デリカミニは、ポップなデザインとアウトドアいも対応できる走行性能で、発売前から大きな注目を集めていた人気の軽自動車です。しかし、車選びにおいて気になるのが「燃費」です。
「デリカミニの実際の燃費はどうなの?」と疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、デリカミニのカタログ燃費と実燃費、そしてライバル車との比較を通して、デリカミニの燃費性能を徹底解説します。さらに、燃費以外の魅力や、燃費を向上させるためのヒントもご紹介しますので、デリカミニの購入を検討している方はぜひ参考にしてください。
デリカミニの燃費は悪い?カタログ燃費と実燃費を紹介

ここでは、メーカーが公表しているカタログ燃費と、実際のユーザーが体感している実燃費について、それぞれの特徴や傾向を詳しく解説します。走行距離や使用環境に応じてどのような燃費差が生じるのかを知ることが重要です。
・デリカミニのカタログ燃費
・デリカミニの実燃費
デリカミニのカタログ燃費
デリカミニのカタログ燃費は、WLTCモード基準で以下のように設定されています。
グレード | 駆動方式 | カタログ燃費(km/L) |
G(NA) | 2WD | 20.9 |
G(NA) | 4WD | 19.0 |
T(ターボ) | 2WD | 19.2 |
T(ターボ) | 4WD | 17.5 |
都市部から高速走行までのバランスを考慮したWLTCモードでは、20km/L前後の数値となっており、スーパーハイト系軽自動車としては標準的です。特に4WD車としては燃費性能に優れた設計といえるでしょう。
デリカミニの実燃費
実際のユーザーによる口コミやレビューサイトの平均実燃費を確認すると、以下のような数値が多く見られます。
グレード | 駆動方式 | 実燃費(km/L) |
G(NA) | 2WD | 19.06 |
G(NA) | 4WD | 14.85 |
T(ターボ) | 2WD | 15.89 |
T(ターボ) | 4WD | 15.23 |
※実燃費データ出典:e燃費
街乗りではストップ&ゴーが多く燃費が落ちやすく、高速道路では安定した燃費を記録しやすい傾向があります。燃費が「悪い」と感じるユーザーの多くは、頻繁な短距離移動や寒冷地での使用が原因となっていることも。走行距離が増えるほど、燃費の差は累積コストに直結するため、使用環境の見極めが重要です。
デリカミニの燃費以外の魅力!

燃費性能も気になるところですが、デリカミニには燃費だけではないたくさんの魅力があります。ここでは、デリカミニが持つさまざまな特徴をご紹介します。
・雪道やアウトドアにも強い
・広々とした室内空間
・収納スペースが豊富で使いやすい
・「三菱e-Assist」を搭載
・上位グレードにはマイパイロットを設定
・ボディカラーは全12色
雪道やアウトドアにも強い
デリカミニの最大の魅力の一つは、その高い走破性です。特に4WDモデルは、SUVテイストの専用サスペンションと大径タイヤにより、雪道や未舗装路でも安定した走行を可能にします。
滑りやすい路面での発進をサポートする「グリップコントロール」や、下り坂で車速を自動制御する「ヒルディセントコントロール」といった機能も搭載されており、アウトドアシーンでの活躍が期待できるでしょう。
広々とした室内空間
軽スーパーハイトワゴンならではの広々とした室内空間もデリカミニの魅力です。後席は2名がゆったりと座れるだけでなく、足元スペースにも余裕があります。
後席スライドドアは開口部が広く、小さなお子さんの乗り降りや荷物の積み下ろしもスムーズに行えます。
収納スペースが豊富で使いやすい
日常使いからレジャーまで、様々なシーンで役立つ豊富な収納スペースがデリカミニには用意されています。運転席周りにはドリンクホルダーや小物入れ、助手席前には引き出し式の大型グローブボックスなど、使い勝手の良い収納が随所に配置されています。
後席のシートアレンジも多彩で、荷室を広く確保できるため、大きな荷物も積載しやすいのが特徴です。
「三菱e-Assist」を搭載
デリカミニには、先進の安全運転支援システム「三菱e-Assist」が搭載されています。
衝突被害軽減ブレーキシステムや車線逸脱警報システム、誤発進抑制機能など、ドライバーの安全運転をサポートする機能が充実しており、万が一の事故のリスクを低減してくれます。
上位グレードにはマイパイロットを設定
上位グレードの「T Premium」と「G Premium」には、高速道路同一車線運転支援機能「マイパイロット」が設定されています。
アクセル、ブレーキ、ステアリング操作をアシストすることで、ドライバーの負担を軽減し、長距離運転での疲労を和らげてくれます。
ボディカラーは全12色
デリカミニは、個性豊かな全12色のボディカラーが用意されています。モノトーンカラーだけでなく、ルーフが異なる2トーンカラーも選択可能で、自分好みの1台を見つけることができます。
可愛らしいイメージから、SUVらしいタフな印象まで、幅広いニーズに対応できるカラーバリエーションが魅力です。
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アッシュグリーンメタリック×ブラックマイカ〈UA〉[F29/X42] |
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ナチュラルアイボリーメタリック×ブラックマイカ〈UW〉[S45/X42] |
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ライトニングブルーマイカ×ブラックマイカ〈UL〉[D06/X42] |
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サンシャインオレンジメタリック×ブラックマイカ〈UH〉[M11/X42] |
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レッドメタリック×ブラックマイカ〈FR〉[P26/X42] |
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ホワイトパール×ブラックマイカ〈FS〉[W13/X42] |
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アッシュグリーンメタリック〈QN〉[F29] |
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ナチュラルアイボリーメタリック〈TM〉[S45] |
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ミストブルーパール〈MN〉[D32] |
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ブラックマイカ〈CI〉[X42] |
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チタニウムグレーメタリック〈TN〉[U17] |
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ホワイトパール〈SM〉[W13] |
デリカミニの燃費をライバル車と比較!
デリカミニの燃費性能をより客観的に評価するために、ライバルとなる軽自動車と比較してみましょう。
・【スズキ】ハスラー
・【スズキ】ジムニー
・【ダイハツ】タントファンクロス
・【ダイハツ】タフト
・【ホンダ】N-BOXカスタム
【スズキ】ハスラー

ハスラーは、SUVテイストのデザインで人気を集めるスズキの軽自動車です。2WDモデルのWLTCモード燃費は25.0km/L、4WDでも22.6km/Lと、燃費性能ではデリカミニより優秀です。
実燃費もおおむね18〜20km/Lと安定しており、日常使用に強い印象です。ただし、室内空間の広さや安全装備面ではデリカミニが上回るポイントもあります。支払総額は、グレードによって差があるものの、ハスラーのほうが10〜20万円安い傾向です。
【スズキ】ジムニー

ジムニーは、本格オフローダーとしての性能が評価されている車種です。燃費は4WD専用という特性上、WLTCモードで16.6km/Lと控えめ。実燃費では12〜14km/Lと、デリカミニの4WDモデルと同程度かやや劣る水準です。
ただし、悪路走破性は抜群で、山間部や積雪地帯に住む方には根強い人気があります。支払総額は車両価格の高さと人気の影響で、新車・中古車ともに高めである点には注意が必要です。
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【ダイハツ】タントファンクロス

タントファンクロスは、アウトドア志向のデザインが特徴のタント派生モデルです。燃費は2WDモデルで21.0km/L、4WDで19.6km/Lと、デリカミニとほぼ同等の数値を記録しています。実燃費も15〜18km/L程度で大差はありません。
ファンクロスは左右スライドドアや大開口のミラクルオープンドアを備えており、ファミリー層に好まれます。支払総額はデリカミニと同程度ですが、装備面の好みによって選ぶと良いでしょう。
【ダイハツ】タフト

タフトは、「スカイフィールトップ」と呼ばれるガラスルーフが特徴のSUVテイスト軽自動車です。燃費は2WDで21.4km/L、4WD・ターボ車で19.7km/Lです。
日常使いからアウトドアまで対応でき、デリカミニとコンセプトが近くふたつの選択肢で悩まれる方も多いでしょう。燃費性能も比較的近い数値となっています。
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【ホンダ】N-BOXカスタム

N-BOXカスタムは、軽自動車の中でも圧倒的な人気を誇る車種です。燃費は2WDモデルで21.2km/L、4WDで20.0km/Lと、こちらもデリカミニとほぼ同水準です。実燃費では16〜19km/Lとやや優位な傾向があります。
車内の静粛性や高級感のある内装も人気の理由で、特にターボモデルの走行性能に定評があります。支払総額は装備次第でデリカミニより高くなることもあるため、コスパ重視の方は比較検討が必須です。
デリカミニの燃費を向上させる方法

デリカミニの燃費は、ちょっとした工夫でさらに向上させることができます。ここでは、日々の運転で実践できる燃費向上術をご紹介します。
・急ブレーキ・急アクセルを避ける
・エンジンブレーキを使用する
・空気圧を適正に保つ
・不要な荷物は積まない
・エアコンの使い方にも注意する
急ブレーキ・急アクセルを避ける
燃費を悪化させる最大の要因は、急加速や急減速です。特に信号待ち後の急発進や、無駄なスピードの上げ下げは燃料消費を増大させます。
スムーズな加減速を意識し、一定のスピードを維持することで、エンジンに無理な負荷がかからず、燃費が向上します。日常的な意識の変化だけで、1〜2km/Lの差が出ることも珍しくありません。
エンジンブレーキを使用する
下り坂や信号などで減速する際は、早めにアクセルを離してエンジンブレーキを活用しましょう。フットブレーキに頼りすぎると、その分加速するための燃料が無駄になります。
エンジンブレーキは、燃料カットが行われるため、非常に燃費に優しい運転方法です。
空気圧を適正に保つ
タイヤの空気圧が低いと、路面との抵抗が増え、燃費が悪化します。月に一度はタイヤの空気圧を点検し、適正な空気圧を保つようにしましょう。指定空気圧は運転席ドア付近などに表示されています。
不要な荷物は積まない
車両重量が増えると、当然ながら燃費にも悪影響を及ぼします。トランクや後部座席に不必要な荷物を積んでいると、それだけで燃料消費が増えます。
とくに日常的に使わないアウトドア用品や工具類は、必要時以外は降ろしておきましょう。走行距離の多い方ほど、積載の見直しが燃費に直結します。
エアコンの使い方にも注意する
エアコンは車内快適性に欠かせない装備ですが、燃費には影響を及ぼします。特に夏場のフル稼働時は、エンジンに大きな負荷をかけ、燃料消費が増えます。
可能な限り「AUTOモード」や外気導入を活用し、必要以上の冷却を避けることで燃費への影響を抑えられます。走行開始前の車内換気も有効です。
デリカミニを購入するなら新車?中古車?

デリカミニは新車・中古車・届出済未使用車のいずれでも購入可能で、それぞれにメリット・デメリットがあります。支払総額や保証、走行距離の観点から最適な選択肢を見つけましょう。
・新車のメリット・デメリット
・中古車のメリット・デメリット
・届出済未使用車もおすすめ!
新車のメリット・デメリット
新車のメリットは、「メーカーオプション」と「状態の良さ」にあります。車には、製造過程に付けられるメーカーオプションと、車が出来上がった後からも付けられるディーラーオプションがあり、スライドドアの電動化や安全運転支援システムなどがこのメーカーオプションに当てはまります。
メーカーオプションを希望している場合、中古車だと搭載した車体を探し出さなければいけませんが、新車の場合は搭載したい旨を伝えるだけで臨み通りの車両が手に入れられます。
また、中古車は基本的に前のユーザーがおり、前ユーザーの車の使用環境や手入れの有無によっても車の状態は大きく異なります。しかし、新車の場合は正真正銘の新しい車であるため、状態のバラつきを心配することもありません。
値引きがあっても中古車に比べて高額になる点がデメリットですが、「ボディカラーやグレードなど、希望条件に妥協したくない」「車の目利きができず中古車は不安」という方におすすめです。
中古車のメリット・デメリット
中古車のメリットは「車両価格の安さ」です。中古車の車両価格は走行距離や年式が関係しており、予算と車両状態のバランスを見ながら車を探せます。また、在庫として既に販売店に車がある状態なので、契約を結び書類手続きなどを済ませると直ぐに納車できることも魅力です。
しかし、デリカミニは販売が開始されてからまだ年月が浅く、中古車市場にはまだ在庫が少ないため、希望条件に当てはまる在庫を見つけるのに苦労するかもしれません。
「なるべく早く納車したい」「購入費用を抑えたい」という方には、中古車がおすすめです。
届出済未使用車もおすすめ!
届出済未使用車とは、登録手続きだけが済んでいて、ほとんど使用されていない車両のことです。新車同様の状態でありながら、支払総額が10〜20万円ほど安くなることが多く、コストパフォーマンスに優れた選択肢です。走行距離もほぼゼロに近く、メーカー保証がそのまま継続されるケースがほとんどです。納車も早いため、すぐに乗りたい方に適しています。新車と中古車の中間的存在として人気があります。
デリカミニの燃費に関するご相談は軽の森へ!
デリカミニは、燃費性能だけを見れば突出して優れているわけではありませんが、4WD設定やアウトドア対応、充実の安全装備、広い室内空間など総合的に見ると非常にバランスの取れた軽自動車です。走行距離が多くなる方や、支払総額とのバランスを重視する方には、購入方法の選択も重要な要素となるでしょう。
また、燃費を向上させる日常的な工夫も合わせて取り入れることで、より満足度の高いカーライフが実現できます。もし、デリカミニの燃費や購入に関してご不明な点があれば、軽自動車専門店「軽の森」へお気軽にご相談ください。専門スタッフが車種ごとの特徴や支払総額、最適な購入プランまで丁寧にご案内いたします。
皆さまからのお問い合わせ・ご予約を心よりお待ちしております。
出典
三菱(デリカミニ)
ホンダ(N-BOXカスタム)