オフロードの王道として知られるスズキ・ジムニー。走破性能はもちろん、その内装デザインや装備の充実度にも注目が集まっています。
本記事ではジムニーの内装に焦点を当て、グレードごとの違いや装備、ボディカラーまで徹底解説。ファブリック素材の採用や、プロ仕様を意識したインパネ設計など、実用性とデザイン性を兼ね備えた魅力を詳しくご紹介します。走行距離や総支払額が気になる方も、無料相談や保証内容などのチェックポイントを網羅。
お気に入りの一台を見つけるために、ぜひ最後までご覧ください。
ジムニーはどんな車?

スズキ・ジムニーは、コンパクトな車体ながら本格的なオフロード性能を誇る軽自動車です。
悪路走破性を重視したラダーフレーム構造や4WDシステムを採用し、街乗りからアウトドアまで幅広く対応。堅牢で無駄のないデザインと、機能性重視の内装が特長です。
ジムニーの歴史
ジムニーは1970年に初代モデルが登場し、日本初の軽四輪駆動車として市場に革新をもたらしました。当初は商用車としての要素が強かったものの、その後のモデルチェンジで徐々にレジャー用途にも対応する設計に進化。
2018年に発売された現行モデル(JB64)は4代目であり、クラシカルなルックスと現代的な装備の融合が高く評価されています。また、欧州やアジア圏など海外でも高い人気を誇り、ジムニーの信頼性と耐久性は世界中で認められています。
高い走破性能が魅力
ジムニー最大の魅力は、軽自動車とは思えない本格的なオフロード性能にあります。その中核をなすのが「ラダーフレーム構造」です。これは通常SUVやトラックに採用される頑丈な骨格で、ボディのねじれを防ぎ悪路での安定性を高めています。
加えて、ジムニーはパートタイム4WDを採用しており、通常走行時は2WD、ぬかるみや雪道では4WDに切り替え可能。これにより燃費と走破性のバランスを実現しています。また、「3リンクリジッドアクスル式サスペンション」により、左右のタイヤが異なる高さの路面でもしっかりと地面をとらえます。
これらの装備がジムニーの高い悪路性能を支えており、山道や林道などでの安定走行を可能にしています。
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「スズキ セーフティ サポート」を搭載
ジムニーにはスズキの先進安全技術「スズキ セーフティ サポート」が搭載されています。これは事故の回避や被害軽減を目的としたシステム群で、軽自動車ながらも高い安全性を確保しています。
代表的な機能としては、前方の車両や歩行者を検知して自動でブレーキをかける「デュアルセンサーブレーキサポート」があります。また、車線逸脱を警告する「車線逸脱警報機能」や、「ふらつき警報機能」、「誤発進抑制機能」なども標準装備(※グレードによって一部異なる)されています。
さらに、後退時には障害物との接触を防止する「リヤパーキングセンサー」も搭載されており、狭い道や駐車時にも安心です。こうした装備により、走行距離が長くなる日常使いでも安全性が高く評価されています。
シートを倒すと352Lの荷室容量に

ジムニーの荷室は、リヤシートを倒すことで最大352Lの容量を確保できます。シートバックには防汚加工が施されており、アウトドアギアや濡れた荷物も気兼ねなく積載可能です。
さらに、ラゲッジボードにはフックやベルト固定用の穴が設けられており、荷物の転倒防止にも配慮されています。シートを使用している場合でも一定の荷室スペースが確保されており、日常の買い物や旅行などにも十分対応。実用性の高さは、軽自動車とは思えないレベルです。
ジムニーがおすすめな人
ジムニーは、以下のような方に特におすすめです。
また、ジムニーはカスタムパーツも豊富で、自分好みに仕上げる楽しみもあります。中古車市場でも人気が高く、km単位での走行距離が多くても高値で取引される例が多数。無料保証やメンテナンスプランを提供している販売店での登録がおすすめです。
ジムニーシエラ・ジムニーノマドとの違い
ジムニーには派生モデルとして「ジムニーシエラ」と「ジムニーノマド」が存在します。
両者はボディサイズや排気量、装備内容に違いがあり、用途や好みに応じた選択が可能です。
ジムニーシエラの特徴

ジムニーシエラは、ジムニーをベースにした普通車モデルで、1.5Lエンジンを搭載しています。
ワイドフェンダーと太いタイヤが特徴で、外観からして迫力があります。また、走行安定性も高く、高速道路での巡航性能や積載性能も向上。ボディサイズが大きくなることで、後部座席の居住性も改善されています。
インテリアは基本的にジムニーと共通ですが、上級装備が充実しており、装備面での満足度が高いモデルです。市街地から郊外への移動が多い方におすすめです。
サイズや価格などの特徴の違いとは
ジムニーノマドの特徴

画像引用:https://www.suzuki.co.jp/car/jimny_nomade_jimny_sierra/
ジムニーノマドは、海外市場を中心に展開されているジムニーの特別仕様車でしたが、2025年4月より国内でも販売開始されました。
外観はオリジナルのアクセントカラーや専用パーツが装備され、インテリアにも専用デザインが採用されることが多いのが特徴です。
内装では、上質な素材を使用したシートやインパネ加飾が施されており、高級感がアップ。走行性能はジムニーシエラに準じていますが、デザイン性に重点を置いた仕様であるため、個性を重視したい方におすすめです。
ジムニーの内装の特徴

ジムニーの内装は、無骨ながらも機能的で、アウトドアギアを思わせる道具感を意識した設計が特徴です。
素材や配置にも配慮が行き届き、運転時の快適性と使いやすさを両立。各グレードによって装備に差があるため、ライフスタイルに合わせた選択が可能です。
「プロの道具をデザインする」がコンセプト
ジムニーの内装設計コンセプトは「プロの道具をデザインする」。これは、建設現場や林業などで実際に活用されるプロユースを想定し、操作性・耐久性・視認性を徹底的に追求したものです。
メータークラスターやスイッチ類は操作しやすい位置に配置され、手袋をしたままでも使えるようにボタンサイズも工夫されています。また、スクエア形状を多用したインパネは視認性が高く、直感的な操作が可能。実際に使用するユーザーの視点から設計されており、内装全体が一貫した「道具としての美学」を感じさせます。
内装色はブラック
ジムニーの内装カラーは全グレードでブラックを基調としています。視覚的な引き締め効果があり、車内空間をスタイリッシュに演出。汚れが目立ちにくいため、アウトドアでの使用にも適しており、実用性とデザイン性のバランスが取れた配色です。
シートにはファブリック素材を採用
ジムニーのシートには、肌触りのよいファブリック素材が採用されています。
この素材は滑りにくく、長時間の運転でも快適な座り心地を実現。また、グレードによっては撥水加工が施されており、雨や雪など過酷な環境下でも安心です。
シートの形状はしっかりと身体を支えるバケットタイプで、横揺れや縦揺れを軽減。これによりオフロード走行時でも安定した姿勢を保てます。後部座席も同様の素材が使われており、乗員全員が快適に過ごせる仕様となっています。
インパネ周りの装備
インパネは直線的で見やすく、操作性にも優れたデザインです。実用性を重視した装備が随所に配置されており、必要な機能を直感的に操作できます。以下に主要装備を紹介します。
ステアリングホイール

ステアリングは3本スポークのシンプルデザイン。グレードにより本革巻仕様となり、手に馴染みやすい質感です。[本革巻き:(XC) ウレタン素材:(XL)、(XG)]
立方体メータークラスター

メータークラスターは立方体を意識したフード付きで、光の反射を抑制。アナログ式で視認性も高く、視点移動が最小限で済みます。
センタースイッチ

センターコンソールには大型スイッチが集約されており、グローブ着用時でも操作がしやすくなっています。
サイドルーバー

サイドルーバーは空調の風向調整がスムーズ。シンプルながら存在感のあるデザインです。
収納スペース
ジムニーはコンパクトなボディながら、収納スペースが豊富に用意されています。
センターコンソールやドアポケット、ラゲッジボックスなど、使い勝手を重視した設計が随所に見られ、アウトドア用品から日常品までしっかりと収納可能です。
センターコンソールトレー

小物やスマートフォンなどを置ける便利なトレー。滑り止め加工が施されており、走行中も物がずれにくい設計です。
センターコンソールドリンクホルダー/センターコンソールポケット

前席中央にはドリンクホルダーと小物用ポケットを配置。運転席・助手席両方からアクセスしやすい位置にあります。
ラゲッジボックス&ツールボックス

ラゲッジ下には専用の収納スペースを完備。工具や非常用アイテムの収納に便利で、荷室の使い勝手をさらに高めています。取り外し可能なツールボックスもあり、アウトドアやDIYに最適です。
快適な装備
内装の快適性にもこだわりが見られます。
操作性・安全性を向上させるためのグリップや空調装備が整い、長時間のドライブでも快適な空間を維持。細部まで機能美を追求した設計が魅力です。
ドアグリップ

乗り降り時や悪路走行中に握りやすい太めの設計。しっかりとした剛性があり、安全性と使いやすさを両立しています。
助手席乗降グリップ

助手席側にも大きめのグリップを装備。乗り降り時の補助だけでなく、車内移動時の支えとしても機能します。
エアコン

XGグレードではマニュアルエアコン、XL以上ではフルオートエアコンを装備。温度管理がしやすく、冷暖房の効きも良好。狭い車内でも快適な温度を保てる設計です。
グレードごとのジムニーの内装・装備
ジムニーには「XG」「XL」「XC」の3つのグレードが存在し、それぞれ装備や内装の仕様が異なります。予算や用途に応じた選択が可能で、装備の充実度に大きな差があるため、購入時には注意が必要です。
ここではグレードごとの主な違いを詳しくご紹介します。
【XG】装備は少なめ。基本重視のシンプル仕様


画像引用:スズキ ジムニー
XGはジムニーのエントリーグレードで、最も価格を抑えたモデルです。主な特徴は以下の通りです。
装備を最小限に抑えており、その分価格を抑えた構成となっています。走行性能や安全装備は他グレードと共通のため、内装にこだわらずコスト重視の方にはおすすめです。
また、最低限の装備だけでも十分にジムニーの走破性能を堪能できるため、カスタムを前提とした購入にも適しています。総支払額を抑えて登録したい方には特に人気があります。
【XL】基本性能+快適装備が充実


画像引用:スズキ ジムニー
XLはXGに比べて快適装備が充実した中間グレードです。以下のような装備が追加されます。
さらに、エクステリアにもカラーの選択肢が増えるのも魅力の一つです。雨天や冬場のドライブでも快適性を重視する方には最適な仕様となっています。
総支払額に対して装備の満足度が高く、はじめてジムニーを購入する方にもおすすめ。価格と機能のバランスを取りたいユーザーに人気のグレードです。
【XC】フル装備の最上位グレード


画像引用:スズキ ジムニー
XCはジムニーの最上位グレードで、内外装ともに装備が最も充実しています。主な特徴は以下の通りです。
見た目の豪華さだけでなく、長距離ドライブ時の快適性も考慮された設計です。高級仕様ながら、無料保証やアフターサービスが充実した販売店を選べば、安心して長く乗れる一台になります。
ジムニーのボディカラー全12色をグレード別に紹介
ジムニーの魅力のひとつが、多彩なボディーカラーラインアップ。グレードによって選べる色数が異なり、自分好みの1台を選ぶ楽しさがあります。
シンプルなモノトーンから個性派ツートンカラーまで、全12色をグレードごとに紹介します。走行距離や状態が同じでも、色で中古市場価格に差が出ることもあります。
XG:選べるのは基本の4色
エントリーグレードのXGで選べるボディーカラーは以下の4色です。
基本4色 | |
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ブルーイッシュブラックパール3 |
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ジャングルグリーン |
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シルキーシルバーメタリック |
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ホワイト |
画像引用:スズキ ジムニー
実用性と飽きのこないベーシックなカラー構成が特徴です。ジャングルグリーンはジムニーらしいアウトドアテイストが強く、根強い人気があります。
中古車を探す際にも、この4色の在庫が多く、選択肢の幅が広がります。また、色によっては汚れが目立ちにくいため、実用性を重視する方にもおすすめです。XGはカスタムのベースとしても人気があるため、お気に入りのカラーで登録・カスタムを楽しむユーザーも多く見られます。
XL:カラー選択が一気に拡大(全8色)
XLグレードでは、XGの基本4色+追加4色の計8色から選択可能です。
基本4色 | |
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ブルーイッシュブラックパール3 |
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ジャングルグリーン |
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シルキーシルバーメタリック |
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ホワイト |
追加4色 | |
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ミディアムグレー |
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キネティックイエロー |
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シフォンアイボリーメタリック |
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ブリスクブルーメタリック |
キネティックイエローやブリスクブルーメタリックなど、アウトドアや自然に映えるビビッドカラーが魅力です。XL以上のグレードでは、こうした個性派カラーを選べることが、購入の決め手になることも少なくありません。
街中でも目を引くカラーは、同じ走行距離でも査定価格が変わることがあるため、中古車購入時のチェックポイントのひとつです。
XC:最上位グレードならではの12色
XCでは以下の12色から選択可能です。(XLの8色+ツートン4色)
XLの8色 | |
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ブルーイッシュブラックパール3 |
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ジャングルグリーン |
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シルキーシルバーメタリック |
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ホワイト |
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ミディアムグレー |
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キネティックイエロー |
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シフォンアイボリーメタリック |
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ブリスクブルーメタリック |
ツートン4色 | |
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キネティックイエロー×ブラック2トーンルーフ |
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ブリスクブルーメタリック×ブラック2トーンルーフ |
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シフォンアイボリーメタリック×ブラック2トーンルーフ |
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キネティックイエローブラックトップ2トーン |
このツートン仕様は、ボンネットとルーフがブラックに塗装されており、クラシカルかつ都会的な印象を演出します。ルックスの完成度が高く、販売店でも人気カラーとなっています。
ツートンモデルは追加料金がかかる場合がありますが、その分査定や下取りの際に有利になる可能性も。無料相談を受け付けている販売店で、グレード別カラー在庫を確認するのがおすすめです。
ジムニーの内装に関するご相談は軽の森へ!
ジムニーは、その高い走行性能や耐久性に加え、内装の質感や機能性にも優れた軽自動車です。
グレードやボディーカラーの違いによって、価格や装備、快適性にも差があるため、自分のライフスタイルや予算に応じた選択が重要になります。購入前には、「無料」での見積もりや保証内容の確認、試乗登録などを活用することで、納得のいく選び方ができます。
「軽の森」では、スタッフが丁寧にサポートし、走行距離や総支払額に応じた最適なプランを提案いたします。内装を重視する方は、実車を確認しながらお気に入りのグレードを比較するのがおすすめです。ジムニーの魅力を最大限に体験するために、ぜひ一度ご相談ください。
スズキ:ジムニー