未使用車を検討している方の多くは、価格の妥当性やグレード選び、どんな使い方に向いているのかといった疑問を抱えています。
本記事ではエブリイワゴン4WDの特徴や走行性能、未使用車の価格相場、さらに購入タイミングまで網羅的に解説します。荷室の広さや使い勝手の良さが魅力のモデルだからこそ、目的に合った選び方を知っておくことが重要です。
エブリイワゴンの特徴やグレードについて
エブリイワゴンはスズキが販売する軽ハイトワゴンで、広い室内空間と高い積載性を備えている点が特徴です。軽自動車の中でも車内の天井が高く、乗り降りしやすい設計が特徴となっています。
加えて、街乗りからアウトドアまで幅広く対応できる点から、ファミリー層を中心に高い支持を集めています。
・エブリイワゴンのグレード
エブリイワゴンはどんな車?
結論として、エブリイワゴンは「快適性・積載性・走破性」を兼ね備えた多用途ハイトワゴンです。乗用車としての乗り心地を確保しながら、商用車ベースの耐久性や積載力も残しているため、通勤からレジャーまで幅広く活躍します。
ターボ搭載グレードなら高速道路でも余裕があり、4WDと組み合わせれば雪道でも安定した走行が可能です。
エブリイの乗用車規格
エブリイワゴンは軽乗用車として登録されるモデルで、商用車である「エブリイバン」とは明確に用途が異なります。乗用車規格であるため、後席の快適性や安全装備が強化されている点が大きな特徴です。後席は厚みのあるクッションが採用され、長時間のドライブでも疲れにくい仕様となっています。
また、軽自動車規格の中でもゆとりある室内空間が確保されており、乗り心地と使いやすさを両立できる設計です。さらに、スズキの先進安全装備「スズキセーフティサポート」も選択できるため、家族での利用や普段使いでも安心感があります。
こうした点から、エブリイワゴンは実用性を重視したユーザーから高い支持を集めています。
エブリイをより洗練したデザイン
エブリイワゴンは、エブリイバンに比べてデザイン面でも上質さが追求されています。フロントフェイスは乗用車らしい丸みのある造形で、シンプルながら存在感を感じられるデザインです。ボディカラーや外観パーツも乗用車向けに仕上げられ、バンよりもスタイリッシュな印象を受けます。
さらに、メッキグリルや専用アルミホイールなど、上位グレードではより高級感が演出されています。外観だけでなく内装デザインも工夫されており、インパネ周りは機能性と視認性の高さを両立した設計が特徴です。利便性を高める収納スペースも多く配置され、日常使いでも不便さを感じにくい作りとなっています。
豊富なカラーバリエーション
エブリイワゴンはカラーバリエーションが豊富で、ユーザーの好みに合わせて選べる点が魅力です。定番のホワイトやシルバーに加え、深みのあるブルーやブラックなど、落ち着いたトーンが多く採用されています。多彩な色展開は、乗用車としてのデザイン性の高さを強調する要素でもあります。
また、街中でもアウトドアでも映えるカラーが揃っているため、シーンに合わせた選び方がしやすい点も特徴です。未使用車を探す際にもカラーバリエーションの豊富さがメリットとなり、予算や好みに合わせて最適な一台を選択できます。人気カラーほど流通量が多く、価格相場も安定している傾向があります。
広いスペースに荷室で車中泊もしやすい
エブリイワゴンは軽自動車のなかでもとくに室内空間が広く、シートアレンジの自由度の高さから車中泊にも向いています。後席をフラットに倒すと大きな荷室空間が生まれ、大型の荷物やアウトドア用品も楽に積載できます。
天井が高いため圧迫感が少なく、車内で着替えなども行いやすい点が特徴です。さらに、車内の四角い形状が荷物の収納効率を高め、無駄の少ないスペース活用ができます。実際にアウトドアや旅行で使用するユーザーも多く、未使用車でもこの利便性が高く評価されています。
エブリイワゴンのグレード
エブリイワゴンの主なグレードは「PZターボ」「PZターボスペシャル」の2種類が中心で、どちらもターボエンジンを搭載し力強い走行が可能です。
特に4WDとの組み合わせは雪道や山道でも安定性が高く、快適な走行を求めるユーザーから支持されています。装備や快適性の違いを理解して選ぶことが重要です。
PZターボ
PZターボはエブリイワゴンの中でもバランスの良いグレードで、ターボエンジンによる力強い加速と快適装備を兼ね備えています。両側パワースライドドアや電動格納ミラーなど、日常使いを便利にする装備が標準で搭載されている点が魅力です。
また、乗り心地の面でもサスペンションが最適化されており、街中から高速道路まで幅広いシーンで安定した走行性能を発揮します。価格面でもPZターボスペシャルより抑えられているため、コストと装備のバランスを重視するユーザーに向いています。
PZターボスペシャル
PZターボスペシャルはエブリイワゴンの最上位グレードとして、快適性と利便性をさらに高めた装備が特徴です。オートステップや専用アルミホイール、LEDヘッドランプなど上質な外観・機能装備が搭載され、より快適な乗り心地を求めるユーザーに最適です。
さらに、車内の快適装備としてシートヒーターや追加の収納スペースなどが充実しており、長距離移動でも疲れにくい仕様となっています。4WDと組み合わせることで雪道での安心感も高く、未使用車市場でも特に人気の高いグレードです。
4WDの魅力と適したシチュエーション
4WDは全輪に駆動力を伝える仕組みで、悪路や雪道で安定した走行を可能にする方式です。エブリイワゴン4WDと組み合わせることで、荷物を積んだ状態でも高い安定感を発揮します。
未使用車を選ぶ際にも、4WDのメリットと走行シーンを理解することで、用途に合ったグレード選択がしやすくなります。
・4WDの得意なシチュエーション
・4WDにもデメリットはある
4WDは走破性に優れた駆動方式
結論として、4WDは「滑りやすい路面や起伏のある道で力を発揮する駆動方式」です。2WDと異なり、前後のタイヤすべてに駆動力を分配できるため、発進時の空転や左右のバランスが崩れにくい点が特徴です。雪道・山道・未舗装路など、路面状態の悪い場所でも安定したグリップ力を維持できます。
特にエブリイワゴンのように車高が高く、荷室に荷物を積むことが多い車種では、4WDにより安定性が大きく向上します。さらに、走行時だけでなく、発進の際にもしっかりと路面を捉えるため、ストレスのない走行が可能です。この踏破性の高さこそ、多くのユーザーが4WDを選ぶ理由となっています。
4WDにも種類がある
4WDには複数の仕組みがあり、車種によって採用方式が異なります。大きく分けると以下の3種類です。
・フルタイム4WD
・パートタイム4WD
・スイッチ式オンデマンド4WD
フルタイム4WDは常に4輪を駆動しつつ走行する方式で、高級車やSUVに多い仕様です。一方でパートタイム4WDは、路面状況に応じてドライバーが2WDと4WDを切り替えるタイプで、軽自動車や商用車に多く採用されています。
オンデマンド4WDは普段は2WDで走行し、滑ったときだけ4WDに切り替わるシステムで、燃費と安定性のバランスが特徴です。エブリイワゴンはパートタイム4WDを採用しており、必要な場面を選んで効率的に使用できます。
エブリイワゴンはパートタイム4WD
エブリイワゴンの4WDはパートタイム方式で、通常は2WD走行を行い、雪道や悪路など必要な場面で4WDに切り替えられる仕組みです。この方式のメリットは、燃費と走行性能のバランスが取れている点にあります。常に4輪を駆動するフルタイム4WDに比べて燃費が悪化しにくく、必要な時だけ4WDを活用できます。
また、パートタイム4WDは構造がシンプルなため故障リスクが低く、メンテナンス性にも優れている点が特徴です。未使用車の場合でも、4WD搭載車は人気が高く、特に積雪地域のユーザーからの需要が高まっています。
4WDの得意なシチュエーション
4WDは滑りやすい路面や凹凸の多い道で強みを発揮します。特に雪道や凍結路面、雨の日のスリップ防止、さらにはアウトドアでの走行など、日常〜レジャーまで幅広く対応できます。
凍結した道や雪道などの滑りやすい道
雪道や凍結した道路では、4WDの駆動力分散が大きなメリットとなります。通常の2WDでは発進時にタイヤが空転しやすく、滑りやすい状況では走行安定性が低下します。
4WDは前後のタイヤに力を配分するため、加速時だけでなくカーブでも安定した走行が可能です。積雪地域に住んでいる方やウィンタースポーツを楽しむユーザーにとって、4WDの安心感は大きなメリットとなります。
雨の日のスリップもしづらくなる
雨天時は舗装路でも滑りやすく、特に発進時の空転やブレーキ時の不安定さが顕著になります。4WDでは駆動力が分散されるため、濡れた路面でもタイヤがしっかりとグリップしやすく、車両のバランスを保ちながら走行できます。
急な雨で道が冠水している場合でも車体が安定しやすく、安全性が高まる点もメリットです。
山道やアウトドアでの利用など舗装されていない道
アウトドア用途では未舗装路を走るシーンが多く、4WDの踏破性が大きく役立ちます。グラベル路面や砂地ではタイヤが空転しやすいですが、4WDならしっかりと地面を捉えて前進できます。
キャンプ場までのアクセス道路で凹凸がある場合でも、車体の揺れを抑えて安定走行が可能です。エブリイワゴンは荷室の広さからアウトドアユーザーにも人気で、4WDと組み合わせることで活動範囲がさらに広がります。
高速走行時のバランスも優れている
高速道路では直進安定性が重要になります。4WDは駆動力を4輪に分散するため、横風の影響を受けにくく、車体のふらつきを抑える効果があります。
特にエブリイワゴンのようにボディが大きく車高が高い車種は、4WDによる安定性向上がより体感しやすい傾向です。長距離ドライブをする方にとっても4WDは心強い選択肢となります。
4WDにもデメリットはある
4WDはメリットが多い一方で、車両価格が高くなる、車両重量が増えることで燃費が悪化しやすいなどのデメリットもあります。購入時には使い方とコストのバランスを考えることが重要です。
本体価格がやや高い
4WD車は構造が複雑になるため、2WDモデルに比べて車両価格が高くなる傾向があります。
未使用車でも4WDは人気が高いため相場がやや上昇しやすく、積雪地域やアウトドア志向のユーザーから需要が集中します。購入時にはコストとメリットのバランスを考慮することが大切です。
重量があるため燃費が悪い
4WD化することで駆動部品が追加されるため車両重量が増加し、燃費が低下しやすくなります。長距離移動を頻繁に行うユーザーは、燃費面の影響も踏まえて選択する必要があります。
エブリイワゴンの場合、2WDモデルと比べて燃費差が生じますが、走行の安定性と安全性を重視する場合は4WDの価値が高いといえます。
エブリイワゴン4WD未使用車の相場は?
結論として、エブリイワゴン4WDの未使用車相場は「約160万円〜210万円前後」が中心です。グレード・カラー・装備・年式によって変動しますが、2023年〜2024年モデルの未使用車は比較的価格が安定しており、人気のPZターボスペシャル4WDは180万円台後半〜200万円台が主流です。以下に相場の一例をまとめます。
| グレード | 駆動方式 | 年式 | 走行距離 | 状態 | 価格相場 |
| PZターボ | 4WD | 2023 | 5km未満 | 未使用車 | 165万~185万円 |
| PZターボスペシャル | 4WD | 2023 | 5km未満 | 未使用車 | 185万~205万円 |
| PZターボスペシャル | 4WD | 2024 | 5km未満 | 未使用車 | 190万~210万円 |
未使用車の価格は
・ボディカラー
・メーカーオプション
・地域の需要
・在庫状況
によっても変動します。
特に4WDモデルは雪の多い地域で人気が高いため、同条件の2WDより相場が数万円〜10万円ほど高くなるケースがあります。また、PZターボスペシャルは快適装備が充実しているため、高値で取引される傾向です。
未使用車が狙い目のタイミング
未使用車を安く購入したい場合、販売店が在庫を調整する時期を狙うことが重要です。モデルチェンジ直後や決算期は特に在庫放出が増えるため、価格が下がりやすい傾向があります。
・決算期後の4月・10月
・ボーナスの時期
モデルチェンジやマイナーチェンジ後
モデルチェンジが行われると旧型が一気に在庫処分対象となり、未使用車の価格が下落しやすくなります。
特にフルモデルチェンジは影響が大きく、装備やデザインが大きく変わるタイミングでは旧型の値引きも期待できます。情報を早めに掴むことで、より安く未使用車を購入できる可能性が高まります。
決算期後の4月・10月
自動車販売店は3月と9月が決算期で、この時期に登録された「登録済未使用車」が多く発生します。決算後の4月・10月は在庫が豊富になり、価格も下がりやすい傾向です。
条件の良いエブリイワゴン4WDを狙うなら、この時期は特におすすめです。
ボーナスの時期
6月、12月のボーナスシーズンは購入意欲が高まるため、販売店が未使用車を積極的に仕入れるタイミングでもあります。
在庫が増えることで選択肢が広がり、希望のカラーやグレードを見つけやすい時期です。
エブリイワゴン4WDの未使用車に関するご相談は軽の森へ!
エブリイワゴン・4WD・未使用車の購入を検討している方は、専門知識を持つ店舗への相談が重要です。軽の森ではエブリイワゴンの在庫を多く取り扱っており、4WDモデルや人気のPZターボスペシャルなど、多様なラインナップから選択できます。
また、用途に合わせたグレード選びや購入タイミングのアドバイスも受けられるため、初めて軽自動車を購入する方でも安心です。未使用車は状態が良く長く乗れるメリットがあるため、プロのアドバイスを参考に、自分に合った一台を選びましょう。
皆さまからのお問い合わせ・ご予約を心よりお待ちしております。
出典・画像引用
スズキ(エブリイワゴン)





