキー」「ドアハンドル」「運転席スイッチ」の操作により自動でスライドドアを開閉できます。
またGグレードには後席左側に「電動オートステップ」を装備しており、スライドドアの開閉に連動して出入りするので、小さなお子さまやお年寄りの方の乗り降りをサポートしてくれます☆
パワフルな走行性能と低燃費
画像引用▶クリッパーリオ 走行性能
パワフルでスムースなインタークーラーターボエンジンを全車に搭載しているので、市街地の軽快な走りと高速道路でのゆとりある走りを両立しています。
常に最適なギヤ比を選ぶCVTとの組み合わせにより、WLTCモード15.1㎞/Lの低燃費を実現。
またボディの広範囲に高張力鋼板を使用し、強度を高めながら軽量化を実現しています。
先進安全技術
クリッパーリオは、軽自動車の中でも比較的早い段階から充実した先進安全技術を採用している車種のひとつです。
経済産業省や国土交通省が普及を啓発している先進安全技術を搭載した車「セーフティサポートカー(サポカー)」の中でも最上級に分類される「サポカーSワイド」に該当しています。
クリッパーリオに搭載されている先進安全技術を詳しく見ていきましょう。
インテリジェントエマージェンシーブレーキ
画像引用▶クリッパーリオ 先進安全装備
フロントに設置された2つのカメラで前方の車両や歩行者を夜間でも検知し、衝突のおそれがあると判断すると、ブザー音やメーターの表示にてドライバーに危険を警告します。
その状態でブレーキペダルを踏むと、ブレーキ踏力をアシストし自動で強いブレーキをかけ衝突を回避、または衝突時の被害を軽減してくれます。
検知対象は昼夜の車両・歩行者で、自車速度約5~100㎞/hで走行中に作動します。
踏み間違い衝突防止アシスト
画像引用▶クリッパーリオ 先進安全装備
踏み間違いによる急発進を回避するものです。
前方に壁などがあるにも関わらずアクセルペダルを強く踏み込むと、最長約5秒間エンジン出力を自動的に抑制し、急発進・急加速を抑えて、踏み間違いによる衝突回避をアシストします。
またバック時にも対応しており、シフトの入れ間違いでR(後退)の位置でアクセルペダルを強く踏み込んだ場合もエンジン出力を自動的に抑制し急な後退を防止してくれます。
尚、ブレーキをかけて車両を停止させる機能はありません。
LDW(車線逸脱警告)
画像引用▶クリッパーリオ 先進安全装備
約60~100㎞/hで走行中、左右の区画線を検知して進路を予測。前方不注意などで車線からはみ出しそうになると、ブザー音などでドライバーに注意を促す機能です。
インテリジェントDA(ふらつき警報)
画像引用▶クリッパーリオ 先進安全装備
走行中に左右の区画線を検知して、自車の正常な走行パターンを計測します。
ドライバーのわき見運転などで車両が蛇行するなどした際に、システムが「ふらつき」と判断するとブザー音などの警報によってドライバーに注意を促します。
先行車発進お知らせ
画像引用▶クリッパーリオ 先進安全装備
信号待ちなどで停止している時に、前方車両が発進して約4m以上離れても自車が停止し続けた場合に、メーター内の警告灯やブザーで先行車の発進を知らせ出遅れ防止をサポートしてくれる機能です。
ハイビームアシスト
画像引用▶クリッパーリオ 先進安全装備
夜間に約30㎞/h以上でヘッドランプをハイビームにして走行中、前方に対向車や先行車がいたり、明るい場所を走行すると自動でロービームに切り替えます。対向車や先行車がいなくなったり、周囲が暗くなると自動でハイビームに戻ります。
手動でハイビーム・ロービームを切り替える手間をなくし、切り替え忘れを防止してくれます。またハイビームにより早期に歩行者を発見し、未然に事故を防いでくれる役割もあります。
エマージェンシーストップシグナル
画像引用▶クリッパーリオ 先進安全装備
約55㎞/h以上で走行中に急ブレーキをかけると、通常のブレーキランプの点灯に加えてハザードランプを自動で高速点滅します。
これによって後続車に急ブレーキを踏んだことを知らせ、追突事故の危険性を減らせる効果が期待できます。
ヒルスタートアシスト
画像引用▶クリッパーリオ 先進安全装備
急な坂道を上るときにブレーキからアクセルに踏み替える瞬間、最大約2秒間ブレーキが作動し車が後退するのを抑制してくれます。
上り坂で後続車がいる際に衝突を防いでくれる嬉しい機能です。
VDC/TCS機能含む
(ビークルダイナミクスコントロール)
画像引用▶クリッパーリオ 先進安全装備
各種センサーがドライバーの運転操作や車速などを検知し、ブレーキ圧やエンジン出力を自動的に制御してくれます。
滑りやすい路面や障害物を回避する時の急なハンドル操作による車両の不安定な動き・車輪のスリップを軽減し、安定した走行をサポートします。
共通スペック
クリッパーリオの共通スペックを見てみましょう。
全長×全幅×全高 | 3,395×1,475×1,910㎜ |
室内寸法(長×幅×高) | 2,240×1,355×1,420㎜ |
ホイールベース | 2,430㎜ |
最低地上高 | 150㎜ |
最小回転半径 | 4.5m |
総排気量 | 0.658L |
エンジン | R06Aインタークーラーターボ |
使用燃料 | 無鉛レギュラーガソリン |
ボディカラー
ボディカラーは全6色から選択できます。
クリッパーはホワイト・シルバー・ブラックの3色展開ですが、クリッパーリオではクールカーキ・デニムブルー・モスグレーのスタイリッシュなお色味が加わりました。
スノーパールホワイト
ブルーイッシュブラック
シルキーシルバー
クールカーキ
デニムブルー
モスグレー
画像引用▶クリッパーリオ 外観・内装
ベーシックな黒・白・シルバーは仕事用に使いやすい色味ですが、ファミリーカーや趣味のクルマとして利用するのでしたら、カーキやデニムブルーなどのお洒落なカラーを選択するのもアリです。
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クリッパーリオ
グレード一覧
車にはグレードがあり、それによって搭載されている装備が違います。
グレードごとの装備をきちんと把握して、自分が必要としている装備が備わっているグレードを選択するのが今後のカーライフを充実したものにする第一歩です(*‘∀‘)
クリッパーリオにはグレードが2種類あります。
とてもシンプルなグレード構成なので、選択もしやすいかと思います♪
この2つのグレードは外装や内装、装備での違いがあまりありません。
2つのグレードを比べる時のポイントとしては…
ということになります。
内装や外装に違いがほぼないので、後席両側にオートスライドドアが欲しい方はGグレードを選択、後席片側だけオートスライドドアで良いという方はEグレードを選択、という風に覚えてもらったらよいかと思います。
では、グレードごとの装備内容について詳しくみてみましょう。
Eグレード
標準グレードである「E」は、上位グレードである「G」と装備の差はほとんどなく、全体的に充実した装備になっているので、標準グレードであっても実用性は十分ではないかと思います。
外装
画像引用▶クリッパーリオ 外観・内装
エクステリアに関しては、上位グレードである「G」となにも変わりません。
クリッパーリオで特徴的なのが、足回りに14インチアルミホイールが全グレードで標準装備されているという点です。
軽自動車では上位グレードにのみアルミホイールが装備されているパターンが多いので、標準グレードで標準装備されているのは嬉しいポイントです!
ホイールがアルミになることによって全体的な質感が高まり、オシャレに見えますよね(*^^)
画像引用▶クリッパーリオ 先進安全装備
ヘッドランプには視認性が高いLEDを標準装備しています。
ランプの照射軸の補正を手動で行う事のできるマニュアルレベライザー付きで、ハロゲンランプよりも明るいので安全性も高く、ストレスや疲労も軽減してくれます。
画像引用▶クリッパーリオ 先進安全装備
ドアミラーにはサイドアンダーミラーがついており、安全確認がしづらい助手席下側の視界をサポートをしてくれます。
左折時の安全確認もこれがあればしっかりと確認できますよね!
内装
内装に関しては、E・Gグレードともに共通です。
クリッパーリオの内装は、ベージュを基調としたシンプルなデザインになっています。ややデザイン性に乏しい気もしますが、機能性を重視したスッキリとした印象ですね。
前席シートはベンチタイプですが左右独立しておりセンターアームレストも備えているので、長時間の運転もラクな設計になっています。またリヤシートも左右独立タイプで、リクライニングも独立してできます。こちらにもセンターアームレストが備わっているので、楽な姿勢で移動ができます。
▼シート地
シート素材はベージュのファブリックを採用し、異なる織り方の生地を組み合わせることによって上質感を高めています。
内装色はベージュですが、センターパネルやエアコンの吹き出し口、ステアリングホイールにシルバーの加飾をあしらっています。
つやを抑えたシルバーなのでギラギラした感じがなく、上品で高級感のあるアクセントになっています。
画像引用▶クリッパーリオ 外観・内装
シートアレンジ
高い積載性が魅力のクリッパーリオはシートアレンジも多彩です。
どのようにシートアレンジできるのか見ていきましょう。
▲乗員4名+荷物
定員である4人が乗車した状態でも荷室にたっぷりの荷物が積み込めます。前と後ろの席の間の距離が1,080㎜あるので、窮屈になりがちな後席でも大人が足を伸ばして楽に座れます☆
また後席は180㎜スライドできるので、荷物が多いときなどにシートを前にスライドさせれば4人が乗った状態でも荷室のスペースを広げることが可能です!
▲乗員3名+荷物
後席は分割可倒式のシートを採用しているため、後席の1名分のシートを格納すれば、3名が乗車した状態で長めの荷物を積み込むことができます。
▲乗員2名+荷物
リヤシートを格納すれば、フロアとフラット状態にはなりませんが自転車なども積み込める広さが確保できます。(自転車の形状によっては積み込めない場合があります。)
▲乗員2名+長めの荷物
助手席側のシートバックを前後とも倒すと、サーフボードやスキー板などのより長いサイズの荷物を積み込むことが可能です。
画像引用▶クリッパーリオ 機能・快適性
このように多彩なシートアレンジが可能なので、荷物が多くなるキャンプやレジャーに行く際には頼れるパートナーとなってくれるでしょう(^^♪
また、ディーラーオプションの車内カーテンやベッドクッションを組み合わせると車中泊もできるので、より使える幅が広がり、快適なドライブ生活が過ごせます☆
スペック
2WD | 4WD | ||
駆動方式 | 後輪駆動 | 4輪駆動 | |
車名型式 | ニッサン3BA-DR17W | ||
運転タイプ | CVT | ||
車両重量(㎏) | 980 | 1,030 | |
燃料消費率 (km/L) |
WLTCモード | 15.1 | |
市街地モード | 13.0 | ||
郊外モード | 16.2 | ||
高速道路モード | 15.5 | ||
JC08モード | 19.4 | 19.2 |
価格
駆動方式 | メーカー希望小売価格(税込) |
2WD | 1,953,600円 |
4WD | 2,107,600円 |
年々価格が上昇している軽自動車の中でも、高めな価格設定に思われます。
ですがその価格に見合っただけの高い安全性能や、圧倒的な荷室スペースの広さ、そして使い勝手の良さがクリッパーリオにはあります♪
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Gグレード
上位グレードにあたるGグレード。
GグレードがEグレードよりも上位に位置する違いは、標準装備で後席両側がオートスライドドアになるというところです。
Eグレードでは後席左側のみがオートスライドドアです。
外装
画像引用▶クリッパーリオ 外観・内装
外装はEグレードと違いはありません。
クリッパーリオには商用車であるクリッパーバンには装備されていない、サイドターンランプがドアミラーに付いています
別名「ドアミラーウィンカー」と言われますが、このウィンカーは車両幅方向において最も外側に付いているので第三者が認知しやすく、ミラーと一体化しているのでデザイン的にもスマートに見えます。
画像引用▶クリッパーリオ 機能・快適性
後席の両側に標準装備されているオートスライドドアは挟み込み防止機構付きで、インテリジェントキーやドアハンドル、運転席スイッチの操作によりスライドドアを自動で開閉できます。
大きな荷物を持っている時や、お子さまを抱っこしている時などにはかなり重宝する機能です☆
またGグレードには後席左側に、スライドドアの開閉に連動して出入りする電動オートステップが装備されています。
少し高さがあるクルマですので、小さいお子さまや高齢の方が乗り降りするのにこのステップがあると非常に便利です!
普段は収納されており、必要な時にだけ出てきてくれるので邪魔になりません。
画像引用▶クリッパーリオ 機能・快適性
内装
内装はEグレードと全く同じで、シートアレンジもE・G共通です。
座席まわりの収納
広い室内空間も魅力的ですが、クリッパーリオは座席周りの収納も充実しています。
車選びをする際には、こういうところもチェックしておきたいポイントですよね♪
ではどのような収納が備わっているのか見ていきましょう。
カップホルダー(運転席・助手席)
大抵のクルマに装備されているカップホルダーは、運転席と助手席にひとつずつ用意されています。形が丸なので、残念ながら四角い紙パックの飲み物などは利用できません。
グローブボックス
主に車検証や取扱説明書などを入れておくのに使用されるグローブボックスですが、折りたたみ傘なども収納できます。
インストアンダーボックス
前席の足元にある収納スペースです。それほど大きな容量はないの、ウェットティッシュやガムボトルなど細々したものを入れておくのに利用できます。
インストポケット
メーターの横にちょっとした小物を置けるスペースがあります。ドライバーの手が届きやすい位置なので、駐車券や名刺など頻繁に使用するものを置いておくと便利です。
フロントドアボトルホルダー(運転席・助手席)
カップホルダーとは別に、運転席・助手席側にペットボトルを置いておくのに便利なボトルホルダーも備わっています。長距離のドライブ時にドリンクを置いておける場所がたくさんあると便利ですよね。
フロントドアポケット(運転席)
運転席側にあるドアポケットは、地図やガイドブックなど運転の途中でドライバーがすぐに取り出せる位置にあると便利なものを収納しておけます。
インストトレイ(助手席側)
助手席前にあるトレイは、ものが落ちにくいように傾斜がつけられているので走行中に落ちる心配がありません。財布などを入れておくのに適したサイズ感です。
インストトレイ(中央)
インパネ中央部に薄い小さな収納スペースが用意されています。スマホや家のカギなどを置いておくと見失うことなく便利です。
インストフック(耐荷重2㎏)
助手席に、2㎏までに重さに耐えられるフックがついています。バッグなどはここに引っ掛けておけば邪魔にならず、車内スペースを広く使うことができます。
カードケース
ガソリンスタンドの会員カードやJAF会員カードなど、クルマに乗った際に使うカード類をまとめて入れておけます。
フロントドアポケット(助手席)
助手席側にもドアポケットがあるので、運転席側に入りきらなかったガイドブックや地図などをこちらにも収納できます。
オーバーヘッドコンソール
ハイルーフ車であるクリッパーリオのオーバーヘッドコンソールは2段式になっています。上段は標準ルーフ車よりもかなり大容量なので、身の回りのものを入れたポーチやタオル類などが収納できます。下段には眼鏡やサングラスなどがぴったり収まります。
助手席シートバックポケット
助手席のシートバックにポケットがついているので、タブレットを入れたり、ポケットにつけるタイプのダストボックスを装着すれば車内が散らからず◎です。
USB電源ソケット(2コ)
今やこれがあるとないとでは快適性が全然違ってくるUSB電源ソケット。
こちらが2コ備わっているので、スマホとタブレット両方同時に充電することも可能です。
画像引用▶クリッパーリオ 機能・快適性
スペック
2WD | 4WD | ||
駆動方式 | 後輪駆動 | 4輪駆動 | |
車名型式 | ニッサン3BA-DR17W | ||
運転タイプ | CVT | ||
車両重量(㎏) | 1,000 | 1,050 | |
燃料消費率 (km/L) |
WLTCモード | 15.1 | |
市街地モード | 13.0 | ||
郊外モード | 16.2 | ||
高速道路モード | 15.5 | ||
JC08モード | 19.4 | 19.2 |
価格
駆動方式 | メーカー希望小売価格(税込) |
2WD |
2,027,300円 |
4WD | 2,181,300円 |
Eグレードとの価格の差は、2WD・4WDともに73,700円です。
両グレードはエンジン、装備面などでほぼ違いがないので、標準装備でオートスライドドアが両側についているかどうかの金額差になります。
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クリッパーバンと
性能を比較してみよう!
ここまでクリッパーリオのご紹介をしてきましたが、「クリッパーバンと何が違うの?」と思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そこで軽商用車バンである「クリッパーバン」と、居住性を重視したモデルである「クリッパーリオ」の性能を比較してみたいと思います。
今回比較するのは、クリッパーバンGX (2WD/CVT)とクリッパーリオG(2WD/CVT)です。
どちらを購入しようか迷われている方は必見です!
基本性能
クリッパーバンGX | クリッパーリオG | |
全長/全幅/全高(㎜) | 3,395/1,475/1,895 | 3,395/1,475/1,910 |
室内(長/幅/高)㎜ | -×-×- | 2,240/1,355/1,420 |
最低地上高(㎜) | 150 | 150 |
ホイールベース(㎜) | 2,430 | 2,430 |
車両重量(㎏) | 930 | 1000 |
最小回転半径(m) | 4.1 | 4.5 |
燃料タンク容量(L) | 37 | 37 |
燃料消費率 | WLTCモード16.4㎞/L | WLTCモード15.1㎞/L |
最高出力 | 36kW(49PS)/6200rpm | 47kW(64PS)/6,000rpm |
最大トルク | 60N・m(6.1kgf・m)/4000rpm | 95N・m(9.7kgf・m)/3,000rpm |
両車を比べてみると、クリッパーGXは商用車だけあり、最小回転半径が4.1mと小回りが効きます。車両重量もクリッパーリオGに比べ70㎏も軽いです。
燃費の面ではクリッパーGXが16.4㎞/Lなのに対し、クリッパーリオGは15.1㎞/Lと、そんなに大きな差はありませんね。
ですがクリッパーリオGはターボ車なので、最高出力・最大トルクを見てもわかるように走行性能に関してはクリッパーGXよりも高く、ストレスなく走ることができるでしょう(^^♪
装備
装備面は、標準装備であるかないかで比較します。
クリッパーバンGX(CVT) | クリッパーリオG | |
エアコン | 〇(マニュアルエアコン) | 〇(オートエアコン) |
USB電源ソケット | 〇 | 〇 |
運転席 ヒーター付シート |
× | 〇 |
チルトステアリング | 〇 | 〇 |
パワーウィンドウ | 〇 | 〇 |
フルフラットシート | 〇 | 〇 |
フロントベンチシート | × | 〇 |
エンジン スタートボタン |
× | 〇 |
キーレスエントリー | 〇 | 〇 |
2列目シート 分割可倒 |
〇 | 〇 |
アルミホイール | × | 〇 |
片側電動 スライドドア |
× | – |
両側電動 スライドドア |
× | 〇 |
スライドドア オートクロージャー |
〇 | 〇 |
フォグランプ | 〇(メーカーオプション) | 〇 |
UVカットガラス | 〇 | 〇 |
こうして見てみると、装備面ではクリッパーリオGのほうがドライブするのに快適な装備が整っていますよね!
一番大きな差は電動スライドドアがあるかないかだと思います。
スライドドアはけっこう重さがあるので、電動で開閉できるのは女性やお子さまには嬉しい機能です。しかもクリッパーリオGには後席両側に装備されているので、どちらからの乗り降りもラクに行えます。
エアコンも、自分で調整を行わなければならないマニュアルエアコンより、自動でエアコンの働きを切り替えてくれるオートエアコンのほうが操作性や快適性が断然上です♪
安全装備
クリッパーバンGX(CVT) | クリッパーリオG | |
運転席エアバッグ | 〇 | 〇 |
助手席エアバッグ | 〇 | 〇 |
サイドエアバッグ | × | × |
アイドリングストップ | 〇 | 〇 |
インテリジェント エマージェンシーブレーキ |
〇 | 〇 |
踏み間違い衝突 防止アシスト |
〇 | 〇 |
LDW(車線逸脱警報) | 〇 | 〇 |
インテリジェントDA /ふらつき警報 |
〇 | 〇 |
先行車発進お知らせ | 〇 | 〇 |
ハイビームアシスト | 〇 | 〇 |
VDC/ビークルダイナミクス コントロール |
〇 | 〇 |
ヒルスタートアシスト | 〇 | 〇 |
エマージェンシー ストップシグナル |
〇 | 〇 |
安全装備に関しては違いがありませんね。
どちらも先進安全装備を兼ね備えているので、安心したドライブが楽しめます!
価格
最後に価格も比較してみたいと思います。
クリッパーバンGX(2WD) | クリッパーリオG(2WD) | |
メーカー希望 小売価格(税込) |
1,644,500円 | 2,027,300円 |
その差は約38万円です。これはかなりの差ですよね‼
クリッパーリオGがターボ車であるということもありますが、装備面での大きな差である電動スライドドアの価格が高いということでしょうか(*ノωノ)
積み込める荷物の量も一緒ですし、安全装備の面でも差異はないので、価格重視の方にはクリッパーバンをオススメします。
電動スライドドアの快適性や走行性能の高さを求める方には、クリッパーリオのほうがオススメですね☆
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クリッパーリオ
車中泊仕様をご紹介!
クリッパーリオは軽自動車でありながらとても広い車内空間を持つクルマです。
この広い車内空間を利用してたくさんの荷物を運んだり、ファミリーカーとして日々の生活に役立ってくれます。
そんなクリッパーリオですが、近年のアウトドア人気で車中泊のできる車としても注目されています♪
キャンプに行く際にテントを張るのはなかなか面倒くさいものです(*´з`)
大人数いたならばみんなで協力して短時間で張ることもできますが、夫婦やカップルなど少人数でのキャンプ時には思いのほか時間がかかり、テントを張るだけで疲れてしまう…なんてケースもあります。
コテージやバンガローを借りるという手もありますが、この手の施設は人気がありなかなか予約がとれないというのが現状です。
また宿泊料金もテントサイトを借りるよりも高くなるので、思いのほか出費が多くなってしまいます。
そんな時、乗っていった車がそのままテント代わりの宿泊スペースになるならば、こんなに楽で安上がりなことはないですよね!
では実際にクリッパーリオのような軽キャブワゴンを車中泊仕様にすると、どのような感じになるのかご紹介します☆
自分でDIY!
車中泊できるようにすると聞くと、シートを全て倒して布団を敷いて寝る…というのがイメージとして沸きますが、最近のキャンパーさんたちは違います‼
ただシートを倒して寝るだけでなく、荷物を収納する場所や車内で快適に過ごせるようにさまざまな工夫を凝らした設備を自分たちで作ってしまうのです(; ・`д・´)
画像引用▶https://blog.nissan.co.jp/DEALER/2600/556/entry23561
こちらはクリッパーリオを車中泊仕様に個人のかたがDIYしたものです。
土台をつくり下には荷物が収納できるようにし、上はフラットな床になっているので布団を敷いて快適に寝ることができますよね♪
天井には荷物を収納できる網の棚を、サイドには自身で木製の棚を作り、まるでお部屋にいるかのような空間になっています。
プロにお願いする!
人には得手不得手がありますので、車を車中泊仕様にしたいけど自分でDIYするのはムリ!というかたもいると思います。
そんなときには車をキャンプ仕様に改装してくれる、プロの会社にお願いするという方法もあります。
画像引用▶https://www.nextcamper.jp/grade/
▲こちらは最大限に寝るスペースを確保した車中泊仕様です。
厚さが60㎜あるマットを敷き詰め、両サイド上部の大型キャビネットやLED天井照明などDIYではなかなか難しい装備も備わっています。
大人2人でも余裕で寝られるほどのスペースがありますよね!
画像引用▶https://www.nextcamper.jp/grade/
▲こちらはシンクや電装装備が備わったプレミアムな仕様です。
これはもはやキャンピングカーですね‼コンセントやUSBポートが装備されているので家電も使え、小さいながらシンクもあるので簡単な料理も車内でできちゃいます(*‘∀‘)
ホテルにいるかのような錯覚を起こしそうな装備ですよね!
自身でDIYするにしろプロにお願いするにしろ、それなりに改装費用がかかりますが、お出かけのたびにホテルに宿泊したりテントを張ったりする出費や手間に比べればお安いものなのかもしれません。
クリッパーリオは軽自動車ですので維持費も安く、ガソリン代も安価で済みます。全車ターボ車ですので遠出の際に乗る高速道路でもストレスを感じることなく運転できますし、安全性能も申し分ないので万一のときでも安心です。
キャンプや遠出をよくされる方にはクリッパーリオなどの軽キャブワゴンはおすすめです♪
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新車&中古車
お得な購入方法/探し方
新車を買うにしても中古車を買うにしても、少しでも安く手に入れたいと思うのが人間の心理ですよね(*‘∀‘)
ですが安物買いで失敗してしまう…なんてこともあり得ます。
そんな失敗をしないためにも、どんなタイミングで?どんな風に?購入すれば、少しでもお得でいいものを手に入れることができるのか。ちょっとした工夫次第でお得に車を買うことができますので、その方法をご紹介していきたいと思います。
車を購入する予定がある方は、どれも簡単に活用できるものなので是非参考にしてみてくださいね。
POINT
・詳細に条件を決めない
・値引きしてもらいやすい時期を狙う
・下取り車を高く買ってもらう
・諸経費を節約する
・届出済未使用車を選ぶ
詳細に条件を決めない
とにかく安く車を買いたいならば、車種や色など詳細に条件を決めないことが第一です!
新車にしても中古車にしてもかなりの数がある中でも、「この車種のこのグレード!」と決めてしまうと、選択範囲は狭まります。
そして他の車と比較して値引きしてもらうことができなくなります。
ですから「絶対に自分が譲れない条件」だけを決めて、あとは数多くある車の中から幅広く候補を探し、またお店の人に提案してもらうようにしましょう。
妥協できるところは妥協し、少しでも価格が安くなるものを求めていけば、最終的に自分の希望する条件で価格も満足いくものが見つかる可能性が高まります。
そのためには、取り扱う車が多いお店を選ぶことが重要です。
特に中古車は、走行距離や年式が一台一台違いますし、車の傷み具合もさまざまです。幅広く条件に合う車を見つけるためには、取り扱うメーカーや台数が多い店舗に相談しましょう。
値引きしてもらいやすい時期を狙う
車には値引きしてもらいやすい時期があります。
一般的には車のディーラーの決算期と言われている3月と9月、そしてボーナス期の6~7月の間です。
決算期にはディーラーの売り上げを集計して、1台でも多く売ったお店が表彰されたり、セールスマンにご褒美が出たりするので、ディーラーやセールスマンが競い、大幅な値引きが期待できるのです。
ボーナスが支給される時期である6月や7月にも、販売店やディーラーは車の価格を安くし購入しやすい状況を作り出します。
また、月末も営業成績の締めの時期にあたるので、その月の売り上げを少しでも上げたいディーラーは、目標達成のために値引きや普段より良いサービスをしてくれる場合があります。
中古車では、4~5月にかけてが価格の下がる時期と言われています。新車も中古車も年明けから新年度が始まる3月までが最も売れ、4~5月は客足が落ち着きます。需要が減るのでお店側も価格を安くしてなんとか買ってもらおうとするのです。
すぐに車が必要!という場合でないならば、この時期に合わせて購入を決めるのがお得に車を買えるチャンスです(*^^)v
下取り車を高く買ってもらう
下取りしてもらえる車がある場合、この下取り車が少しでも高く売れたならば新しい車の購入資金になりますよね!
ディーラーで新車を購入する場合は大抵ディーラーで下取りをしてもらうことになると思います。ですがディーラーは基本的に新車販売をメインとしているため、高価買取は期待できません。
そこで下取り車は買取専門のお店で買ってもらうようにするのが賢い方法です。買取店は中古車買い取りのプロなので、ディーラーよりも高値で車を買い取ってくれます。
複数の買取店に見積もりを出してもらい、一番高く買い取ってくれるお店で車を売れば、新しい車の購入資金の大きな足しになります☆
諸経費を節約する
車を購入する際には車両代以外に諸経費というものが計上されます。
この諸経費のなかの、「納車費用」や 「手続き手数料・代行料」などは、納車時に自身で店まで車を取りに行ったり、車庫証明書も自分で申請手続きをすれば無料になるケースもあります。
一度この諸経費を割引できないかお店に交渉してみましょう。
そんなに大きな金額ではありませんが、少しでも節約したい場合は効果的な方法です。
届出済未使用車を選ぶ
車を購入する場合はじめに新車か中古車かを選択しなければなりませんが、「新車はキレイだけど価格が高いし、中古車は価格が安いけど使用感があってイヤだな。。。」という方はけっこうおられるのではないでしょうか?
そんな方には「届出済未使用車」がピッタリです!
「届出済未使用車」は、届出を先に済ませているので中古車扱いになりますが、実際には未使用の車なので新車と変わらないキレイな状態の車になります。しかも価格は新車よりも20万円~40万円程度お安く購入できます♪
ただし注意しなければならないのが、届出済未使用車は新車のように注文してから製造する…というスタイルではなく、すでに現車があるものになります。ですから人気の車種などは入荷されるとすぐに売り切れてしまうものもありますので、お目当てのものが見つかったならばまず問い合わせをしてみるのがベターです。
またすでに出来上がった車ですので、メーカーオプションなどをつけることができません。しかし後付けできるオプションは対応可能になります。
▼クリッパーリオの在庫はコチラ
まとめ
商用車として広く利用されているクリッパーバンの居住性を高めたモデルであるクリッパーリオですが、その車内の広さと居心地の良さで、さまざまな用途に利用できることが分かりましたよね。
また充実の安全性能が備わっているので、ドライバーが安心して運転できるのも魅力です♪
維持費が安く抑えられ、荷物がたくさん積めるクリッパーリオは、仕事用にもファミリーカーにもおすすめなクルマです(^^)v
今回クリッパーリオをご紹介させていただきました【軽の森】では、届出済未使用車を専門に取り扱っております。
国内オールーメーカー全てのお車を新品同様の状態で、しかもお得に購入していただけます!オールメーカー取り扱いしているので、異なるメーカー同士の車種を実際に見比べて選ぶこともできちゃいます♪
知識豊富なスタッフがお客様のお車選びのお手伝いをさせていただきますので、気になるお車やお悩みのことなどございましたら、お気軽に電話やメールでお問い合わせください!
尚、在庫が無い場合には新車でのご注文も承っております。皆様のご来場・お問い合わせを心よりお待ちしております。
最後までお読みいただきありがとうございました。