スズキのハスラーは、その個性的なデザインと高い走行性能から、発売以来絶大な人気を誇る軽クロスオーバーSUVです。キャンプやスノーボードといったアウトドアレジャーを楽しむ方はもちろん、街乗りでの利便性を重視する方にとっても非常に魅力的な1台と言えるでしょう。
しかし、実際に購入を検討する際、多くの方が気になるのが「ガソリンタンクの容量」や「一度の給油でどれくらい走れるのか」という実用面でのスペックです。
とくにハスラーのようなアクティブな使い方を想定した車の場合、長距離ドライブの頻度も高くなるため、燃料に関する情報は非常に重要です。
この記事では、ハスラーの燃料タンクから航続距離、さらには燃費を向上させるコツまで、購入前に知っておきたい情報を詳しく解説していきます。
ハスラーのガソリンタンクの容量は?
ハスラーのガソリンタンク容量について、まずは結論からお伝えします。ハスラーの燃料タンクは、現行モデルにおいて非常にコンパクトな設計がなされています。これは、車内空間の広さを最大限に確保するための工夫の一つでもあります。
一般的に軽自動車は普通乗用車に比べて車体サイズが限られているため、エンジンの効率化や軽量化と並行して、燃料タンクの配置やサイズも厳密に計算されています。ハスラーの場合、どのような容量設定になっているのか、世代別の違いも含めて詳しく見ていきましょう。
・初代モデルは27L
現行モデルは27L
現在新車で販売されている2代目ハスラー(MR52S/MR92S型)のガソリンタンク容量は、全グレード共通して27リットルとなっています。ハイブリッドシステムを搭載しているモデルや、力強い走りが魅力のターボ車、さらには2WDと4WDの駆動方式の違いに関わらず、すべてのモデルでこの27リットルという数値は変わりません。
かつての軽自動車には30リットルを超えるタンクを搭載した車種も多かったため、27リットルと聞くと少し小さく感じる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、近年のスズキ車は「HEARTECT(ハーテクト)」と呼ばれる次世代プラットフォームを採用しており、徹底的な軽量化と高剛性を両立させています。車体自体が軽くなったことやエンジンの燃焼効率が飛躍的に向上したことにより、タンク容量をあえて抑えても十分な航続距離を確保できるようになったという背景があります。
初代モデルも27L
2014年に登場した初代ハスラー(MR31S/MR41S型)についても、ガソリンタンクの容量は現行モデルと同じ27リットルです。初代モデルが登場した当時、この27リットルという容量は、ライバル車と比較しても標準的なサイズでした。
スズキは古くから限られたスペースの中で最大限の居住空間を生み出すパッケージング技術に定評があり、ハスラーにおいても燃料タンクを前席の下付近に配置するなどの工夫を凝らしていました。初代から現行モデルにかけて、エンジンの改良やマイルドハイブリッドの導入などによって燃費性能は着実に進化していますが、タンク容量そのものは「27リットルあれば日常使いからレジャーまで対応できる」という設計思想に基づき、一貫して維持されています。
ハスラーはガソリン満タンでどれくらい走れる?
ガソリンタンクが27リットルであると分かったところで、次に気になるのは「結局、一度の満タン給油で何キロ走れるのか」という点です。これを「航続可能距離」と呼びますが、この数値はカタログに記載されている燃費数値にタンク容量を掛けることで、おおよその目安を算出することができます。
実際の走行では路面状況やエアコンの使用状況によって変動しますが、まずは理論上の数字を把握しておくことが大切です。
・ガソリン代の目安は?
航続可能距離の目安
現行ハスラーの燃費性能は、WLTCモードというより実走行に近い測定方法で、2WDのノンターボモデルであれば約25.0km/L、4WDモデルやターボモデルでも20km/Lから22km/L程度という高い数値を誇ります。これをタンク容量の27リットルに当てはめて計算してみましょう。
最も燃費の良いモデルであれば、理論上は27リットルかける25.0km/Lで、最大675キロメートル走行できる計算になります。4WDやターボ車の場合でも、27リットルかける22.0km/Lで594キロメートルとなります。もちろん、ガソリンを最後の一滴まで使い切ることは現実的ではありませんが、一度の満タン給油で500キロメートルから600キロメートル程度は走行できるポテンシャルを秘めていると言えます。
これは、東京から大阪まで無給油で到達できるほどの距離であり、27リットルという容量が決して不足していないことがお分かりいただけるでしょう。
ガソリン代の目安は?
家計を管理する上で、満タンにした際のガソリン代も無視できないポイントです。仮にガソリン単価が1リットルあたり170円とした場合、ハスラーのタンクを空の状態から満タンにするには、27リットルかける170円で、合計4,590円となります。5,000円札一枚でお釣りが来る計算であり、普通乗用車が満タンに1万円近くかかる場合があることを考えると、非常に経済的です。
また、ハスラーは全モデルでレギュラーガソリン仕様となっているため、維持費を安く抑えたい方にとっては非常に心強い味方となります。毎月の走行距離が500キロメートル程度の方であれば、月に一度の給油で済む計算になり、手間もコストも抑えられるのが魅力です。
ハスラーのガソリンランプに関する基礎知識
車を運転していると、メーターパネル内にオレンジ色に光るガソリンタンクのマークが表示されることがあります。これは「燃料残量警告灯」、通称ガソリンランプと呼ばれるものです。
このランプがつくと「すぐに止まってしまうのではないか」と不安になる方も多いですが、正しい知識を持っていれば冷静に対処することができます。
・ガソリンランプが点灯してから何キロ走れる?
・点灯後は早めに給油することが大切
ガソリンランプ(燃料残量警告灯)とは
燃料残量警告灯は、タンク内のガソリンが一定の量以下になった際に、ドライバーに給油を促すためのサインです。ハスラーの取扱説明書によると、このランプが点灯するタイミングは、燃料の残りがおよそ4リットル程度になった時とされています。
ハスラーのガソリンタンクは合計で27リットルですから、そのうちの約15パーセント程度が残っている状態で警告が出る仕組みになっています。メーター内の液晶ディスプレイにも「燃料が少なくなっています」といったメッセージが表示されることが多く、視覚的に分かりやすく注意を促してくれます。
ガソリンランプが点灯してから何キロ走れる?
ガソリンランプが点灯した時点で残り4リットルあると仮定すると、ハスラーの燃費性能であればまだかなりの距離を走行可能です。例えば、実燃費を少し控えめに20km/Lで見積もったとしても、4リットルかける20km/Lで約80キロメートルは走れる計算になります。
高速道路を走行中であれば、次のサービスエリアやその次のパーキングエリアまでは十分に到達できる距離です。ただし、これはあくまで平坦な道を一定の速度で走った場合の理論値であり、渋滞にはまったり、急な上り坂が続いたりする状況では急激に燃料を消費します。
点灯後は早めに給油することが大切
80キロメートル走れるからといって、過信は禁物です。燃料が極端に少なくなると、タンクの底に溜まったわずかな不純物を吸い上げてしまったり、燃料ポンプが空回りして故障の原因になったりするリスクがあります。
また、道路上でガス欠を起こしてしまうと、後続車との事故に繋がる危険があるだけでなく、高速道路では道路交通法違反(整備不良)に問われる可能性もあります。ガソリンランプが点灯したら「あと10キロメートル以内にガソリンスタンドを見つける」というくらいの気持ちで、早めに給油することを強くお勧めします。
ハスラーの燃費を良くする運転のコツ
ハスラーはもともと燃費の良い車ですが、日々の運転の仕方を少し工夫するだけで、さらに航続距離を伸ばすことができます。ガソリン代の節約にもつながりますし、環境への負荷も減らすことができるため、意識して損はありません。ここでは、誰でも今日から実践できる簡単なコツをご紹介します。
・空気圧を定期的ぬチェックする
・不要な荷物を減らす
急発進・急ブレーキを控える
燃費に最も大きな影響を与えるのが、アクセルワークです。信号が青になった瞬間にアクセルを強く踏み込む「急発進」は、最もガソリンを消費する行為の一つです。ハスラーにはマイルドハイブリッドが搭載されており、発進時にモーターがアシストしてくれますが、それでも穏やかに加速を始めるのが理想的です。
目安としては、最初の5秒間で時速20キロメートルに到達するくらいの、ふんわりとしたアクセル操作を心がけると良いでしょう。また、赤信号が見えたら早めにアクセルを離し、エンジンブレーキを活用しながら停止する「早めの減速」も、燃料消費を抑える効果的なテクニックです。
空気圧を定期的にチェックする
車のタイヤの空気圧は、燃費に直結する重要な要素です。自転車を思い浮かべると分かりやすいのですが、タイヤの空気が抜けていると漕ぐのが重くなりますよね。車も同様で、空気圧が低いと路面との抵抗が大きくなり、エンジンに余計な負荷がかかってしまいます。
スズキの指定する適正な空気圧は、運転席側のドア付近にあるラベルに記載されています。1ヶ月に一度はガソリンスタンドやディーラーでチェックしてもらう習慣をつけましょう。適正な空気圧を保つだけで、燃費が数パーセント改善することもありますし、タイヤの寿命を延ばすことにも繋がります。
不要な荷物を減らす
ハスラーは積載能力が高いため、ついついアウトドア用品や日用品を積みっぱなしにしてしまいがちです。しかし、車体が重くなればなるほど、動かすために必要なエネルギーは増えていきます。一般的に、荷物を100キログラム積んで走ると燃費が数パーセント悪化すると言われています。
例えば、週末のキャンプが終わったらテントや重いクーラーボックスはすぐに降ろすなど、必要な時だけ荷物を積むように心がけましょう。車内を整理整頓して軽く保つことは、燃費向上だけでなく、万が一の急ブレーキ時に荷物が飛び出してくるリスクを減らす安全対策にもなります。
ハスラーと他の軽自動車のガソリンタンク容量を比較!
ハスラーの27リットルという容量が、他の人気軽自動車と比較してどうなのかを知ることは、購入の判断材料として役立ちます。各社、燃費性能とタンク容量のバランスをどのように取っているのか、代表的なモデルと比較してみましょう。
・【スズキ】スペーシア
・【ダイハツ】タント
・【スズキ】ワゴンR
・【日産】ルークス
【ホンダ】N-BOX
日本で最も売れている軽自動車の一つであるホンダのN-BOXは、2WDモデルのタンク容量が27リットル、4WDモデルが25リットルとなっています。2WDに関してはハスラーと同じ容量ですが、4WDではハスラーの方が2リットル多く確保されています。
N-BOXは車内空間の広さを最優先するため、燃料タンクを前席の下に配置する「センタータンクレイアウト」を採用しており、その設計上の制約からこの容量に設定されています。
【スズキ】スペーシア
ハスラーと同じスズキの人気モデルであるスペーシアも、タンク容量は27リットルです。スズキの多くの軽自動車は、プラットフォームを共有していることもあり、この27リットルという数値が標準的な設定となっています。
スペーシアのような背の高いスーパーハイトワゴンは空気抵抗が大きくなりやすいため、より一層丁寧な運転が燃費を左右します。
【ダイハツ】タント
ダイハツの主力モデルであるタントのタンク容量は、30リットルに設定されています。ハスラーよりも3リットル多く入る計算になります。
わずかな差に見えるかもしれませんが、ガソリン価格が高騰している時期には、一度に給油できる量が多いことが安心感に繋がるというユーザーも多いようです。
【スズキ】ワゴンR
スズキのロングセラーであるワゴンRも、現行モデルのタンク容量は27リットルです。ワゴンRは車重が非常に軽いため、同じ27リットルであっても実走行での航続距離はハスラーよりも若干伸びる傾向にあります。
ハスラーとワゴンRで迷っている方は、デザインの好みだけでなく、こうした燃費と重量のバランスを考慮してみるのも面白いでしょう。
【日産】ルークス
日産と三菱が共同開発したルークスのタンク容量は、27リットルです。こちらもハスラーと同じ数値となっており、現代の軽自動車における「27リットル」という設定は、居住性と航続距離のバランスを追求した結果、一つのスタンダードになっていることが分かります。
ハスラーの購入費用を抑えるには?
ガソリン代や燃費といった維持費も大切ですが、やはり購入時の初期費用をいかに抑えるかも重要なポイントです。ハスラーはリセールバリュー(売却時の価値)も高いため、賢く買うことでトータルの支出を大幅に節約することが可能です。
・ディーラーオプションの選び方でも費用が変わる
・届出済未使用車なら新車同様でお得に買える!
決算期・ボーナス時期を狙う
自動車販売店には、販売目標が設定されている「決算期」があります。一般的に3月の本決算と9月の中間決算の時期は、ディーラーが1台でも多く登録したいと考えるため、通常よりも値引き交渉に応じてもらいやすい傾向にあります。
また、夏のボーナス時期や冬のボーナス時期もキャンペーンが展開されることが多いため、こうしたタイミングを逃さないようにしましょう。事前に情報を集め、少し早めに商談を開始するのがコツです。
ディーラーオプションの選び方でも費用が変わる
ハスラーは自分好みにカスタマイズできるアクセサリーが豊富ですが、あれもこれもと追加していくと、いつの間にか予算を大幅にオーバーしてしまいます。純正ナビゲーションやフロアマットなどは、必ずしもディーラーで購入する必要はありません。
最近では性能の良い社外品のナビや、安価で高品質なフロアマットも多く販売されています。本当に純正である必要があるものだけを選び、工夫をすることで、数万円から十数万円の節約に繋がります。
届出済未使用車なら新車同様でお得に買える!
「新車に近い状態が良いけれど、価格は抑えたい」という方に最もおすすめなのが、届出済未使用車です。これは、ナンバー登録だけは済んでいるものの、実際には公道をほとんど走行していない車のことを指します。
実質的には新車と同等のコンディションでありながら、一度登録されているために中古車扱いとなり、新車価格よりも10万円から20万円ほど安く購入できるケースが多いです。
また、新車の場合は注文してから納車まで数ヶ月かかることもありますが、未使用車は既に在庫として存在するため、早ければ数日で納車できるというメリットもあります。
ハスラーのガソリンタンクの容量に関するご相談は軽の森へ!
ハスラーのガソリンタンク容量は27リットルと、一見コンパクトに感じられるかもしれません。しかし、スズキの高度な軽量化技術と燃費性能によって、一度の給油で500キロメートルから600キロメートル以上を走破できる十分な実力を持っています。27リットルという容量は、現代の軽自動車にとって最適なバランスであり、街乗りからロングドライブまでストレスなくこなすことができます。
燃費を良くする運転を心がけ、定期的なメンテナンスを行うことで、ハスラーとのカーライフはより一層経済的で楽しいものになるはずです。もし「実際の燃費をもっと詳しく知りたい」「自分にぴったりのグレードはどれか」といった疑問をお持ちでしたら、ぜひ軽自動車のプロフェッショナルが揃う「軽の森」へご相談ください。豊富な在庫の中から、お客様のライフスタイルに最適な一台をご提案させていただきます。
皆さまからのお問い合わせ・ご予約をお待ちしております。
画像引用・出典
ホンダ(N-BOX)
ダイハツ(タント)
日産(ルークス)





