ここ数年で「白いナンバープレートを付けた軽自動車」を見かけることが多くなりました。
軽自動車といえば黄色のナンバープレートのはずが、白色のナンバープレート?あれ?普通車かな?と思われた方もいらっしゃるかもしれません。
今回は軽自動車の『白いナンバープレート』について解説いたします。
白ナンバーの軽自動車の正体は?
軽自動車といえば黄色のナンバープレートが一般的です。
じゃああの白いナンバープレートをつけた軽自動車はなんなのか?
その正体は3つあります。
ラグビーワールドカップ特別仕様ナンバープレート
画像引用▲国土交通省
2019年に日本で開催されたラグビーワールドカップを記念して交付された「ラグビーワールドカップ特別仕様ナンバープレート」です。(申込期間が2017年4月3日~2019年11月29日までなので現在は終了)
この特別仕様のデザインは、白いナンバープレートにラグビーワールドカップのエンブレムがあしらわれたものと寄付金付きの図柄入りとの2種類が用意されていました。
東京オリンピック・パラリンピック競技大会特別仕様ナンバープレート
画像引用▲国土交通省
2020年に日本で開催された東京オリンピック・パラリンピック競技大会を記念して発行された「東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会特別仕様ナンバープレート」です。(申込期間が2017年10月~2021年9月30日までなので現在は終了)
ラグビーワールドカップと同様に白いナンバープレートに東京オリンピックのエンブレムがあしらわれたものと、寄付金付きの図柄入りとの2種類があります。
ラグビーワールドカップや東京オリンピック・パラリンピックの特別仕様ナンバープレートは、大会開催の機運を盛り上げる観点から交付が開始されました。
申込時の寄付金も大会開催に活用されるということなので、スポーツの世界的な大会開催に貢献できるという仕組みになっています。
全国版・地方版図柄ナンバープレート

画像引用▲国土交通省
国土交通省が、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会特別仕様ナンバープレートの後継となる新たな全国版ナンバープレートとして、期間限定で交付する全国版図柄入りナンバープレート。
そして”走る広告塔”として地域の風景や観光資源を図柄としている、地方版図柄入りナンバープレートも白地に図柄が入った白いナンバープレートです。
全国版図柄入りナンバープレートは「日本を元気に!」というコンセプトで、全国47都道府県の県花がデザインされており、誰でも選択可能なモノトーンの図柄と、寄付に応じた方のみ選択可能となるフルカラーの図柄があります。寄付金は自動車事故防止などに資する取り組みに活用されます。
地方版図柄ナンバープレートは地域の風景や観光資源を図柄とすることにより、地域の魅力を全国に発信することを目的に交付が開始しました。こちらも寄付金なしの場合はモノトーン、寄付金ありの場合はフルカラーの図柄になります。寄付金は導入地域における交通改善、地域振興などの取り組みに活用されます。
いつまでに申請が必要?軽自動車でも白ナンバーを付ける方法
軽自動車に白いナンバープレートを付けたい!という方はけっこういらっしゃるかもしれません。
上記3つのナンバープレートのうち、残念ながらラグビーワールドカップと東京オリンピック・パラリンピックの白ナンバーは申込期間が終了しており、現在は手に入れることができません。
残る「全国版・地方版図柄ナンバープレート」は現在でも申込が可能です。
そして新たに、2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)の開催を記念した「大阪・関西万博特別仕様ナンバープレート」も期間限定で交付されることが決定されました。
ここで注意したいのが「全国版・地方版図柄ナンバープレート」も「大阪・関西万博特別仕様ナンバープレート」も白地のプレートに図柄が入っており、軽自動車だと黄色の縁取りが施されているということ。
ラグビーワールドカップと東京オリンピック・パラリンピックの白ナンバープレートは、寄付のない場合は右上に小さくエンブレムが載るだけでほぼ普通車の白いナンバープレートと変わりないものを選ぶことができました。


画像引用▲国土交通省
ですが現在は図柄が入り黄色の縁取りがある「全国版・地方版図柄ナンバープレート」と「大阪・関西万博特別仕様ナンバープレート」のみ申請が可能です。



いつまでに申請が必要か?
では白ナンバープレートが現在でも申込可能な「全国版・地方版図柄ナンバープレート」「大阪・関西万博特別仕様ナンバープレート」は、いつまでに申請が必要なのでしょうか?
- 交付期間 2022年4月18日~2027年4月30日
- 事前申込 2022年3月22日~
交付期間終了後は、新規申込のほか、住所変更や破損等によりナンバープレートの交付が必要な場合も、この図柄入りナンバープレートを選択することはできないので注意してください。
-
- 申込開始時期
《第1弾41地域》 2018年10月1日~
《第2弾41地域》 2020年5月11日~
全国版ナンバープレートには交付の期限がありますが、地方ナンバープレートにはお申し込みや取得に特に期限はありません。
- 交付期間 2022年10月24日~2025年12月26日
- 事前申込 2022年9月26日~
こちらも全国版同様に期限があるので、申込みする時にはご注意ください。
白ナンバーを取得できない車
全部の軽自動車が白ナンバーに変更できるわけではありません。
取得できない軽自動車は下記のとおりです。
▼字光式ナンバー
文字の通り、プレートの数字・文字が光るナンバープレート
▼事業用自動車
主に荷物や人を運ぶために登録されている、黒地に黄色で印字されているプレート
▼レンタカー
プレートのひらがなが【わ】の場合
▼駐留軍(ローマ字AまたはB)
▼小板ナンバー
以上、5タイプのプレートは白ナンバーを付けることができません。ナンバープレートを変更したい車両について事前に確認しておきましょう。
白ナンバーにするメリット
軽自動車が黄色のナンバープレートから白色のナンバープレートに変更するメリットとは何なのでしょうか?
- 見た目
- イベントや地域を寄付金という形で支援できる
- 記念になる
見た目
軽自動車のナンバープレートは、普通車と軽自動車を区別するために黄色く目立つ仕様になっていますが、自分好みの車のボディカラーと合わないといった思いをされている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
その面では落ち着きのある”白”ナンバーになると、どのボディカラーにも馴染みます。
また、軽自動車に乗っているからといって恥じることは全くないのですが、見た目のコンパクトさや低価格で購入できることから、コンプレックスを持っている方も中に入るようです。
最近では厳重な取り締まりが行われていますが、軽自動車だからといって”あおり運転”のような危険行為に遭遇することも不安要素の一つです。
そのような考えの方には、白ナンバーを付けることによってコンプレックスの緩和になるのではないでしょうか。
イベントや地域を寄付金という形で支援できる
大阪・関西万博特別仕様ナンバーにおいても、全国・地方版図柄入りナンバープレートにおいても、寄付金という形で支援することができます。
国際博覧会の開催や地域に貢献できることは嬉しいですね★
しかも、支援するとカラーのデザインのプレートを選択できます。
エンブレムがついた軽自動車はよく見かけますが、カラフルな図柄がイラストされたプレートを付けているとひと際目立ちますね(^^)v
記念になる
全国版図柄入りナンバープレートは2027年4月30日まで、大阪・関西万博特別仕様ナンバープレートは2025年12月26日までしか申し込むことができません。
期間を過ぎてから白ナンバーに変更したいと思っても、もう手にすることができないのです。
今しか購入できないナンバープレートは、記念にもなります。
白いナンバープレートに変更後、車を乗り換えたりあるいは廃車するとなった場合、本来ならナンバープレートは返納しなくてはいけません。
しかし、記念品として保管することができます。
そのままの状態でプレートを手元に置いておくことはできませんが、穴を開けて使用できない状態になったプレートを持っておくことができます。
名義変更または廃車の手続きを行う各軽自動車検査協会にて、対応してくれます。
白ナンバーにするデメリット
白ナンバーにすることによって発生するデメリットとはどんなことでしょうか。
- 交換費用が高い
- 交付されるまでに時間がかかる
交換費用が高い
希望番号を申請せず連番の番号でプレートを取得する場合、かかってくる金額は1,500円前後と低価格です。
黄色のナンバープレートで希望番号を申請した場合、4,000円~5,000円程度です。
白ナンバーになると、7,000円~9,000円と一気に上がります。
金額を聞いてそこまでして白ナンバーに変えなくても良いかな…と思いとどまるユーザー様もいらっしゃいました。
交付されるまでに時間がかかる
連番の番号でプレートを取得するときには即日、黄色のナンバーで希望番号申請時には平日2~3日で交付されるのに対し、白ナンバーは時間がかかります。
交付されるまでに申請してから、大体12日前後の日数が必要になります。
早く手続きを終わらせたい方にとっては、長い長い待ち時間が発生します。
軽自動車の図柄入りナンバープレートへの変更方法
軽自動車の図柄入りナンバープレートの取得は、インターネットから24時間申込が可能です。ここでは自分で手続きをする際の具体的な方法を解説します。
ナンバープレートの数字はそのままで、デザインだけ変更する場合
今乗っている車のナンバープレートの番号を何も変えず、デザインだけ変えることができます。
- 自動車検査証をお手元に用意し、図柄ナンバー申込サービス(一般社団法人 全国自動車標板協議会ホームページ)より申し込みをします。
- 申込完了メールに記載された支払期限までに、交付手数料を払います。
- 支払い後に入金確認メールが送られてくるので、図柄ナンバー申込サービスから、自動車登録番号標交換申請書のダウンロード・印刷を行います。(ダウンロード・印刷ができない場合、管轄の運輸支局等または軽自動車検査協会事務所に出向く前に、希望番号予約センターで自動車登録番号標交換申請書を受け取ってください)
- 入金確認メールに記載された交付可能期間内(1カ月間)に管轄の運輸支局等または軽自動車検査協会事務所で手続きをし、図柄ナンバーを取りつけて完了です。
必要書類
- ① 車検証
- ➁ 自動車登録番号標交換申請書
①申込みを行うにあたって申請するプレートがついている車の情報が必要です。
➁管轄の運輸支局等または軽自動車検査協会事務所にて、ナンバー受取り手続きの際に自動車登録番号標交換申請書が必要です。
料金
各自治体によって金額は変わってきますが、大体7,000~9,000円ほどかかってきます。
また寄付金付きのものを選択する場合には、寄付金[最低1,000円~上限なし]がプラスされた金額となります。
交付までの期間
図柄入りナンバープレートは、通常のナンバープレートと違い注文製作となるため、申込み(入金後)から交付まで通常であれば12日程度(土、日、祝日、年末年始を除いた日数)かかります。
希望番号を申し込む場合
新しく乗る車や、番号を変える場合にも希望番号から図柄入りナンバープレートを申し込むことができます。
希望番号には「※抽選対象希望番号」と「※一般希望番号」の2種類あります。
※抽選対象希望番号
1111や7777など、希望者が集中するのが予想される特定の番号です。抽選対象希望番号は、毎週行われる抽選によって取得できるかが決まります。
※一般希望番号
抽選対象希望番号に設定されていない番号です。一般希望番号は抽選をせずに取得できます。
- 自動車検査証をお手元に用意し、図柄ナンバー申込サービス(一般社団法人 全国自動車標板協議会ホームページ)より申し込みをします。
- 一般希望番号の場合は、申込完了メールに記載された支払期限までに、交付手数料を払います。抽選対象希望番号の場合は、毎週日曜までの申込み分を月曜に抽選し、メールにて抽選結果が送られてきます。当選の場合は、抽選結果のメールに記載された支払期限までに交付手数料を払います。落選してしまった場合は、再抽選の申込みを行うこともできます。
- 支払い後に入金確認メールが送られてくるので、メールに記載された交付可能期間内(1カ月間)に、希望番号予約センターへ希望番号予約済証を取りにいきます。そのまま隣接した運輸支局で手続きを行い、図柄ナンバーを取りつけて完了です。
必要書類
- ① 所有者の委任状※所有者の認印の押印があるもの
- ➁ 車検証
- ③ 希望番号予約済証
- ④ 手数料納付書
- ⑤ 軽自動車税申告書
- ⑥ 申請書(軽第3号様式)
① 委任状は所有者本人が申請を行う場合は省略できます。
➁ 申込みを行うにあたって申請するプレートがついている車の情報が必要です。
③ 希望番号予約済証は、図柄ナンバー申込サービスで図柄ナンバーの申込み手続きが完了したあと、希望番号予約センター(運輸支局に隣接した建物)で受け取れる書類です。
④ 手数料納付書は、名義変更や住所変更、番号変更など各種手続きをする際に手数料を納めるための書類です。
⑤ 軽自動車税申告書とは、軽自動車検査協会で名義変更や廃車手続き、住所・氏名変更などを行う際に軽自動車税を申告するための用紙です。
⑥ 申請書(軽第3号様式)とは、車検証再発行や番号変更などの際に新しい車検証をコンピューターで発行するために必要なOCR用紙のことです。
※④、⑤、⑥は運輸支局窓口に用紙があるので当日に対応可能です。
料金
こちらも番号はそのままで図柄入りナンバプレートに変更するときと同様、大体7,000~9,000円ほどかかってきます。
寄付金付きのものを選択する場合には、寄付金[最低1,000円~上限なし]がプラスされた金額となります。
交付までの期間
希望番号を申し込む場合も、予約センターにて交付手数料(寄付金がある場合は寄付金も)の入金が確認されたあと確定され発注となるので、そこから交付まで12日程度(土、日、祝日、年末年始を除いた日数)かかります。
※抽選対象希望番号の場合は抽選にかかる日数もプラスされるので注意しましょう。
白ナンバーへの変更に関するQ&A
では白ナンバーへ変更することによって何か変わってしまうことはあるのでしょうか?
ここでは白ナンバーに変更する際にでてくる疑問点についてお答えします。
白ナンバーへの変更で高速料金はどうなる?
白ナンバーに変更後、高速道路の料金は変わるのでしょうか?
また、支払い方法によっても違いが出るのか見ていきましょう。
白ナンバーでの高速料金
白ナンバーだから普通車と同じ扱いを受け、料金が高くなると思われている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
高速道路の料金は車種で区分されていますので、軽自動車に白ナンバーをつけていても普通車の料金がかかることはありません。
【高速道路料金の車種区分】
▽軽自動車等
・二輪自動車…126cc以上
・軽自動車…660cc以下
ナンバープレートの分類番号が4もしくは5から始まる
▽普通車
・小型自動車…2,000cc以下
ナンバープレートの分類番号が4.5.6.7から始まる
・普通乗用車…ナンバープレートの分類番号が3から始まる
▽中型車
・普通貨物自動車…最大積載量5t未満かつ車両総重量8t未満
・マイクロバス
・普通貨物自動車
▽大型車
・普通貨物自動車…最大積載量5t以上または車両総重量8t以上
・路線バス
・バス…路線以外で車長9m未満かつ乗車定員29人以下
▽特大車
・バス路線以外で車長9m以上または乗車定員30人以上
・普通貨物自動車…車両総重量20~25t
・大型特殊自動車
といった種別で区分されています。
▼出典
ETCレーンで料金所を通過する
ETCを車に初めて取り付ける場合には”セットアップ”という設定を行わなければいけません。
しかし、ナンバープレートが変わることによって設定を変えることは何もありません。
ETCカードが挿入されていれば、白ナンバーに変更しても軽自動車の料金でETCレーンを通過することができます。
白ナンバーだけでなく、希望番号でプレートを変えた時や住所変更でプレートが変わった時も同様です。
運転に余裕がある場合には、料金所を通過するときに料金が書かれた料金表示板を見るもの良いです。
【軽二】と表示されているはずです。
有人の料金所を通過する
ここで少し問題なのが、現金払いの場合です。
最近ではコンパクトな普通乗用車も多種販売されています。
料金所の方が車に詳しくない場合、普通車の料金で請求されることもあるようです。
しかし、常備、車に積んでいる”自動車検査証”を見せれば軽自動車とスグに判断されます。
最近では高速道路での支払いは、9割のドライバーがETCを利用しているそうです。
ETC割引もあるので、これを機にETCに切り替えるのも一つです★
【ETC割引の一例】
▽頻度型割引(ETCマイレージサービスへの事前登録が必要)
・平日朝夕割引
毎月(1日~末日)の対象走行回数に応じ、
地方部区間の最大100km相当分までの最大50%分を還元。
・マイレージポイント
通行料金10円ごとに1ポイント付与。所定のポイント数に応じ還元額と交換可能。
▽時間帯割引
・深夜割引
深夜の時間帯(0~4時)約30%割引
・休日割引
土曜・日曜・祝日の終日 約30%割引
といった割引のほかにも様々な割引があります。
しかし、新型コロナウイルスにより緊急事態宣言が発令された際には割引対象外になる場合もあります。
高速道路を利用の際には、ホームページで確認してから利用するようにしましょう★
▼出典
自動車税金はどうなる?
軽自動車が黄色ナンバーから白ナンバーに変わるということは、自動車税も上がるのでは…?と心配する方もいるかもしれませんが、安心して下さい。白色にナンバープレートを変えたからといって、軽自動車は軽自動車です。自動車税は何も変わりません。
軽自動車を黄色ナンバーから白ナンバーに変えるという行為は、実用的な面でのメリットもデメリットもない、あくまでファッションのひとつだということですね★
黄色と白のどちらが耐久性が高いか?
白ナンバーに変更したものの、持ちが悪くては話になりません。
通常の黄色いナンバーと比べて耐久性は良いのか悪いのか、解説いたします。
黄色のナンバープレート
アルミ製のプレートの上に黄色いペイントが施されています。
凹凸を作ったのち、番号にペイントを塗装します。
塗装しているので、走行時の飛び石や、洗車機でついてしまうような傷に強いのが特徴です。
白ナンバープレート
アルミ製のプレートに、ラッピングシートを焼き付けます。
塗装は番号の部分にしか施しません。
耐久性はどちらが高い?
このように、アルミ製の板に塗装をするのか、ラッピングシートを焼き付けるのかで耐久性は大きく変わってきます。
ペイントの種類にもよりますが一般的には、塗装の場合10年~15年程度、維持することができると言われています。
一方ラッピングシートは、耐用年数は5年ほどと言われています。
5年も持たないのではないかと、思われているユーザーの方もいらっしゃるようで。
白ナンバーはラッピングシートの上にペイントを塗装しているので、下地のラッピングシートが剥げてくると、番号に塗った塗装も同様に剥げてくるということです。
さらに、黄色のナンバープレートは飛び石など傷がつきにくい作りになっていますが、白ナンバーは黄色のナンバープレートほど、走行時などに起こりうる傷のことはあまり考えられていない傾向にあります。
実際に洗車機に車を入れたら、”白いナンバープレートの一部がはがれた!”なんてことがあったようです。
普段から洗車機をお使いのユーザー様は、気を配らないといけませんね。
このことから、やはり耐久性に優れているのは黄色のナンバープレートだと言えます。
普段乗る分にはなにも問題はありませんが、雑に扱うと傷がつきやすいのが白ナンバーです。
白ナンバーに変更した際には、洗車機には通さずセルフ洗車をオススメします★
【軽自動車】ナンバープレートについて

そもそものナンバープレートの数字や文字についてご存知でしょうか。
それぞれの役割が果たされています。
標板地名
まず上記の画像でご説明すると【堺】は、軽自動車の使用の本拠地の地名になります。
大阪でいうと【堺】【和泉】【大阪】【なにわ】の4パターンあります。
京都や和歌山は【京都】【和歌山】ナンバーしか存在しません。
各都道府県によって地名の表記が定められています。
令和4年9月現在では近畿地方2府4県で、11もの地名が定められています。
分類番号
ここでいう【580】は”分類番号”と呼ばれ、自動車の種別・用途によって区分されている番号です。
貨物自動車
40~49、480~499
トラックタイプ・バンタイプ・ボンネットバンタイプなど
乗用自動車
50~59、580~599
セダンタイプ・ワゴンタイプ・SUVタイプなど
特殊用途自動車
80~89、880~899
車いす仕様車・ボートトレーラー・消防車など
ひらがな
自家用、レンタカー用、事業用と3つの用途別に区分されています。
自家用
あいうえお・かきくけこ・さすせそ・たちつてと
なにぬねの・はひふへほ・やゆよ・らるろ・を
この中から順番にひらがなが振り当てられます。
後ほどご紹介しますが、4ケタの番号は自分の好きな番号を選べます。
しかし、ひらがなは自分で決めることができません。
貸渡用(レンタカー)
わ
事業用
りれ
プレート番号
ナンバープレートには【00-00】のように、4ケタの数字が印字されます。
この数字は自分好みの数字を選ぶか、連番で自動に振り当てられる番号からなります。
自分好みの番号にしたい場合は【希望番号】を申し込みましょう。
希望番号
希望番号とはナンバープレートの番号を自分の好きな4ケタの番号にすることです。
”一般希望番号”と”抽選希望番号”の2種類があります。
抽選希望番号

各自治体・各地区によって定められている数字です。
今回は大阪府で見ていきましょう。
大阪府の軽自動車では、14種類の番号が抽選対象になります。
また、普通乗用自動車の対象となる番号は変わってきますので注意しましょう★
▼希望番号サービスヘルプデスク
抽選申込・結果
毎週月曜日に結果がわかります。
これは普通乗用車も軽自動車も同じです。
毎週月曜日までに申し込むと、一週間分まとめて抽選されます。
ここで注意したいのが、抽選の結果当選しても支払いを済まさないと、交付はされません。
支払いにも期限があるのでこの期限を過ぎてしまうと、またイチから抽選申込になります。
また、今何人同じ番号で申し込みを済ませているのかがわかります。
人数が少ないと当選する確率が高くなりますよね。
ネットでプレートの標板地名と車種分類を選択するだけです。
▼申込人数を把握したい方はコチラ
金額
各自治体によって違いはあります。
連番のナンバープレート1,500円~2,000円程度に対し、
希望番号は4,000円~5,000円程度必要になります。
交付までの期間
申請が終わると”希望番号予約済証”に記された交付日まで待ちます。
およそ平日2~3日後に交付が開始されます。
なお、希望番号の交付日は期間が設けられています。
約1か月ほどで交付期間が終わってしまいますので、期間内にプレートを受け取りに行く手続きを行いましょう!!
ナンバープレートなぜ黄色い?
普通車が白色のナンバープレートに対して、なぜ軽自動車は黄色のナンバープレートなのでしょうか。
1975年から使用が開始された黄色のナンバープレートは、昼夜を問わずに見やすいことから黄色になりました。
普通車と識別するために黄色になったナンバープレートですが、普通車と識別しなければならない理由が当時はありました。
- 平成12年10月以前までは、高速道路での最高速度が普通車と軽自動車では異なっていた為、取り締まる際に見分けがつきやすいように。
- 高速道路の料金が普通車と異なるため料金所の係員が判別しやすい為。
上記2点が普通車と軽自動車のナンバープレートを分けた理由だったと言われていますが、現在、速度制限は普通車と軽自動車が同じな上、高速道路を利用する車輌の90%以上がETCを搭載しています。
現在の状況を踏まえると黄色である理由は必要ないように感じますよね。
まとめ

いかがでしたでしょうか。
白いナンバープレートをつけた軽自動車の謎は解けたことかと思います。
白や黒といった車体カラーだけでなく、ブルー系やピンク系、グリーン系など、普通車に比べてカラーバリエーションが豊富な軽自動車。その前後に着けられた目立つ黄色のナンバープレートが、ボディカラーと合わない!と抵抗感を持った若者を中心に、白ナンバーの申し込みが殺到しているという話もあります。
現在軽自動車で選ぶことができる白ナンバーは、黄色い枠がつき図柄が入ったもののみですが、全体が黄色に塗られたナンバープレートよりは様々なボディカラーに馴染みやすいのではないかと思います♪
「全国版・地方版の図柄入りナンバープレート」、「大阪・関西万博特別仕様ナンバープレート」は軽の森でも承っております。
軽自動車でもナンバープレートは白色がいい!という方は是非ご相談ください。
他にも気になる点・在庫確認等ございましたらお電話やお問い合わせフォームよりご連絡ください。
皆様のお問い合わせを、心よりお待ちしております。
最後までご覧頂き誠にありがとうございました。
-2.webp)
▼国土交通省
https://www.mlit.go.jp/jidosha/jidosha_tk6_000032.html
▼軽自動車検査協会
https://www.keikenkyo.or.jp/procedures/procedures_m_000361.html