車種紹介 2024年4月19日

タントでの車中泊は快適?2人でも?実は車中泊に向いている理由とやり方を解説します

世間的なキャンプブームの中で、車中泊のできる軽自動車をお探しの方も増えてきました。
オートキャンプのお供にタントがおすすめな理由をご紹介します。

タントで車中泊は可能?2人でも寝られる?

タントで車中泊は出来るのか?結論からご紹介すると車中泊は可能です。
しかし、いくつかの条件や妥協点もあります。

タントはシートアレンジでフラットなスペースをつくることが出来ますが、完全なフラットとは言い難く段差が目立ちそのまま一晩過ごすことは困難でしょう。

しかし毛布やマットなどを敷き、段差を埋める作業を行えば大人でも足を伸ばして寝ることができ少人数であれば快適に過ごすことも出来ますよ。

2人でも寝られるか?何人まで可能か?

荷物を置くスペースも気にせず、ゆったりと寝る事が出来るのは大人ひとりでしょう。

タントは本来は4人乗りの車であることから、荷物の収納を工夫すれば大人2人でも十分にスペースをとることは可能です。
2人で車中泊を行う際には後列シートは前倒しではなく、後ろ倒しが適しているでしょう。少し傾斜は出来てしまいますが、足も延ばせるので眠ってしまえば気にならない程度です。

しかしながら車内空間は広くても横幅は限られている為、3人以上はさすがに寝にくくなってくるでしょう。
家族等ぎゅうぎゅうになって寄り添って眠るのに抵抗がない場合には、大人2人+子ども1人ならなんとか入るかな…といったところです。

実は車中泊向き!ダイハツタントの3つの魅力

タントとは国内自動車メーカーダイハツからファミリー層をターゲットに2003年11月発売された軽スーパーハイトワゴンです。
スライドドア付きの軽自動車で、乗降性の向上を目的に助手席側のセンターピラーを失くし開口幅1,490㎜も開くミラクルオープンドアが大きな特徴です。

タントについての詳細は関連記事をご覧ください。

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  タント タントカスタム
全長/全幅/全高 3,395/1,475/1,755(4WD:1,775)
重量 880㎏~ 900㎏~
燃費性能 WLTCモード23.8~27.2km/L
新車価格 1,243,000円~ 1,721,500円~
軽の森価格 1,098,000円~ 1,548,000円~

軽の森YouTube動画はコチラ/

車中泊利用での魅力① 車内がフルフラットになる

タント フルフラット

シートアレンジによりフルフラットモードにすれば大人でも足を伸ばしてくつろげるスペースをつくることが出来ます。

運転席と助手席の間のスペースも小さく、寝ている時に身体が落ちてしまう心配も要りません。

またフルフラットにする手順も工程が少なく簡単なので、力の弱い女性でも短時間で行えます。

車中泊利用での魅力② 室内高が高い

タント 室内

タントの特徴でもある室内高の高さは、車中泊の観点から見てもとても大きなメリットになります。タントの室内高は1,370㎜と程よい高さで小さなお子さんなら車内で立って移動することも可能です。

同じ奥行・幅の広さでも頭上のゆとりの有無で体感的にも大きく差が出てきますよね。

車内で横になって一晩過ごすとなると、居住空間の広さは重要なポイントでしょう。

タントの内装についての詳細は関連記事をご覧ください。

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車中泊利用での魅力③ 価格や維持費が安い

軽自動車であるタントは金銭面でも普通車に比べて車両価格や維持費も抑えられる為、気軽にオートキャンプに挑戦できる点でもタントは魅力的ではないでしょうか。

新車価格でタントは1,243,000円~1,666,500円、タントカスタムは1,721,500円~1,903,000円とグレードが多く金額の幅も広くなっています。

税金面でも年間で自動車税が10,800円・自動車重量税が3,300円とお得です。車中泊にもよく活躍される人気車種「ホンダ ステップワゴン」と費用面を比較すると次のようになります。

メーカー
車種名
ダイハツ タント ホンダ
ステップワゴン
タント ステップワゴン
新車価格 1,243,000円~ 2,998,600円~
税金 自動車税 10,800円 30,500~36,000円
車両重量税 3,300円 16,400円

画像引用:ステップワゴン

軽自動車とミニバンでは大きさもエンジンも大きく異なりますが、費用の面ではタントがグッとお得に感じられますよね。

タントでの車中泊のやり方・注意点

タントで車中泊を行う際には、利用人数によっておすすめのシートアレンジが異なります。

1人で車中泊を行う場合

①助手席・後列左側の座席のヘッドレストを外す
タント ヘッドレスト
②助手席は最前までスライドさせて背もたれを後方に倒す

タント シートアレンジ 手順
③後列左座席の背もたれを前方に倒す

タント シートアレンジ 手順

片側だけをフルフラットにした状態で、全体右側に荷物を寄せて、左側で寝る事が可能です。

現行モデルのタントは、運転席側は最前までシートを寄せることが出来ない為片側のみフルフラットとなります。

2人で車中泊を行う場合

①前列座席のヘッドレストを外す

タント シートアレンジ 手順

②前列シートの背もたれを後方に倒し、後列シートとの隙間を埋めるようにスライドさせます

タント シートアレンジ 手順

③後列シートの背もたれも最大まで後方に倒します

タント シートアレンジ 手順

2人以上で車中泊を行う場合には、このようなシートアレンジがおすすめです。

荷物は足元などのスペースを使用することが可能です。クッション性のあるアイテムを使うと更に快適に車中泊を行えます。

タントでの車中泊の準備・おすすめグッズ

タントで車中泊を行う際には1人であっても2人であっても、寝袋や毛布・マット等のクッション性の高いモノは必需品であると言えます。

またご自身の車のエンジン音や、野外の音や光を防いでくれるアイマスクや耳栓も持って行くとよりぐっすりと身体を休めることが出来ますよ。

寝袋や毛布

寝袋

荷物を減らす為に、寝袋を省略するのはおすすめしません。夏場でも山奥に行くと、案外夜は寒さを感じる程気温が下がる場合もあり薄手のモノでも持って行っておくと安心です。

マットやクッション

マット

タントで車中泊を行う場合、クッション性のある素材は必須です。

フルフラットな状態にしても段差や傾斜があるので、快適に過ごすためには隙間を埋める作業は必要不可欠となってきます。

アイマスクや耳栓

アイマスクと耳栓

エンジンを切ってほんの少し窓を開けて眠る場合も、エンジンをつけたまま眠る場合もどちらにしてもアイマスクや耳栓はあると便利なアイテムです。

キャンプ場は夜になるととても静かになりますが、あたりが静かであると余計に普段気にならない音がとても大きく聞こえてしまいます。

かさばる荷物でもないので、バッグに忍ばせておくといざという時に使用できるので安心ですね。

タントでの車中泊の注意点

タントで車中泊を行う前に以下のポイントに注意が必要です。

  • 普通車に比べると車内が狭い
  • 荷物の置き場所が少ない
  • 静粛性の低さ

普通車に比べると車内が狭い

「タントは車内空間が広い」と言っても、それは軽自動車を基準にした時の話。

オートサイトなどでよく見かけるミニバンやSUVと比較すると広々としているとは言い難く、車中泊も2人が限界。といったところでしょう。

少人数でのキャンプであれば問題ありませんが、2人以上でのキャンプの場合にはテント内など寝る場所を分ける工夫が必要です。

荷物の置き場所が少ない

タントで車中泊をしようとなるとシートを目一杯広げなくてはならない為、ラゲッジスペースはほぼ消滅してしまいます。

手荷物程度の軽い荷物であればスペースの隅に置いていても気になりませんが、クーラーボックスや着替え等家では無い所で一晩過ごすとなると荷物が増えてしまうのも仕方ありません。

タントであれば車高の高さを活かしたエアロベースキャリアや、ルーフラックなどの純正アクセサリーを取り入れてみるのもおすすめです。

空きスペースを最大限に利用して、荷物はなるべく最小限にすることが快適なタントでの車中泊のポイントですね。

静粛性の低さ

本来事故を防ぐ為にエンジンは切って寝る事が推奨されていますが、暑さ・寒さの厳しい時期にはエアコン無しでは体調を崩してしまう。といった方もいらっしゃるかもしれません。

エンジンをかけたまま寝る場合には、静粛性の低さにも注意しましょう。

軽自動車は軽量化を重視されている為、遮音材は普通車に比べると十分とは言えないものが多く、普段そこまで気にならないエンジン音も夜あたりが静かになってくるとうるさく感じてしまうケースも考えられます。

タント以外に車中泊に適した軽自動車

普段使いをメインに、たまに行くキャンプで車中泊をお考えの方に最適なタントですが、「もっと車中泊を快適に過ごしたい!」といった方には軽自動車の中でも軽キャンピングカーや商用車として販売されているスズキ エブリイもおすすめです。

軽キャンピングカー
  • キャンピングカーに比べ安価
  • キャンプ用にカスタマイズされているので使い勝手は抜群
スズキ エブリイ
  • 軽キャンピングカーのベース車としても使われる実力派
  • キャンプ用純正アクセサリーが豊富
  • 完全フラットな空間が確保できる

タントや車中泊に適した軽自動車の購入は軽の森へ

普段使いとしても人気の高いダイハツ タントは、これから車中泊に挑戦してみようという方にもおすすめの軽自動車です。

限られた車内空間ですが、寝床の作り方や荷物の収納場所を工夫することで少人数であれば快適にキャンプを楽しむことが出来るでしょう。

今回ご紹介してきた「軽の森」は南大阪を拠点にした届出済未使用車専門店です。タントはもちろん、他にも国内オールメーカー全てのお車を取り揃えております。

タントのご購入をご希望の方や、違う車種と見比べてみたい方も是非一度お電話やメールにてお問い合わせ下さい!

皆さまのご来場・お問合せ心よりお待ちしております。

軽の森

総在庫800台
タイプ別!

南大阪を中心に軽の森4店舗展開!
各店へのお問合せはこちらから

 

出典

ダイハツ公式ホームページ

https://www.daihatsu.co.jp/lineup/tanto/

この記事を書いた人
営業
森田龍太朗
Ryutaro Morita
ヨシダオートサービスに入社して7年目。整備士を経て現在は営業や仕入れの業務をしています。 ブログ記事を通して自動車販売店独自の目線でお客様にお得でタメになる情報をお届けしていきます。 資格としては自動車整備学校にて二級自動車整備士を取得しております。
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