軽バンと聞いてもどんなクルマなのか、ピンとこない方が多いのではないでしょうか。
軽バンとは軽自動車におけるワンボックスの一種で、広い室内空間を持つ軽自動車です。アウトドアやレジャー、バンライフなどで人気の軽バン。その魅力や価格、軽バンのおすすめランキングも今回はご紹介していきたいと思います。
この記事のPOINT★
- 荷室が広いだけじゃない魅力
- シチュエーションに応じた使い方
- 軽バンを安く購入する方法
- 軽バンのお勧め人気ランキング
軽バンとは

軽バンとは、軽自動車におけるワンボックスの一種で、ボンネットがとても短く、もしくはボンネットの無い箱型の形状をしたボディの軽貨物自動車のことを指します。「スズキ・エブリイ」や「ダイハツ・ハイゼットカーゴ」などが代表的な軽バンとして有名です。
軽バンは見た目だけでは、「ホンダ・N-BOX」や、「ダイハツ・タント」といった軽自動車のスーパーハイトワゴンと大きな違いはありません。ボディサイズもほぼ同じですし、どちらも広い室内空間を確保しています。

ですが両車にはエンジンの配置や駆動方式といったところに違いがあります。軽バンには、エンジンを運転席の真下にレイアウトするキャブオーバー型、もしくはリアシート下に配置するミッドシップ型を採用している車種が多くあります。
エンジンレイアウトはフロントエンジンで駆動輪は後輪の、フロントエンジン・リアドライブ(FR)、もしくはリアシート下のエンジンの動力で後輪を駆動するミッドシップ・リアドライブ(MR)、または4輪すべてを駆動する4WDという駆動方式を採用しています。

どうしてこのようなエンジンレイアウトをしているのかというと、軽バンは主にたくさんの荷物を車体後部の荷室に積んで走るので、特に後輪の踏ん張りが重視されるからです。
反対に、室内区間の広さが重視されるスーパーハイトワゴンの多くは、フロントエンジン・フロントドライブ(FF)という駆動方式を採用しています。

エンジンを車室の前方に配置し駆動輪もフロントだけなので、エンジンの動力を後輪に伝えるドライブシャフトが必要ないため、室内空間がとても広くとれ、車体の重量も軽くできます。

現在の軽バンの3つの
モデルとOEM車について

軽バンはかつて税制面で優遇されていたこともあり、スズキ、ダイハツ、ホンダだけでなく、三菱、スバル、など多くの自動車メーカーが各社それぞれオリジナルの軽バンを販売していました。
ですが1989年に消費税が導入されると、相対的に割安感が薄まり、また軽トールワゴンの登場で荷物をたくさん積めるという独自性も揺らいでいってしまいました。
現在の軽バン/3モデル
現在でも自社で開発・販売まで行っている軽バンは、下記の3モデルです。
上記3モデル以外にも各メーカーで、エブリイとハイゼットカーゴのOEM車が販売されています。
3モデルのOEM車
OEM車とは、他メーカーで製造された車を自社ブランドとして販売している車のことです。軽バンでは、スズキエブリイとダイハツ・ハイゼットカーゴのOEM車が存在します。
スズキ・エブリイのOEM車
ダイハツ・ハイゼットカーゴのOEM車
ちなみにホンダ・N-VANのOEM車は存在しません。
3モデル紹介
次に3モデルの特徴をご紹介しましょう。
スズキ・エブリイ

スズキ・エブリイは2015年に現行型が登場しました。
荷室面積はハイゼットカーゴよりも少しだけ劣りますが、たくさんの荷物が積載できます。また荷室の開口部は広く、荷物の出し入れがしやすくなっています。

画像引用▶エブリイ
荷物の積載量が多くなる軽バンには、道路状況しだいで後輪にトルクをかける必要があるので、トルク配分の幅を自分で選べる5速マニュアルが好まれることから、4速ATに加え5速マニュアルが設定されています。エブリイではさらに、マニュアルシフトの時のクラッチ操作を電子制御で行いATのように2ペダルで操作でき、必要に応じてマニュアルシフトのように任意でギアを選択できる、「5速オートギアシフト(5AGS)」も選択できます(PCを除く)。

最上級グレード・JOINを除くグレードでは、後部座席を格納すると車内がフルフラットな空間になります。荷物の積載時や車中泊する時などに、非常に利便性が高いのが魅力です。


ダイハツ・ハイゼットカーゴ

画像引用▶ハイゼットカーゴ
ダイハツ・ハイゼットカーゴは3モデルの中でも最も長い歴史をもつモデルです。
2021年12月に17年ぶりにフルモデルチェンジが行われ、荷室の長さ、幅、高さのサイズが軽バン№1になり、積載量も軽バン最大となりました。

画像引用▶ハイゼットカーゴ
ハイゼットカーゴは全グレードに衝突回避支援ブレーキが装着され、先進安全装備が充実しています。
トランスミッションには5MTに加え軽バン初になるCVTを採用しました。これにより多くの積載量でもスムーズな走りを実現しています。

助手席を前倒しにして後部座席を格納すれば、長尺物が最大限積めるほどのスペース長が出現します。(デラックス・スペシャルクリーン・スペシャルのみ)またハイゼットカーゴは全車に水平格納式リヤシートを採用しているため、リヤシートを倒せば荷室が全グレード完全なフルフラット空間になります。大きな改造などしなくてもマットを敷けば車中泊が可能です。

ホンダ・N-VAN

画像引用▶N-VAN
軽バンには珍しいフロントエンジン・フロントドライブ(FF)という駆動方式を採用しているN-VAN。その名前の通りホンダNシリーズの一員で、N-BOXがベースとなっているクルマです。
そのため着座位置や運転感覚はN-BOXとほぼ同等で、エンジンがフロントの室外にあるため静粛性が高く、乗用車のような快適な乗り心地です。

画像引用▶N-VAN
さらに助手席側のピラーレス化と低床&フラット化できるレイアウトにより、後ろからだけではなく横からも大きな荷物を出し入れできるようになっています。全高が1,365㎜と他の2モデルと比べ10センチ以上高いので、背の高い荷物を積載するのに優れています。ですが荷室サイズは3モデルの中で一番小さいので、少しでもたくさんの荷物を積みたい人には不向きと言えます。
アダプティブクルーズコントロール(ACC) |

引用元▶ホンダ
衝突被害軽減ブレーキをはじめとした、10の先進機能が備わっている「ホンダセンシング」を標準装備しており、3モデルのなかで唯一先行車の追従走行ができる「アダプティブクルーズコントロール」が用意されているというのも大きな特徴です。
また新車時価格がハイゼットカーゴやエブリイより20万円程度高く設定されています。

バンライフに人気!
軽バンの6つの魅力
最近よく耳にする「バンライフ」。車中泊の進化系として生まれたものですが、具体的にはどういうものなのでしょうか。
バンライフとは

「バンライフ」とは「バン(Van)」と「ライフ(Life)」を組み合わせてできた造語で、クルマを中心に生活するライフスタイルのことを意味します。
この「バンライフ」を世の中に広めたのは、ラルフローレンの世界的デザイナー、フォスター・ハンティントン氏だと言われています。2011年に彼は忙しい日常から抜け出し、生活に必要なものだけをクルマに積め、家を捨て旅をしていました。その旅の様子をInstagramやTwitterで発信したことで、若者を中心に「バンライフ」が世界中に流行していったのです。
「バンライフ」には明確な定義が決まっているわけではないので、完全にクルマを自宅として生活する人や、クルマと自宅での生活を両立させる人、週末やまとまった休みの間だけクルマで旅に出かける人など様々です。
軽バンの魅力

この「バンライフ」を始める際に選ばれる人気の車種が軽バンなのです。軽バンにはバンライフに最適な6つの魅力があります。
魅力①荷室が広い
軽バンの最大の魅力は、広くてフラットな荷室です。
仕事でたくさんの荷物を運べるのももちろんですが、「バンライフ」にもうってつけの広さです。広い荷室に生活に必要なものを積め、旅に出かけ車中泊できるのも軽バンならではです。
魅力➁目線が高く運転しやすい
軽バンは全高が高いので、運転席に座ると目線が高くなり遠くまで見渡すことができるので、運転しやすいというメリットがあります。
魅力③維持費・ランニングコストが安い
軽バンは、なんと自動車税が軽自動車よりも安いのです!
軽バンは「軽貨物車」に分類されるため、普通の軽自動車(自家用乗用)の自動車税が10,800円なのに対し、軽自動車(自家用貨物)5,000円と、5,800円も安くなります。
また軽自動車ですので普通車に比べてガソリン代も安く、遠出する時に利用する高速道路代も普通車に比べてかなり安く済みます。
魅力④小回りが利く
軽バンは小回りが利くので、旅行中に予想外の細い道に入り込んだとしても安心です。また普段の移動や買い物など、街中での運転もスムーズにできます。
魅力⑤スライドドアで乗り降りがラク
軽バンはスライドドアですので、狭い場所でもドアを全開にできるので乗り降りしやすく、ドアパンチの心配がないため安心です。
魅力⑥カスタムしやすい
商用車ですのでムダを省いたシンプルなつくりをしており、自分好みに自由にカスタムできます。仕事道具を積むのに棚をつくったり、快適に車中泊ができるようにベッドキッドを組んだりと、その人好みの一台をつくれるというのも軽バンの魅力です。

軽バンのデメリット
デメリットとして一番目立つ部分は、パワーが弱いところです。
小さい軽のエンジンのところ、たくさんの荷物を乗せて重量が増加したり、ルーフをつけて風の抵抗が大きくなったりすると、パワー不足を感じてしまう方が多いのです。
快適に走りたい方にはターボタイプをおすすめします。
また後席が狭く、乗り心地が悪くなってしまうというところもデメリットです。荷物を乗せるということを前提としているため仕方ないのですが、後席に人を乗せることが多かったり、ファミリーカーとして使うということでしたら軽バンはあまりおすすめではありません。

軽バンおすすめ人気
ランキングTOP5
ではここで、当社おすすめの人気の軽バンをランキング形式でご紹介したいと思います。
No,1:ダイハツ/ハイゼットカーゴ

画像引用▶HIJET CARGO
堂々の第1位は、2021年12月に新型が登場し軽バン№1の積載量となった、ダイハツのハイゼットカーゴです。
2名乗車時の荷室フロア長1,965㎜、荷室幅1,270㎜、荷室高1,250㎜と、軽自動車とは思えないほどの広さを持ちます。後席片側を格納し、2名乗車で直尺物が積めるスペースを確保することもできます。(クルーズターボ、クルーズのみ)

画像引用▶HIJET CARGO
後席を格納すると完全なフラットになる、水平格納式リヤシートを全車に採用しているのも新型ハイゼットカーゴの特徴です。バンライフで重要な車中泊時も快適に睡眠がとれます。

画像引用▶HIJET CARGO
これまでの軽バンと言えば、ホワイトやシルバーなどの地味な色味が多く、いかにも商用車といったイメージが否めませんでした。新しくなったハイゼットカーゴは、オレンジ色やミント色などのカラフルなカラーを含む全7色展開となり、業種やお店の個性に合わせてチョイスできるのが魅力です。

画像引用▶HIJET CARGO
ハイゼットカーゴは軽商用車として初のスマートキーを利用した「両側電動スライドドア」を採用しました。さらに降車時に車室内のスイッチで予約しておけば、乗車時に電子カードキーを持って車に近づくだけで自動でパワースライドドアが解錠しオープンする「ウェルカムオープン機能」も追加されました。[クルーズターボ、クルーズ(CVT)、デッキバンGにメーカーオプション]
両手が荷物でふさがっている時や子供を抱っこしている時などに大変便利な機能ですよね。
広い車内に快適な機能を備えたハイゼットカーゴは、仕事用にもプライベート用にもおすすめの一台です。
**スペック情報**
グレード | デラックス |
全長/全幅/全高 | 3,395/1,475/1,890㎜ |
荷室寸法(長/幅/高) | 1,915/1,270/1,250㎜(2名乗車時) |
ホイールベース | 2,450㎜ |
最低地上高 | 160㎜ |
車両重量 | 890㎏ |
燃費消費率 | WLTCモード14.9㎞/L |
最小回転半径 | 4.2m |
駆動方式・トランスミッション | 2WD・CVT |
メーカー希望小売価格 | 1,210,000円(税込) |

No,2:スズキ/エブリイ

2位は、1位のハイゼットカーゴと人気を二分するスズキ・エブリイです。
これまで軽バン№1の積載量を誇っていたエブリイですが、新型ハイゼットカーゴが登場し№1の座を譲る形になってしまいました。ですが数値的にはそれほど差はなく甲乙つけがたい荷室の広さと言えます。

画像引用▶エブリイ
エブリイもリヤシートを前方に畳めば、運転席より後方を完全にフラットな状態にすることができます。(ジョインを除く)座っていても圧迫感を感じない荷室高と、大人が足を伸ばして寝ることができるほどの荷室長があるので快適に過ごすことができます。

仕事で使用する機会の多い軽バンならではの機能も充実しているエブリイ。乗り降りステップ高が335㎜と低いので、巡回業務や積み下ろし作業での乗り降りの負担を減らしてくれます。

また、路肩に車を停めても助手席側から安全に乗り降りできるようウォークスルーしやすい構造になっているのも嬉しいポイントです。

そしてバンライフを快適にしてくれる「二段ベッドセット」などの純正オプションが充実しているのもエブリイの魅力。たくさんのアクセサリーの中から自分好みのものをチョイスしエブリイをカスタムしちゃいましょう!
エブリイのアクセサリーはコチラ↓
**スペック情報**
グレード | PAリミテッド(ハイルーフ) |
全長/全幅/全高 | 3,395/1,475/1,895㎜ |
荷室寸法(長/幅/高) | 1,910/1,320/1,240㎜(2名乗車時) |
ホイールベース | 2,430㎜ |
最低地上高 | 150㎜ |
車両重量 | 890㎏ |
燃費消費率 | WLTCモード14.6㎞/L |
最小回転半径 | 4.1m |
駆動方式・トランスミッション | 2WD・4AT |
メーカー希望小売価格 | 1,145,100円(税込) |

No,3:ホンダ/N-VAN

ホンダの大人気軽自動車「N-BOX」をベースとしてつくられたN-VANが3位です。
N-VANの最大の特徴は、これまでの軽バンに多い後輪駆動ではなくエンジンをフロントに置く前輪駆動であるという点です。前輪駆動なので荷室床面地上高が525㎜と低いので、荷物の収納がしやすく荷室高にも余裕が生まれます。また低重心になるので、走行安定性や乗り心地に優れています。

残念ながら荷室長は1,510㎜とエブリイやハイゼットカーゴに比べて300~400㎜短いですが、助手席をフラットに収納できる機能があるので、細長い部分ではありますが最大スペース長2,635㎜になります。

そしてN-VANならではの特徴、左側のドアがピラーレス構造になっていることで大きな開口部から荷物を出し入れできるという便利さは、他の軽バンにはない嬉しい機能です。テールゲートを開けられないときや、交通量の多い路肩に停めた際には歩道側からの積み降ろしができ、後ろからも横からも荷物の出し入れができるのでスピーディーな作業が可能になります。

画像引用▶N-VAN
仕事用での使い勝手もさることながら、趣味のクルマとしても使い勝手がいいのがこのN-VAN。例えばオフロードバイクを積んで、到着後のアクティビティを楽しめるトランポとしても使える広さがあるのもN-VANの魅力です。
車中泊に便利なマルチボードやプライバシーシェードなどが純正オプションにあるので、初心者の方でも気軽にアウトドア・車中泊仕様にカスタムすることができます。
N-VANのアクセサリーはコチラ↓
**スペック情報**
グレード | +STYLE FUN |
全長/全幅/全高 | 3,395/1,475/1,945㎜ |
荷室寸法(長/幅/高) | 1,510/1,235/1,365㎜(2名乗車時) |
ホイールベース | 2,520㎜ |
最低地上高 | 0.155m |
車両重量 | 940㎏ |
燃費消費率 | WLTCモード19.8㎞/L |
最小回転半径 | 4.6m |
駆動方式・トランスミッション | FF・6MT |
メーカー希望小売価格 | 1,629,100円(税込) |

No,4:ダイハツ/アトレー

ハイゼットカーゴと同時期に新型になったダイハツ・アトレーが第4位です。
アトレーは新型にモデルチェンジする前、ハイゼットカーゴの乗用モデルで5ナンバー規格でした。ですが現在は4ナンバーの軽商用バンになり、ハイゼットカーゴの上級モデルという位置づけになりました。

アトレーは「第三の居場所。」をコンセプトとして、レジャーやアウトドア用途での活躍を期待された軽バンです。クルマ側面上部の傾きを垂直に近づけスクエアボディにすることで荷室や居住空間を広くし、荷物がたくさん積めることはもちろん、車内でのびのびとくつろげるようになっています。

ラゲージルームの床面とリヤシート背面には防水素材を使用しているので、汚れたり濡れたりしてもサッと拭き取るだけでケアできます。アウトドアレジャーやマリンレジャーの道具などを気にせずにガンガン載せることができますね。

室内空間を効率的に使える工夫がアトレーにはたくさん用意されています。その一つにスリット付きのデッキサイドトリム(RS、Xに標準装備)があり、ディーラーオプションのラゲージボードをそこにセットすれば、収納ラックや作業テーブルとして使うことができます。

その他にもアトレーにはバンライフをより楽しむことができるディーラーオプションが豊富に揃っています。荷室のアレンジができるアクセサリーや、エクステリアや内装をドレスアップできるアイテムなどもあり、かんたんに自分好みの1台を作れてしまうのもアトレーの魅力です。
アトレーのアクセサリーはコチラ↓
**スペック情報**
グレード | X |
全長/全幅/全高 | 3,395/1,475/1,890㎜ |
荷室寸法(長/幅/高) | 1,820/1,265/1,215㎜(2名乗車時) |
ホイールベース | 2,450㎜ |
最低地上高 | 160㎜ |
車両重量 | 960㎏ |
燃費消費率 | WLTCモード14.7㎞/L |
最小回転半径 | 4.2m |
駆動方式・トランスミッション | 2WD・CVT |
メーカー希望小売価格 | 1,562,100円(税込) |

No,5:ニッサン/NV100クリッパー

スズキ・エブリイのOEM供給車、NV100クリッパーが第5位です。
OEM供給車なのでサイズなどはエブリイと基本的に同じで、広いバックドア開口部、後席ドアの高い開口部などにより、荷物の積み下ろしがとてもスムーズにできます。

後席を倒しフラットにすると、ダンボール(380×310×280㎜)が69箱も積めるほどの積載性があるのも、お仕事に使う方にとっては頼もしい限りです。

助手席シートバックを前に折りたためば、はしご等の長尺物も余裕で運ぶことができます。荷室が段差のないフラットな床になるのも仕事の効率を上げる大事なポイントです。バンライフを楽しむ時にも必須の仕様です。

またNV100クリッパーは、衝突被害軽減ブレーキ(対歩行者)、ペダル踏み間違い時加速抑制装置、車線逸脱警報、先進ライト(自動切換型前照灯など)の採用により、「サポカーS ワイド」に該当します。
仕事やアウトドアレジャーで長時間の運転になると、どうしても注意力が低下してきます。そんな時でも先進安全装備がこれだけ充実していれば、ドライバーにとって安心ですよね。
**スペック情報**
グレード | DX セーフティパッケージ |
全長/全幅/全高 | 3,395/1,475/1,895㎜ |
荷室寸法(長/幅/高) | 1,910/1,320/1,240㎜(2名乗車時) |
ホイールベース | 2,430㎜ |
最低地上高 | 150㎜ |
車両重量 | 880㎏ |
燃費消費率 | WLTCモード16.4㎞/L |
最小回転半径 | 4.1m |
駆動方式・トランスミッション | 2WD・5AGS |
メーカー希望小売価格 | 1,262,800円(税込) |

軽バンの色々な使い方!
バンライフ事例紹介
実際にバンライフを楽しんでいる人はどのように軽バンをカスタムしているのでしょうか。
これまでご紹介してきた軽バンをベースにして、車中泊やアウトドアを楽しめるようにアレンジしたクルマをご紹介したいと思います。
ベース車両:ハイゼットカーゴ

ハイゼットカーゴを本格的な軽キャンピングカーにしたものです。
こちらはダイハツ系列の「ダイハツクラフト」という架装会社が製造しているもので、ダイハツ販売店でハイゼットカーゴを新車で購入時に、セットで購入し取り付けてもらうタイプのものです。


▶画像引用http://daihatsu-craft.jp/dc/hijet-cargo/
木製の収納棚やスライド式テーブル、ベッドなどを備えており手軽にバンライフを楽しめます。
軽バンをキャンプ仕様にしたいけれどDIYが苦手な方や、一から作るのは手間がかかるなぁとお考えの方にはぴったりの製品ではないかと思います。
ベース車両:エブリイ

こちらはエブリイを車中泊仕様にしたものです。上記のハイゼットカーゴはプロが作ったものですが、こちらはエブリイ所有者がDIYで作り上げたものです。
天井部にはインテリアバーを装着していて、ここに細長いはしごやフックに引っかけたコップなどを収納できるので、車内が散らからずに済みますよね。リア左側にはバッテリースペースが備えてあるので電化製品も使え、炊飯器や電気ケトルなどの家電を使い車内で食事を作ることもできちゃいます。

▶画像引用https://sotobira.com/_ct/17406377
市販のベッドキットを利用して大人2人が余裕で寝られるスペースをつくり、その下に上手に床下収納も作っているので、かさばる荷物はすべてそこに収納できるようになっています。
まるで自分の家にいるような気分でくつろげそうですよね!
ベース車両:N-VAN

こちらはN-VANをカフェ風にアレンジしたものです。ホンダの公式HPにて「N-VAN×Hondaキャンプ」として紹介されているものなのですが、キャンプ道具などを使い大胆にN-VANをカフェに変貌させてしまっています。

N-VANの特徴である助手席側の大きな開口部にDIYしたカウンターを設置し、その上にジャグやコーヒースタンドを並べ簡易的なドリンクバーに仕上げています。

▶画像引用https://www.honda.co.jp/N-VAN/camp/
助手席を段差なく収納できることにより生まれる広くてフラットな室内空間にキッチンスペースを設けることができるので、調理台などもグラつきを気にすることなく置け、また高さを活かした設営が可能です。
N-VANは室内高が高いので、車内で作業したり移動したりするのもとっても快適です。こんな素敵なカフェがキャンプ場に出現したら、大注目されること間違いないですよね!

軽バンの選び方のポイント
(新車の場合・中古車の場合)

軽バンを購入しようと思った時にまず考えるのは、新車で買うのか?中古車で買うのか?ということになると思います。
では新車で買う場合と中古車で買う場合の、選び方についてご紹介させていただきます。
自分の使い勝手に合ったタイプを選ぶ
軽バンは先述しましたがOEM車が多いので、車の種類は実際には3タイプのみになります。ですから軽バンを新車で購入しようと思った時には、この3タイプの中から自分の使い勝手に合ったものを選ぶと良いかと思います。
では3タイプの特徴をまとめてみましょう。
ダイハツ/ハイゼットカーゴ |
・荷室の長さ・幅・高さのサイズで、軽バン№1の積載性 ・両側パワースライドドアの設定がある |
スズキ/エブリイ |
・AT車やCVTに比べ静粛性の優れた「5AGS」の設定がある ・ビジネス・レジャー用途のオプションが豊富 |
ホンダ/N-VAN |
・予防安全性能「Honda SENSING」が全車に標準装備 ・クルーズコントロール機能装備 ・WLTCモード19.2㎞/Lとクラス1低燃費 |
ダイハツ/ハイゼットカーゴタイプの特徴

画像引用▶HIJET CARGO
ハイゼットカーゴタイプは、荷室の長さ・幅・高さのサイズで軽バン№1の積載能力があることが大きな特徴です。とにかくたくさんの荷物が積める軽バンが欲しい!という方にはハイゼットカーゴタイプの軽バンがおすすめです。
また両側パワースライドドアの設定があるということも、このタイプの特徴です。荷物で手がふさがっている時や、子供を抱っこしている時などに自動でドアを開け閉めしてくれるパワースライドドアは、一度使えばもう手動には戻れないほど便利な機能です。軽バンに快適さを求める方にもこのタイプはぴったりです。
OEM供給車 | トヨタ・ピクシスバン |
スバル・サンバーバン |
スズキ/エブリイタイプの特徴

画像引用▶EVERY
エブリイタイプの大きな特徴は、トランスミッションに「5AGS」の設定があることです。「5AGS」とは5速オートギヤシフトのことで、かんたんに言うと簡単操作なATとパワフルな走りのMT、この二つの良さを併せもったトランスミッションです。AT車やCVTに比べ、高速走行でも高いギアをつかえるため静粛性に優れており、安価で低燃費です。走りと低燃費、どちらも両立したい方にはエブリイタイプの「5AGS」をおすすめします。
そしてエブリイには軽バンをカスタムするアクセサリーが非常にたくさんオプションとして用意されています。バンライフを快適に過ごすために軽バンをカスタムしたい方にはエブリイタイプがおすすめです。
OEM供給車 | 日産・NV100クリッパー |
マツダ・スクラムバン | |
三菱・ミニキャブバン |
ホンダ/N-VANの特徴

画像引用▶N-VAN
N-VANには現在のところOEM供給車は存在しません。
N-VANの特徴は、全グレードにホンダの予防安全性能「Honda SENSING」が標準装備されているところです。また、クルーズコントロール機能も搭載されているため、仕事やレジャーなどでの長時間のドライブも安全にサポートしてくれます。
軽バントップクラスの低燃費を誇るのもN-VANの魅力。WLTCモード19.2㎞/Lと、他の軽バンと比べるとダントツの低燃費性です。安全に、そして低燃費性の高い軽バンが欲しい方にはN-VANがおすすめです。
中古車で軽バンを購入する時の選び方
軽バンを中古車で選ぶ時にはポイントがあります。
上記の2つのクルマを選ぶ事をおすすめします。ではなぜこの2つがおすすめなのか解説しましょう。
おすすめ① 新車登録から3~5年
経過した走行距離5万キロ位の車
軽バンは商用として使われることから、年間走行距離が1万キロくらいにおさまるものを選びましょう。同じ年式のものでも、職場への移動だけに使われていたものと、荷物を配送するために使われていたものとでは大きく走行距離が違い、クルマの状態も変わってくるためです。
新車時登録から3~5年で年間走行距離5万キロ以下を中心に、予算と相談しつつ1年で1万キロを目安に走行距離が少なく、比較的状態の良いものからチェックしていくことをおすすめします。
おすすめ② 届出済未使用車
届出済未使用車とは、新車登録だけされていて実際には誰も使用していない新品同様の車のことを指します。
価格的に安くはありませんが、軽バンは需要が安定していることから、中古車としてのリセールバリューが比較的高いジャンルのクルマです。そのため購入後にそれほど走行距離が延びる使い方をする予定がない、または早めに手放す可能性があるという方は、高く売却できる可能性の高い届出済未使用車を選ぶのがおすすめです。

軽バンの価格比較
(新車・届出済未使用車・中古車)
実際に軽バンを購入するとき、新車や中古車、届出済未使用車でどのくらい価格が違うものなのか気になりますよね?
そこで軽バンの本体価格を比較してみました。
車両本体価格/ホンダN-VAN以外
新車 | 約98万円~150万円 |
届出済未使用車 | 約89万円~140万円 |
中古車 | 約2万円~100万円 |
軽バンは新車でも一番安いグレードなら100万円を切ります。ただその場合は、トランスミッションがマニュアルだったり衝突被害軽減ブレーキがレスだったりするので、よく確認してから購入するようにしましょう。
中古車では価格の差が幅広く、この表では上限が約100万円になっていますが、新車のハイグレード価格より高い価格の中古車も存在します。それはキャンピングカー仕様にされた軽バンなどで、電源装備や二段ベッド、シンクなどがついていたりと自分でカスタムしなくてもよいので、キャンパーさんに人気の中古車になっています。
車両本体価格/ホンダN-VAN
ホンダ・N-VANに関しては他の軽バンより新車価格が高めの設定になり、2018年に登場した新しいクルマなので中古車流通台数も500台以下と少ないです。
ですから下記の表のように中古車価格も高めになります。
新車 | 約130万円~190万円 |
届出済未使用車 | 約110万円~180万円 |
中古車 | 約70万円~130万円 |

まとめ
お仕事にはもちろん、その室内空間の広さを生かして趣味のアウトドアや車中泊、バンライフにも使える軽バンをご紹介させていただきました。
バンライフを楽しめる軽バンをベースにした軽キャンピングカーの特集もご紹介させていただいていますので、良かったらこちらもご覧ください。
軽の森では今回紹介しました軽バンの取り扱いももちろん行っております。
総在庫700台の南大阪最大級の在庫数で、きっとお目当ての車が見つかります!
購入希望のお車がまだお決まりでないかたも、当社の知識豊富なスタッフにご相談いただければ、お客様にぴったりのお車選びのサポートをさせていただきます!
是非お気軽に電話やメールでお問い合わせください。
軽の森の在庫はこちらから↓↓

最後までお読みいただきありがとうございました。
【軽の森4店舗一覧】
軽の森 なかもず店
住 所:堺市北区長曽根町3083-10
電話番号:0800-830-3329
軽の森 泉北店
住 所:堺市南区原山台5丁10-2
電話番号:0800-830-3332
軽の森 富田林店
住 所:富田林市若松町西1-1880
電話番号:0800-830-3335
軽の森 泉大津店
住 所:泉大津市千原町2丁目21-16
電話番号:0800-830-3359
▶スズキ
https://www.suzuki.co.jp/car/every/
▶ダイハツ
https://www.daihatsu.co.jp/lineup/cargo/
https://www.daihatsu.co.jp/lineup/atrai/
▶ホンダ
https://www.honda.co.jp/N-VAN/
▶日産